千葉県の穴場的な観光スポット 安全安心なバリアフリー施設

障がいのある家族と、足の悪いお年寄りと、そしてベビーカーの幼児と一緒に、安心安全に利用できる千葉県の穴場的なバリアフリー観光スポットを厳選して紹介します。

施設名称をクリックすると、より詳しい紹介ページにリンクします。ご参照ください。

〇千葉県立海の博物館(勝浦市)

テーマは房総の海。内海から外海まで、変化に富む千葉の海を展示解説します。「マッコウクジラの下顎骨」、「ツチクジラの骨格」などが展示され、ハイテク系展示もある博物館です。鵜原理想郷と勝浦海中公園の中間地にあり、周辺の自然も博物館の一部となっています。

千葉県立海の博物館

〇鋸山美術館(旧金谷美術館)(富津市)

鋸山の麓、東京湾フェリーが発着する金谷港の近くにある小さな美術館です。建物の外壁の一部には鋸山産の房州石が使用されています。コンパクトですがセンスがよい建物で、企画展が開催されます。前庭、中庭も必見です。

鋸山美術館

○史跡上総国分尼寺跡展示館(市原市)

上総国国分尼寺の史跡に、往時の様を再現した復元施設が建設され、そのガイダンス施設「展示館」が併設されています。復元されたのは「中門」「金堂」それを結ぶ「回廊」。想像を超える大規模な施設で、まるで奈良平城京のような趣があります。事前知識がないと、こんなところに、こんな施設があるのか、と驚いてしまう穴場スポットです。

史跡上総国分尼寺跡展示館

○市原湖畔美術館(市原市)

高滝湖畔に建つ美しい美術館で、HPでは「絶好のロケーションを生かし、アートだけでなくさまざまなアクティヴィティを屋内外で楽しめる首都圏のオアシスを目指しています」とアピールしています。開催されるイベントや企画展によっては、混雑することがあるかもしれませんが、通常はゆっくりとした時間が流れる、上品な穴場美術館です。

市原湖畔美術館

○太東崎灯台展望台(いすみ市)

外房の大パノラマを楽しめる、灯台の近くにある高台の展望コーナーです。バリアフリーレベルは高くはありませんが、車で駐車場まで行けば、車椅子ベビーカーでもなんとか展望コーナーにたどり着けます。とにかく景観が素晴らしい。お薦めのアウトドア穴場観光スポットです。ただし初日の出は混みます。

太東崎灯台展望台

○飯岡刑部岬展望館(旭市)

続いてお薦めの穴場展望スポットです。太東崎灯台展望台とは違い、エレベーターで上がる、3フロア構造の整備された展望施設です。展望施設の名称は「光と風の展望館」。少々老朽化していますが、バリアフリー施設です。

飯岡刑部岬展望館

○銚子ジオパーク(銚子市)

飯岡刑部岬展望館から見える「屛風ヶ浦」は、ごく一部ですが車椅子ベビーカーで近づくことができます。「銚子マリーナ海水浴場」の駐車場から舗装路を移動します。

屛風ヶ浦

また「犬岩」と「千騎ヶ岩」にも、それぞれ駐車場から車椅子ベビーカーで近づけます。大自然の雄大な造形に出合える、アウトドア穴場観光スポットです。

犬岩

○谷津干潟自然観察センター(習志野市)

ラムサール条約の登録湿地「谷津干潟」を観察する習志野市立の施設です。屋内からの観察、屋外での観察、どちらもバリアフリーに整備された環境があります。たまたま開発から逃れ、市街地に残された長方形の干潟に生きる、貴重な動植物に接することができる穴場施設です。

谷津干潟自然観察センター

○空と大地の歴史館(成田市)

隣接する「航空科学博物館」はメジャー施設ですが、こちらは穴場施設です。成田空港建設問題を現代に伝えます。館内は土足禁止なので、車椅子はタイヤカバーを付けての見学。武力抗争に使用された本物の武器・道具が展示されています。

