箱根ケーブルカー・ロープウェイ「早雲山駅」がバリアフリー化

箱根観光のケーブルカーとロープウェイの乗換駅「早雲山駅」が、リニューアルでバリアフリー化。2020年7月9日から供用されます。主なバリアフリー化ポイントは以下です。

・エレベーターの増設

早雲山駅はB1が箱根登山ケーブルカー乗り場、1Fがケーブルカーとロープウェイの改札、2Fが箱根ロープウェイ乗り場です。

B1と1Fのエレベーターが2基、1Fと2Fのエレベーターが1基増設されました。

・多機能トイレ等の設置

多機能トイレが2箇所、そして救護室と授乳室が新設されました。各施設の設備の詳細は現時点では不明です。

・昇降式ホーム柵の設置

B1ケーブルカーのホームに設置されました。

 

この他に、火山活動が活発化した時に備えて駅舎に噴石対策が施され、1Fは300人を収容する一時避難場所に利用出来ます。

 

そして新施設「cu-mo箱根」が2Fにオープンしました。ショップ、喫茶、そして足湯があります。足湯は写真で見る限り、車椅子乗車での利用は難しい構造です。

《生きるちから舎ニュース 2020年7月9日付》

美しい風景を楽しむ 車椅子で訪れたい風光明媚な美術館

美術館の魅力は作品鑑賞だけではありません。素晴らしい景観を楽しめる美術館があります。車椅子に乗る障がいのある家族と一緒にお出かけが出来る、関東近県の景勝地に建つ、魅力的なバリアフリー美術館をまとめて紹介します。

 

《神奈川県》

「横須賀美術館」

観音崎公園の一角、東京湾を臨む高台に建つ美術館です。

屋上には展望テラス「ペントハウス」があり「恋人の聖地」に認定されています。また館内各所に海が見える窓があり、様々な場所で観音崎の風景と出会えます。

併設して眺めのレストランがあり人気です。前庭周辺からも眼前に広がる海を楽しめます。

横須賀美術館

「県立近代美術館・葉山館」

葉山一色海岸沿い建つ美術館です。美術館の中庭、併設するレストランなどから、葉山の海を眺望できます。

敷地内には屋外彫刻が展示される散策路があり、その一部区間からも一色海岸を臨みます。

美術館自体が素敵な建築デザインです。海と調和した贅沢な景観が楽しめます。

県立近代美術館・葉山館

《千葉県》

「市原湖畔美術館」

高滝湖畔に建つ美術館です。四季折々の湖の景観が楽しめます。

美術館はリノベーションされた面白いデザイン建築です。美術館屋上までスロープ路があり、屋外アートに囲まれながら高滝湖を眺望します。

独立棟のレストランからは、窓いっぱいに高滝湖が広がります。

市原湖畔美術館

《群馬県》

「富岡市立妙義ふるさと美術館」

妙義山を眼前に見る高台に建つ美術館です。

1Fの展示室では「妙義山を描く絵画展」の入選作が展示されています。そして3Fには「展望写生室」があり、本物の妙義山をインドアから眺望することができます。ここからは冬の妙義山を温かく眺めることができます。

