車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~山梨県国中(峡中・峡西・峡南)編~

「道の駅」は車椅子で利用出来る施設です。しかし現地のバリアフリー状況はそれぞれ。車椅子目線での情報と施設の特徴を紹介します。

本稿は山梨県の国中峡中・峡西・峡南(甲府市、甲斐市、中央市、昭和町、南アルプス市、早川町、身延町、南部町、富士川町、市川三郷町)にある「道の駅」情報です。開業年が新しい順に紹介します。

 

 

 

「道の駅なんぶ」(南部町)

2018年開業。施設内に段差がないフラット構造の施設です。主にショップと食事処、観光情報コーナーで構成されます。

障害者用駐車区画は屋根付きで2台分。「地域振興施設」棟と「交流促進施設」棟の中に、それぞれ障害者用トイレが用意されています。この2棟の間は屋根がある「多目的広場」です。

ショップ名は「なんぶ村の駅」。「食のテーマパーク」として特産の「南部茶」をはじめ農産物、お菓子、お酒、水産物まで、幅広い品揃えです。フラットで通路幅は広く、車椅子で快適に買い物が出来ます。

食事処は「南部よろこび茶食堂」。フラットな構造で、車椅子で利用出来ます。

「南部氏展示室」は南部氏の歴史や史跡を紹介する無料の展示コーナーで、車椅子での見学は可能です。

他に屋内ではキッズルーム、屋外には芝生広場やドッグランが用意されています。

 

 

 

「道の駅富士川」(富士川町)

2014年開業。施設内に全く段差のないフラット構造の道の駅です。広い敷地に商業棟とトイレ棟が並び、2F部はウッドデッキテラスで連結。まるで1棟構成のような外観です。

道の駅富士川

障害者用駐車区画は屋根付きで3台分。障害者用トイレは1階に2つ、2階に1つ用意されます。

商業棟は「観光交流センター」。出入口は3カ所あり、すべてワイドスパンの自動ドアです。農産物や物産品が並ぶ売店と軽食レストランが入ります。売店、レストランとも、フラットで通路幅は広く、車椅子での利用に問題はありません。

道の駅富士川

販売している目玉商品のひとつは、地元の名産「大塚にんじん」。通常の人参よりも長い人参で、栄養価が高く、味が濃いのが自慢です。

そして「みみほうとう」。この地方伝統の、耳のような形状のほうとうです。食事処でも「みみほうとう」の限定食メニューがあります。

トイレ棟は2F建てでエレベーターがあり、2Fでウッドデッキにつながります。

道の駅富士川

2Fの屋内から外のデッキにでるドアは手動式で、床面はフラットです。デッキから見える山々の名称解説板があります。

「太鼓堂」という展望台が更に上にありますが、エレベーターはなく、螺旋階段で登ります。

裏庭のスペースに「富士川龍門」という名称のオブジェがあり、車椅子では無理ですが、穴をくぐって中に入ることが出来ます。天窓からの不思議な光を体験できます。

道の駅富士川

 

 

「道の駅みのぶ富士川観光センター」(身延町)

道の駅登録は2005年ですが、2014年にリニューアルオープンしました。東京ドーム11個分の大規模公園「富士川クラフトパーク」の中にある施設です。

障害者用駐車区画は、公園駐車場に2台分、道の駅駐車場に1台分。障害者用トイレは、道の駅のトイレ内に1つ、公園全体では10カ所のトイレ棟全てに障害者用トイレが用意されます。

道の駅の主な施設は、お土産品が並ぶ「おみやげ館」、カジュアルフレンチレストラン「スヴニール」、「観光情報館」、展示施設「道の駅ギャラリー富士川・切り絵の森美術館」と「ふれあい交流館」、体験施設「西島和紙工房てすき屋」と「ものづくり館」があります。いわゆる農産物直売所はありません。

 

 

 

「道の駅しらね」(南アルプス市)

2003年に供用が開始された、案内所、休憩所、トイレだけの施設です。道の駅としての商業施設はありません。障害者用駐車区画は2台分。障害者用トイレは1つ用意されます。

