日本橋 コレド室町テラス 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

東京都中央区日本橋。2019年9月に開業した「コレド室町テラス」は、車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2019年10月の取材に基づいています。

コレド室町全体の情報は、別稿「車椅子で行く日本橋~コレド室町のバリアフリー事情」をご覧ください。

コレド室町テラス

○地上からのアクセス

1Fの一般商業施設への出入口は4か所あります。いずれもフラットな構造で車椅子での出入りに問題はありません。

1Fの一般商業施設への出入口

北側の「江戸通り」に面した出入口は、正面は段差があり、左右に段差迂回スロープ路が用意されています。

北側の「江戸通り」に面した出入口

北側の「江戸通り」に面した出入口

「三越前」駅、「新日本橋」駅が最寄り駅です。「日本橋」駅と「神田」駅を比べると、「神田」駅が近い立地です。

コレド室町テラス 

○地下からのアクセス

三越方面から繋がる地下通路とB1で直結します。

三越方面から繋がる地下通路

現時点ではまだバリアフリー化工事が完成していない状態で、地下通路とB1エントランスに段差があり、簡易スロープが置かれています。

三越方面から繋がる地下通路

「コレド室町」「三越」「三井本館」「YUITO」など、近隣の商業施設と地下通路で直結します。

近隣の商業施設と地下通路で直結

○駐車場のバリアフリー状況

コレド室町テラスの駐車場への出入口は、西側の一方通行路にあります。日銀方面からのアクセスになります。

一般駐車場は地下機械式です。入庫はB2、出庫B1になります。

入庫、出庫とも、機械式ですが幅広い乗降スペースがあるので、ヒンジドアを全開にして乗降することができます。

後部からスロープで乗降するスペースは、ギリギリです。平置きスペースもあるので、状況に応じて駐車場スタッフに相談してください。

コレド室町テラスの駐車場への出入口

○エレベーターの配置

一般商業エリアはB1から2Fです。車椅子で上下階移動はできますが、この間のエレベーターの配置が独特です。

2Fへつながるエレベーターは1系統だけです。この系統は全フロアをむすびます。

その他のエレベーターは1FとB1またはB2をむすびます。

上下階移動のメイン動線はエスカレーターです。今回取材時、館内は混雑していましたが、エレベーターの混雑はそれほどでもありませんでした。

エレベーターの配置

○障害者用トイレの状況

障害者用トイレはB1と1Fに各1つ用意されています。

2Fにはありません。

障害者用トイレの状況

○物販店舗のバリアフリー状況

1Fの物販店は車椅子で利用できます。その中で「日本百貨店」は、店内通路幅に余裕が無く、混雑すると車椅子での店内移動は苦戦します。

2F「誠品書店」の売場およびテナントは、概ね車椅子で利用できます。中央通り側の壁面側が、一段高い売場になっていますが、店内の北側からはスロープ通路になっています。

物販店舗のバリアフリー状況

○グルメ店舗のバリアフリー状況

ほとんどのグルメ店舗は、館内通路から店内の様子を見ることができます。

実際に車椅子で利用した店舗はまだ少数ですが、外部から観察する限り、車椅子での利用が困難な店舗が多々あります。

店内スペースが狭い、カウンター席が中心、足の長い椅子席中心、などの店舗が多数あります。

利用可能な条件はその人の障がいの状況によって違うので、利用したいお店にバリアフリー状況を確認してください。

「大屋根広場」はフラットな舗装路面の空間です。自由に飲食が出来るフリーテーブル席が配置されています。ここは車椅子で問題なく利用できます。

グルメ店舗のバリアフリー状況

○1F屋外テラスはスロープあり

オフィスエントランス側に、一段高いウッドテラスがあります。段差回避スロープがあるので、車椅子で利用できます。テラスから日銀を眺めることができます。

1F屋外テラスはスロープあり

1F屋外テラスはスロープあり

コレド室町テラスは、エレベーターの配置が独特です。またグルメ店は車椅子利用を想定していない内装のお店があります。この点以外は、車椅子で利用出来るバリアフリー施設です。

京橋のバリアフリー施設 東京スクエアガーデン 車椅子利用ガイド

東京都中央区の東京スクエアガーデンは、車椅子で利用しやすい施設です。一般商業フロアを中心に、現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2015年10月の取材で初稿を執筆し、2019年10月に加筆修正しました。

 

