日比谷OKUROJI 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

東京都千代田区、有楽町駅と新橋駅の間の高架下300mに、2020年9月に誕生した商業施設です。

日比谷OKUROJI 車椅子利用ガイド

明治の煉瓦アーチを残した構造が特徴。飲食、雑貨、ファッションなど36店舗が入りました。施設内の通路はフラットで、車椅子で移動できます。車椅子からみた施設利用上のポイントを紹介します。

日比谷OKUROJI 車椅子利用ガイド

日比谷OKUROJI 車椅子利用ガイド

○段差回避された出入口が3ヵ所

日比谷OKUROJIは、西側の日比谷方面に複数の出入口がありますが、いずれも段差があります。

日比谷OKUROJI 車椅子利用ガイド

段差がないのは中央付近の1ヵ所ですが、自転車などの通行を防止するための柵があり、車椅子での通行はギリギリです。

日比谷OKUROJI 車椅子利用ガイド

日比谷OKUROJI 車椅子利用ガイド

日比谷OKUROJI 車椅子利用ガイド

施設の両端になる有楽町寄りと新橋寄りの出入口は、段差回避スロープがあります。車椅子で利用できる出入口は3ヵ所だけです。

日比谷OKUROJI 車椅子利用ガイド

○トイレは障害者兼用

施設のトイレは、障害者用を兼ねる誰でもトイレが1つ、一定間隔で5ヵ所配置されています。通常の男女別トイレは、他に2ヵ所あります。

日比谷OKUROJI 車椅子利用ガイド

日比谷OKUROJI 車椅子利用ガイド

飲食店が数多くあるので、繁忙時間帯の障害者兼用個室トイレの使用状況がどのようになるのか、少し心配です。

日比谷OKUROJI 車椅子利用ガイド

○段差のある店がある

今回の取材でチェックできた限り、出入口や店内に段差のある店舗が複数確認できました。利用したいお店がある場合は、事前に店内のバリアフリー状況を個別に確認することをお薦めします。

日比谷OKUROJI 車椅子利用ガイド

新しい施設なのでバリアフリーではありますが、以上の3点が気になりました。車椅子で利用の際は、出入口、ピーク時のトイレ、店舗内の段差に注意して下さい。

(本稿は2020年9月に執筆しました)

塩竃市魚市場・塩釜海の駅 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

2017年に南棟が完成した「塩竃市魚市場」は、セリの見学コースの他に、「展望デッキ」「おさかなミュージアム」「塩釜海の駅」がある、一般客が利用できる観光施設です。新しい施設ですからバリアフリー。車椅子で快適に利用できます。魚市場で一般開放されているエリアの状況を紹介します。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

○一般来場者用の有料駐車場を利用

アクセスは車が便利です。市場の正面に来場者用の有料駐車場があり、障害者用駐車区画が屋根なしで2台分用意されています。

駐車料金は取材時点で、1時間まで無料、以後1時間毎に100円です。「塩釜海の駅」で買い物や食事をした場合、その時点で入庫後1時間を超過していると1時間分のサービス券を発行していただけます。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

○車椅子で中央棟の1Fへ移動

一般来場者は駐車場の横の陸橋に階段で上がり、中央棟の2Fへアクセスします。車椅子利用者は、駐車場からそのまま地上路で中央棟の1Fへ移動して下さい。津波到達地点の表示の横を通り1Fに入ります。そこに2Fへ上がるエレベーターがあります。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

○塩釜海の駅のバリアフリー状況

中央棟2Fは「塩釜海の駅」です。海産物のショップと食事処があり、どちらもフラットでスペースに余裕があり、車椅子で利用できます。

ショップでは「生まぐろ」から各種冷凍モノ、加工品、乾物などが魅力的な値段で並びます。

食事処は食券制のセルフサービス。美味しいものを安くお得に味わえると人気です。一番人気は「船盛セット」という案内です。

中央棟の1Fと2Fのそれぞれに障害者用トイレが1つ用意されています。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