道を渡った先に「JA南アルプス市」の直売所があり「道の駅しらね農産物直売所」という看板を出しています。事実上、道を隔てて直売所がある道の駅です。

直売所の敷地内に広い駐車場があり、障害者用駐車区画の用意があります。直売所には段差回避スロープで上ります。

店内はフラット構造で障害者用トイレがあります。売り場の通路幅は並みレベルで、車椅子で買い物ができます。果物の栽培が盛んな地域で、夏場は、さくらんぼ、桃、ぶどうが有名、冬場はキウイフルーツが出回ります。

 

 

 

「道の駅とよとみ」(中央市)

旧「豊富村」に1998年に開業しました。2009年に「直売所甲子園」で優勝して初代グランドチャンピオンになった道の駅です。施設内に優勝旗が飾られています。

障害者用駐車区画は2台分。駐車場から施設へは段差がある構造で、障害者用駐車区画からのルートにだけ段差解消箇所があります。

最初の段差を越えてからも、施設周辺には段差箇所が複数あります。車椅子では施設内に入るまで、段差解消ルートを選んで進みます。施設への出入口のドアは、ほとんど手動ドアです。

障害者用トイレは1つ用意。スペースが狭く車椅子1台入るのがギリギリのトイレです。

農産物直売所の店内通路幅はやや狭く、混雑時は車椅子での買い物は苦戦します。

山梨の地場産野菜を中心に、新鮮なものを適正な値段で販売しています。豚肉ブランド「富士桜ポーク」にも力が入っています。精肉も充実、ソーセージなども豊富に販売されています。

レストランはフラットで可動式のテーブル席。車椅子で利用できます。自慢のメニューは富士桜ポークのお料理です。

 

 

 

「道の駅しもべ」(身延町)

1997年開業。近隣に商業集積や一般集落がない山中にあります。「下部農村文化公園」と併設され、園内にはバーベキュー広場、移築民家、芝生広場、そば処、特産物販売所、ホタルの学習ができるホタルドームなどがあります。

障害者用駐車区画は1台分。駐車場は広く、乗降しやすいスペースは一般駐車区画でも確保できます。

障害者用トイレは、駐車場横の別棟トイレ内と、メイン施設棟である「下部ふるさと振興館」内にそれぞれ1つ用意されます。

道の駅しもべ

各施設に向かうルートには傾斜や段差がありますが、段差箇所にはスロープがあります。傾斜の強いスロープではないので、車椅子で移動可能です。

メイン施設棟「下部ふるさと振興館」内には、ショップ、体験調理室、休憩コーナーがあります。

農産物、加工品、地元名産品などが並ぶショップの通路幅は並みレベルで、車椅子でもそれほど不自由することなく店内を移動できます。この年代の道の駅としては、ゆとりがある設定の通路です。

道の駅しもべ

体験ができる広い調理室は、ガラスで丸見えの構造。冬場には味噌作り体験が行われます。

棟の奥には自由休憩スペースがあり、二頭の熊の剥製があります。車椅子で熊二頭との記念撮影ができます。

別棟で茅葺の民家を再現したそば屋「木喰庵」があります。床面はフラットでテーブル席があるので、席を選べば車椅子で利用可能です。

 

 

 

「道の駅とみざわ」(南部町)

供用は1988年からで、1993年に山梨県で最初に道の駅登録になった施設です。基本設計は古い施設ですが、スロープがあり車椅子で利用できます。

障害者用駐車区画は施設棟側の駐車場に2台分。障害者用トイレは計2つ用意されます。

おおきなタケノコのモニュメントが目印。産直ショップと食事処があります。食事処はスペースに余裕があります。春の自慢のメニューはタケノコご飯です。

 

 

 

山梨県「道の駅」の紹介記事は、別に「山梨県郡内編」と「山梨県国中(峡北・峡東)編」を掲載しています。クリックすると別稿が開きますので、ぜひご覧下さい。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~山梨県国中(峡北・峡東)編~

「道の駅」は車椅子で利用出来る施設です。しかし現地のバリアフリー状況はそれぞれ。車椅子目線での情報と施設の特徴を紹介します。

本稿は山梨県の国中峡北・峡東(北杜市、韮崎市、笛吹市、山梨市、甲州市)にある「道の駅」情報です。開業年が新しい順に紹介します。

 

 

 

「道の駅こぶちさわ」(北杜市)

