車椅子で参拝できる東京バリアフリー神社~都心部編~

車椅子で参拝できる東京の神社仏閣はどこか。本稿は「東京都心部編」です。千代田区、中央区、港区のバリアフリーな神社仏閣を紹介します。

 

 

 

「神田明神」(千代田区)

2017年から2018年にかけて再整備事業が行われ、境内の歩道が全面舗装されました。また「鳳凰殿」を取り壊して「文化交流館」を新設したことにより、本殿の前は広場のような空間になり正面参道が広くなりました。

神田明神

2018年に開館した「文化交流館」は地上4階、地下1階の構造で、1Fにはお土産が買える「EDOCCO SHOP」と飲食の「EDOCCO CAFÉ」。どちらもフラットでスペースの余裕があり車椅子での利用は可能です。

神田明神

2Fと3Fは700名収容の「神田明神ホール」。4Fは多目的ラウンジ。B1はステージがある「EDOCCO STUDIO」。いずれも基本設計はバリアフリー仕様です。障害者用トイレは3Fを除く各フロアに用意されます。

神田明神

「文化交流館」の正面前には「だいこく様」。入口の横には「えびす様」がいらっしゃいます。どちらも周囲はフラット構造で車椅子での参拝は可能です。

境内には他にも、数多くのお末社や銭形平次の碑など、見どころが多々あります。

神田明神

 

 

「日枝神社」(千代田区)

日枝神社

車でアクセス出来ればバリアフリーです。車で坂道を上がると、山頂の境内周辺に参拝者用の無料駐車場があります。車椅子利用者は、車で山頂まで上がってからの参拝をお薦めします。

日枝神社

「日枝あかさか」側からと「お稲荷様」側の両方向から車椅子で境内に入ることが出来ます。境内にはバリアフリールートがあり、拝殿へ上がる段差箇所には迂回スロープがあります。障害者用トイレは境内の外、「斎館」にあります。

日枝神社

日枝神社

日枝神社境内の見どころの一つは「猿像」。猿なので「えん」、だから「縁」という語呂合わせで、近年では縁結びに御利益があることになっています。

日枝神社

もう一つは「藤棚」。花の季節には藤棚の下に赤い毛氈が敷かれた休憩台がおかれ、ゆっくり座って花を観賞できます。

日枝神社は空襲で焼失しているので、現在あるものはすべて戦後に再建されたものです。

日枝神社

 

 

「靖国神社」(千代田区)

境内ほぼ全域に舗装された通路が配置されているので、車椅子での通行に決定的な問題はありません。ただし九段下側からアクセスすると、長い上り坂を通ることになります。

靖国神社

第二鳥居から西側の本殿周辺にかけては傾斜のないフラットな地形なので、坂道が苦手な車椅子利用者は、車で第二鳥居周辺まで来るのがお薦めです。

靖国神社

第一鳥居はスロープがあります。本殿周辺から神池庭園へ向かうルートもフラットな舗装路です。

靖国神社

神池庭園から南門方面に抜けるルートだけは砂利道で、車椅子では通行に苦戦します。

靖国神社

 

 

「水天宮」(中央区)

2016年、新社殿が完成しました。新社殿は地下と1Fは有料駐車場、2F部が社殿、3Fが事務所の構造です。

水天宮

地下および1Fの駐車場からは、エレベーターで2Fへ直結。2F屋内部に「神札所」があり、さらに安産祈祷の「待合所」があります。

直結駐車場を利用せずに参拝に来た場合、車椅子利用者は社殿の裏側に向うと、やや解り難い場所にB1駐車場からの直結エレベーターの1F口があります。エレベーターは1基だけです。

水天宮

拝殿は2F空中境内の屋外スペースに建っていますが、「本殿」へは屋内からスロープ通路で、2F屋内部からそのまま行くことが出来ます。安産祈祷に来る妊婦さんにとって、その当日が雨でも車で来れば全く濡れずに祈祷できます。

一般参拝の場合は、2Fでエレベーターを降りて「神札所」がある屋内空間へ。そこから外の空中境内に出ると拝殿があります。拝殿は数段の階段の上です。

水天宮

2Fの空中境内には「子宝いぬ」の像、「安産子育河童」、“あうん”の「狛犬」一対、お末社の弁財天などがあります。

水天宮

 

 

「築地本願寺」(中央区)

石造りの古代インド様式。ステンドグラスに、パイプオルガンがある寺院です。

築地本願寺

本堂は階段の上ですが、車椅子利用者用のエレベーターがあり、館内には障害者用トイレもあります。本堂内は椅子が置かれるフラット構造です。

築地本願寺

浄土真宗本願寺派の寺院。本山は京都の西本願寺。ご本尊は「阿弥陀如来」。宗祖は親鸞聖人です。

 

 

 

「福徳神社」(中央区)

別名は芽吹神社。千年の歴史をもつ都内有数の古社で、駐車場の屋上に鎮座していた時代もある「さまよえる神社」の異名をもつ神社です。日本橋コレド室町の一角にあります。

福徳神社

神殿は5段ほどの階段を登った上に鎮座しています。車椅子利用者は正面から見て左手に進むと、地下駐輪場と地上と神社階を結ぶエレベーターが1基あり、車椅子で境内に上がることが出来ます。

福徳神社

江戸時代に富くじの発行が許された神社で、参拝所に宝くじの当選を祈る専用のコーナーがあります。

福徳神社

神社の横は「福徳の森」、日本橋の鎮守の森です。地下2階部には、災害時に備えた物資の備蓄設備もあります。

福徳神社

コレド室町内に障害者用トイレが複数あります。アクセスは地下鉄駅直結で、地下駐車場もあり、いずれもバリアフリーです。

 

