車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県安房エリア編~

「道の駅」は車椅子で利用出来る施設です。しかし現地のバリアフリー状況はそれぞれ。車椅子目線での情報と施設の特徴を紹介します。

本稿は千葉県の安房エリア(鴨川市、鋸南町、館山市、南房総市)にある「道の駅」情報です。開業年が新しい順に紹介します。

 

 

「道の駅保田小学校」(鋸南町)

2015年開業。廃校になった小学校をリノベーションした道の駅で、毎時00分にはチャイムが鳴ります。

障害者用駐車区画は屋根付きで2台分を用意。一般駐車場エリアから施設ゾーンへ移動する箇所には、1㎝ほどの小さな段差があります。障害者用駐車区画からなら、この1㎝段差はありません。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県安房エリア編

障害者用トイレは一つ。インフォメーションの横にもう一か所ある案内ですが、使用出来ないことが多いようです。

施設は「元体育館」と「元校舎」で構成されます。

元体育館が「里山市場 きょなん楽市」。産直ショップ兼物産コーナーです。出入口はフラットで自動ドア、店舗内の通路幅は広く、車椅子で利用しやすいショップです。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県安房エリア編

鋸南はお花の栽培が盛んで「きょなん花MARCHE」があります。企画商品では「保田小学校に行ってきました」という印字のあるお菓子や、保田小学校の印字のある体操着風のTシャツなどがあります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県安房エリア編

元校舎の施設は、1Fが専門店街とインフォメーション。カフェは「cafe金次郎」。中国料理の店名は「3年B組」です。ほかにイタリア食堂とおふくろの味が自慢の「里山食堂」。雑貨ショップ、市民ギャラリー、ミニコンサートができる音楽室、子供向けの屋内遊具コーナーなどがあります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県安房エリア編

1Fと2F間はエレベーターが1基あり、車椅子でのフロア間移動は可能です。

2Fは宿泊施設「学びの宿」。元教室で一泊素泊まり4,000円という価格設定です。元廊下を利用した「まちの縁側」があり、土足禁止で一般利用できます。車椅子ではタイヤを拭いて利用します。「まちの縁側」から、宿泊する部屋の様子が丸見えです。したがって、夜間は宿泊客専用のスペースになります。

「里の小湯」という有料のお風呂がありますが、入口からすぐに段差があり、車椅子での入場は出来ません。

 

 

 

「道の駅和田浦WA・O!」(南房総市)

2012年開業。JR和田浦駅に近く電車での来館も可能です。国道から一本横に入る、奥まった場所にあります。

道の駅和田浦WA・O

メイン施設棟とその正面に独立トイレ棟、敷地の奥に一般駐車場があります。障害者用駐車区画は、トイレ棟の隣に2台分用意されます。

道の駅和田浦WA・O

障害者用トイレは、独立トイレ棟と施設棟屋内トイレにそれぞれ一つあります。

道の駅和田浦WA・O

施設棟内は、無料休憩コーナーと産直物産ショップ、そして食事処があります。施設全域、段差の無いバリアフリー設計で構造上の問題はありません。通路幅も広く車椅子で使用しやすい施設です。

和田浦の特産品であり食文化である、クジラがテーマの道の駅です。

道の駅和田浦WA・O

ショップ「みなみや」は、レジ周りの箇所がやや狭くなりますが許容範囲。産直農産物、お菓子類など並びます。その他の加工品も充実していますが、やはり目につくのは“クジラ”。瓶詰、缶詰、真空パックものなどが豊富にあります。和田浦でとれたクジラの“しぐれ煮”がパックに入って売られます。

道の駅和田浦WA・O

無料休憩コーナーは広さに余裕があり、動かせるテーブルと椅子がランダムに置いてあるので、使いやすいように動かして車椅子で利用できます。

食事処「和田浜」は、フラットでスペースに余裕があり、可動式のテーブルと椅子席で、車椅子での利用は可能です。クジラ料理など海の幸中心のメニューです。営業時間は18時までです。

 

 

 

「道の駅南房パラダイス」(館山市)

道の駅登録は2006年ですが、動植物園「南房パラダイス」は1970年の開業です。現在有料観光施設は「アロハ・ガーデンたてやま」となり、その入口周辺の無料エリアが「道の駅南房パラダイス」となっています。

道の駅として、障害者用駐車区画は3台分を用意。トイレ棟に障害者用トイレは一つ。和食のレストランと、クジラの資料館「レインボーホエール」があります。

道の駅南房パラダイス

 

