車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

宇都宮には車椅子で利用できる観光スポットが数多くあります。各施設のバリアフリー状況を紹介します。

 

 

最初は県立の美術館と博物館のバリアフリー状況です。

「栃木県立美術館」

県立美術館は1972年の開館で「日本における公立の近現代美術館の先駆け」です。常設展示室が増設されたのが1981年。いずれも同一建築家の設計で、建築物として素晴らしい調和がある昭和の名建築です。

無料駐車場があり障害者用駐車区画が2台分用意されています。駐車場からスロープ上りの企画展入口か、フラット路面で常設展入口か、どちらかに進みます。企画展入口は建物の2Fですが、スロープは緩い傾斜です。企画展ルートを通ると、美術館の全景や中庭がよく見えます。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

常設展は障害者手帳の提示で本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。ほとんどの企画展にも同様の障害者減免措置があります。館内の段差構造の箇所はすべてスロープ改修が施され、エレベーター、障害者用トイレがあります。中庭への出入口だけは手動ドアです。

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常設展室の一角の「伊東直子マイセン磁器コレクション」コーナーも、車椅子で鑑賞できます。

 

 

「栃木県立博物館」

県立博物館は1982年の開館ですが、改修されてバリアフリーです。入館料は障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免。障害者用トイレは1Fに2か所。展示室内もバリアフリーで、車椅子からは見難い展示はありません。

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アクセスは車が便利。栃木県中央公園の一角にあり、同公園内の無料駐車場「博物館北駐車場」の利用が便利です。一般駐車場の奥に、5台分の障害者専用駐車スペースがあり、そこからスロープで博物館正面入口へ向かいます。車椅子のためのフラット路面が用意されています。

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ユニークなのは日光の自然を垂直分布で紹介するスロープ展示。1Fから2Fへとらせん状に72m続くスロープの壁面に、標高600mの神橋付近から2,578mの白根山頂までの動植物を生態的に展示しています。このスロープは車椅子で十分に上ることができる傾斜ですが、難しい人はエレベーターで2Fに上がります。

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2Fには二つの展示室。展示室1は栃木の歴史、展示室2は栃木の自然がテーマ。いずれも正統派で真面目な展示です。

 

 

次は市の公益法人が運営する美術館の紹介です。

「宇都宮美術館」

宇都宮市制100周年を記念して、1997年にオープンした美術館。バリアフリーで車椅子で利用しやすい施設です。宇都宮市は大谷石の産地。「宇都宮美術館」には、多くの大谷石が使用されています。

宇都宮市の中心部から北へ約5km、広さ26haの公園「文化の森」に建つ美術館です。「文化の森」の駐車場は無料。一般用、高齢者用、身体障害者用の3種の駐車場があり、美術館に一番近いのは6台収容する身体障害者専用駐車場です。

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障害者手帳の提示で、本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。展示室は3つ。展示室1が常設展。展示室2と3が企画展に使われます。3つの展示室をつなぐ空間が中央ホール。このホールも展示室の機能を有しています。

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受付から展示室に向かうプロムナードはデザインされた空間。開放的な窓から、美術館のお庭がよく見えます。お庭には大きなアートオブジェがあります。

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障害者用トイレは、エントランス横の無料ゾーンと、展示室のある有料ゾーンのそれぞれにあります。

併設されているレストランは無料ゾーンに。高級感があるレストランで、結婚式やパーティーが出来ます。美術館に入らずに外から直接レストランに入店するスロープがあります。

エントランス近くにはミュージアムショップ。通路幅にそれほど余裕はありませんが、混雑してなければ、車椅子での利用は可能です。

 

 

宇都宮には人気の超大型道の駅があります。

「道の駅ろまんちっく村」

6haの滞在型ファームパーク、というのがキャッチコピーの道の駅です。日帰り温泉、宿泊施設、温浴スパ施設、レストラン、フードコート的な出店、イベントステージ、超大型産直ショップ、そして広いお散歩エリアや体験農場があります。

車椅子ユーザーは「森のエリア」「里のエリア」は未舗装でアップダウンがあるので「集落のエリア」の利用をお薦めします。

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「集落のエリア」の正面にある駐車場は、休日はすぐに満車になってしまいます。その場合少し離れたポケットパーク裏の臨時駐車場的なスペースに誘導されますが、この駐車場は未舗装且つ傾斜があるので、車椅子利用者には辛い駐車場です。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

