車椅子で行く木曽路 道の駅木曽福島・奈良井木曽の大橋

木曽路には数多くの「道の駅」があります。その中から木曽路を代表する道の駅「木曽福島」と、商業施設がない道の駅「奈良井木曽の大橋」のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2019年4月の取材に基づいています。

 

 

「道の駅木曽福島」

○御嶽山が見える道の駅

「道の駅木曽福島」の所在地は「木曽郡木曽町福島」。木曽のシンボル「御嶽山」を眺望するテラスがあります。

商業施設としては、特産品売り場、産直ショップ、食事処の構成。オーソドックスな道の駅です。

車椅子で行く木曽路 道の駅木曽福島・奈良井木曽の大橋

○障害者用駐車区画はトイレ棟の横

トイレは独立棟で障害者用は1つ用意されます。ショップ内にトイレはありません。

障害者用駐車区画は、トイレ棟の横に屋根付きで2台分あります。産直ショップなどの商業棟の前にはありません。

車椅子で行く木曽路 道の駅木曽福島・奈良井木曽の大橋

○宿場町をイメージした建物外観

施設の外観は宿場町のイメージ。和風建築です。少し傾斜のある土地に平屋棟が横に並ぶ構造で、障害者用駐車区画は最も低い位置になります。そこを起点にみると緩い傾斜を上りながら「トイレ棟」「特産品販売所」「ウッドデッキ」「農産物直売所とレストラン」の4施設が並びます。

傾斜はありますが、移動通路はフラットで、施設内のスペースは狭くはないので、車椅子での利用に大きな問題はありません。

車椅子で行く木曽路 道の駅木曽福島・奈良井木曽の大橋

○地元の製薬コーナーあり

木曽福島の特産品と出会える道の駅です。

「特産品販売所」の中に、地元の製薬メーカーのコーナー「日野百草本舗」があり、専任スタッフが常駐して各種相談を受け付けます。「御嶽百草丸」は昔からある万病に効く胃腸薬です。

車椅子で行く木曽路 道の駅木曽福島・奈良井木曽の大橋

○夏場は朝食バイキングあり

例年4月から11月の間は、食事処では朝食バイキングを提供しています。営業は7時から。食事処の窓からは御嶽山を眺めることができます。

 

○地元出身の力士を応援

「特産品販売所」の奥は観光情報コーナーになっています。そこには地元出身力士の大きなパネルがあります。

車椅子で行く木曽路 道の駅木曽福島・奈良井木曽の大橋

 

 

「道の駅奈良井木曽の大橋」

○「木曽の大橋」の駐車場

宿場町の古い町並みが残る「奈良井宿」。その近く、木曽川に架かる総檜造りの太鼓橋が「木曽の大橋」です。

「道の駅奈良井木曽の大橋」は一般的な道の駅ではなく、「木曽の大橋」観光のための駐車場です。商業施設は全くありません。

車椅子で行く木曽路 道の駅木曽福島・奈良井木曽の大橋

○駐車場は橋の両端に

観光用駐車場は「木曽の大橋」の両端に分かれて用意されます。

国道19号側の駐車場は、国道からの進入路を入るとすぐにあります。広い駐車場で障害者用駐車区画の設定があり、そこから「木曽の大橋」までは、フラットな舗装路。車椅子での「木曽の大橋」観光は可能です。

車椅子で行く木曽路 道の駅木曽福島・奈良井木曽の大橋

○トイレは実用的ではない

川向こうの奈良井宿側の駐車場は、「奈良井交差点」から「権兵衛駐車場」方面へ向かい、線路の手前の細い道を右折して進みます。数台程度の狭い駐車場があります。

川向こうの狭い駐車場に隣接して公衆トイレがあり、障害者用が併設されています。

駐車場からトイレまでの路面は荒れていて、車椅子での移動が苦労します。またトイレの質もあまり高くはありません。

「木曽の大橋」に近づくまでの路面も荒れています。ガタゴトの路面を車椅子で乗り越えて進むことになります。

車椅子で行く木曽路 道の駅木曽福島・奈良井木曽の大橋

○「木曽の大橋」は階段あり

「木曽の大橋」は歩行できる橋ですが、段差があり、太鼓橋のアーチの角度も急なので、車椅子での渡橋は困難です。車椅子では「木曽の大橋」を近くから眺める観光になります。

したがって車椅子での観光は、国道側の駐車場を利用して「木曽の大橋」を見る。トイレは別の施設で利用することをお薦めします。

車椅子で行く木曽路 道の駅木曽福島・奈良井木曽の大橋

○奈良井宿へのアクセス

宿場町の奈良井を観光する場合は、「道の駅奈良井木曽の大橋」からアクセスすると、奈良井駅近くにある段差構造の地下歩道で線路を潜ることになります。車椅子での奈良井宿観光の拠点として「道の駅奈良井木曽の大橋」はお薦めできません。

前出の「権兵衛駐車場」からは、踏切で線路を横断して奈良井宿に行くことができます。有料ですが「権兵衛駐車場」の利用をお薦めします。

 

 

「道の駅木曽福島」はオーソドックスな道の駅です。

「道の駅奈良井木曽の大橋」は大橋観光専用の無料駐車場です。

車椅子で行く埼玉県深谷市 道の駅かわもと

~施設にはスペースの余裕があります、小規模ながら車椅子で利用しやすい道の駅~

(2019年3月に取材しました)

