明治神宮ミュージアム 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

完全なバリアフリー環境ではありませんが、明治神宮は車椅子で参拝できます。2019年に開館した「明治神宮ミュージアム」を中心に、現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2019年11月の取材に基づいています。

明治神宮ミュージアム

○車椅子からみた参道のバリアフリー状況

明治神宮は原宿駅方面からの「南参道」、代々木駅方面からの「北参道」、参宮橋駅方面からの「西参道」の3つのルートがあります。

明治神宮

車利用で参拝する場合は、現時点では代々木口からだけが通行可能です。守衛所で入苑証の交付をうけて駐車場へ進みます。

明治神宮の主な参道は、中央部が車椅子で通行が難しい砂利路面で、道の両端が舗装路面になっています。端の舗装路を通行出来れば、車椅子での移動は可能です。

明治神宮の主な参道

明治神宮の主な参

明治神宮の主な参道

ところが端の舗装路は、樹木による中断、あるいはイベント設備の設置などにより、所々で途絶えます。部分的には、車椅子で砂利路面を乗り越える区間があります。

明治神宮の主な参道

明治神宮の主な参

明治神宮の主な参

○明治神宮ミュージアムのバリアフリー状況

場所は原宿駅側です。取材した時点では、参道からミュージアムの敷地に入る箇所に多少段差があります。段差解消が簡単にできる箇所なので、早期に改修されるかもしれません。

明治神宮ミュージアム

明治神宮ミュージアムのバリアフリー状況

明治神宮ミュージアム

エントランスから館内にかけて、フラットでスペースに余裕があり、車椅子での利用に問題はありません。

明治神宮ミュージアム

明治神宮ミュージアム

明治神宮ミュージアム

明治神宮ミュージアムは、有料の施設ですが障害者減免制度があり、障害者手帳の提示で本人の観覧料が無料に減免されます。

障害者用トイレは1Fにあり、折り畳み式のユニバーサルベッドが用意されています。

明治神宮ミュージアム

展示室は1Fと2Fでエレベーターがあります。

展示室内も車椅子で見やすいフラット構造です。展示品は車椅子から鑑賞できます。

明治神宮ミュージアム

2Fの最後に、明治神宮の一年を映像で紹介するコーナーがあります。車椅子スペースが無い、独立椅子席が並べられているミニシアターで、車椅子では端か、前か、空いているスペースから映像をみることになります。

明治神宮ミュージアム

旧「宝物展示室」があった施設は「フォレストテラス明治神宮」として営業しています。

フォレストテラス明治神宮

フォレストテラス明治神宮

フォレストテラス明治神宮

○御社殿のバリアフリー状況

社殿の周辺はバリアフリー改修が進みました。段差箇所には必ずスロープがあります。

明治神宮

明治神宮

明治神宮

拝殿へもスロープルートを通り、車椅子で進むことができます。

明治神宮

明治神宮

ただし正月など、猛烈に混雑するときは車椅子での参拝は苦戦します。

 

○明治神宮 森の歴史

明治神宮の森は、椎や樫などの常緑広葉樹が中心です。楓や銀杏などは、それほど数は多くありません。

明治神宮の森

なぜ明治神宮は常緑広葉樹の森なのか。それは明治神宮が創建された際に、意図的に椎や樫が植栽されたからです。

明治神宮の森

明治天皇、続いて皇后がご逝去され、国民的な機運で創建された明治神宮。当時この地はただの荒れ地で、木も生えていなかったそうです。

明治神宮の森

荒れ地にどうやって明治の森を創るか。ドイツ留学で林学を学び帰国した教授を中心に、3人の専門家による検討が行われ、伊勢や日光のような杉は東京では育たない、100年の森を創るには常緑広葉樹しかない、と結論づけました。

明治神宮の森

これを受けて全国から10万本の献木があり、運搬や植樹の労働力を提供する青年団が全国で発足し、約11万人が労役を提供しました。

明治神宮の森

創建当時に植樹された樹木は365種。現在まで生き続けている樹木が234種。明治神宮は2020年に創建100年を迎えます。

明治神宮の森

参道は十分なバリアフリー水準ではありませんが、明治神宮ミュージアムはバリアフリー施設です。明治神宮は車椅子で参拝ができます。

池袋 サンシャインシティ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

東京都豊島区、東池袋の「サンシャインシティ」は、「巣鴨プリズン」の跡地に1978年に開業した古い施設ですが、改修が進み車椅子で利用できる施設に変っています。車椅子からみた現地のバリアフリー面でのポイントを紹介します。