2004年開業。日帰り温泉に隣接、アウトレット至近、八ヶ岳の麓にある道の駅です。

施設構成は、ショップ&レストランが入る商業棟、そば打ち体験ができる別棟、独立トイレ棟があります。トイレ棟は2014年に改装しています。

障害者用駐車区画は4台分。障害者用トイレは、独立トイレ棟内と商業棟にそれぞれ用意されています。

商業棟のエントランスは階段で、段差回避スロープで迂回して入館します。

道の駅こぶちさわ

ショップは農産物と物産品が一体になったタイプ。店舗規模は大きく品数は豊富で、お漬物なども揃っています。通路幅はそれほど余裕をもった設定ではなく、混雑すると車椅子では店内移動に苦労します。

レストラン「BEANS」は食券制ですが雰囲気はお洒落。オープンテラスがあり、夏場はテラス席でのお食事が楽しめます。フラットな構造で余裕のあるスペースに可動式のテーブル席。車椅子で利用出来るレストランです。施設の営業時間が18時、ラストオーダーは17時。夕食には利用できません。喫茶としても利用できます。

道の駅こぶちさわ

施設エントランスから入って正面にパン屋「桑の実」があります。小さな店舗ですがとても目立ちます。国産小麦、オーガニックと地元の産物を使ったパンです。

ショップの奥にジャム工房「夢の木」があります。手作りジャムを作る工房で、ショップで直売しています。

 

 

 

「道の駅南きよさと」(北杜市)

道の駅登録は2002年ですが、供用は2000年から始まっています。山梨県八ヶ岳の麓、清里高原の入口に位置する道の駅です。

道の駅南きよさと

農産物直売所、案内所兼物産コーナー、広大な芝生広場、ドッグラン、収穫体験が出来る農園、車中泊が出来るRVパーク、レストラン、山の展望台に上るリフトカーなどがある複合型の施設です。冬場はリフトカーなどの屋外型の施設はお休みになります。

車椅子が利用できるバリアフリー施設は、農産物直売所と案内所兼物産コーナー、レストラン「ほたる」です。障害者用トイレは、農産物直売所の外側と内側2か所にあります。

駐車場が複数箇所あります。駐車場から商業施設棟へのルートが、傾斜の強いスロープなので注意してください。

農産物直売所と案内所兼物産コーナーを中心に見た場合、ちょっと上か、やや下の高さの駐車場があります。どちらからもスロープや斜面を通る設定で、障害者用駐車スペースは、ちょっと上の駐車場に2台分設置されています。スロープは傾斜がきつく、車椅子では介助者がいると助かります。

農産物直売所は中規模な施設で、店内の通路幅はそれほど余裕がありません。混雑時は車椅子での買い物は苦戦します。商品は豊富で、季節の地元の実りと出会えます。

物産コーナーはそれほど広くはありませんが、通路幅は並みレベルです。ほぼすべてが山梨県産品。お菓子や加工品、ワインなどが並びます。

レストラン「ほたる」へは、農産物直売所や物産コーナーからブリッジを通りバリアフリーに行くことが出来ます。店内はフラットで可動式のテーブル席。車椅子での利用は可能です。メニューはポールラッシュ氏考案の清里カレー他。デザートは信玄ソフト他。南アルプスの天然水を使用したコーヒーがあります。

 

 

 

「道の駅はくしゅう」(北杜市)

2001年開業。産直ショップと食事処、休憩施設が入るメイン棟と独立トイレ棟がある道の駅です。

道の駅はくしゅう

障害者用駐車区画は屋根付きで2台分あります。場所は一般駐車場奥の場所で、頭から駐車すると出庫時が大変なので、手前で切り返してバックで駐車します。運転に不慣れな人は苦戦する駐車区画です。

道の駅に隣接してスーパーマーケットがあります。こちらの障害者用駐車スペースは、屋根無しですが駐車しやすい一般的な区画です。スーパーでもお買い物をすることを前提に、こちらに停めさせてもらうことも選択肢です。

道の駅駐車場からメイン棟へのルートには、微妙な段差と傾斜があります。スーパーの駐車場からのアクセスも、途中に柵があり迂回する箇所があります。

道の駅はくしゅう

美味しいお水が名物な山梨の白州。道の駅の入り口には、名水が汲めるコーナーがあります。4本のノズルから名水が流れ、皆さん大型の容器に大量の水を汲み入れています。この水汲み場所はバリアフリーではありません。車椅子で水を汲むのは苦戦します。

