渋谷パルコ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

渋谷パルコはバリアフリー施設ですが、車椅子で利用する上で理解しておきたい構造上の特徴があります。知っていると戸惑わないバリアフリーポイントを紹介します。

なお本稿は2019年11月の取材に基づいています。

渋谷パルコ 車椅子利用ガイド 

○1Fから5Fまで障害者用トイレがない

商業施設としてはB1から10Fまでの施設です。

障害者用の多目的トイレは、B1と6F・7F・8F・9F・10Fにあります。

すべての多目的トイレにオストメイト機能が付いています。

渋谷パルコ

○エレベーターは2系統

東エレベーターが4基、西エレベーターが2基あります。

東エレベーターはB1から10Fまで全階をむすびます。

渋谷パルコ

西エレベーターはB1から6Fまでです。

また東エレベーターの1Fは、夜間レストランだけが営業している時間帯は、施設外側の乗降口の利用になります。

東エレベーターの1F

西エレベーターの1F乗降口は、吹き抜け中央通路に面しています。

渋谷パルコ

西エレベーターの1F乗降口

○10F屋上は車椅子可

10F屋上と4Fテラスがアクセントになる施設で、そこから外階段で上下階移動出来るのが構造上の特徴です。

渋谷パルコ

ルーフトップパーク

10Fの「ルーフトップパーク」は車椅子で利用できます。東エレベーターで10Fに出ると、屋上中央部に出ます。

ルーフトップパーク

ルーフトップパーク

ただし11F相当部にある展望テラスへは階段で上ります。

ルーフトップパーク

また北側には車椅子では利用できない階段路があり、5Fまで続いています。

ルーフトップパーク

4Fのテラスにも、車椅子で出ることは可能です。そこから1Fまで外階段でつながります。上りはエスカレータがあります。

4Fのテラス

4Fのテラス

○有料地下駐車場あり

ショップ利用による駐車料金サービスがある地下駐車場があります。入庫ルートはオルガン坂からの左折です。

有料地下駐車場あり

渋谷パルコは坂道立地なので、どの方面からアクセスしてもアップダウンがあります。車椅子利用者にとって、車の利用は便利な手段です。

車椅子利用者には縁のないことですが、駐輪場は8Fと9Fです。専用エレベーターで上ります。

渋谷パルコ

車椅子利用者は多目的トイレのあるフロア情報を確認して、渋谷パルコを利用してください。

池袋の重要文化財 自由学園明日館 車椅子バリアフリー情報

東京都豊島区西池袋の「自由学園明日館」は、内部を一般公開していますが、段差構造のため車椅子ですべての見学はできません。車椅子で見学可能な範囲を紹介します。

なお本稿は2019年11月の取材に基づいています。

自由学園明日館

○施設の概要

現在、東京都東久留米市にある学校、自由学園。その発祥の校舎です。

自由学園明日館

フランク・ロイド・ライト設計で1921年築。関東大震災、戦災を免れ、往時のままの姿で現在に残り、1997年に国の重要文化財指定を受けました。

自由学園明日館

創立当時は女子校です。創立者、羽仁吉一、もと子夫妻は、先に雑誌「家庭之友」を創刊し、新しい女性の生き方を提案。そして自由学園を創立して、新しい女性への教育を目指しました。