なお本稿は2019年11月の取材に基づいています。

池袋 サンシャインシティ 車椅子利用ガイド

○車椅子でのアクセス

東池袋駅からは、地下通路と屋根の下を通り雨天でも濡れずにアクセスできます。途中で段差回避エレベーターを利用します。

池袋 サンシャインシティ 車椅子利用ガイド

池袋 サンシャインシティ 車椅子利用ガイド

池袋 サンシャインシティ 車椅子利用ガイド

池袋 サンシャインシティ 車椅子利用ガイド

池袋駅方面からは、東急ハンズの横「サンシャインシティ入口」からエレベーターで地下連絡通路に下りてアクセスできます。

池袋 サンシャインシティ 車椅子利用ガイド

池袋 サンシャインシティ 車椅子利用ガイド

池袋 サンシャインシティ 車椅子利用ガイド

地下有料駐車場があります。身体障害者用が22台分、高齢者や妊婦さんまで対象にした思いやりスペースが33台分の優先スペースがあります。全1800台収容の内、55台分が優先スペースですから、3%の区画が優先ゾーンということになります。三菱地所カードの利用で、駐車料金が規定プラス1時間無料になります。

 

○館内のバリアフリー状況

段差解消スロープやエレベーターの整備により、サンシャインシティ全体、車椅子で移動できない箇所はほとんどありません。

池袋サンシャインシティ 

メイン通路にある段差は、池袋駅方面へ抜ける地下通路から、「ヴィクトリア」などが入る元「アムラックス」ビルへの入口が段差路でスロープがありません。

池袋 サンシャインシティ 車椅子利用ガイド

パブリックスペースの障害者用トイレ設置状況です。オストメイト有と無しがありますが、トータルでB1が4か所、1Fが3カ所、2Fが2か所、3Fが3か所、4Fが3カ所あります。

サンシャインシティ

○有料施設の障害者減免制度

サンシャインシティの有料施設「サンシャイン水族館」「プラネタリウム満天」「サンシャイン60展望台」「古代オリエント博物館」は障害者減免制度があり、障害者手帳の提示で本人と介助者1名の利用料金が半額に減免されます。

池袋 サンシャインシティ 車椅子利用ガイド

サンシャイン水族館」「プラネタリウム満天

サンシャインシティは、元々は段差構造箇所が多い施設ですが改修が進み、現在ではバリアフリー施設になっています。

山種美術館「色で読み解く日本画」展 車椅子観覧バリアフリー情報

東京都渋谷区広尾の山種美術館の特別展「東山魁夷の青、奥田元宋の赤-色で読み解く日本画」を車椅子で観覧しました。現地のバリアフリー状況を紹介します。

本展は2019年11月2日から12月22日までの開催です。

 

○8色で分類展示

青、赤以外に、緑、黄、黒、白、銀、金で分類された日本画が、51点展示されます。

東山、奥田の他に、川端龍子、平山郁夫、小林古径、山口蓬春、河合玉堂、奥村土牛、加山又造、横山大観、千住博・・・らの作品が並びます。

すべて山種美術館の所蔵作品です。

 

○美術館のバリアフリー状況

アクセスは恵比寿駅から徒歩10分の案内です。

身体障害者の利用に限り1台分の来館者用無料駐車スペースがあります。利用には事前予約が必要です。

入館料は障害者減免制度があり、障害者手帳の提示で本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。

この制度は2020年3月14日から改訂され、本人と介助者1名の入館料は団体料金に減免されます。

館内の障害者用トイレは1Fのパブリックスペースにあります。

展示室があるB1へはエレベーターで移動します。展示室内はフラットで車椅子での移動に大きな問題はありません。

山種美術館の特別展「東山魁夷の青、奥田元宋の赤-色で読み解く日本画」

○展示のバリアフリー状況

山種美術館の第一展示室内の観覧順は、動線としては行ったり来たりになります。会場が混雑している状況では、車椅子では観覧順に拘らずに、一方通行の動きで作品を鑑賞すると便利です。

展示は壁掛け展示で車椅子から問題なく鑑賞できます。

色を引き出す顔料の紹介など、一部の資料は中台ケース内に展示され、車椅子からの目線ではやや見え難い展示が一部あります。

第二展示室の展示は車椅子での鑑賞に問題はありません。

東山魁夷の青、奥田元宋の赤-色で読み解く日本画

「東山魁夷の青、奥田元宋の赤-色で読み解く日本画」は、東山と奥田の二人展ではなく、多数の日本画家の名画を車椅子で楽しめる特別展です。