車椅子で行く高遠城址公園さくら祭り バリアフリー情報

桜の名所、信州高遠。「高遠城址公園さくら祭り」は車椅子で楽しめるのか。2019年の「さくら祭り」における現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

○車椅子での問題は混雑と坂道

2019年は4月中旬が開花のピークになりました。「高遠城址公園さくら祭り」はアクセスが車に限定されるため、周辺の渋滞、駐車場の不足が課題です。開花ピークの週末は渋滞と駐車場の満車を覚悟する必要があります。車椅子利用者は、可能であれば平日の利用をお薦めします。

車椅子利用者にとって坂道は避けたいところですが、高遠城は山城。城址公園は小高い山の上にあり、周囲からは坂道を上ってアクセスします。坂道の通行を避けるには、公園と同じレベルの高さにある近い駐車場からアクセスする必要があります。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

○渋滞対策の概要

「高遠城址公園さくら祭り」では渋滞対策を進めています。

さくら祭りの期間中は、公園周回路は一方通行規制がかかります。そして公園に近い駐車場が満車になると、公園周回路への車両進入に制限がかかります。

開花ピークの週末には、公園から距離のある場所に無料の臨時駐車場を8カ所設け、有料のシャトルバスを運行します。

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○車椅子での坂道対策

公園と同じレベルの高さにある駐車場は4か所。2019年ではP4からP7と呼ばれています。

この内P6が身体障害者専用の駐車場とされました。駐車料金は有料で障害者減免はありません。満車の場合はP6内で待機するスペースがあれば空き待ちができますが、それも無理な混雑状況の場合は、身体障害者でも利用できません。

利用に際しては、障害者手帳の提示などのルールはなく、P6入口のスタッフに「車椅子です」などと申告して誘導を受けます。スタッフが常駐しているので、健常者の不正利用の心配はありません。

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○障害者専用駐車場のバリアフリー状況

2019年に用意されたP6は、未舗装路面です。隣接するP4およびP5は、障害者用駐車区画の用意はありませんが、舗装路面の駐車場です。P6の駐車区画のラインは曖昧で、余裕があるスペースが空いていれば、広い乗降スペースを確保できます。

P6の路面は荒れていますが、慎重に移動すれば車椅子で通行は可能です。

前述の通り、公園に近い駐車場が満車になると、公園周回路への車両進入に制限がかかるので、そもそもP4からP7に行くことが出来ません。車椅子利用者は混雑ピークを避けた利用をお薦めします。

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○駐車場から公園入口まで

身体障害者専用のP6から公園入口までの状況です。

「高遠城址公園さくら祭り」では、公園内への入口が「北ゲート」と「南ゲート」の2か所設けられます。P6から近いのは「北ゲート」です。

未舗装路面のP6を出ると、舗装された公園周回路に出ます。この道は狭く、一方通行規制が行われていても、歩行者が大勢いる状況では、通行する車両に注意が必要です。

P6から「北ゲート」入口までは、30mほどの距離。緩い下り坂です。通行する一般車両に注意は必要ですが、車椅子での通行は可能なルートです。

「高遠城址公園さくら祭り」は入園有料ですが障害者手帳の提示で本人の入園料が無料に減免されます。「北ゲート」手前に発券所があり、そこで手帳を提示して無料入園券を受け取ります。そしてゲートのスタッフに券を提示して園内に入ります。

発券所は窓口式で、車椅子からの手帳と入園券の受け渡しは、少し苦戦します。健常な同行者がいない場合は、周辺にいるスタッフに相談して下さい。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

○城址公園内の散策路の状況

山頂の公園ですが、園内の散策路はほとんど傾斜がありません。また散策路は舗装路で園内のほぼ全域をめぐります。車椅子でのお花見は十分に可能です。

園内中央部にある「桜雲橋」は丸みのある橋ですが、一般的な車椅子利用者なら通行できる傾斜です。

車椅子で通行できない箇所は、園内の「お堀」周辺です。「お堀」のエリアは低地で、階段を下りて向かいます。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

園内を巡る散策路を進み「二ノ丸」エリアに行くと、舗装された散策路の横にグルメ系の露店が並びます。この露店ゾーンは、屋台が舗装路にかかっている箇所や、人が並び舗装路をふさぐ箇所などがあります。部分的には未舗装路面に下りて、車椅子で通行しなければならないことがあり得ます。それでも未舗装面は固い路面なので、デコボコを避けて通行すれば車椅子での移動は概ね可能です。