 

「道の駅白浜野島崎」(南房総市)

2006年開業の小規模な施設です。2018年に別棟で小さな直売所がオープンしました。軽食コーナーが併設されています。

障害者用駐車区画は2台分。障害者用トイレは一つ用意されます。

道の駅白浜野島崎

 

「道の駅おおつの里」(南房総市)

道の駅としての登録は2003年。フラワーパークとしては1993年から営業しています。「花倶楽部」というサブネームがあるように、複数の巨大な温室でお花が栽培される施設です。花鑑賞だけなら無料、花摘みは有料です。

障害者用駐車区画は1台分。障害者用トイレは2つ用意されます。

温室以外には、小規模な直売所と売店、カフェがあります。

駐車場からトイレ、直売所と売店、カフェがある施設棟は車椅子で利用できます。

温室内は基本的には未舗装で、車椅子での散策は難しい構造です。イチゴ狩りは、車椅子利用が可能なハウスがあります。

道の駅おおつの里

 

 

「道の駅富楽里とみやま」(南房総市)

2003年開業。1Fは一般道に面した道の駅。2Fは自動車専用道路のPAでハイウェイオアシス。1Fと2Fの移動はエレベーターあり。障害者用トイレは1Fと2Fのそれぞれに配置。1Fは農産物系産直ショップに加えて、鮮魚もある漁協直営ショップを配置。2Fには漁協直営食堂とフードコートがあります。

道の駅富楽里とみやま

障害者用駐車区画は、2Fハイウェイオアシス上下線それぞれ1台分。道の駅駐車場も1台分。計3台分です。

道の駅富楽里とみやま

食事処は「海鮮レストラン網納屋」、高速道路直結の2Fに入店しています。テーブル席とお座敷席がほぼ同数。お座敷席は文字通りのお座敷で、車椅子での利用は出来ません。テーブル席には段差なく車椅子で行くことが出来ます。食事処の内部にトイレがありますが、障害者用トイレはありません。

道の駅富楽里とみやま

エレベーターは小型で、一般的な車椅子が入るとプラス2名が限界です。

観光案内コーナーはパンフ類が置かれています。

1Fのショップは、農産物系、加工品や土産品、そして鮮魚もある魚売り場が充実しています。いずれの売り場も通路幅は狭く、混雑時の車椅子での買い物はやや苦戦します。

道の駅富楽里とみやま

 

 

「道の駅ちくら・潮風王国」(南房総市)

道の駅登録は2002年ですが、施設の供用は1997年です。大型施設で、ショップ&レストランの「潮風王国本館」と、広い公園スペースで構成される道の駅です。施設全般、段差構造をスロープで回避して利用します。

駐車場は3カ所に分かれ、身体障害者用区画はそれぞれ1台分を用意。障害者用トイレは、第二第三駐車場の独立トイレ棟に各一つ用意。「潮風王国本館」内に2つ用意されます。

段差解消スロープルートを通り、施設ほぼ全域を車椅子で移動できます。「潮風王国本館」のショップとレストランは、一部に段差や狭いドアなどがありますが、頑張れば車椅子で利用可能です。食事処は座敷席が多いのですが、テーブル席を確保できれば車椅子で利用可能です。

道の駅ちくら・潮風王国

 

 

「道の駅ローズマリー公園」(南房総市)

道の駅登録は1998年、「シェイクスピアカントリーパーク」としての営業開始は1997年です。シェイクスピアカントリーパーク時代からの洋館風の建物や風車、イギリス庭園などは撤去されていません。数店舗、アクセサリー販売などのお店が入店しています。通路は多少ごゴツゴツしますが、車椅子からの旧パーク見学は可能です。

道の駅ローズマリー公園

2012年に産直ショップ「はなまるマーケット」が誕生しました。名称はローズマリー公園ですが、現在では産直ショップがある道の駅です。

道の駅ローズマリー公園

「はなまるマーケット」とその駐車場はバリアフリーです。店舗の前に2台分の障害者用駐車区画を用意。公園敷地内に広大な駐車場がありますが、「はなまるマーケット」の利用なら、店舗前の駐車場利用が便利です。