日帰り温泉や温浴スパの駐車場に、障害者用の駐車スペースが2か所に計3台分設置されています。この駐車場から産直ショップ方面には、温浴スパ「アグリスパ」経由で、スロープを利用して車道を渡らずに行くことができます。「アグリスパ」からスロープで噴水広場に抜けられます。やや傾斜がきついスロープですが、介助者がいれば問題のないレベル。噴水広場奥には多目的ドームがあり、このなかにも障害者用トイレがあります。

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噴水広場前から「カスケード」とよばれる橋があり、中央部は階段ですが両脇はスロープ。渡ると産直ショップのあるエリアに抜けられます。産直ショップ「あおぞら館」の中にも、障害者用トイレがあります。

 

 

宇都宮には、紀元前3000年頃の縄文前期遺跡復元施設があります。

「うつのみや遺跡の広場」

遺跡名は「根古谷台遺跡」。竪穴式住居が4棟、墓標群と墓標レプリカ、資料館があります。「日本有数の規模を誇る復元」施設で、入場無料です。

場所は公営霊園である「聖山公園」の頂上付近。車で霊園に向かい、そのまま上り坂を進みます。「うつのみや遺跡の広場」の入口近くのロータリー横に無料駐車場があり、障害者用駐車区画は入口の先までロータリーを回った場所にあります。公衆トイレには障害者用が併設されています。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

広場入口周辺の路面は大谷石舗装で、車椅子で通行するとゴツゴツします。復元エリアは砂利路面で、場所によっては車椅子がスタッグするレベルの深い砂利になります。慎重にルートを選んで車椅子で進んで下さい。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

もっとも大きな復元住居「1号長方形大型建物」内に自由に入ることができます。出入口付近はデコボコしていますが、慎重に進めば車椅子で乗り越えられます。出入口の広さ高さは一般的な車椅子なら通行可。頑張りは必要ですが、車椅子で復元住居の内部に入ることができます。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

墓墳は縄文時代。公園入口横にある「将軍塚古墳」は7世紀の古墳時代の遺跡。霊園は平成の開園。「聖山公園」は5千年間続く墓の山です。

 

 

大谷石の「大谷」は宇都宮市です。採掘場跡が公園になっています。

「大谷公園」

大谷町にある無料の公園です。別にある大谷石の採掘場跡の巨大な地下空間をみる施設が人気ですが、すべて階段や梯子で移動する施設なので、車椅子での利用は出来ません。大谷公園は、車椅子でもなんとか利用できます。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

広い無料駐車場があり、出入口に最も近い場所に障害者用駐車区画の用意があります。駐車場から道を渡ると大谷公園に入ります。通路脇にある公衆トイレは新しくて綺麗で、障害用トイレが併設されています。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

大谷石でできた巨大な観音様や大谷石の居壁、親子ガエルに見える大谷石の巨石などが見どころです。園内の歩道は大谷石が敷き詰められています。これがデコボコできつい振動を発生させます。車椅子は衝撃を和らげるために、ゆっくりと進んでください。車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

 

最後に餃子観光地のバリアフリー状況を紹介します。

宇都宮餃子「来らっせ本店」

有名店の餃子食べ比べが出来る「来らっせ本店」は、ドンキホーテの地下にあります。元長崎屋の古い建物ですが、エレベーターは2基あります。障害者用トイレは3Fの一か所だけです。

近隣には提携駐車場が複数あり、2,000円以上の利用で2時間無料の駐車料金減免サービスがあります。また市内3カ所の市営駐車場は、障害者手帳の提示で2時間料金が無料になります。「来らっせ本店」に最寄りの「市営相生駐車場」は機械式駐車場で、車椅子利用者が運転手の場合は、利用が難しい構造です。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

店舗は5店舗からなる「常設店舗ゾーン」と、曜日でメニューが変わる「日替わり店舗ゾーン」があります。車椅子で利用しやすいのは、広くてスペース的に余裕がある「常設店舗ゾーン」です。「常設店舗ゾーン」の店内通路は広く、床面はフラット。止まり木方式のカウンター席もありますが、車椅子利用者は普通の可動式テーブル席に案内されるはずです。