道の駅はくしゅう

障害者用トイレは、駐車場の横のトイレ棟内と建物内にそれぞれ用意されています。

道の駅はくしゅう

メイン棟内はゆったり広々して快適なバリアフリー環境です。

産直ショップの通路幅は余裕があり、高い天井と相まって快適な空間。車椅子でゆったり店内を回遊できます。

道の駅はくしゅう

休憩スペース、お食事処もフラットでスペースに余裕があります。問題なく車椅子で利用できる施設です。

 

 

 

「道の駅花かげの郷まきおか」(山梨市)

2000年開業。牧丘町なので「まきおか」。地元の童謡詩人の代表作になぞらえて「花かげの郷」。素敵なネーミングの道の駅です。周囲はブドウ畑が目立ちます。

小規模な施設で、農産物産直売コーナーと軽飲食コーナーがある商業棟と、トイレ棟があります。

障害者用駐車区画は2台分。障害者用トイレは、トイレ棟内の男女別トイレ内それぞれに併設されています。

商業棟内の農産物産直売コーナーは小規模で、店内通路幅は余裕が無く、車椅子での移動はギリギリの幅です。

軽飲食コーナーは、カウンター窓口で販売、セルフサービスでカウンター席やテーブル席でいただく、一店だけのフードコートのような形態です。車椅子で利用できる席を確保できれば、飲食が可能です。

施設の横に有料の「牧丘郷土文化館」があります。明治時代の学校を移築した施設でバリアフリーではありません。

施設の裏に「彩甲斐公園」がありますが、未舗装で段差があり、バリアフリーではありません。

 

 

 

「道の駅にらさき」(韮崎市)

1998年開業。道を挟んだ反対側には、温浴施設兼日帰り温泉施設「ゆーぷるにらさき」があり陸橋で結ばれています。道の駅のエレベータで2Fに行き、陸橋を利用すると温泉にもバリアフリーに移動可能です。

「道の駅にらさき」としては商業棟が1棟あり、土産物と物産品、農産物などが販売されているショップスペースと、軽飲食サービスのコーナーがあります。

障害者用駐車区画は2台分。駐車場の一番奥にあります。商業棟への車椅子の入口は、奥にある裏口的な入口から入場する構造になっています。手前の正面部分に駐車して、表口から施設に入ろうとすると段差があります。

裏口近くにトイレがあり、男女別入口付近に障害者用トイレがそれぞれ一つ併設されています。

ショップの通路幅は並みレベルで、空いていれば問題なく車椅子で店内移動が出来ます。ショップには各種の山梨産品が並び、酒類や漬物が充実。梅干も豊富にあります。試食が多いのも特徴です。

軽飲食サービスも、甲府モツ煮込みなど、山梨名物が用意されています。簡単なテーブルがセットされているだけなので、しっかりとした昼食というよりも、小腹がすいたら利用する感じです。フラットなスペースにテーブル席が配置されているので、車椅子で利用可能です。

「道の駅にらさき」のすぐ裏側は、清流「塩川」が流れます。障害者用駐車区画の近くに、塩川の河原にバリアフリーに下りられるスロープがあります。河原にも若干ですがフラットな舗装スペースが整備されています。道の駅から車椅子で河原に行くことが出来ます。

 

 

 

「道の駅みとみ」(山梨市)

1998年開業。埼玉県との県境にある道の駅で、西沢渓谷の入口にあり、ハイキングの拠点にもなります。西沢渓谷の散策は、車椅子では無理な未舗装の段差ルートです。

ショップ、軽食コーナー、休憩コーナーなどがあるメイン棟と、トイレ棟で構成される施設です。施設は段差のある構造で、スロープを利用します。

トイレは、正面から見て左側の大きなトイレ棟と、メイン棟右側の2か所にあり、それぞれに障害者用トイレが用意されています。右側にある障害者用トイレは車椅子が入らない狭さです。それでは困る車椅子ユーザーは、左側のトイレ棟を利用してください。男女別トイレそれぞれに障害者用が併設されています。

農産物と物産品のショップ店内は、フラットで通路幅は並みレベル、混んでいなければ車椅子で買い物ができます。

ここの名物は「いのぶた」。いのぶた饅頭があります。またイチゴが名産で、生のイチゴはもちろん、ジャムなどの加工品が豊富にあります。

軽食コーナーはフラットで広さには余裕がありますが、セルフサービス方式で固定的なテーブル席が多く配置されています。車椅子で利用出来る席の確保が課題です。名物は「いのぶたラーメン」です。