道の駅ローズマリー公園

障害者用トイレは、敷地内の2つの独立トイレ棟に各一つと、「はなまるマーケット」内に健常者兼用でスペースに余裕のある個室トイレが一つ用意されます。

道の駅ローズマリー公園

「はなまるマーケット」内はフラットですが、通路幅はあまり余裕がありません。混雑時は車椅子での買い物は少し苦戦します。売り場として「びわゾーン」や「落花生ゾーン」があります。また小規模なテイクアウトショップがあり、ソフトクリームなどを販売。車椅子での購入は可能です。

道の駅ローズマリー公園

 

 

「道の駅鴨川オーシャンパーク」(鴨川市)

1997年開業。まだバリアフリーの概念がない時代に設計された施設です。駐車場にある障害者用トイレを利用するだけなら迷いません。障害者駐車区画が2台分用意されます。

物産館やレストランが入る施設棟内を利用する場合は、メインの動線は段差があるので車椅子では通行できません。「青空市場」方面から施設を迂回して、海側から施設1Fへ向かいます。施設内にはエレベーターがあります。

道の駅鴨川オーシャンパーク

 

 

「道の駅きょなん」(鋸南町)

道の駅登録は1996年ですが、供用は1988年です。「鋸南町観光案内所」と、食事処と産直ショップがある「鋸南町観光物産センター」、隣接して「中央公民館」と地元出身浮世絵師「菱川師宣記念館」があります。

障害者用駐車区画は1台分。トイレ棟に障害者用トイレが一つ用意されます。

「菱川師宣記念館」は有料施設で、出入口はスロープ対応になっています。

道の駅きょなん

 

 

「道の駅三芳村」(南房総市)

道の駅登録は1993年。農産物直売所「土のめぐみ館」は1988年に開館した産直ショップで、その大規模な改修は行われていません。レストランや休憩所が入る別棟と、その横の独立トイレ棟は、バリアフリーレベルが高い新しい施設です。同一施設内で設備レベルの違いが大きい道の駅です。

駐車場は農産物直売所の前と、新しい別棟の裏の2か所にあります。農産物直売所の前の駐車場にも1台分障害者用の駐車スペースがありますが、その先やや傾斜やデコボコのあるルートを通り、手動ドアから農産物直売所に入りことになります。

別棟裏側の駐車場からなら、トイレも含めて全ての施設にフラットルートで行くことが出来て、農産物直売所にも自動ドアの入口から入ることが出来ます。

道の駅三芳村

トイレも旧トイレ棟と別棟横の新トイレ棟があります。お薦めは新トイレ棟で、障害者用が併設され、子ども用のトイレが独立して設けられています。

農産物直売所「土のめぐみ館」内部に段差はありません。通路幅は並みレベル。よほど混雑していない限り、車椅子での利用に問題はありません。

道の駅三芳村

新しい別棟は広くて天井が高い、気持ちの良い空間です。お土産品が並び、ソフトクリームなど乳製品も販売しています。フリー席もゆったり用意されているので、インドアでも座ってソフトクリームを食べられます。またアウトドア席やベンチもあり、季節良い時は人気です。

道の駅三芳村

「三芳村」は「日本酪農発祥の里」。道の駅の別称は「鄙(ひな)の里」。牛乳のブランドは「三芳」です。乳製品、地ビールは名産品です。

レストランは地場の食材を中心にした“おふくろの味”志向。オープンキッチン形式で、手ごろな値段で食事がいただけます。もちろん車椅子利用は可能です。

直売所前の駐車場に面して、独立した売店形式でハンバーガー屋さんがあります。本格的なハンバーガー、いわゆる“千円バーガー”を売る売店です。

道の駅三芳村

 

 

「道の駅とみうら」(南房総市)

1993年に千葉県で最初に誕生した道の駅です。別称は枇杷倶楽部。農産物の販売所はなく、お土産品、特に枇杷の加工品が並びます。そして食事処ではなく、“カフェレストラン”があります。

道の駅とみうら

障害者用駐車区画は4台分を用意。障害者用トイレは独立棟トイレの中に一つあります。

施設内は段差構造箇所が多く、半地下のアトリウムや2Fのギャラリーへは階段の利用になりますが、1Fの各コーナーは車椅子で利用できます。

道の駅とみうら

周辺には商業施設が並び建ちます。

隣接する「物産館とみうらマート」は、道の駅の一部のようですが違う経営のお土産、お食事のお店です。お土産コーナーは半地下で車椅子は不可。お食事処は2Fになりますが、裏にエレベーターがあり車椅子でも利用できます。

