茨城の産直 さんて旬菜館鉾田店 車椅子買物ガイド バリアフリー情報

茨城県鉾田市にある農産物直売所です。市内の農家約70件、海産物や加工品の生産者約20件が美味しいものを出品しています。アクセスは車が便利。海岸線沿いを南北に走る国道51号線沿いです。

さんて旬菜館鉾田店

来店者用の広い駐車場があり、身障者用駐車スペースが設けられています。

さんて旬菜館鉾田店

駐車場から店舗にかけて、ほぼ段差のない構造です。トイレ棟の前は少しデコボコがありますが、慎重に車椅子を進めれば大丈夫です。バリアフリートイレは一般的なサイズの個室で、シンプルな設備のトイレです。

さんて旬菜館鉾田店

農産物直売所の出入口は横開きの手動ドアです。鉾田はメロンの産地で野菜王国。メロンの季節は無休で営業。店内には地元産の美味しいものが並びます。大きなお店ではありませんが、店内の通路は車椅子で移動できる幅が確保されています。

さんて旬菜館鉾田店

別棟でテイクアウトカフェが営業しています。カウンター窓口は段差がある構造なので、車椅子での買い物はやや不便です。夏はかき氷が人気のお店です。

さんて旬菜館鉾田店

さんて旬菜館鉾田店は車椅子で買い物ができる農産物直売所です。

(本稿は2023年9月に執筆しました)

鉾田市の産直「ファーマーズマーケットなだろう」を別稿で掲載しています。ご参照ください。

茨城の産直 ファーマーズマーケットなだろう 車椅子買物ガイド バリアフリー情報

茨城県鉾田市にある「JAほこた」の農産物直売所です。開業は2006年。車椅子で買い物ができるバリアフリーショップです。

アクセスは車が便利です。店舗エントランス前に身障者用駐車スペースが用意されています。

ファーマーズマーケットなだろう

駐車場から店舗、そして店内まで、全く段差はありません。車椅子で問題なく移動できます。

ファーマーズマーケットなだろう

バリアフリートイレは、独立棟トイレに用意されています。

ファーマーズマーケットなだろう

スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

ファーマーズマーケットなだろう

広い店内はフラットで、店内通路は車椅子で通行できる幅が確保されています。よほどの混雑でない限り車椅子での買い物は可能です。

ファーマーズマーケットなだろう

鉾田はメロンの一大生産地。メロンの収穫時期は5月中旬から10月中旬。メロンがない季節は、イチゴの販売に力が入ります。週末には様々なイベントが開催されるお店です。

ファーマーズマーケットなだろう

店舗名称の「なだろう」は、この店舗が誕生した時点は「JAかしまなだ」だったことに由来します。

鉾田市の農産物直売所「サングリーン旭」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2022年6月に加筆しました)

いこいの村涸沼 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

茨城県の汽水湖「涸沼(ひぬま)」の畔に建つ大型宿泊施設で、東京都休養ホーム事業の宿泊先になっているバリアフリー施設です。日帰り温泉やランチ営業があるので、宿泊しなくても利用できます。2016年に「インフォメーションプラザ」が誕生。涸沼の自然を知ることができます。

いこいの村涸沼 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

メイン棟は本館と新館があり、レストラン、展望大浴場、そして客室があります。バリアフリールームは1Fに3室あり、和室8畳とツインベッドで最大6名まで宿泊できます。

屋外施設は、多目的グランド、プール、庭園、パターゴルフ場、グランドゴルフ場などがあります。また体育館「スポーツプラザ」があり、バドミントン、卓球、フットサル、スポーツ吹矢が楽しめます。

広い敷地に施設が点在する構造で、駐車場は6カ所用意されています。

いこいの村涸沼 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

メイン棟のバリアフリー状況です。段差のある個所にスロープを設置して、バリアフリー改修した施設です。エントランスは段差回避スロープがあります。

いこいの村涸沼 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

車寄せから階段を上がるルートには屋根がありますが、スロープ上には屋根はありません。

いこいの村涸沼 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

出入口は自動ドアです。

いこいの村涸沼 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

館内に入るとフロントがあり、その先のロビーへは段差がありますが、スロープが設置されています。

いこいの村涸沼 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

いこいの村涸沼 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

レストランはその奥。段差のないフラット構造で、可動式のテーブル席です。

いこいの村涸沼 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

眼前に涸沼を眺望しながら、車椅子で食事を楽しめます。

いこいの村涸沼 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

1Fのパブリックスペースにバリアフリートイレが1つ用意されています。今回取材時の状況は、ウォシュレットやユニバーサルベッドなどはない、シンプルな設備のトイレでした。

展望大浴場は2Fで、エレベーターはあります。浴場内は車椅子のための特別な装置はありませんが、手摺の設置など一般的なバリアフリー設備は用意されています。

屋外の状況です。フラットな地形なので、敷地内の車椅子での移動は可能です。舗装通路が整備されています。

いこいの村涸沼 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

涸沼に面して遊歩道が整備されています。「船溜」の横から遊歩道に上がるスロープの手前にはポールがあり、間隔が狭く車椅子では通行できませんでした。

いこいの村涸沼 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

インフォメーションプラザのバリアフリー状況です。インフォメーションプラザは独立棟の施設です。エントランス正面は階段ですが、段差回避スロープが用意されています。入館無料です。

建物の外向きにトイレがありますが、バリアフリートイレはありません。

館内はワンフロアでフラットな構造です。涸沼に生息する鳥類など動植物の写真や、涸沼の歴史や文化を紹介する展示があります。ガイドスタッフが、展示の解説をしていただけます。

涸沼の名産は「ヤマトシジミ」。涸沼全域の沿岸部で採れます。スタッフの解説によると、東日本大震災による津波の影響で、涸沼の水質はむしろ改善され、シジミにとっては良好な状態になったそうです。資源保護のためシジミ漁は平日のみ実施。小舟による漁を見学したい方は、平日の午前中を狙ってください。

インフォメーションプラザの屋根は、ヤマトシジミのイメージということです。

いこいの村涸沼 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

いこいの村涸沼は、各所にある段差箇所にスロープが用意されています。車椅子で利用できる大型施設です。

県指定の名勝広浦「涸沼広浦公園」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2020年7月に執筆しました)