ダイヤモンド富士を仰ぐ 山中湖花の都公園 バリアフリー情報

山梨県山中湖村の「花の都公園」は、重度の障がいのある人でもダイヤモンド富士を仰ぐことができる施設です。冬の利用方法を中心に、現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年12月の取材に基づいています。

山中湖花の都公園

○公園の全体概要

山中湖に近い標高1.000mの地にある30万㎡の公園です。無料の花畑エリアと有料のエリアがあります。有料エリアには屋外施設と屋内施設があります。

有料エリアは季節により料金が変動します。夏が最も高い入園料で、春と秋は少し安くなります。そして冬は有料エリアも無料開放されます。

入園料は障害者減免制度があります。障害者手帳の提示で、本人の入園料が4割引に減免されます。

障害者駐車区画のある、有料駐車場が用意されています。駐車料金の障害者減免制度はありません。

公園の全体概要

○無料の花畑エリアのバリアフリー状況

有料エリアを挟むように、無料の花畑エリアは大きく2つのブロックに分かれます。

春から秋まで、季節のお花が栽培され、自由に鑑賞できます。散策路は未舗装路もあります。車椅子では舗装区間から無理のない範囲で花畑を楽しみます。

障害者用トイレは、売店の近くと食事処の近くにある2つの公衆トイレに用意されています。

無料の花畑エリアのバリアフリー状況

○有料エリアのバリアフリー状況

駐車場からフラットな「花の都大橋」を渡り、有料エリアに向かいます。

屋外エリアは「清流の里」。水車や滝などがシンボルの施設です。車椅子で散策路を移動することは出来ます。

有料エリアのバリアフリー状況

屋内施設は「フローラルドーム ふらら」。植物園、科学館、喫茶コーナーなどがある施設で、エレベータがあり、館内全域を車椅子で利用出来るバリアフリー施設です。

障害者用トイレは、「清流の里」のトイレと、「フローラルドーム ふらら」内のトイレに用意されています。

有料エリアのバリアフリー状況

○ダイヤモンド富士の鑑賞方法

「花の都公園」からダイヤモンド富士がみえるのは、12月から1月にかけての夕方です。晴天の確立が高い季節なので、出現率は50%をはるかに超える年が多いようです。その日のダイヤモンド富士出現予想時刻は、公園のHPなどで前年の実績を参照し、検討をつけます。

ダイヤモンド富士の鑑賞方法

「花の都公園」は、上手に利用すれば、避寒出来るバリアフリー環境が揃っています。

車でアクセスした場合、有料駐車場の障害者用駐車区画に停めます。そこから「花の都大橋」を渡り、屋内施設「フローラルドーム ふらら」に向かいます。この間は100mほど屋外を通行します。寒いので防寒対策に注意してください。

ダイヤモンド富士の鑑賞方法

この季節は「フローラルドーム ふらら」は入館無料です。1Fの喫茶は営業しています。

「フローラルドーム ふらら」の壁面は大きなガラス面です。温かい屋内1Fのフリーテーブルがあるスペースからでも、ガラス越しにダイヤモンド富士をみることができます。

ダイヤモンド富士の鑑賞方法

屋外ではバリアフリーな「花の都大橋」が鑑賞ポイントの一つになります。ダイヤモンド富士の出現時間は5分程度です。その間寒気に耐えられる人は「花の都大橋」からの鑑賞がお薦めです。温かい屋内でスタンバイをして、ダイヤモンド富士の出現の直前に外に出て下さい。

その日の鑑賞ベストポイントは、他の来場者の立ち位置で見当がつきます。大きなカメラを構えている人の近くにいれば、間違いありません。

ダイヤモンド富士の鑑賞方法

山中湖花の都公園は、屋内施設「フローラルドーム ふらら」を中心にバリアフリーな施設です。そして重度の障がいのある人でも、ダイヤモンド富士を仰ぐことができる可能性がある施設です。

行田 古代蓮の里 車椅子バリアフリー情報

埼玉県行田市の「古代蓮の里」は、車椅子で花蓮を楽しめる公園です。現地のバリアフリー情報を紹介します。

なお本稿は2014年の取材で初稿を執筆し、2019年8月に加筆修正しました。

古代蓮の里

○公園の全体概要

バリアフリーに整備された公園です。

古代蓮池を中心に舗装された散策路、木製のフラット通路があり、蓮池の周りや、一部池の中を車椅子で移動できます。

50mの有料展望タワーがあり、車椅子で展望台に上がることができます。

梅林、桜のお花見広場、牡丹園、ロウバイ園、水仙園などがあり、蓮の開花時期以外も、車椅子でお花見が楽しめます。

うどん店や売店があり、車椅子で食事をすることが出来ます。

公園の全体概要

○アクセス方法

アクセスは車が便利です。

南北2か所の駐車場があり、通常期は無料、蓮の開花時は有料になります。有料期間でも障害者減免制度があり、障害者手帳の提示で駐車料金が無料に減免されます。

南駐車場がメインで、蓮の鑑賞にも便利です。障害者用駐車区画の用意があります。有料期間中は駐車場に誘導スタッフがいるので、車椅子利用を申告してください。

アクセス方法

○最初は世界の蓮園へ

蓮の開花時に南駐車場を利用したとします。

公園の利用は通年無料です。駐車場から公園内に入ると、最初にあるのは2つの「世界の蓮園」です。舗装された敷地内にある池で、車椅子からの蓮鑑賞は問題なく出来ます。

古代蓮池などの散策に向かいます

○蓮池を巡る

次に古代蓮池などの散策に向かいます。多少アップダウンがあるルートもありますが、車椅子での移動は出来ます。広い公園の大きな池です。蓮の開花時期は夏なので、暑さに注意して無理のない範囲を散策して下さい。