○おさかなミュージアムのバリアフリー状況

中央棟2Fから連絡デッキで南棟2Fへ移動します。南棟の1Fは魚市場の中心、セリなどが行われる広いスペースです。そのスペースの上に「おさかなミュージアム」があります。広くて大きな無料のバリアフリーミュージアムです。障害者用トイレもあります。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

大きく3つのコーナーに区分して、塩竃の漁業の歴史や魚の魅力を紹介しています。記念撮影用企画展示や観光情報提供もある、とても立派なミュージアムです。また2Fには1Fの魚市場を見学する窓が各所に用意されています。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

○展望デッキのバリアフリー状況

「おさかなミュージアム」の外側が広大な展望デッキです。段差箇所にはスロープがあり、デッキの全域を車椅子で散策できます。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

室内からデッキにでる箇所は2ヵ所のドアを通ります。一枚目は自動ドアですが、外に出る2枚目のドアは手動ドアです。ここだけは介助者がいると助かる構造です。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

広大なデッキからは塩竃の港のすべてと、松島湾の入口付近を眺望します。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

塩竃市魚市場の一般開放エリアは、新しい施設だけにバリアフリーで、かつ三密リスクは低い状況です。ショップ、食事処、ミュージアム、展望デッキ、いずれも利用する価値があります。車椅子利用者の観光先にお薦めします。

(本稿は2020年9月に執筆しました)

ゆりあげ港朝市 ・メイプル館 車椅子買い物ガイド バリアフリー情報

津波の被災地、宮城県名取市閖上。日曜祝日に開催される伝統の「ゆりあげ港朝市」は、2013年に再開されました。また常設の「メイプル館」が開館しています。隣接して「名取市震災メモリアル公園」が整備されました。車椅子からみた閖上港の状況を紹介します。

ゆりあげ港朝市 ・メイプル館

○駐車場の状況

朝市会場の前に、広い無料駐車場が整備されています。朝市開催時、駐車場は混雑します。隣接するメモリアル公園にも広い駐車場があるので、状況によっては公園駐車場の利用が便利かもしれません。

メイプル館の脇に、障害者用駐車スペースが1台分用意されています。

ゆりあげ港朝市 ・メイプル館

○朝市会場のバリアフリー状況

仮設タイプの店舗が50店舗ほど出店し、大勢の来客で賑わいます。フラットな舗装路面に屋台のように店が並ぶので、ほとんどの店舗は車椅子で買い物ができます。問題は混雑だけです。ただし一部カウンター席しかない飲食店はあります。

ゆりあげ港朝市 ・メイプル館

豪快に網焼きするバーベキューコーナーは、段差のない場所を選べば車椅子で楽しめます。

ゆりあげ港朝市 ・メイプル館

「ゆりあげ港朝市事務所」棟内に、障害者用トイレが用意されています。

ゆりあげ港朝市 ・メイプル館

○メイプル館のバリアフリー状況

常設店舗「メイプル館」のエントランスは段差回避スロープがあります。

ゆりあげ港朝市 ・メイプル館

店内の通路はやや狭い箇所がありますが、基本的にはフラットな床面の構造で、車椅子で買い物と飲食を楽しむことができます。

メイプル館内に障害者用トイレが1つ用意されています。ユニバーサルベッドはありません。

ゆりあげ港朝市 ・メイプル館

○震災メモリアル公園のバリアフリー状況

2019年に開園した追悼の場です。高台にある「南の丘」へは、段差回避スロープで上がることができます。

ゆりあげ港朝市 ・メイプル館

公園内はほぼフラットな構造で、すべて舗装路面です。車椅子で問題なく利用できます。

ゆりあげ港朝市 ・メイプル館

ゆりあげ港朝市 ・メイプル館

ゆりあげ港朝市 ・メイプル館

道を挟んだ先に整備された「遺構の広場」は、旧閖上小学校の跡地です。

ゆりあげ港朝市 ・メイプル館

日曜祝日開催の「ゆりあげ港朝市」、常設の「メイプル館」、犠牲者の追悼の場「震災メモリアル公園」は、車椅子で利用できるバリアフリー仕様です。

(本稿は2020年9月に執筆しました)