「常設店舗ゾーン」内に5店舗それぞれの店舗があります。お好みの店舗に行き、オーダーして精算。その際に席の番号を申告。出来上がった餃子は、店舗スタッフが席に持ってきてくれます。したがって車椅子利用者が自分でオーダーをしても大丈夫ですが、各店舗の受付カウンターがやや高いため、現金精算などはスタッフに出てきてもらう必要があります。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

餃子のたれ、醤油、お酢は、各テーブルに備えがありますが、ラー油はなし。各店舗自慢のラー油を、小皿に入れてもらいオーダー時に受け取り、自分で席に持ち帰る方式です。 ラー油が入った小皿を車椅子で持ち帰る自信のない人は、お店の人に頼んでください。帰る際のお皿の片づけはスタッフの仕事で、セルフではありません。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

このような状況ですが「来らっせ本店」は、最低限のバリアフリー要件は満たしています。

 

 

バリアフリー情報を参考に、車椅子での宇都宮観光をお楽しみ下さい。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

山梨県甲府市には、車椅子で利用出来る観光スポットが数多くあります。各施設のバリアフリー状況を紹介します。

 

最初に甲府駅前の新観光スポットを紹介します。

「甲府市藤村記念館・甲府市歴史公園山手御門」

2007年から2010年にかけて、甲府駅北口は大きく生まれ変わりました。整備された施設は「藤村記念館」と「山手御門」。どちらも車椅子での観光は可能です。

駅前ですが公営駐車場も整備されています。もっとも駅に近い「第二駐車場」は当初30分無料で、障害者減免はありません。フラッグ跳ね上げ式の有料駐車場ですが、1台分障害者用区画が用意されています。少し駅から遠い駐車場だと、当初1時間無料の設定です。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

「藤村記念館」は1875年に建てられた学校の校舎。2010年この地に移設されました。「藤村」は当時の県令の名前で、西洋建築を推奨した人物です。これらの「擬洋風建築」は、当時の大工が東京に誕生した洋風建築を見て、それを真似て建てたとういうことです。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

記念館は入館無料。正面入口は段差あり。建物裏側にスロープがあるので車椅子で建物を半周してください。スロープ入口にインターフォンがあり、スタッフに車椅子利用を申告すると、ドアを開けていただけます。

「藤村記念館」は2フロア構造。2Fへは靴を脱いで階段で上るので、車椅子では1Fの見学のみ。明治の建物なので完全バリアフリーではありませんが、1F内は全域車椅子で移動できます。関連資料の展示があります。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

2007年に整備された「甲府市歴史公園」の観光ポイントは「山手御門」。甲府城の御門の再現施設です。車椅子でも見学が出来るようにバリアフリーに設計されています。展示室もありますが、すべて無料で利用できます。

 

 

次に、有名な二つの県立施設を紹介します。

「山梨県立美術館」

1978年開館の「山梨県立美術館」。基本構造は段差がある設計ですが、スロープ対応、エレベーター増設、障害者用トイレの設置と、改修によりバリアフリー施設になっています。注意箇所は一か所。1F正面にある大型の作品が展示される無料ゾーン「ギャラリーエコー」へのスロープは急坂です。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

アクセスは車が便利。「芸術の森公園」の無料駐車場を利用します。障害者用駐車区画は2か所6~7台分用意されています。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

障害者手帳を提示で、本人と介助者の入館料が無料に減免されます。減免になる介助者の人数は、手帳の等級によって変わります。

 

 

「山梨県立文学館」

「山梨県立美術館」のお隣り、芸術の森公園内にある県立の文学館です。文学者に関わる常設展示、企画展、各種資料の閲覧が出来る博物館。常設展では山梨県にゆかりのある作家の、直筆原稿や写真、書簡や書画、愛用品などが展示されています。1989年の開館ですがバリアフリー。車椅子での見学は可能です。入館料の障害者減免制度は「山梨県立美術館」と同様です。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

館内は2フロア構成で展示室は2F。エレベーターは1Fの奥にあります。エレベーターの近くに障害者用トイレあり。2Fには障害者用トイレはありません。展示室内はバリアフリーで、車椅子での見学に大きな問題はありません。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