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○公園内の障害者用トイレ

障害者用トイレは、園内2か所の公衆トイレに各1つ用意されています。

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○高速道路からのアクセス状況

車でアクセスする際の広域情報です。

混雑ピークに渋滞に巻き込まれる可能性が最も高いのは「伊那IC」からのアクセスです。「高遠城址公園さくら祭り」会場周辺だけではなく、途中の駅周辺の道路も渋滞がよく起こります。

主催者側は「伊北IC」あるいは「駒ヶ根IC」からのアクセスを推奨しています。

距離的には遠いのですが「諏訪IC」からのアクセスは、時間的には有利です。会場周辺までは通常ほとんど渋滞する箇所はなく、諏訪からの一本道は、約20kmの区間信号がありません。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

車椅子で「高遠城址公園さくら祭り」に行く場合、車でアクセスして、公園と同じレベルの高さにある駐車場を利用出来ると便利です。そのためには混雑する週末は避けることをお薦めします。開花ピークの週末に行く場合は、朝一番または夜最後に近い時間帯の利用をお薦めします。

車椅子で行く名古屋~名古屋城バリアフリー情報

本丸御殿が復元された名古屋城。2019年4月時点の現地バリアフリー状況を詳しく紹介します。

名古屋城バリアフリー情報

○駐車場は障害者減免あり
「名古屋城」は地下鉄、バスなど公共交通機関でのアクセスが良好です。また駐車場があり、駐車料金は障害者手帳の提示で無料に減免されます。
障害者用駐車区画があるのは「正面前有料駐車場」で、「名古屋能楽堂」寄りの場所に障害者用駐車区画があります。
出庫時に障害者手帳をスタッフに提示して駐車料金の減免を受けます。出庫口は機械精算と有人精算の2レーンがあるので、有人レーンを選択して障害者手帳を提示して下さい。

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○観覧料金も障害者減免あり
「正面前有料駐車場」から「正門」へ進むルートで、現地のバリアフリー状況を紹介します。
駐車場内は多少路面が荒れている箇所がありますが、舗装されたほぼフラットな路面なので、車椅子での通行は可能です。
駐車場の公衆トイレには障害者用の用意があります。
駐車場から押しボタン式の横断歩道を渡り、名古屋城内へ入ります。横断歩道は段差解消されているので、車椅子での通行は可能です。

名古屋城バリアフリー情報そのまま正門まで進み、スタッフに障害者手帳を提示して下さい。本人と介助者2名まで観覧料が無料に減免されます。

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○西の丸から本丸へ
一般的なルートは「正門」から入った「西の丸」エリアを進み「本丸」に向かいます。

名古屋城バリアフリー情報

「正門」の先の右側に「総合案内所」があり、ここにも障害者用トイレの用意があります。
「本丸」の入口「表二之門」にかけては舗装路で、ところどころ小さなデコボコがありますが、車椅子での通行は可能です。
「表二之門」をくぐると両サイドは砂利路面になりますが、中央部は舗装路が確保されています。右側に見えるのは「東南隅櫓」です。
「西南隅櫓」方面へは「本丸御殿」の横を通ります。ここは砂利路面ですが、中央部にゴムマットが敷かれ「西南隅櫓」の手前まで車椅子での移動は可能です。

名古屋城バリアフリー情報このゴムマット通路から、復元された「本丸御殿」の外観を車椅子から鑑賞することが出来ます。

名古屋城バリアフリー情報

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○車椅子で本丸御殿内へ
「本丸御殿」内は土足禁止です。健常者の入口は階段で、その先で靴を脱ぎ靴箱に入れて御殿内に入ります。

名古屋城バリアフリー情報一般の御殿入口の北側に車椅子利用者用のスロープ入口があります。通常は入口が閉じられたスロープで、スタッフの誘導を受けて利用します。

名古屋城バリアフリー情報

先ず一般利用者と同じ本丸の見学者入口に向って下さい。その先はスタッフの誘導にしたがって御殿内に入ります。

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○内覧用車椅子に乗りかえる
スタッフから「車椅子を乗り換え出来ますか」と尋ねられます。乗り換えが可能な方は、スロープの先、御殿内入口で館内専用車椅子に乗り換えます。靴は履いたままで可。簡単な靴カバーをかけて見学に向かいます。
重度障害があり車椅子の乗り換えが難しい方は、その旨をスタッフに相談してください。別の見学方法を提案していただけます。