前庭は公園のように整備され、妙義山をバックに、富岡市街方面までを眺望することが出来ます。

富岡市立妙義ふるさと美術館

「富弘美術館」

わたらせ渓谷鐡道が走る渡良瀬川の上流。美しい自然に包まれた草木湖畔に建つ美術館です。

館内のカフェや休憩室の窓から、湖の景観を眺望できます。

また美術館の周囲は舗装された散策路があり、アップダウンはありますが車椅子で散策がある程度は可能です。屋外からも車椅子で草木湖の眺めを楽しむことができます。

富弘美術館

《茨城県》

「天心記念五浦美術館」

五浦海岸の高台、太平洋を見渡す景勝地に建つ美術館です。

絶景を楽しむことを計算して設計された美術館です。美術館の窓から見える風景は一枚の絵画の様です。館内のカフェからも、大海原を楽しめます。

建物の両脇に二つの屋外展望広場「鷗雲広場」と「滄海広場」が整備されています。車椅子で断崖絶壁からの絶景を楽しむことができます。

天心記念五浦美術館

「茨城県立近代美術館」

水戸の千波湖を臨む高台に建つ美術館です。

1Fのロビー空間は大きな窓がある設計で、窓越しに千波湖が輝きます。

茨城県立近代美術館

《静岡県》

「MOA美術館」

熱海の山の上に建つ美術館です。

本館ロビーからは、熱海の海、そして相模湾を眺望します。条件が良い日は、伊豆七島を臨みます。

MOA美術館は基本的にはバリアフリー施設ですが、山の傾斜地にあり、一部車椅子では利用出来ない箇所があります。

MOA美術館

《山梨県》

「四季の杜おしの公園内の美術館」

富士北麓の忍野村にある「四季の杜おしの公園」内の美術館で、一つの棟に「岡田紅陽写真美術館」と「小池邦夫絵手紙美術館」が入ります。入館料は二館共通券です。

真正面に富士山を抱く立地で、美術館はそれを計算した設計です。館内からの富士山ビューポイントは二カ所。「岡田紅陽写真美術館」内の小窓から眺める富士山。そして二つの美術館の間にある企画展示ホールの大きな窓から仰ぐ富士山です。

屋外の公園スペースからも、もちろん富士山を楽しめます。

四季の杜おしの公園

いずれも素晴らしい環境にあるバリアフリー美術館です。車椅子で美しい風景を楽しむことが出来ます。

(本稿は2020年7月に執筆しました)

有明ガーデン 第一期開業施設 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

総開発敷地面積は東京ドームの2.3倍。東京ベイエリア「都内過去最大級の大規模商業施設」有明ガーデンが、2020年6月に部分開業しました。2021年には全面開業する予定です。

第一期で開業したのは5フロアの「モール」と温泉「泉天空の湯」です。モールの地下駐車場と隣接する立体駐車場も開業しました。これだけでも巨大な商業施設です。車椅子から見た現地のバリアフリー状況を紹介します。

有明ガーデン

〇アクセス方法

電車利用なら「有明駅」「国際展示場駅」「有明テニスの森駅」が徒歩圏内です。有明ガーデンのモールは、2Fがペデストリアンデッキの正面入口になっていますが、3駅からの徒歩ルートはいずれも、2F直結にはなっていません。またどの駅からのルートも屋根なしの区間があります。

有明ガーデン

モールの地下駐車場と隣接する立体駐車場への車の出入口は一カ所です。各フロアに「思いやり駐車スペース」が用意されています。

立体駐車場は4フロアで「モール」に連絡します。この中で立体駐車場屋上Pからモール5Fへ連絡する通路には屋根はありません。

立体駐車場の駐車料金事前精算機は、モール1F・2F・3F・5Fからの連絡フロアに設置されています。

有明ガーデン

〇モールのバリアフリー概況

新しい施設なのでバリアフリーです。モールのメインフロアは2Fから5Fです。この4フロアには、それぞれ2カ所に障害者用トイレが配置されています。

エレベーターは3系統で各3基あり、今回取材時はスムーズに利用出来ました。

各フロアとも通路幅は余裕があり、多くのショップ、グルメ店は車椅子で利用できる仕様です。

有明ガーデン

〇1F中央部がバスターミナル

有明ガーデンで車椅子利用者が注意すべき点は一つ、1Fの構造です。中央部がバスターミナルになっているので、モールのフロアが分断されています。

有明ガーデン

そのため、1Fとつなぐエレベーターは2系統になります。1Fの核テナントは「イオンスタイル」です。「Fエレベーター」はイオン側にあります。「Dエレベーター」は、バスターミナルを挟んだイオンの反対側にあります。

有明ガーデン

また1Fの障害者用トイレは、バスターミナルに面した外向き構造です。

モール1Fから立体駐車場1Fへ移動する場合は、イオン側のFエレベーター近くの出入口を利用すると屋根があります。バスターミナルから移動すると、屋根なし区間を通行します。

「有明ガーデンパーク」は「豊洲市場」から近い立地です。「イオンスタイル」の野菜売り場には「豊洲市場直送」コーナーがあります。

有明ガーデン

〇今後開業する主な施設

公園施設「有明ガーデンパーク」と「スポーツエンターテイメント広場」は2020年8月開園予定。次いでホテル、「東京ガーデンシアター」と「無印良品」。2021年にライオンキングのロングラン公演を行う「有明四季劇場」が開場する予定です。

また3棟のタワーマンションで構成される「シティタワーズ東京ベイ」が誕生します。

有明ガーデン

「シーズンプロムナード」や「みんなのテラス」「水のテラス」など、パブリックスペースも充実しています。「有明ガーデンパーク」は、車椅子で安心して利用できるバリアフリー施設です。

(本稿は2020年7月に執筆しました)