1Fには「黒蜜庵きなこ亭」というカフェがあります。スペースに余裕があり可動式のテーブルと椅子なので、車椅子での利用は可能です。

 

 

甲府には個性的な博物館、資料館もあります。

「印傳博物館」

インド伝来が語源ともいわれている「甲州印伝」は、鹿革を漆で装飾する秘伝の伝統製法です。印傳屋は1582年の創業。代々家長は「勇七」を襲名。現「勇七」氏は十三代目です。四百年の歴史がある印傳屋本店の2Fが「印傳博物館」。江戸時代に作られた「革羽織」など、貴重な古典作品が展示されています。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

アクセスは車が便利。印傳屋本店の無料駐車場を利用します。お店の近くに障害者用駐車区画あり。車椅子では正面横のスロープ箇所から店舗内へ入ります。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

2Fの博物館へは、スタッフの誘導で「お会計」の後ろ側にあるエレベーターを利用します。2Fの「印傳博物館」内はフラット構造でバリアフリー。車椅子での見学に大きな問題はありません。入館料は障害者手帳の提示で、本人と介助者1名が無料に減免。2Fに障害者用トイレがあります。

 

「山梨中銀金融資料館」

元頭取の屋敷を活用した「山梨中銀研修センター」の1Fが「山梨中銀金融資料館」です。無料の資料館で、古代からの日本の貨幣の歴史展示と、山梨県の経済史、銀行史の展示があります。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

アクセスは車が便利。前庭スペースが無料駐車場で、6台収容となっています。障害者用駐車区画の用意はありません。

館内は土足禁止で健常者はスリッパに履き替え。車椅子利用者はスロープで館内へ入ります。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

エントランスの左側がトイレで障害者用トイレがあります。ワンフロアでフラット構造。車椅子から見にくい展示は特にありません。

 

 

古墳の丘の麓にある博物館もバリアフリーです。

「山梨県立考古博物館」

複数の巨大古墳がある「甲斐風土記の丘」に建つ博物館です。アクセスは車が便利。広い無料駐車場があり障害者用駐車区画の用意があります。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

旧石器時代から明治時代まで、山梨の歴史が展示されます。3万年前からの「旧石器時代」から「縄文時代」「弥生時代」、そして「古墳時代」は4世紀。山梨は縄文時代、日本列島のなかでも相対的に人口密集エリアであったそうです。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

入館料は障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免。障害者用トイレはパブリックスペースに。展示室内は余裕のある通路幅で床は完全フラット。低い目線からでも見やすい展示が多く、車椅子での展示見学に大きな問題はありません。

 

 

考古博物館の近くにバリアフリーな産直ショップがあります。

「風土記の丘農産物直売所」

2014年に新築された「中道交流センター」内のバリアフリーショップです。「中道交流センター」は、市役所支社、公民館、そして産直ショップで構成。障害者用駐車区画は2か所あり、どちらを利用しても快適に産直ショップに移動できます。障害者用トイレも2か所あります。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

甲府市の「中道地区」の生産者200人が産物を出荷しています。産直ショップの通路幅は広く、車椅子での店内回遊に大きな問題はありません。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

産直ショップに繋がって、軽食が楽しめる食事処兼休憩コーナーがあります。ショップで買ったものを、ここでいただくこともできます。このコーナーもフラットでバリアフリー。車椅子で利用できます。

 

 

最後の情報です。「昇仙峡」周辺の車椅子観光は、積極的にはお薦めしません。

「渓谷道路」はシーズンの土日車両通行止めになります。車が通るのは、平日と12/1から4/30の間の土日です。景観が楽しめる遊歩道は途中が階段で、並び建つお土産屋、食事処は古いお店が多いのが実態です。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

「グリーンライン」を登ると「夫婦木神社」と「金桜神社」がありますが、どちらも車椅子では参拝が出来ない、段差と砂利面がある神社です。

車椅子で行く甲府~観光スポットのバリアフリー情報

その中で「影絵の森美術館」に併設されている「森の駅 昇仙峡」は、入口はやや急な傾斜のスロープを上りますが、バリアフリーで障害者用トイレがあるショップです。

 

バリアフリー情報を参考に、車椅子で甲府にお出かけください。

車椅子で行く諏訪~バリアフリー観光情報

数多くの観光スポットがある諏訪。その中から、車椅子でのドライブで立ち寄りたい観光スポットのバリアフリー状況を、上諏訪方面から下諏訪方面へ行くルート順に紹介します。

