水戸の牛伏古墳群 くれふしの里古墳公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

茨城県水戸市内原地区の北部は古墳密集地。16基の古墳で構成される牛伏古墳群が、公園として整備されています。ただし自然公園なので、車椅子で散策できる範囲は限られます。アクセスは車が便利。20台以上を収容する無料駐車場が設けられています。

くれふしの里古墳公園

復元された牛伏4号墳は駐車場から見学できます。駐車場から続く舗装通路を進みます。

くれふしの里古墳公園

林の中に潜む前方後円墳、牛伏1号墳は案内版でわかります。

くれふしの里古墳公園

同じく前方後円墳の牛伏2号墳も案内版でわかります。しかしながら、車椅子で無理なく散策できる範囲はここまででした。

くれふしの里古墳公園

公園のシンボルである「はに丸タワー」へは、未舗装の悪路を進みます。車椅子ではかなり無理をすることになる行程です。駐車場周辺の無理のない範囲での見学をお薦めします。

(本稿は2025年5月に執筆しました)

水戸市にある「水戸市植物公園」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

奥久慈茶の里公園・和紙人形美術館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

袋田の滝で有名な茨城県大子町は、奥久慈茶と呼ばれるお茶が作られている日本最北端の茶処です。奥久慈茶の里公園は大子町の茶畑エリアにある、茶摘み体験やこんにゃく造り体験ができる施設、直売所、食事処、そして奥久慈で創作活動を続けた人形作家山岡草氏の常設館「和紙人形美術館」などがある無料公園です。傾斜地のため坂道があることと未舗装路面が多いため、車椅子で利用するには少し無理をする必要がある公園です。アクセスは車が便利。県道205号線沿いにP1からP3まで無料駐車場が用意されています。いずれの駐車場からも坂道と未舗装路を通り公園内へ移動します。

奥久慈茶の里公園

P1からの坂道は舗装路ですが急坂で、車椅子は後ろ向きで下りたほうが安全です。

奥久慈茶の里公園

坂道を下り、未舗装砂利路面を進むと、物産館御食事処棟があります。棟内はフラットな構造。車椅子で利用できます。食事処はセルフサービスですが、可動式テーブル席があります。

奥久慈茶の里公園

棟内にバリアフリートイレがあります。

奥久慈茶の里公園

トイレは一般的なサイズの個室で、シンプルな設備のトイレです。

奥久慈茶の里公園

未舗装砂利路面を移動して、和紙人形美術館へ向かいます。美術館は有料の施設で障がい者減免制度はありません。

奥久慈茶の里公園

和紙人形美術館も館内はフラットな構造。車椅子で観覧できます。「異色の和紙人形家・山岡草の世界」を知ることができる美術館です。

奥久慈茶の里公園

和紙人形美術館にもバリアフリートイレがあります。このトイレも一般的なサイズの個室で、シンプルな設備のトイレです。

奥久慈茶の里公園

奥久慈茶の里公園はバリアフリー施設ではありませんが、急坂と未舗装路を何とかクリアできる車椅子利用者は、物産館御食事処と和紙人形美術館は利用できます。

(本稿は2025年5月に執筆しました)

大子町袋田にある地元の食品メーカーが運営するお店「こんにゃく関所」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

二本松の菊人形 霞ヶ城公園 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

福島県二本松市で開催される秋の行事「二本松の菊人形」。会場となる霞ヶ城公園の2024年のバリアフリー状況を紹介します。霞ヶ城公園はアップダウンがある地形で、頂上付近が二本松の菊人形の会場です。霞ヶ城公園の駐車場は低地にある第一駐車場から始まり、坂道を上がると第四駐車場まであります。車椅子利用者の優先駐車場は第四駐車場の更に上、一般車両通行禁止の表示がある坂道を上がった先に用意されています。路面は未舗装なので、なるべく会場入口に近い場所に車を停めた方が移動は楽です。

二本松の菊人形

二本松の菊人形会場内は未舗装路面で、ゴムマットが敷かれた通路が用意されています。マットの上を通り車椅子で会場へと移動します。なお会場内にトイレはありません。バリアフリートイレは第四駐車場の公衆トイレにあります。

二本松の菊人形

二本松の菊人形は有料のイベントですが障がい者減免制度があり、本人が割引されます。受付を通り会場内へ移動します。会場内も通路にゴムマットが敷かれています。

二本松の菊人形

会場内は観覧ルートが設定されています。一部に舗装路もありますが、ほとんどは未舗装路面にゴムマットが敷かれた通路です。

二本松の菊人形

会場内も少しアップダウンがありますが、車椅子で移動できる程度の坂道です。

二本松の菊人形

パンフレットには「東北の秋を彩る日本最大級の菊の祭典」と記載されています。二本松の菊人形は、車で車椅子利用者の優先駐車場まで上がれば、車椅子で観覧できる菊の祭典です。

二本松の菊人形

(本稿は2025年4月に執筆しました)

二本松市岳温泉の一軒宿「光雲閣」のバリアフリールームを別稿で紹介しています。ご参照ください。