道の駅とみうら

横に並ぶ「お百姓市場」は地元資本の産直ショップで、干物にも力を入れています。道の駅の敷地とはフェンスで仕切られ、駐車場も完全に区分されていますが、フェンスが2か所切られて、道の駅への移動ルートが確保されています。ただし路面はデコボコで車椅子では辛い道です。店内に小型の障害者用トイレがあります。

道の駅とみうら

道を隔てた反対側に建つ「わくわく広場」は産直農産物を中心にしたスーパーのようなお店です。バリアフリー上の大きな問題はありません。

 

その隣の「とみうら元気倶楽部」は公民館で、入浴施設や足湯設備などもあります。

 

 

 

千葉県「道の駅」の紹介記事は、別に「千葉県東葛・印旛・京葉・君津エリア編」「千葉県香取・海匝エリア編」「千葉県山武・長生・夷隅エリア編」を掲載しています。クリックすると別稿が開きますので、ぜひご覧下さい。

 

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県山武・長生・夷隅エリア編~

「道の駅」は車椅子で利用出来る施設です。しかし現地のバリアフリー状況はそれぞれ。車椅子目線での情報と施設の特徴を紹介します。

本稿は千葉県の山武・長生・夷隅エリア(大網白里市、九十九里町、山武市、芝山町、東金市、横芝光町、一宮町、白子町、長生村、長南町、長柄町、睦沢町、茂原市、いすみ市、大多喜町、御宿町、勝浦市)にある「道の駅」情報です。開業年が新しい順に紹介します。

 

 

「道の駅みのりの里東金」(東金市)

2014年から一部は営業していますが、道の駅として全面開業したのは2015年です。農産物直売所と花木売場、レストランで構成されます。コンセプトは「人・もの・情報が行き交う。東金市民のリフレッシュ空間」です。

障害者用駐車区画は4台分。障害者用トイレは独立棟トイレに一つ用意されます。施設全般バリアフリーで、車椅子での利用に大きな問題はありません。

産物直売所は「東金マルシェ」。幅広通路でバリアフリーなショップです。扱い商品は地場産品比率が高く、価格設定も適正です。

例えば千葉名産品の「みそピーナッツ」は、容器の形状、内容量、生産者がいろいろあり、選ぶ楽しみがあります。ピーナッツや野菜類だけでなく、乳製品や鶏卵なども充実しています。

屋外の花木売場は「緑花木市場」。全域がほぼバリアフリーです。その名通り植木を中心にした植栽、ハウス内のお花、野菜の苗、そして造園用の石や置物などが配置されています。この地は元々、植栽や庭園造営関係の施設だったところです。

独立棟レストランは「リストランテ とっチーノ」。店内はフラットでスペースの余裕があり、可動式のテーブルと椅子席を配置。車椅子での利用は可能です。地場の野菜を活かしたパスタ料理などがメインメニューです。

「東金マルシェ」が入るメイン棟の中には、アイスなどのテイクアウトショップと、車椅子で利用できるフリーテーブル席があります。

 

 

 

「道の駅風和里(ふわり)しばやま」(芝山町)

道の駅登録は2011年ですが、供用開始は2008年です。場所は成田空港のすぐ近くで、2014年に同じ経営母体が運営する同姓同名の「空の駅風和里しばやま」が、直線距離で3kmの近所にオープンしました。成田周辺の道を走っていると、「空の駅」「道の駅」それぞれの案内板があります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県山武・長生・夷隅エリア編~

障害者用駐車区画は2台分。障害者用トイレは一つ用意されます。施設全域、ほぼ段差の無い構造で、車椅子で利用しやすい施設です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県山武・長生・夷隅エリア編~

産直ショップ、喫茶、観光情報センターで構成される施設で、自由に利用できる芝生広場が整備されています。

産直ショップの通路幅は並みで、混雑していなければ車椅子での買い物は可能です。直売所の商品は、芝山町の約300人の会員が生産する地場ものが中心です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県山武・長生・夷隅エリア編~

喫茶・軽食コーナーはフラットで可動式のテーブルと椅子を配置。車椅子での利用は可能です。ソフトクリームが人気です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県山武・長生・夷隅エリア編~

芝山は「はにわ博物館」まである「はにわ」の町です。「道の駅風和里しばやま」が面している県道62号線は、通称「はにわ道」。九十九里から成田空港までを結び、そのところどころに人間の等身大程度の大きさの「はにわ」が設置されています。