自由学園明日館

「家庭之友」はのちに「婦人之友」に改称。明日館の隣接地にある「婦人之友社」は羽仁吉一氏が設立した出版社です。

明日館の隣接地にある「婦人之友社」

○一般公開の状況

建物を活用しながら保存する「動態保存」の重要文化財です。

建物の老朽が顕在化した1999年から3年かけて大改修を行い、結婚式や音楽会などが出来る建物にリノベーションして、施設として使われています。

通常は月曜日が休館日。それ以外の曜日の日中の時間帯と、第三金曜日だけは夜間の時間帯に見学ができます。

入館料は400円で、喫茶付き見学は600円。コンサートや結婚式などのイベントが入っている日は、外観だけの無料見学デーになります。

日によって様々なケースがあり得るので、訪問日程がきまったら、事前にその日の状況を確認してください。

自由学園明日館

○車椅子でのアクセスルート

来館者用の駐車場はありません。

池袋駅から徒歩5分、目白駅から徒歩7分の案内です。池袋方面からのルートはほぼフラットでアップダウンはほとんどありません。

周辺は区画整理が進んでいない、狭くて曲がった道が残るエリアです。それでも舗装路で車両の交通量は多くはないので、車椅子でのアクセスに大きな問題はありません。

自由学園明日館

○建物の概要とバリアフリー状況

明日館の構造です。

中庭を囲んでコの字型に建物が配列されています。

正面中央が「ラウンジホール」、その2階部が「食堂」です。

自由学園明日館

全校生徒と全教職員が集まり、手作りのあたたかい昼食をいただくことは、羽仁夫妻が願った教育の基本です。食堂が建物中心にあるのは、その方針に設計者のライトが応えたものと言われています。

自由学園明日館

「ラウンジホール」の両脇に「大教室」と「会議室」がシンメトリーに並びます。

自由学園明日館

正面から見ると、高さを抑えた地を這うような佇まい。設計者ライトの故郷の北米の大草原をイメージしたということで、プレイリースタイルと呼ばれています。

また質素な建築を求めて、ツーバイフォー建築の先駆けのような手法が用いられ、一部のドアにはべニア板が使われています。

ホールの天井は「船底天井」という日本建築様式。和洋折衷の設計となっています。

自由学園明日館

明日館のエントランスは段差があり、スロープはありません。

館内1F内の通路の途中に段差があります。また半地下部、2Fへの移動は階段です。

道を挟んだ敷地にあるのは「講堂」で、2017年に大改修が完了しました。

道を挟んだ敷地にあるのは「講堂

道を挟んだ敷地にあるのは「講堂

○車椅子での見学可能ルート

敷地内に新しい別棟「JMショップ」があります。

自由学園明日館

その横に障害者用トイレがあります。

自由学園明日館

ショップの利用だけなら入場無料です。敷地への入口と出口があり、出口から入りショップに向かいます。この間のルート、ショップ内、トイレは車椅子で利用できるバリアフリー仕様です。

自由学園明日館

館内を見学する場合は、入口を抜け、右側の受付で入館料を支払います。

自由学園明日館

そのまま直進し「婦人之友社展示室」までは、ほぼフラットな通路です。

自由学園明日館

正面のメイン棟の1F「大教室としま」横の出入口は、手動ドアですが段差は無いので、車椅子で通行可能です。

自由学園明日館

「大教室としま」を出ると1F内でも段差構造になります。

自由学園明日館

出口から入り直し直進して「大教室タイアセン」横の出入口も、手動ドアですが車椅子での通行できます。その先は段差があります。

自由学園明日館

自由学園明日館

正面中央の「ラウンジホール」と2階の「食堂」は、段差や階段により車椅子で立ち入ることは難しい構造です。

自由学園明日館

自由学園明日館は、外観および1Fの一部の見学、そしてショップの利用が車椅子で可能です。

池袋西口公園野外劇場 車椅子からみたバリアフリー情報

東京都豊島区、池袋の東京芸術劇場前「池袋西口公園」が、2019年11月に野外劇場としてリニューアルオープンしました。

東京芸術劇場前

広場の面積は約3,100㎡。常設ステージは約100㎡。立ち見なら1,500人を収容する野外劇場です。

池袋西口公園野外劇場

公園のランドマークは、中空部に設置された直径35mの巨大リング「グローバルリング」で、1万球超のLEDライトや8chのサウンドシステム、そして縦3m×横11mの大型ビジョンを搭載します。

池袋西口公園野外劇場

広場中央部には噴水機能があり、音楽や光と連動した水の演出が可能です。

池袋西口公園野外劇場

また広場には「インフォメーション カフェ」があります。

池袋西口公園野外劇場

この広場は、災害時には情報拠点として活用されます。

池袋西口公園野外劇場

公衆トイレが整備され、障害者用トイレが用意されました。

池袋西口公園野外劇場

池袋西口公園はフラットな舗装路面。車椅子で利用できます。