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○混雑時の内部見学は辛い
御殿内の見学ルートに段差はありません。車椅子で一般見学者と同じコースを進みます。

名古屋城バリアフリー情報

名古屋城バリアフリー情報「本丸御殿」は人気です。混雑時は入館に100mの列が出来る事もあります。御殿内は廊下を進みながら部屋を見学します。「本丸御殿」は混雑時の車椅子での見学は辛い施設です。車椅子利用者は混雑のピークをずらした見学を強くお薦めします。

名古屋城バリアフリー情報名古屋城バリアフリー情報「本丸」にある売店の横のトイレに障害者用が用意されています。「本丸御殿」内にはトイレはありません。

名古屋城バリアフリー情報

○御深井丸方面へ
「本丸」エリアから「御深井丸」へ向かいます。2019年現在閉館中の「天守」の横を通ります。「御深井丸」の入口付近までは舗装路で、車椅子での通行は可能です。

名古屋城バリアフリー情報

「御深井丸展示館」は入口に段差があり、車椅子での入館は出来ません。
その先「西北隅櫓」を目指すと、途中から一部未舗装路になります。未舗装ですが路面は固く、デコボコを避けて進めば車椅子での通行は可能です。

名古屋城バリアフリー情報「御深井丸」から「西の丸」にかけての一部のエリアは、2019年4月現在工事中で立入禁止になっています。

○二之丸庭園へ
「本丸」の「表二之門」から出て、東側の「二之丸」へ向かいます。
「二之丸」エリアは、舗装通路は一部でほとんどが未舗装路面です。しかし砂利路面は少なく、未舗装ですが路面は固いので、ルートを選べば車椅子でも広範囲に移動可能です。

名古屋城バリアフリー情報「二之丸」の先には「東門」があります。このエリアにある公衆トイレに障害者用が用意されています。

○金シャチ横丁にはトイレ無し
「正面前有料駐車場」の横に「金シャチ横丁(義直ゾーン)」、「東門」の先に「金シャチ横丁(宗春ゾーン)」があります。どちらのゾーンも敷地内に段差はありません。

名古屋城バリアフリー情報ただし、いずれの店舗もあまりスペースに余裕はありません。車椅子で利用出来るかは、利用者の障がいの状況とその時の混雑状況によります。特に飲食店の利用は、車椅子では苦戦する可能性があるので注意してください。

名古屋城バリアフリー情報
またどちらの金シャチ横丁にも、トイレ棟はありません。「義直ゾーン」には仮設トイレが設けられましたが、障害者用はありません。どちらのゾーンも、障害者用トイレは駐車場の公衆トイレの利用になります。

名古屋城バリアフリー情報

名古屋城バリアフリー情報

人気の「本丸御殿」は、内部用車椅子に乗り換えて見学します。混雑を避けることが出来れば、復元された江戸アートを車椅子で堪能することが出来ます。

車椅子でお出かけバリアフリー公園情報~東京港野鳥公園

東京湾の埋め立て地に蘇った野鳥の楽園「東京港野鳥公園」は、車椅子でバードウォッチングを楽しめる公園です。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

 

○車椅子でのアクセス

最寄りの駅は東京モノレールの流通センター駅です。大森駅、平和島駅からのバスもあります。また無料駐車場があり身体障害者専用区画の用意があります。

公園前の道から入口までが急坂路です。一般駐車場は坂の下ですが、身体障害者用駐車区画は、急坂の上の公園入口の前に用意されています。したがって車でのアクセスが最も便利です。

車椅子でお出かけバリアフリー公園情報~東京港野鳥公園

○入園料の障害者減免

東京港野鳥公園は都立の施設です。各種障害者手帳の提示で、本人と介助者1名の入園料が無料に減免されます。入口で手帳を提示して下さい。

休園日は月曜日、祝日の場合は翌火曜日と年末年始です。

車椅子でお出かけバリアフリー公園情報~東京港野鳥公園

○園内の概要と車椅子お薦めコース

公園は東西の2ブロックに分かれ、それぞれでバードウォッチングなど自然観察が楽しめます。

園内の通路はすべてがバリアフリーではなく、未舗装路や急坂路の箇所もあります。車椅子利用者にお薦めしたいのは「ネイチャーセンター」屋内からのバードウォッチです。入口から「ネイチャーセンター」までのルートのバリアフリー状況を詳しく紹介します。