○商業フロアの概要

片倉工業旧本社ビルなどを中心に再開発されたビルで、2013年の竣工です。

B1から3Fまでが一般商業フロアで、4Fから6Fまでがコンベンションホール、医療機関があります。

数多くのグルメ店、物販店があるのはB1から2Fです。

3Fはテラス型の植樹スペース「京橋の丘」があり、「都市のオアシス」に認定されています。

3Fはテラス型の植樹スペース「京橋の丘」

○アクセス方法

京橋駅とB1で直結します。全く段差のない、フラットな連絡路があります。

機械式の地下駐車場があります。一部のショップでは利用金額に応じた駐車料金サービスがあります。

東京スクエアガーデン 

○館内のバリアフリー状況

B1から3Fまでの各フロア内は段差の無いフラット構造で、障害者用トイレは各階にあります。

エレベーターは1Fから3Fは2系統、B1から3Fが1系統あります。館内のメイン動線がエスカレーターなので、ほとんどの場合、混まずにエレベーターを利用できます。

「都市のオアシス」3Fの「京橋の丘」は、車椅子で利用出来るバリアフリー仕様です。

館内のバリアフリー状況

○店舗のバリアフリー状況

物販店は車椅子で利用できます。

グルメ店は、一部のお店で店内通路が狭い箇所がありますが、多くのお店は一般的な車椅子なら利用可能な基本構造です。

入口はフラットでワイド。お座敷席はなく、通常の高さのテーブルと椅子席のお店がほとんどです。

ただし個々のお店の状況は、個別に確認してください。

またグルメ店の多くは、日曜祝日は休業です。

東京スクエアガーデン 

東京スクエアガーデンの一般商業フロアは、スペースに余裕があり、小さな段差もなく、車椅子で移動しやすい構造です。

駿河台のバリアフリー拠点 御茶ノ水ソラシティ 車椅子利用ガイド

東京都千代田区の「御茶ノ水ソラシティ」は、お茶の水から淡路町方面への坂道に囲まれた施設で、施設内だけではなく、駿河台エリアの車椅子移動をサポートする商業施設です。現地の状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2019年9月に執筆しました。

御茶ノ水

○商業施設としての全体構造

2013年に誕生した複合ビルで、B1にある商業施設の名称が「ソラシティ」です。B1ですが吹き抜け構造で解放感があります。

B1「ソラシティ」には、飲食店、スーパー、CVSなどが10店舗入ります。

障害者用トイレは1つあります。

中心の吹き抜け部は地下広場で、自由に使えるテーブルと椅子が多数配置されています。

B2は一般利用できる時間貸有料地下駐車場で、障害者用駐車区画の用意があります。

1Fの地上広場は約3,000㎡。ニコライ堂や湯島聖堂の景観が楽しめる設計です。また「軍艦山」は自由に遊べる広場です。

1Fの地上広場は

一般商業施設ではありませんが、ビルの1Fと2Fは「カンファレンスセンター」。ホール、会議室として貸し出されています。

3F以上はオフィス。23階建て、高さ110mの高層ビルです。

御茶ノ水

○坂道を回避するバリアフリールート情報

駿河台の坂上から坂下に進む順で、「御茶ノ水ソラシティ」を経由したバリアフリールートを紹介します。

JR御茶ノ水駅方面からは、1Fの地上広場へアクセスします。本郷通り沿いにあるエレベーターでB1「ソラシティ」へ移動できます。

JR御茶ノ水駅方面

地下鉄新御茶ノ水駅からは、B1「ソラシティ」へ直結します。

B1「ソラシティ」地下広場を東方向へ抜けると、隣接する「ワテラス」までバリアフリー歩道橋ルートが設置されています。歩道橋がある下の路は「幽霊坂」です。

幽霊坂

そのまま「ワテラス」3Fに移動できます。「ワテラス」内のエレベーターを利用して1Fに下ります。そこは駿河台の坂下、淡路町駅の手前になります。

 

○雨天の利用は注意

基本的なバリアフリーに問題はありませんが、「御茶ノ水ソラシティ」地下広場の吹き抜け部は雨の日は濡れます。吹き抜け部にあるエスカレーターは、雨の日には運行中止になります。

 

○主な施設のバリアフリー状況

「御茶ノ水ソラシティ」の飲食店、物販店は、車椅子で利用出来るフラットなお店ですが、なかには店内が狭いお店もあります。利用したいお店がある場合には、事前に状況を確認することをお薦めします。

B1にある観光案内所は「お茶ナビゲート」。キャッチコピーは「まち歩きの起点&情報発信の拠点」。バリアフリーな案内所で、車椅子で立ち寄ることができます。発行しているフリーペーパーの名称は「おちゃだより」です。

60インチ大型モニターが27台並ぶデジタルアートギャラリーが「KS46Wall」。有料でデジタルアートの発表などに貸し出されています。通路から車椅子でモニターを見ることができます。

別棟「Gallery蔵」。大正6年に建てられた古い蔵を活用したギャラリーで、随時企画展が開催されています。ここは古い蔵なので、バリアフリーではありません。段差あり、階段ありのギャラリーです。

Gallery蔵

○明治の史跡

この地は、明治中期には三菱二代目社長、岩崎彌之助の邸宅があった場所です。

今回の再開発で、100年前の「石垣」や「煉瓦擁壁」が発見されました。これらを再活用して、ソラシティ周辺に保存展示されています。

またそれらの史跡や遺構を活用して、遊び場「軍艦島」が整備されています。

商業施設としての全体構造

○先端技術の粋

「御茶ノ水ソラシティ」の広場を支える支柱は、世界で初めて実用化した「超高強度コンクリート」で、一般的な強度のコンクリートの半分程度の太さの支柱になっています。

すぐ下を走る地下鉄の振動がビルに伝わらないように、厚さ3mのスラブを設置。都内オフィスビルで最大級の太陽光発電設備を設置。地下鉄トンネルの湧き出る地下水を、冷房、トイレ、植栽管理に使用、など。先端技術が投入されている環境ビルです。

先端技術が投入されている環境ビル「御茶ノ水ソラシティ」は施設自体がバリアフリー。そして周辺エリアのアップダウンを回避するバリアフリールートの拠点です。