 

 

 

「道の駅つどいの郷むつざわ」(睦沢町)

道の駅登録は2004年ですが、供用は2002年。小規模な道の駅です。

障害者用駐車区画は2台分。独立トイレ棟に障害者用は一つ用意されます。それぞれ独立棟の産直ショップと食事処で構成されます。敷地内にはCVSが出店しています。

直売所は小規模なショップですが、スペースの余裕はあり、車椅子での利用は可能です。

食事何処は「創作料理の店 彩創喜(さつき)」。小さなお店で過半は座敷席。テーブル席が利用出来れば車椅子で食事が出来ます。予約可、という案内です。

 

 

 

「道の駅ながら」(長柄町)

2005年の開業ですが、2018年に産直ショップを増改築しました。

障害者用駐車区画は2台分。独立トイレ棟に障害者用は一つ用意されます。トイレと産直ショップ、観光情報コーナー、休憩コーナーで構成されます。

シンプルな道の駅ですが、車椅子での産直ショップ利用は可能です。

 

 

 

「道の駅オライはすぬま」(山武市)

2005年開業。九十九里海岸から近く、とても人気のある道の駅です。海水浴シーズンだけではなく、オールシーズン週末は混みあいます。

障害者用駐車区画は3台分を用意。第一駐車場が満車の場合は、隣接する山武市蓮沼支所の駐車場が第二駐車場のように開放されますが、途中のルートに小さな段差があり、車道を横断することになります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県山武・長生・夷隅エリア編~

障害者用トイレは一つ。レストラン棟の奥、物産館の横のトイレ棟内にあります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県山武・長生・夷隅エリア編~

レストラン「蓮味」のランチは混みます。席の約半分は小間上がり席で車椅子では利用不可。半分が一般的なテーブル席です。

物産館「喜太陽」は地場産の野菜、九十九里特産の海産物などが並ぶ産直ショップです。空いてれば車椅子での利用は可能ですが、店舗内の通路幅にあまり余裕がないので、混雑時は車椅子での店内回遊に少し苦労します。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県山武・長生・夷隅エリア編~

別棟の案内所内に、山武郡蓮沼村出身で「蓮沼小学校」「蓮沼中学校」卒業の、元中日D鈴木孝政投手の記念展示があります。ユニホーム、パネル写真、記念ボールなどが展示され、鈴木氏の略歴やプレー記録が紹介されています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県山武・長生・夷隅エリア編~

 

 

「道の駅たけゆらの里おおたき」(大多喜町)

道の駅登録は2000年ですが、供用は1999年から。その後改装がおこなわれている施設です。

障害者用駐車区画は2台分。トイレ棟内に障害者用トイレが2つ用意されています。

農林産物直売コーナー「とれたて市場」、郷土料理の「たけゆら食堂」、観光センター、休憩所で構成されます。

いずれの施設も車椅子で利用できます。

 

 

 

千葉県「道の駅」の紹介記事は、別に「千葉県東葛・印旛・京葉・君津エリア編」「千葉県香取・海匝エリア編」「千葉県安房エリア編」を掲載しています。クリックすると別稿が開きますので、ぜひご覧下さい。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編~

「道の駅」は車椅子で利用出来る施設です。しかし現地のバリアフリー状況はそれぞれ。車椅子目線での情報と施設の特徴を紹介します。

本稿は千葉県の香取・海匝エリア(香取市、神崎町、多古町、東庄町、旭市、匝瑳市、銚子市)にある「道の駅」情報です。開業年が新しい順に紹介します。

 

 

「道の駅季楽里あさひ」(旭市)

2015年開業。施設全般、段差のないバリアフリー設計です。障害者用駐車区画は3台分を用意。障害者用トイレは、独立トイレ棟に2つと、施設内インドアトイレに1つ、合計3つ。いずれもオストメイト対応のフル装備です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

施設棟には産直ショップとバイキングレストラン、情報発信スペース。屋外向きの窓口販売で、スムージーとアイスの売店があります。

産直ショップ内の通路幅は、ワイド設定ではなく一般的なレベル。混雑すると車椅子での買い物は少し苦戦します。旭市は農産物だけではなく、お肉の産地であり、魚の水揚げ県内2位の飯岡漁港がある市です。産直ショップは野菜だけではなく、米、肉、魚の品揃えが豊富です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