 

 

○諏訪市博物館

1990年開館。諏訪大社上社本宮前に建ち、諏訪の象徴である「御柱祭」と「御神渡り」を中心に諏訪の歴史と民俗を紹介します。

障害者手帳の提示で本人と介助者1名の入館料が半額に減免されます。2階建て構造でエレベーターあり。段差はスロープ対応有り。障害者用トイレ有り。駐車場は無料で、障害者用駐車区画の用意があります。

メインの展示場は2Fです。展示室1は諏訪の歴史、展示の中心は「諏訪大社」と「御柱祭」です。展示室2は民俗。展示の中心は、諏訪湖の「御神渡り」です。

1Fには「世界の蝶」の展示室があります。その数約2,000頭。長野の蝶の標本もあります。

諏訪~バリアフリー観光情報

 

○SUWAガラスの里とJAショップ

「SUWAガラスの里」は、美術館、土産ショップ、レストランからなる複合施設です。美術館は、1992年の開館当時は「ルネ・ラリック美術館」。次は「北澤美術館新館」と変遷しています。駐車場は無料で、障害者用駐車区画はあります

館内への入口は、レストラン寄りと美術館正面の2か所。レストランは1Fの高さで、入口からそのまま車椅子で利用可能。レストラン横の奥に、障害者用トイレがあります。

土産ショップは半地下構造で、車椅子では係員に操作していただく昇降機を利用します。

2012年に改装オープンした美術館は2Fで、エレベーターがあります。

諏訪~バリアフリー観光情報

隣接してJA系産直ショップ「さざなみ新鮮市」と、同じくJA系の蕎麦屋兼惣菜屋の「さざなみ味工房」があります。どちらも木造平屋建ての小さな独立店舗。出入口のドアは手動。通路は車椅子でギリギリの幅ですが、品揃えは良く、安くて旨いものに出会えるJA系ショップです。

諏訪~バリアフリー観光情報

場所は諏訪湖畔。外の眺めは絶景です。諏訪湖の南岸は、諏訪湖の中で最も静かなエリア。上諏訪や下諏訪ほどの交通量はありません。自然の風景として諏訪湖を眺めるには、とてもよい場所です。

 

 

○蔵元ショップ セラ真澄

お酒好きの方にお薦めの施設です。欧州のワイナリーに触発された「蔵元ショップ セラ真澄」は1997年の開店。店舗内はバリアフリー。中庭へ自動ドアから出て、樹齢300年の松の横を抜けた店舗の裏手に障害者用トイレがあります。お店のコンセプトは「酒のある和やかな食卓」です。

駐車場は10台ほど収容する小さな駐車場が3カ所。お店の並びに2か所とお店の対面に1カ所です。いずれも障害者用駐車スペースの設定はありません。

大規模な店舗ではありません。そのため、「店内・駐車場のスペース」の問題で、団体の予約は「16名様まで」となっています。障害者の団体利用を検討する場合は、お店に事前相談を入れて下さい。

諏訪~バリアフリー観光情報

 

○丸高味噌之蔵

信州といえば味噌。酒蔵の次は車椅子で利用出来る味噌蔵の紹介です。

大正年代に造られた味噌蔵を活用したお店で、有形文化財に登録されています。駐車場は砂利路面で、店内へのアプローチはフラットとはいいがたい木製のスロープです。店内への車椅子での移動はやや苦戦します。

店内はフラットで通路幅もそれなりにあり、車椅子での売り場回遊は可能です。店舗を裏から出た外に、障害者用トイレがあります。

食事処は一段上がったお座敷スペースと、テーブルスペースがあります。テーブルスペースの中でも、車椅子で利用可能な可動式のテーブルと椅子の席は、2テーブルです。

ちなみに諏訪の味噌店で観光スポットとして有名なのは、豚汁で有名な「タケヤ味噌会館」ですが、施設は建物の2Fにあり、階段しかないので車椅子では利用できません。

諏訪~バリアフリー観光情報

 