新緑や紅葉が美しい山の中。春と秋の観光シーズンが人気です。冬季にお出かけの際は、スタッドレスタイヤ、すべり止め装置が必須のエリアです。厳冬の氷点下の世界も独特の雰囲気があります。

 

 

 

「道の駅甲斐大和」(甲州市)

1995年開業。笹子トンネルの上、甲州街道山越えルートの途中にある道の駅です。

障害者用駐車区画は2台分。障害者用トイレは2つ用意されます。

農産物などの直売所、レストラン、軽食コーナーがなどあります。小規模ながら道の駅施設としての機能は揃っています。

 

 

山梨県「道の駅」の紹介記事は、別に「山梨県郡内編」と「山梨県国中(峡中・峡西・峡南)編」を掲載しています。クリックすると別稿が開きますので、ぜひご覧下さい。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~山梨県郡内編~

「道の駅」は車椅子で利用出来る施設です。しかし現地のバリアフリー状況はそれぞれ。車椅子目線での情報と施設の特徴を紹介します。

本稿は山梨県の郡内(大月市、都留市、上野原市、丹波山村、小菅村、道志村、富士吉田市、山中湖村、西桂町、富士河口湖町、鳴沢村、忍野村)にある「道の駅」情報です。開業年が新しい順に紹介します。

 

 

 

「道の駅つる」(都留市)

2016年開業。リニアモーターカーの実験施設を公開している「どきどきリニア館」の近くで、国道139号線から脇道に入って500mほどの立地。国道の交差点の名称は「道の駅つる入口」に改称されています。

道の駅つる

施設全域、段差がないフラット構造です。障害者用駐車区画は屋根無しで2台分。障害者用トイレは1つ用意されます。

施設は1棟平屋構造で、産直ショップ、食事処、テイクアウトコーナー、情報コーナー、ATM、トイレなどで構成されます。車椅子での利用に大きな問題はありません。

農産物直売所はフラットな売り場で、通路幅は余裕があり、車椅子で買い物ができます。

道の駅つる

食事処「お勝手場」は、カフェテリア方式で好きなメニューを選んで精算します。したがって車椅子利用者は健常な同行者がいると助かります。テーブル席で椅子は可動式なので、利用しやすい席を確保できれば車椅子で利用できます。大きな窓がある眺望の良いレストランです。

施設内に芝生広場、舗装された多目的広場があります。

 

 

 

「道の駅こすげ」(小菅村)

2015年開業。以前からあった日帰り温泉「小菅の湯」と「フォレストアドベンチャーこすげ」に隣接しています。施設は2棟構成で、物販店舗、レストラン、地域情報コーナーがあります。

道の駅こすげ

障害者用駐車区画は2か所に計4台分、屋根はない一般タイプです。

トイレはインドアトイレと屋外独立棟変形タイプの2か所あり、どちらにも障害者用が1つ用意されます。

産直ショップは「物産館」。店内への入口正面ドアは自動ドア、床面はフラット、通路幅は並みレベルで、車椅子で買い物が出来ます。

道の駅こすげ

品揃えは葉物や根物の農産物はほとんどなく、漬物、コンニャク、「山女魚のアンチョビ」など。木工工芸品なども陳列されています。小菅村は平地が少なく田畑はあまりありません。

レストランは「源流レストラン」。店内はフラットで一般的なテーブル席。車椅子での利用に大きな問題はありません。

周辺には飲食店は全くありません。山中唯一のレストランです。石窯があり、ピザやパスタがメニューの中心です。

「ふれあい館」は地域情報コーナー。観光パンフが置かれ、デジタルサイネージやタッチパネルがあります。スペースにゆとりがあり、車椅子で利用できます。

道の駅こすげ

2014年11月に「松姫トンネル」が開通して大月方面からのアクセスが大幅に改善されました。ただし大月から「松姫トンネル」までの国道139号は、見通しの悪い狭い山岳道路が残っています。

東京からは2時間圏。二輪ライダーのツーリング先に人気なエリアで、「道の駅こすげ」は二輪駐車スペースがたっぷり用意されています。

 

 