車椅子でお出かけバリアフリー公園情報~東京港野鳥公園

○芝生広場周辺のバリアフリー状況

入園すると最初に芝生広場があります。この横に公衆トイレがあり障害者用が併設されています。またネイチャーセンター内にも障害者用屋内トイレがあります。

ネイチャーセンターまでは大部分舗装通路が整備されていますが、芝生広場の周回路のごく一部分は未舗装路で、雨上がりは車椅子がドロドロになるリスクがあります。デコボコはひどくないので、路面が乾いてれば車椅子での通行に大きな問題はありません。

車椅子でお出かけバリアフリー公園情報~東京港野鳥公園

○東エリア入口付近のバリアフリー状況

舗装通路を通り「いそしぎ橋」を渡り、東エリアに進みます。その先に、左が舗装路、右が未舗装路の分岐点があります。

左の舗装路を進むとその先に「東観察広場」があり「東淡水池」の様子を観察することができます。ただしその先「ネイチャーセンター」までは、やや傾斜角度が急な下り坂を通ることになります。

坂道が嫌いな人は、右の未舗装路に進むと緩やかな傾斜路です。未舗装ですがデコボコはそれほどひどくはありません。このルートを通ると「東観察広場」には行きません。

車椅子でお出かけバリアフリー公園情報~東京港野鳥公園

○東観察広場のバリアフリー状況

東観察広場は観察用の壁がある露天施設で、壁には様々な高さののぞき穴があり、多数の望遠鏡が設置されています。車椅子からの高さでも覗くことが出来る高さの穴があります。

露天屋外の観察場なので、静かにするのがルールです。声がでるタイプの障がいのある人と一緒の場合は、この点はご注意ください。

車椅子でお出かけバリアフリー公園情報~東京港野鳥公園

○ネイチャーセンターのバリアフリー状況

「ネイチャーセンター」は下り坂の先にあります。ここはバリアフリー施設です。エレベーターがあり、冷暖房完備で、車椅子で快適に屋内から自然観察が出来ます。

建物は4フロア構造。エントランスフロアは2Fで、大きなガラス張の観察ルームです。障害者用トイレはこのフロアにあります。1階下の1Fフロアもほぼ同様の構造。より低い位置から「潮入りの池」を車椅子から観察できます。

車椅子でお出かけバリアフリー公園情報~東京港野鳥公園

両フロアには望遠鏡が多数あり自由に使用できます。またレンジャーやガイドスタッフがいるので、聞きたいことがあれば質問が出来ます。野鳥以外にも、例えば跳ね上がる魚や湿地の蟹などの観察も出来ます。

車椅子でお出かけバリアフリー公園情報~東京港野鳥公園

○ネイチャーセンターの注意点

「ネイチャーセンター」の1Fと2Fは快適なバリアフリー環境ですが、他の2フロアは車椅子利用上の問題があります。

3Fは展望室で「東淡水池」方面を高所から観察できます。ただし窓ガラスの位置がやや高く、車椅子目線では空を見上げることになります。

地階は湿地に面したフロア。湿地内に通路があり歩き回ることができます。この湿地観察通路は幅が狭く、一般的な車椅子は通行不可。車椅子での通路からの観察は出来ません。フロア内部からの湿地観察になります。

車椅子でお出かけバリアフリー公園情報~東京港野鳥公園

○前浜干潟方面は未舗装路

2018年4月。11ヘクタール干潟が広がりました。新しい干潟は前浜干潟。観察用の「前浜干潟観察デッキ」が新設されました。

ただし「ネイチャーセンター」から先は、激しいデコボコはありませんが未舗装路です。

「2号観察小屋」と「1号観察小屋」へは、やや急な傾斜がある未舗装路を通ります。いずれも無理をすれば車椅子でも通行できるレベルです。

車椅子でお出かけバリアフリー公園情報~東京港野鳥公園

○西エリアのバリアフリー状況

「西淡水池」がある公園西エリアへは、障害者専用駐車区画の横から、比較的傾斜の緩い未舗装路で「自然生態園」まで進むことができます。「3号観察小屋」と「4号観察小屋」にかけても未舗装路で多少のアップダウンがありますが、無理をすれば車椅子でもなんとか通行できるレベルです。

 

 

「ネイチャーセンター」屋内からのバードウォッチングは、春夏秋冬車椅子利用者にお薦め出来ます。「東京港野鳥公園」は、一部の未舗装路を通行出来れば、自然観察を楽しめるバリアフリー施設です。