○諏訪湖間欠泉センター

1日5回、5分間ほど最大で5mの間欠泉が吹き上がります。温泉の採掘により、自然に間欠泉が吹き始めたのが1983年。当時は世界第一位、最大50mの高さまで吹き上がりました。「諏訪湖間欠泉センター」が造られたのが1990年。施設完成後、温泉の自然噴出は停まってしまい、現在は人工的な間欠泉です。

駐車場は道を挟んだ反対側で、車椅子での利用は可能です。信号のある横断歩道を渡り、湖畔に建つセンター側へ移動。車道から1F入口へはスロープがあります。入館は無料です。

「諏訪湖間欠泉センター」1Fは、土産売店になっています。そして1Fの湖寄りが「温泉玉子作り」が体験できるコーナーですが、この温泉玉子コーナーに入るところは段差があり、スロープ板が置かれていますが、車椅子での移動は困難です。

1Fから湖畔に出るインとアウトの指定があるドアがあります。このドアの箇所に20㎝はある段差があり、車椅子では出入り出来ません。

車椅子では2F、3Fの諏訪湖を臨む展望コーナーから、間欠泉を見ることが出来ます。2Fからなら5mの高さの間欠泉が目の前。3Fからだと見下します。エレベーターは小型タイプですが普通の車椅子での利用は可能です。

この他にロケ地コーナー、花火紹介コーナー、オルゴールコーナーなどがあり、車椅子での見学に大きな問題はありません。

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○万治の石仏(諏訪大社下社春宮)

岡本太郎氏が絶賛したことで有名になった石仏です。「万治3年(1660年)」と刻まれているのが名前の語源。巨大な石仏で胴回りは11m85cmということ。お顔は巨石からの削り出しで、石仏の背中は削りが入っています。作者は名もない石工ということ。太郎氏が称賛するまで、約300年間全く注目されなかった石仏です。

石仏に車椅子で会いに行くことが出来ます 駐車場は「下社春宮」の参拝者用無料駐車場を利用します。駐車場入口すぐの場所に障害者用駐車区画があります。

「境内から万治の石仏に行くことが出来ます」という掲示がありますが、アップダウンに加えて段差のある橋を通るルートです。「万治の石仏」へは境内に入らずに左手に進みます。ここから50mほどが狭い車道で歩道無しの生活道路で、車がかなり通る道を進みます。ここを抜ければ歩道のある道になります。

途中に「おんばしら館よいさ」という、御柱祭に関する資料館があります。2016年4月にオープンした有料の施設で、この施設の敷地内に無料で利用できる公衆トイレがあり、障害者用トイレが併設されています。

その先、川沿いの遊歩道へと右折。やや上り坂の遊歩道ですが、車椅子での移動が困難なほどの傾斜ではありません。途中に岡本太郎氏揮毫の碑があり、ほどなく「万治の石仏」に到着します。最後の直線10mがキツイ坂になりますが、それでも普通の車椅子利用者なら移動可能です。

ここまでは全て舗装路ですが「万治の石仏」の周囲は未舗装。この未舗装の周囲を廻って願掛けをします。未舗装なので雨上がりや雪霜の季節は悪路の可能性あり。舗装路からでも、正面からお顔を拝むことは出来るので、折角行ったのに車椅子では全く「万治の石仏」が拝めなかったということはありません。

諏訪~バリアフリー観光情報

 

○門前ひろば食祭館

諏訪大社下社秋宮から徒歩5分程の旧中山道沿いに、2010年に開業したドライブインです。下諏訪町の所有地に隣接する私有地も加えた1,600㎡の敷地に、地元民間団体が出資した施設。官民一体型の町興し施設です。2F構造で1Fの半分ほどがお土産コーナー、1F半分と2Fが食事処です。施設内に足湯と公衆トイレがありますが、これは下諏訪町が建設した公立施設です。

敷地内に駐車場があります。大型バス優先の駐車場で、普通車の収容台数は10台。障害者用駐車スペースもあるので、車椅子利用者はとりあえず敷地内駐車場を目指して下さい。満車の場合は、他の駐車場に誘導していただけます。

バリアフリー上の大きな問題はありません。お土産、食事に、車椅子で利用できます。

諏訪~バリアフリー観光情報

 

諏訪周辺の観光スポットは、車椅子で利用できない施設もあります。事前に現地の状況を確認して、行動計画を立てることをお薦めします。