空と大地の歴史館

○浦安市郷土博物館(浦安市)

入館無料の郷土博物館としては、レベルが高いお薦めの穴場施設です。屋外には昭和20年代の浦安の再現展示があり、たばこ屋、船宿、漁師の家、海苔製造場、豆腐屋、魚屋、天ぷら屋などが並びます。屋内展示もハイレベルです。子どもから大人まで、幅広い層にお薦めできます。

浦安市郷土博物館

○アイ・リンクタウン展望施設(市川市)

市川駅南口のアイ・リンクタウン。タワーズウエストの最上階が無料展望施設です。直行エレベーターはシースルー。展望フロアの上階は、吹きさらしの展望デッキです。夜景マニアに絶大な人気。昼間の景観も見事です。駅直結で駐車場もある抜群のアクセス。多くの方に昇っていただきたい、穴場観光スポットです。

アイ・リンクタウン展望施設

○東山魁夷記念館(市川市)

東山魁夷が市川でその半生を過ごしたことを記念して設けられました。建物は魁夷が留学したドイツ建築風で「風見馬」がシンボル。屋外には西洋庭園が整備。もちろん魁夷の人生と作品の紹介があります。コンパクトですが上品で高質な穴場施設です。

市川市東山魁夷記念館 車椅子利用ガイド

○市立市川歴史博物館(市川市)

「堀之内貝塚公園」内にある施設で、近くに「市立市川考古博物館」があります。「考古博物館」は原始から平安時代まで、「歴史博物館」が中世以降の市川の歴史文化民俗を紹介します。新しい施設ではありませんが、この種の公共施設としては、展示内容がハイレベルで、知的好奇心がくすぐられます。勾玉づくりなど子ども向け体験イベントも開催されますが、歴史や地理に興味のある大人の方にお薦めしたい穴場施設です。

市立市川歴史博物館

○佐倉市立美術館(佐倉市)

大正時代に建てられた銀行の建物「旧川崎銀行佐倉支店」を保存した「エントランスホール」がある美術館です。2階部までの吹き抜け構造のホールは、見る価値があります。美術館としては、定期的にコレクション展や市民展覧会などが開催されます。この付近は城下町として繁栄した佐倉の中心部でした。歴史探訪街歩きの拠点にも利用できる穴場施設です。

佐倉市立美術館

袖ケ浦市郷土博物館アクアラインなるほど館(袖ケ浦市)

袖ケ浦公園内にある、大規模な郷土博物館と、アクアラインをテーマにしたミニ博物館です。両施設とも穴場ファンにお薦めしたい穴場中の穴場施設です。どちらも施設名称通りの内容の施設で、マニアックなことを学べます。袖ケ浦公園自体も、混雑を避けて散策を楽しめます。マニア度が高い「アクアラインなるほど館」は、2021年5月現在、コロナ対策で休館しています。

袖ケ浦市郷土博物館

アクアラインなるほど館

○山武市歴史民俗資料館(山武市)

ここは穴場です。市の資料館という名称ですが、その施設内容は「野菊の墓」などの作品を残した歌人で小説家の、伊藤左千夫の生家が保存展示される「伊藤左千夫」専門の資料館です。極端に内容が特化された施設です。「野菊の墓」は何度か映画化されましたが、現時点での最後の映画のヒロインは松田聖子さんです。その懐かしいポスターが常設展示されています。

山武市歴史民俗資料館

○松戸市立博物館(松戸市)

有料の施設で、市立博物館としては大規模でハイレベルです。「21世紀の森と広場」公園内にあるので、それなりの数の来館者はいますが、穴場といって間違いのない博物館です。石器時代から現代まで、松戸の歴史民俗を大型展示でビジュアルに紹介します。もちろん大人向きの施設ですが、見た目が派手で分かりやすい展示物が多いので、幼児でもある程度は楽しめるかもしれません。

松戸市立博物館

○千葉市美術館(千葉市)

