谷津干潟自然観察センター 車椅子バリアフリー情報

谷津干潟自然観察センター 車椅子バリアフリー情報

千葉県習志野市の「谷津干潟自然観察センター」は、室内から車椅子でバードウォッチングが楽しめる施設です。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2019年9月の取材に基づいています。

谷津干潟自然観察センター

○観察センターの概要

ラムサール条約の登録湿地「谷津干潟」を観察する習志野市立の施設です。

谷津干潟公園のセンターゾーンに位置する2フロア構造のセンターで、冷暖房の効く館内からガラス越しに干潟を観察出来ます。

谷津干潟公園のセンターゾーン

有料施設ですが障害者減免制度があり、習志野市内に在住または通所している障害者は、本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。

 

○アクセス方法

新習志野駅から徒歩20分の案内です。

車椅子利用者は車の利用が便利です。

谷津干潟公園に無料駐車場があります。もっとも公園に近い場所に障害者用駐車区画が用意されています。

アクセス方法

駐車場から公園に入り、舗装路を進むと「谷津干潟自然観察センター」に着きます。

アクセス方法

この間、車椅子での通行が困難なほどのデコボコはありません。

アクセス方法

○施設1Fのバリアフリー状況

エントランスから館内に入ります。

左手に入館料の自販機と受付があり、入館手続きを行います。

1F館内は一部段差がありますが、段差回避ができるスロープルートが用意されています。

施設1Fのバリアフリー状況

そのまま進むと「谷津干潟区」を正面にみる広い「観察スペース」があります。自由に使用できる望遠鏡、双眼鏡が多数置かれています。様々なタイプがあるので、車椅子で利用出来る望遠鏡、双眼鏡を借りて干潟を観察することが出来ます。

施設1Fのバリアフリー状況

反対側の窓からみえるのは「淡水池」です。こちらも車椅子から観察できます。

施設1Fのバリアフリー状況

1Fには「飲食コーナー」があります。

「キッズコーナー」では、干潟の生き物に関するクイズ展示などが用意されます。

施設1Fのバリアフリー状況

○施設B1のバリアフリー状況

エレベーターが1基あり、車椅子で上下階移動が可能です。

施設B1のバリアフリー状況

B1も「谷津干潟区」を正面にみる「観察スペース」です。1Fよりも低い目線になるので、近くの干潟の生き物の観察に適しています。

施設B1のバリアフリー状況

B1には他に、小規模な「図書閲覧コーナー」と「企画展示コーナー」があります。

施設B1のバリアフリー状況

B1フロア全体、車椅子で利用出来るフラットな構造です。

施設B1のバリアフリー状況

○障害者用トイレの状況

トイレは1Fにあります。障害者用トイレは1つ用意されています。スペースは一般的な広さで、今回取材時の状況では、ウォシュレットなどの設備の無い便座でした。

一般トイレの個室は和式が多いようです。

障害者用トイレの状況

○カフェの状況

館内1Fにカフェがあり、ランチメニューも提供されています。

店内はフラットでスペースに余裕があり、可動式のテーブルと椅子席なので、車椅子での利用は可能です。

カフェの状況

センター館内の主な施設は以上です。

 

○淡水池観察壁

淡水池を監察する屋外の無料施設です。上下二段の観察用の穴があり、下段は概ね車椅子目線に合う高さです。

淡水池観察壁

淡水池観察壁

淡水池観察壁

○谷津干潟の歴史

谷津干潟は長方形をした干潟です。元々長方形であったわけではなく、周囲が埋め立てられた結果、人工的に長方形の干潟が残りました。

1970年代までに、次々と周囲の干潟が埋め立てられた中で、土地の所有が大蔵省であったため、開発を免れた干潟です。

1980年代になると、湾岸道路が開通。干潟の上を道路が走る現在の姿になりました。

1993年にラムサール条約登録。

1994年に「谷津干潟自然観察センター」がオープンしました。

周囲がすべて埋め立てられた長方形の干潟なので、近年はアサオの繁茂と腐敗、ゴカイの減少などの環境劣化が激しく、鳥類の飛来数が減少しています。

谷津干潟の歴史

「谷津干潟自然観察センター」は、暑い日も寒い日も、快適な室内から車椅子で干潟の観察、バードウォッチングを楽しめる施設です。