園内3カ所に公衆トイレがあり、いずれのトイレにも障害者用トイレがあります。

蓮池を巡る

○古代蓮会館のバリアフリー状況

展望タワーがある有料施設「古代蓮会館」は、車椅子で利用できます。

入館料は障害者手帳の提示で、本人と介助者1名が半額に減免されます。

館内には障害者用トイレが1つ用意されています。

古代蓮会館のバリアフリー状況

1Fには展示室があり、行田の蓮や行田の自然に関する解説展示などがあります。また休憩スペースが用意されています。

展望タワーにはエレベーターで上がります。蓮の花の形状をイメージした展望室で、床上からガラス面なので車椅子からの目線でも眺望を楽しめます。

近年は、夏に田んぼアートを眺めることができます。

夏に田んぼアートを眺めることができます

○釣り堀や大型遊具も

バリアフリー仕様ではありませんが、無料で利用出来る釣り堀があります。

また子供向けの大型遊具がある「冒険遊び場」があります。

古代蓮の里は、車椅子で蓮の花を楽しめ

古代蓮の里は、車椅子で蓮の花を楽しめ、田んぼアートを鑑賞できる公園です。そして他の季節でも、バリアフリーにお花を楽しめる公園です。

赤城山の自然を車椅子で楽しむ 山頂周辺のバリアフリー観光情報

赤城山は群馬県前橋市にある標高1812mの名峰です。バリアフリー施設を利用すると、車椅子で観光ができます。お薦めのバリアフリー観光コースを紹介します。

なお本稿は2014年の取材で初稿を執筆し、2019年8月に加筆修正しました。

アクセスは車、南面の赤城道路から

○アクセスは車、南面の赤城道路から

山頂へは快適なドライブルートが整備されています。

南面の赤城道路から山頂付近を目指すと、「白樺牧場」と「赤城山観光総合案内所」があります。

この一帯はレンゲツツジの名所で、初夏の季節に咲きます。観光バスも来て混みあうのが難点ですが、観光総合案内所の無料駐車場に車を停めます。車椅子で周辺の散策は可能で、車椅子からお花を無理なく鑑賞できます。

この観光総合案内所には白樺の森文学コーナーがあり、赤城山ゆかりの文学を紹介しています。バリアフリー施設で、障害者用トイレがあります。

赤城山の自然を車椅子で楽しむ

○山頂のカルデラ湖へ

山頂にはカルデラ湖が2つあります。大沼と小沼、地元では、オノ、コノと発音されています。

大沼湖畔には無料駐車場とレストハウスがあり簡単な飲食ができます。

駐車場には公衆トイレがあり、障害者用トイレがあります。

夏季は湖の周囲を車椅子で散策できます。

山頂のカルデラ湖へ冬季は湖面が凍結します。湖畔に適当に車を停められるので、車から凍結した湖を見ることもできます。少し歩ける人なら、数十歩あるいて湖面に乗ることも可能です。もちろん寒いので、防寒対策は厳重に行って下さい。

大沼と小沼は、福島原発事故の影響を受けてしまい、事故後の2011年には高い数値の放射能は検出されています。その後2015年にワカサギの持ち帰りが解禁されました。

赤城山の自然を車椅子で楽しむ 

○ビジターセンターから覚満淵へ

赤城山頂観光のハイライトは覚満淵。カクマンブチと読みます。

尾瀬をイメージしてください。湿地帯に遊歩道が整備され、一部木道で通る部分もありますが、フラットな遊歩道で、木道も幅が1mくらいはあり、車椅子でも通行できます。

ビジターセンターから覚満淵へ

ただし車椅子同士のすれ違いは難しい箇所もあるので、先を見通して譲り合って利用してください。季節によって可憐な水生植物が豊かな表情を見せてくれます。

ビジターセンターから覚満淵へ覚満淵へのアクセスポイントは「県立赤城公園ビジターセンター」です。無料駐車場がある、案内所兼休憩所のような施設です。広くて清潔な障害者用トイレがあります。

ビジターセンターには、赤城山の動植物の生態や赤城山の地質学的な成り立ちの解説もあります。

赤城山の動植物の生態や赤城山の地質学的な成り立ちの

赤城山観光総合案内所、大沼湖畔の無料駐車場、県立赤城公園ビジターセンターの3カ所を拠点にして、車椅子で赤城山の四季の自然を楽しめます。