本稿で紹介する穴場の中では、おそらく最も知名度が高い美術館ですが、十分に穴場感のある施設です。2020年にリニューアルオープンした千葉市の中心部ある11階建てのビルで、美術館以外には市民ギャラリーなどの公共施設、最上階にはレストラン、そして1Fの「さや堂ホール」は昭和初期の重厚な雰囲気を楽しめる旧川崎銀行支店の建物を保存した公開スペースです。地下駐車場があるので雨天でもOK。美術観覧以外でも楽しめます。

千葉市美術館

○千葉市立郷土博物館(千葉市)

博物館ですが通称は「千葉城」。公園の高台に建つお城デザインの施設です。無料公開される施設で、郷土博物館としては、地名のもとになった「千葉氏」に関する展示紹介などが中心です。千葉城としてのハイライトは5F展望室。天守閣の周りを一周できる外バルコニーがあり、千葉市内、千葉港などを一望。車椅子ベビーカーで絶景を楽しめる穴場施設です。

通称は千葉城 千葉市立郷土博物館

○我孫子市鳥の博物館(我孫子市)

日本で唯一の鳥類専門博物館です。それなりの数の来館者はいますが、施設コンセプト、展示の実際などから総合的に判断すると、十分に穴場施設だと思われます。隣接して山階鳥類研究所がありますが、ここは研究所とは無関係の我孫子市の施設です。鳥の標本群には圧倒されます。内容はマニアックな施設ですが、子どもから大人まで幅広い層にお薦めできます。

我孫子市鳥の博物館

〇ふなばし三番瀬海浜公園(船橋市)

潮干狩りのシーズンは込み合いますが、それ以外の季節は穴場公園に変身します。子ども向きなのは「環境学習館」と自由広場。車椅子の大人にお薦めなのは、バリアフリーな展望デッキで、「三番瀬」と「関東の富士見百景」に選ばれた風景を楽しむことができます。10月と2月には、気象条件に恵まれればダイヤモンド富士が観られます。

ふなばし三番瀬海浜公園

○旧吉田家住宅歴史公園(柏市)

地元名家の豪邸が公開されている、面白い穴場観光施設です。ただし、旧家の内部見学は、靴を脱いで段差構造の家屋内を移動して見学するので、車椅子では無理。歩行困難な方は外見だけの見学になりますが、ボランティアガイドさんに解説をお願いすれば、外見だけの見学だけでも十分に理解が進み、往時の文化、風習、生活を知ることができます。

旧吉田家住宅歴史公園

〇芝山古墳・はにわ博物館(芝山町)

2021年4月に常設展示がリニューアルしました。様々な表情とポーズ。造形美にあふれる埴輪をバリアフリーに鑑賞できます。芝山町は500基の古墳があったとされる古墳の密集地。芝山古墳群は国史跡に指定されています。

芝山古墳・はにわ博物館

〇長柄横穴群(長柄町)

穴場の中の穴場。まったく観光地化されていない、知る人ぞ知る史跡です。国指定文化財の古代のお墓で、横穴が36基あります。2003年から本格的な保存整備が進められ、2010年には小さな資料館が開館しました。横穴の見学は未舗装の傾斜路を通行するので、車椅子ベビーカーでは、無理のない範囲から見学してください。資料館はバリアフリー仕様です。

長柄横穴群

【番外編】高滝湖PA展望台(市原市)佐原PA展望台(香取市)

高速道路のPAから利用する穴場のバリアフリー展望台です。PAですからバリアフリートイレなど最低限の設備は整っています。高滝湖PA展望台は、ピラミッドの頂上部をフラットにしたような構造で、ロングスロープを上がり、高滝湖周辺を眺望することができます。

高滝湖PA展望台

佐原PAパノラマ展望台は、舗装された上り坂を進んだ先にあり、平面に広がる水郷エリアと、横に伸びる利根川、縦にS字に伸びる東関道が観えます。夜景マニアにも評判の展望台です。