 

「道の駅たばやま」(丹波山村)

日帰り温泉「丹波山温泉のめこい湯」の駐車場に、「農産物直売所」「軽食堂」「トイレ」を新設し、道の駅として2008年から営業しています。

道の駅たばやま

日帰り温泉の駐車場といっても、温泉施設は川の向こう側。長い坂を下り、吊橋を渡って行きます。

道の駅たばやま

障害者用駐車区画として、施設寄りの区画6台分に障害者マークがペイントされていますが、駐車スペースは一般区画と同じで広くはありません。

障害者用トイレはトイレ棟に1つあります。

道の駅たばやま

食事処は「軽食堂R411」。小さな食堂です。入口はスロープ構造で、車椅子で入店できますが、店内は狭く車椅子で移動できるスペースの余裕はありません。ジビエ料理のメニューがあります。

道の駅たばやま

物販ショップは小規模で通路幅の余裕はなく、車椅子での店内移動はやや苦戦します。丹波山村の山の産物、鹿のソーセージなどが並びます。

 

 

 

 

「道の駅富士吉田」(富士吉田市)

2003年開業。アウトドアショップ、地ビールレストラン、富士山アリーナ、富士山レーダードーム館がある「リフレふじよしだ」エリア内の「道の駅」です。

道の駅富士吉田

「道の駅富士吉田」は、産直ショップ、物産コーナー、軽食コーナー、観光情報コーナーで構成されます。

道の駅富士吉田

障害者駐車区画は屋根なしで6台分。施設へは駐車場からスロープで上ります。トイレは別棟タイプで独立した障害者用トイレは一つ。男女別トイレの中にも広い個室が用意されています。

道の駅富士吉田

季節が良い好天の週末ともなると、大混雑する施設です。メインの駐車場が満車になり、遠くの駐車場に誘導されることも珍しくありません。

産直ショップと物産コーナーは、通路幅にそれほど余裕がある設定ではありません。混雑すると車椅子での買い物は苦戦します。

道の駅富士吉田

「吉田のうどん」を提供する軽食コーナー「桜織のりとるきっちん」は車椅子で利用できます。「桜織」は富士吉田市の観光PRキャラクターの名前です。市内には数多くの「吉田のうどん」店がありますが、お座敷席が主力のお店が多い。軽食コーナーは、車椅子で安心して利用できる希少な「吉田のうどん」のお店です。

 

 

 

「道の駅かつやま」(富士河口湖町)

1998年開業。かつては「勝山村」。平成の大合併で2003年に「富士河口湖町勝山地区」になりました。河口湖畔の道の駅。夕焼け時の河口湖の風景がとても美しい場所です。

2013年に平屋の別棟が誕生し、名物「イトリキカレー」のレストランが移転しました。

「イトリキカレー」は地元の飲み屋「糸力」の裏メニューカレーを、糸井重里氏が絶賛したことがきっかけでブレーク。1998年に道の駅が開業するにあたって、勝山村長が道の駅の目玉にしたい、と働きかけてレストランのメニューに登場。道の駅レストランの看板メニューになり現在に至っています。

道の駅かつやま

このレストラン棟の他に、1Fが小規模な産直ショップで元レストランの2Fは「円形展望室」の棟と、観光情報コーナーと休憩室がある棟、トイレ棟があります。障害者用駐車区画はトイレ棟の近くに2台分用意されます。

産直ショップは小規模で通路幅に余裕はありません。2F「円形展望室」へは階段しかありません。

トイレ棟に障害者用は1つ。休憩室は車椅子で利用できるスペースがあります。

道の駅かつやま

目の前は「小海公園」で河口湖沿いに湖畔遊歩道が整備されている観光地。河口湖の中でもこのエリアは釣りが盛んな場所であり、道の駅利用者だけではなく、河口湖レジャーの拠点にもなっています。

 

 

 

「道の駅どうし」(道志村)

1998年開業。最寄りの高速ICは「都留」。そこから山道を20km。相模湖ICまで30km。御殿場ICまで35km。河口湖ICまで38km。電車の駅だと橋本駅までが40km。山の中の川沿いの立地です。