「情報発信スペース」には「インタラクティブサイネージ」を設置。60インチのディスプレイが2基。旭市の情報案内機能もあるようですが、「コスプレ体験」など遊びのソフトが仕込まれています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

屋外の「芝生広場」は、大型の遊具が配備された児童公園です。広さは2,500㎡。幼稚園から小学校低学年向けの大型遊具が導入されています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

「株式会社季楽里あさひ」が運営。会社のトップは旭市長。資本金4,400万円。出資者は、旭市、農協、漁協、千葉銀、銚子信金・・・、など。官主導で民一体型の地域振興施設です。

 

 

 

「道の駅発酵の里こうざき」(神崎町)

2015年開業。駐車場から各施設にかけて段差の無いフラット構造の施設です。第一駐車場の障害者用駐車区画は2台分用意。「満車の時は第二駐車場へ」という案内がでていますが、第二駐車場は施設の裏手にある未舗装路面の駐車場なので、車椅子ユーザーにはお薦め出来ません。

千葉県香取郡神崎町。平成の大合併を乗り越えた千葉県でも希少な「町」。人口は6500人ほど。古くから酒、味噌、醤油などの発酵食品の生産が盛んで、300年以上の伝統をもつ造り酒屋が2軒、「仁勇」ブランドの「鍋店」と「五人娘」ブランドの「寺田本家」があります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

道の駅の主な施設構成は、「産直ショップ」「発酵品ショップ」「食事処」「CVS」です。障害者用トイレは、独立トイレ棟の男女それぞれの入口近くにあります。異性介護で利用可能です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

産直ショップ「新鮮市場」は30坪クラスの小型ショップ。通路幅は狭く混雑すると車椅子での店内回遊は苦戦します。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

「発酵市場」も30坪クラス。産直ショップに比べればスペースに余裕があります。地元品に限らず、全国の発酵商品が置かれています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

麹の料理を提供する「レストランオリゼ」は30坪クラスで、食券制のフードコート方式。構造的にはバリアフリーです。別にカフェメニューの「はっこう茶房」もあります。

CVSは一般サイズの普通のコンビニです。

 

 

 

「道の駅水の郷さわら」(香取市)

2010年の開業ですが、2018年4月に産直ショップが増床してリニューアルオープン。車椅子でより利用しやすい施設になりました。

「水の郷さわら」は、国道356号線の「道の駅」と、利根川の「川の駅」の2つの要素で構成される施設。建物は2棟あります。

障害者用駐車区画は産直ショップ棟の裏側、利根川沿いの駐車スペースに4台分用意されます。この駐車区画からすぐの場所に、棟に入る自動ドアの裏口があります。

その裏口の手前に障害者用トイレがあります。このトイレはウォシュレット付きに設備更新されました。障害者用トイレはもう一か所「防災教育展示」棟1Fにもあり、このトイレもウォシュレット付きに設備更新されています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

産直ショップ棟内にはショップとフードコート。基本構造はバリアフリーですが、車椅子で利用すると少し通路が狭く、混雑時は苦戦します。産直ショップは増床により、以前よりも広さに余裕ができました。フードコートは車椅子利用ではやや狭いお店です。

 

別棟の「防災教育展示」棟は、総合案内と物産館、そして「防災教育展示」があります。車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

総合案内所はスタッフ常駐の観光情報コーナーです。

物産コーナーの通路はやや広く、車椅子でも利用しやすいサイズです。利根川が見える窓際はイートインスペース。無料のお茶や電子レンジがあり、お弁当などを自由にいただけます。窓の外側のデッキスペースは、車椅子で利用しやすい広いフリースペースです。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

「防災教育展示」は2フロア構成でエレベーターが有ります。物産コーナーからそのまま奥に進むと手動ドアがあり車椅子では不便。物産コーナー正面出入口からいったん外に出て、「防災教育展示」側の入口にまわると自動ドアがあります。

防災のテーマは利根川の治水です。それに関わる常設展示が2F。1Fはイベントスペースと、奥には治水対策に使用された重機などの実物展示があります。車椅子での見学は可能です。車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

施設内の利根川の川辺は、船乗り場などの「川の駅」施設。観光船乗り場、カヌー乗り場、ボートの係留場などがある施設です。当然バリアフリーの限界がありますが、眺めは素晴らしい。車椅子で利根川の眺望を楽しめます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

 

 

「道の駅くりもと」(香取市)