東関道佐原PAパノラマ展望台

千葉県には車椅子やベビーカーの家族と利用できる、バリアフリーな穴場施設が多々あります。いずれも混雑を回避しやすい、お薦めできる穴場施設です。

(本稿は2021年5月に執筆しました)

群馬県の穴場観光スポット 安全安心なバリアフリー施設

障がいのある家族と、足の悪いお年寄りと、そしてベビーカーの幼児と、安全に安心して一緒に利用できる、群馬県の穴場的な観光スポットを厳選して紹介します。

施設名称をクリックすると、より詳しい紹介ページにリンクします。ご参照ください。

萩原朔太郎記念前橋文学館(前橋市)

前橋出身の朔太郎を記念したミュージアムです。この施設を核にして、広瀬川沿いの散策路など、エリア一帯が穴場観光スポットです。もっと多くの人に楽しんでいただきたい、前橋の市街地にある施設です。

萩原朔太郎記念前橋文学館

群馬県庁展望ホール(前橋市)

県庁の32Fは、無料開放されている展望フロアです。シースルーエレベーターで直行。周辺に高層建築はありません。360°ビューではありませんが、見渡す限りの眺望をゆっくり楽しめます。穴場になっているのがもったいないほどの施設です。

群馬県庁展望ホール

群馬県庁昭和庁舎(前橋市)

昭和3年築の登録有形文化財ですが、バリアフリー改修されています。1Fのロビー、2Fの「名誉県民肖像画展示室」、「上州人宰相記念室」、「県政の歩み展示室」は、車椅子で見学ができる穴場スポットです。

群馬県庁昭和庁舎

藤岡歴史館(藤岡市)

藤岡市の郊外、七輿山古墳と白石稲荷山古墳の中間にある施設です。そもそもは「埋蔵文化財収蔵庫」で、収蔵品を一般公開する展示室が「藤岡歴史館」として無料公開されています。群馬の埴輪グランプリで優勝した「笑う埴輪」などが展示されています。間違いなく穴場の施設です。

藤岡歴史館

群馬県立日本絹の里(高崎市)

上州の養蚕の歴史と技術を学ぶ文化施設です。有料の展示室と、様々な絹製品が販売される「シルクショップ」があります。ガイドボランティアが生きている蚕に触れせてくれる子供向きの企画が行われることもあります。大人が勉強になる真面目な穴場ミュージアムです。

群馬県立日本絹の里

群馬県立土屋文明記念文学館(高崎市)

「上毛野はにわの里公園」にある記念館です。高崎市生まれの歌人を記念した文学館ですが、独自に選定した短歌「三十六歌人」のコーナーがとても面白いユニークな展示です。企画展によっては混雑することがあるかもしれませんが、通常は穴場ミュージアムです。

群馬県立土屋文明記念文学館

かみつけの里博物館(高崎市)

土屋文明記念文学館と同じく「上毛野はにわの里公園」にある博物館です。古墳時代の5世紀に榛名山の噴火で埋没した、古代の王の世界を展示解説します。スペースに余裕がある穴場博物館です。

かみつけの里博物館

高崎市タワー美術館(高崎市)

高崎駅からペデストリアンデッキで直結する駅前ビルの3Fと4Fです。施設内は問題なくバリアフリー仕様で、車椅子やベビーカーで観覧可能です。企画展型の美術館なので、企画によっては混雑する可能性はありますが、通常はゆっくり静かに作品を鑑賞できる穴場施設です。

高崎市タワー美術館

太田市美術館・図書館(太田市)

太田駅前にある美術館と図書館がある文化施設です。建物はデザイン建築で、両施設が各フロアで、知的に共有しあう配置になっています。図書館は、世界 6 0ヵ国以上から集めた絵本と児童書、そして9アートブックを蔵書します。美術館では企画展が開催されます。「創造的太田人」の育成を担う美術館と図書館です。

太田市美術館・図書館

太田市立新田荘歴史資料館(太田市)