道志村は人口約2000人、世帯数で500ほどの村。村を走る国道413号線は、平成になるまで完全舗装路ではありませんでした。

施設はメイン商業棟と別棟、独立トイレ棟で構成されます。障害者用駐車区画は屋根無しで3台分。トイレ棟には障害者用が男女別に各1つあります。

メインの商業棟に入るのは、産直ショップ&お土産ショップと食事処です。2Fが休憩所になっていますが、階段のみなので車椅子での利用は出来ません。

道の駅どうし

産直ショップの通路幅はやや狭く、混雑時は車椅子での買い物は苦戦します。村興しの中心は「クレソン」。1970年代から村での栽培が始まり、現在では生産高日本一の村。生クレソン以外にも、クレソンうどん、クレソンそば、クレソン饅頭、クレソンケーキなどの商品開発が行われ、この産直ショップで販売されています。

道の駅どうし

食事処はスペースに余裕があり、車椅子でも利用しやすいお店です。セルフサービスなので、車椅子利用者は健常な同行者がいると助かります。

別棟は豆腐屋「ほたる」。やや傾斜ルートになりますが、車椅子でのアクセスは可能です。高品質、高価格帯のお豆腐です。

道の駅どうし

道の駅の裏手には「道志川」が流れ、そこに架かる橋は「かっぱ橋」。吊橋です。橋を渡った先には、オートキャンプ場の受付があります。「かっぱ橋」は車椅子で通行可能です。

道の駅どうし

道志村は横浜市に水を供給している村です。それが縁で2005年に両市村は協定が結ばれて、道志村を「横浜市民ふるさと村」とすることで合意されました。

 

 

 

「道の駅なるさわ」(鳴沢村)

1995年開業。道の駅が制度化されたのが1993年。第一世代の道の駅です。構造としては段差だらけですが、スロープ設置は進み、トイレも小規模改良されています。EV急速充電器も設置されました。

道の駅なるさわ

障害者用駐車区画は屋根無しで4台分用意。障害者用トイレは一つ用意されます。

食事処はありません。産直ショップとテイクアウトコーナー、休憩コーナー、観光案内所とトイレで構成されます。

施設棟は段差の上、スロープで上ります。施設前の通路幅は狭く、車椅子一台分程度の幅です。産直ショップは中規模で店内の通路幅は並みレベル。混雑していなければ車椅子での買い物は可能です。

道の駅なるさわ

 

敷地内には「なるさわ富士山博物館」があります。元は有料の博物館でしたが、2008年に土産屋になった入館無料の博物館です。

道の駅なるさわ

駐車場から「なるさわ富士山博物館」入口へは、スロープルートがあります。博物館入口は手動ドアです。

1Fにトイレがあり、ここに独立した個室トイレが二つ、「障害者用トイレ」と「親子連れ用のトイレ」があります。「障害者用トイレ」は手すりがついていますが、車椅子1台の収用がギリギリのサイズです。「親子連れ用のトイレ」はスペースの余裕はありますが、手すりはありません。

道の駅なるさわ

館内のルートは旧博物館コーナーからで、入り口が車椅子では別入口になります。入口の数段の段差を回避するルートで、わずか数メートルで一般ルートと合流します。グループで行って、車椅子利用者1名だけがこちらのルートから行っても、すぐに合流できます。

その先は下りのスロープルートで「T-REX」エリア。火山の爆発で生き埋めになった恐竜が、吠えたり、噛んだり、指を動かしたりします。暗くて音が大きいので、苦手な人はご注意ください。

スロープを下りるとB1フロアに達します。このフロアには富士山を紹介するビデオが流れる「マウント・フジ・シアター」と、巨大富士山模型「これが富士山だ」があり、さらに富士山に関する疑問に答えるモニター設備「富士山アラカルト」、富士山の植生をBOXで紹介する「ギャラリー・マウント・フジ」があります。富士山徹底ガイドのフロア。いずれも車椅子で鑑賞可能です。内容はやや子供向けです。

道の駅なるさわ

ここから健常者は階段で1Fに戻ります。車椅子利用者はエレベーターを利用できます。

1Fは「鉱石ミュージアム」。宝石屋です。運営会社は山梨県内で手広く観光産業を手掛けている「英雅堂」です。

 

 

山梨県「道の駅」の紹介記事は、別に「山梨県国中(峡北・峡東)編」と「山梨県国中(峡中・峡西・峡南)編」を掲載しています。クリックすると別稿が開きますので、ぜひご覧下さい。