○シンプルな施設構成

2001年開業の道の駅です。JSA系産直ショップ、食事処が入る「物産館」、トイレ休憩棟で構成されます。「物産館」は2006年オープンです。

シンプルな施設構成ですが、見た目の印象よりもバリアフリーレベルが高い施設です。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

道の駅かわもと

○駐車場の状況

3棟の施設棟が並ぶ区画に、L字型に駐車場が配置されます。障害者用駐車区画は2か所に各2台分を用意。トイレ休憩棟の前と、産直ショップの前にあります。どちらも屋根無し区画ですが、乗降スペースの余裕は十分にあります。

道の駅かわもと

○ショップの通路幅は広い

JAふかやの産直ショップがあります。店舗規模は中型。2001年開業の施設なので、やや施設ハードはくたびれてきていますが、出入口は自動ドアでフラットな店内の通路幅は余裕があります。よほどの混雑でなければ、車椅子での買い物は可能です。

道の駅かわもと

道の駅かわもと

○「物産館」内にトイレ有り

「物産館」は3軒の飲食店が入るフードコートと、観光情報コーナーで構成されます。フードコートなのでセルフサービスですが、店内の通路は車椅子で通行できる幅があり、可動式のテーブル席が配置されます。混んでいなければ車椅子での食事は可能です。

道の駅かわもと

道の駅かわもと

道の駅かわもと

「物産館」内にトイレが有り、障害者用の用意があります。もちろんトイレ休憩棟にも障害者用があります。

道の駅かわもと

○施設内は段差無し

駐車場から各施設棟への動線には、車椅子で気になる段差はほとんどありません。この年代の施設としては、とてもバリアフリーな設計です。

道の駅かわもと

 

「道の駅かわもと」はフラット構造でスペースの余裕がある、車椅子で利用しやすい道の駅です。

車椅子で行く埼玉県吉見町 道の駅いちごの里よしみ

~段差解消が進みバリアフリーになりました、名産のイチゴが美味しい道の駅~

(2019年3月に取材しました)

○家族で遊べる道の駅

2005年に開業した「いちごの里よしみ」は、「わんぱく広場」「芝生広場」などの公園スペースがある道の駅で、休日は家族連れで賑わいます。産直ショップでは「詰め放題」企画が恒例。屋台街があり気軽なグルメも。大きなスペースを活かした、イベント性が高い人気施設です。

道の駅いちごの里よしみ

○駐車場は分離型

駐車場には屋根無しで障害者用駐車区画が2台分。そこから24時間利用出来るトイレ&休憩所棟にスロープで上る構造です。休憩所内にはパン屋と観光情報コーナーが入り、可動式のフリーテーブルが配置されます。車椅子での飲食利用は可能です。

道の駅いちごの里よしみ

道の駅いちごの里よしみ

道の駅いちごの里よしみ

トイレには障害者用が1つ。設備更新されて内部は綺麗なトイレです。

駐車場から商業施設と公園があるスペースには、車道を横断して移動します。

道の駅いちごの里よしみ

○バリアフリー改修の成果

商業施設エリアへの移動ルートが改修されてフラットになりました。横断歩道を通れば、ほとんど段差を感じることなく通行できます。

またJA埼玉中央「吉見直売所」店舗周りの小さな段差箇所が、改修されてほぼなくなりました。ややラフな改修箇所もありますが、気をつけて車椅子で移動すれば問題ありません。

道の駅いちごの里よしみ○産直ショップのバリアフリー状況

JA埼玉中央「吉見直売所」店舗内の床面はフラットです。通路幅は少し拡張されました。極端な混雑状況でなければ、店内を車椅子で通行できます。店舗の前での屋外販売コーナーはスペースに余裕があり、少々の混雑でも車椅子で買い物ができます。

「吉見直売所」の裏側にトイレがありますが、障害者用の用意はありません。道の駅いちごの里よしみ

○物産館のバリアフリー状況

別棟の「いちごの里物産館」は、お菓子や加工品の販売と食堂などが入る施設です。入口は段差があり、横にスロープが用意されます。

道の駅いちごの里よしみ

物販コーナーは絶対的なスペースがなく、通路幅はあまり余裕がありませんが、空いている状況なら車椅子で店内移動ができます。

食堂「楽楽庵」は、うどんが自慢。スペースは広くはありませんが、フラットな構造で可動式のテーブル席なので、車椅子での利用は可能です。予約ができる食堂です。

「いちごの里物産館」内のトイレには、障害者用が1つあります。現時点ではウォシュレット無しの設備ですが、スペースは広いトイレです。

道の駅いちごの里よしみ

○円形広場はフラット構造

商業施設と公園があるスペースの中心部は「円形広場」。周辺には屋台が出店し、ベンチが配置されます。この広場はフラットでスペースに余裕があるバリアフリー広場です。広場のデザインはイチゴの花がモチーフです。

道の駅いちごの里よしみ

道の駅いちごの里よしみ

○いちごオリジナル商品

いちごの里らしいオリジナル商品があります。「いちごのしずくサイダー」「いちご生どら焼き」、そして「いちごカレーうどん」。もちろん「いちご大福」「いちごソフト」などもあります。

 

 

細やかなバリアフリー改修により「道の駅いちごの里よしみ」は、車椅子で利用しやすい施設に進化しています。