2002年の開業で、施設全般のバリアフリーレベルは高くありませんが、農産物の品揃えは素晴らしい道の駅です。現在は香取市ですが、もともとは「栗源」と書いて「くりもと」と読む町でした。施設コンセプトは「都市と農村交流・情報発信拠点」。サブコピーは「紅小町の郷」、さつまいもの品種名です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

障害者用駐車スペースは、施設棟横に1台分。満車の場合は、第一駐車場は慢性的に混雑していますので、奥にある第二駐車場にゆっくり乗降できる場所が空いている可能性があります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

障害者用トイレは男女別トイレの入り口の内側にそれぞれあります。内側ですが入口のすぐそばなので、異性介護でも何とか利用できます。トイレ個室内の広さは確保されています。

「農産物直売所」は第一駐車場からは一段高い場所、スロープを上ります。店前の通路はあまり余裕がなく、店内通路幅も広くはありません。混雑時の車椅子での買い物は苦戦します。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

秋のサツマイモの収穫時期は、サツマイモが山積みで売られています。栗源の地元産品から、茨城産くらいまでが農産物の主力。「切り花」や「花木」も充実。品揃えはハイレベル、価格は適正です。バリアフリー度はいまひとつですが、お買い物ショップとしてお薦め出来ます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

物産館は「全国うまいもの交流館」。その名の通り全国の逸品が並びます。この売り場も出入口や通路幅に余裕がなく、混雑時は車椅子での利用は苦戦します。

食事処「味処いっぷく」は、狭いながらも車椅子での利用は可能です。安くてボリュームがある食事処です。また施設内には、焼き芋をはじめ屋台が出店しています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

のどかな雰囲気の里山の一角です。旧栗源エリアは人と自然が共生していた“里山”の文化が残る農業エリア。自然のままではなく、人の手が入った自然が残るエリアです。道の駅の敷地内にも、往時の民間信仰が残る保存施設があります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

道の駅を拠点にした、近隣の里山散策コースが提案されています。また、施設の裏手には里山公園が広がっています。農業体験エリア、収穫体験エリアもあります。しかし残念ながら、いずれもバリアフリーではありません。

 

 

 

「道の駅多古(たこ)」(多古町)

2001年の開業で、段差をスロープで回避する施設です。レストランは2015年に全面改装されました。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

ショップとレストランがある施設の名称は「あじさい館」。ここは紫陽花の名所です。また横を流れる川には観光船も。車椅子での利用は難しい船ですが、低廉な価格で船観光が楽しめます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

障害者用駐車区画は第一駐車場に一台分。屋根付きでスペースも広い区画です。ここが満車の場合、第一駐車場は60台超の収容で週末の日中は満車状態が続き、車椅子でゆったり乗降できる駐車スペースの確保は困難。第二駐車場は第一に比べれば空いています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県香取・海匝エリア編

障害者用トイレは、第一駐車場障害者用駐車区画の近くにある独立トイレ棟の中、男女別一般トイレの入口付近にそれぞれあります。入口なので異性介護でも利用可能です。トイレは設備更新されてウォシュレット付きになっています。ショップ内のインドアトイレには障害者用はありません。

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産直ショップ「ふれあい広場」は、2Fまで吹き抜けで天井が高い構造。売り場面積は現在の道の駅の平均レベルで、店内通路はやや狭い。構造的に細長い建物で、奥に長いうなぎの寝床的な売り場です。車椅子で店内回遊は可能ですが、人とすれ違うのはギリギリな幅で、混み合うと車椅子での買い物は苦戦します。

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店内のキャッチコピーは「おかずが要らない多古米」。日本一おいしいお米と名乗っています。もう一つの名産品は「やまと芋」。味と粘りが違う逸品です。

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レストラン「キッチンTAKO」内へのスロープは緩やかで、店内とテラスに可動式のテーブル席があり車椅子で利用可能です。一部の席は車椅子で利用しにくい固定席。注文は食券制。お茶やお水はセルフサービス。「多古米」や「やまと芋」を楽しめるメニューが用意されています。

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レストランの上階は飲食可能なフリー休憩室。車椅子ではレストラン内にあるエレベーターを利用します。このエレベーターの利用時間は10時から16時です。

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休憩室からは雄大な多古町の田園風景が臨めます。ただしスペースはあまり広くなく、車椅子での利用はギリギリ。ショップの上階部へつながりますが、こちらの上下階移動は階段のみです。

 

 

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