新田氏の国指定史跡「新田荘遺跡」があり、徳川家発祥の地として「世良田東照宮」などがある歴史公園の資料館です。常設展示では「原始・古代」「中世」「近世」の太田の歴史を紹介。知識を得て、すぐ隣にある東照宮に参拝できます。静かで真面目な穴場施設です。

太田市立新田荘歴史資料館

富岡市立妙義ふるさと美術館(富岡市)

奇勝妙義山を眼前に仰ぐ高台に建つ美術館です。上質で上品、そして良い意味で贅沢な空間。自然と芸術を愛する大人向きの施設。1Fの展示室で妙義山を絵画で楽しみ、3Fの「展望写生室」で本物の妙義山を楽しめます。お薦めの穴場施設です。

富岡市立妙義ふるさと美術館

群馬県立自然史博物館(富岡市)

本稿でご紹介する施設の中では、もっとも知名度が高い博物館です。とはいえ、展示内容のレベルからみれば、もっと混雑してもおかしくありません。現時点では60分単位の入館予約制になっています。「もみじ平総合公園」内にある1996年に開館した本格的なミュージアムです。大人から子どもまで楽しめる展示内容です。

群馬県立自然史博物館

岩宿博物館(みどり市)

日本列島に旧石器時代があったことを証明した「岩宿遺跡」を紹介する博物館です。常設展示室は2Fで、車椅子やベビーカーはエレベーターを利用します。関連施設の「岩宿ドーム」もバリアフリー施設です。穴場と呼ぶにふさわしい、知る人ぞ知る博物館です。

みどり市岩宿博物館・岩宿ドーム

富弘美術館(みどり市)

群馬県勢多郡東村に生まれた星野富弘氏の作品や、使用した車椅子などが展示される美術館です。美しい自然に包まれた草木湖の畔に建つ、ゆっくり作品を鑑賞できる美術館です。また美術館の周囲には舗装された散策路があり、アップダウンはありますが車椅子やベビーカーでの屋外散策がある程度は可能です。道の駅登録をしているのは、実際には別の商業施設。富弘美術館は穴場施設です。

富弘美術館わたらせ自然館(板倉市)

「渡良瀬遊水地」を解説する展示室があります。中央部に渡良瀬遊水地の全貌を紹介する大きなジオラマがあり、壁面には遊水地に関する各種の詳しい解説が展示されています。板倉町レンタサイクルセンターの受付はここです。穴場の中の穴場施設です。

わたらせ自然館

原美術館ARC(渋川市)

デザイン建築の美術館で、屋外アート展示も充実しています。好天の日は赤城山を借景にした絶景を屋内から楽しめます。意外な場所にアートがあるドッキリ仕掛けもある、ユニークな美術館です。

原美術館ARC

〇群馬県立ぐんま昆虫の森(桐生市)

里山を丸ごと利用したような広大な「昆虫」をテーマにした体験型教育施設です。核施設の「昆虫観察館」は、建築家安藤忠雄氏の設計。この周辺だけであればバリアフリー。車椅子で見学できます。目玉施設は蝶が舞う「昆虫ふれあい温室」です。

群馬県立ぐんま昆虫の森

中之条ガーデンズ(中之条町)

7つの庭とファームエリアがある有料のフラワーガーデン。素晴らしい施設です。春の開花シーズンは、千本のハナモモを借景にした、美しい風景を楽しむことが出来ます。スペースに余裕があるので、多少混雑したとしても、密になるリスクは低い施設です。

中之条ガーデンズ

やんば天明泥流ミュージアム(長野原町)

江戸時代に浅間山が大噴火して、吾妻川流域に大きな被害がでました。その天明泥流の実態と、当時の人々の生活を紹介するミュージアムです。八ッ場ダム水没地から移転された、明治44年築の小学校の旧校舎も展示されています。

やんば天明泥流ミュージアム

重監房資料館(草津町)

かつてハンセン病患者を収監する施設が草津にありました。差別と偏見による負の歴史を紹介する資料館です。重監房の一部を再現した展示があり、その過酷さが理解できます。

重監房資料館

群馬県緑化センター(邑楽町)

テーマ別のお庭や、樹木で出来た迷路などがある施設で、センター内は未舗装路面の箇所がありますが、少し無理をすれば、ほぼ全域が車椅子で利用可能です。車椅子でアウトドア散策を楽しめる穴場施設です。

群馬県緑化センター

楽山園(甘楽町)

「楽山園」は、江戸時代初期に織田氏によって造られた「池泉回遊式」の「借景庭園」で、10年におよぶ復元工事を行い、2012年から一般公開されています。復元された大名庭園のエリア、藩邸の区割りや土塁が再現されたエリア、そして内部は資料館である再現された長屋などで構成されています。隣接する「長岡今朝吉記念ギャラリー」も、バリアフリー施設です。気持ちの良い散策が楽しめる穴場施設です。

楽山園

上野スカイブリッジ(上野村)

全長225m、高さ90mの観光吊橋です。橋の両方からアクセスが可能ですが、川和自然公園側からアクセスすると、スカイブリッジの横まで車で進めます。観光シーズンには、30分毎に10分間、スカイブリッジにジャボン玉が舞う演出があります。山奥にある穴場観光スポットです。

上野スカイブリッジ

以上の施設は、障がいのある車椅子利用者、足が悪いお年寄り、ベビーカーで利用ができます。群馬県の安全安心なバリアフリー施設としてお薦めできます。

(本稿は2021年5月に執筆しました)

群馬県庁展望ホール 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

前橋市にある群馬県庁は、33階建ての高層ビルです。その32Fが展望フロアとして無料開放されています。群馬県庁展望ホールはバリアフリー施設。車椅子で利用できます。

なお群馬県庁昭和庁舎のバリアフリー状況については、別稿「昭和3年築 群馬県庁昭和庁舎 車椅子見学ガイド バリアフリー情報」を参照してください。

群馬県庁

アクセスは車が便利です。群馬県庁には一般車が利用できる屋外駐車場と屋内機械式駐車場が用意されています。駐車料金は2時間まで無料。機械式駐車場は乗降場所が広く、車が横移動して収容されるタイプなので、一般的な車椅子利用者なら利用できます。平置き駐車を希望する人は、スタッフに相談してください。平置きの身障者用駐車スペースの用意もあります。

群馬県庁展望ホール

駐車場は1F屋内になります。そこから屋内だけを通行して展望ホールに移動できます。

県庁の32Fが展望ホール、31Fは2店のレストランが入るフロアです。この2フロアに直行するシースルーエレベーターが2基あります。カゴのサイズは大きく、大型の車椅子でも利用できます。また高層階行きのエレベーターでも32Fへ移動できます。

バリアフリートイレは1F、31F、32Fにそれぞれ用意されています。今回取材時は31Fトイレをチェックしましたが、広さと設備は一般的なトイレで、ユニバーサルベッドはありませんでした。

群馬県庁展望ホール

31Fと32Fは中央部が吹き抜け構造で、らせん階段が設置されています。

群馬県庁展望ホール

32Fの展望ホールは360°ビューではありません。今回取材時はテイクアウトコーナーがある面が全面開放されていました。

群馬県庁展望ホール

シースルーエレベーターがある面は部分的に窓部からの眺望で、残り2面は眺望を楽しむことは出来ませんでした。

群馬県庁展望ホール

31Fには和食のお店と洋食のお店があります。どちらのお店も車椅子で利用できる案内になっています。

周囲に高層ビルはありません。群馬県庁展望ホールからは、足元には前橋市街。そこを流れる利根川などの河川。そして関東平野を取り囲む山脈。見渡す限りの風景を車椅子から楽しむことができます。今回取材時で目視できたもっとも高い山は、浅間山でした。

前橋市の「ぐんまフラワーパーク」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2021年4月に執筆しました)