 

 

「豊川稲荷東京別院」(港区)

最寄駅は赤坂見附で、赤坂御用地の隣です。参拝者専用の無料駐車場があります。正門入口は段差があるので、車椅子利用者は駐車場から境内に向かって下さい。

境内はバリアフリー設計ではありませんが、およそ境内の7割ほどは車椅子でまわることができます。

駐車場の横には「文化会館」があり、1Fにはお茶屋さんが4~5軒営業しています。名物は「稲荷寿司」で、他に甘味や土産物などを販売しています。

豊川稲荷東京別院

本殿の前には狛犬ならぬ狛キツネが鎮座します。本殿の参拝所は段差の上で、車椅子では段の下からの参拝になります。

車椅子での通行が難しいのは、千本のぼりが奉納されている「奥の院」周辺です。通路が石畳や一部飛び石で、小さなデコボコや段差が多々あります。

豊川稲荷東京別院

お札やお守りの授与をする「三所殿」などは車椅子で利用できます。「山門」は外部からは階段の上なので、境内から見学します。「山門」横の「子宝観音」は、ご利益のある大型の観音様です。

駐車場側にある「霊狐塚」は、信者から納められたキツネの像がいくつも並びます。このキツネ象は、供養されて地下のスペースに納付されます。周辺は車椅子で参拝可能です。

豊川稲荷東京別院

本殿横に「弁財天」が祀られています。小川が流れザルが用意され、銭を洗うことが出来ます。「弁財天」だけではなく、境内には七福神が勢ぞろいしていています。

大岡越前のお墓「大岡廟」がある「豊川稲荷」ですが、そもそもは大岡越前が私邸に建てたお社でした。当時の江戸では庶民の間に稲荷信仰が盛んで、大岡越前も月に二日間は一般庶民に私邸を開放し、参拝を許していたそうです。その後、大岡越前邸の一部を正式に豊川稲荷東京別院とし、常時一般開放されるようになりました。

明治維新後の廃仏毀釈政策により、お寺に変りました。ここは神社ではなく、お寺のお稲荷様で、曹洞宗の「豊川閣妙厳寺」が正式名称。作法は二礼二拍手ではありません。

現在の地に拡大移転したのが明治20年と伝えられます。最初の創建からは約200年。この地に移ってから約130年の歴史です。

本山は、愛知県の豊川市にあります。ここは東京別院。単に豊川稲荷というと、愛知県のお寺を指します。

 

 

 

「金刀比羅宮」(港区)

読み方は「コトヒラグウ」。虎ノ門にあるビル一体型神社です。桜田通りから見た場合、26階建ての琴平タワーの横に鳥居があり、近代的な印象を受ける参道を進むと左手に社殿があります。この地に1679年から鎮座するお宮です。

金刀比羅宮

基本はバリアフリーで玉砂利などはありませんが、参拝所の最後のところは4段ほどの階段で、車椅子での参拝はできません。車椅子では階段の下からの参拝になります。現在の社殿は、戦時中に焼失した本殿を1951年に再建したものです。

琴平タワーが竣工して現在の姿になったのが2004年。社殿は旧建築のままですが、社務所は琴平タワーの1階の一部、手水舎や神楽殿は2004年の新築です。

金刀比羅宮

琴平タワーの前に建っていたビルが「琴平会館ビル」でした。再開発では「総合設計制度」を活用し、金刀比羅宮の社殿をそのまま残すことで発生する余剰容積を活用してタワーを建築。タワーのデザイン上の特徴はアルミカーテンウォールの採用。これによって和風建築のテイストを醸し出して、金刀比羅宮と一体化した建築デザイン上の連続性を狙っています。開発の主導は三井不動産です。

金刀比羅宮

 

 

 

「東京バリアフリー神社」の紹介記事は、他に「東部編」「西部編」を掲載しています。クリックすると別稿が開きますので、ぜひご覧下さい。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~山梨県国中(峡中・峡西・峡南)編~

「道の駅」は車椅子で利用出来る施設です。しかし現地のバリアフリー状況はそれぞれ。車椅子目線での情報と施設の特徴を紹介します。

本稿は山梨県の国中峡中・峡西・峡南(甲府市、甲斐市、中央市、昭和町、南アルプス市、早川町、身延町、南部町、富士川町、市川三郷町)にある「道の駅」情報です。開業年が新しい順に紹介します。

 

 

 

「道の駅なんぶ」(南部町)

2018年開業。施設内に段差がないフラット構造の施設です。主にショップと食事処、観光情報コーナーで構成されます。

障害者用駐車区画は屋根付きで2台分。「地域振興施設」棟と「交流促進施設」棟の中に、それぞれ障害者用トイレが用意されています。この2棟の間は屋根がある「多目的広場」です。

ショップ名は「なんぶ村の駅」。「食のテーマパーク」として特産の「南部茶」をはじめ農産物、お菓子、お酒、水産物まで、幅広い品揃えです。フラットで通路幅は広く、車椅子で快適に買い物が出来ます。

食事処は「南部よろこび茶食堂」。フラットな構造で、車椅子で利用出来ます。

「南部氏展示室」は南部氏の歴史や史跡を紹介する無料の展示コーナーで、車椅子での見学は可能です。

他に屋内ではキッズルーム、屋外には芝生広場やドッグランが用意されています。

 

 

 

「道の駅富士川」(富士川町)

2014年開業。施設内に全く段差のないフラット構造の道の駅です。広い敷地に商業棟とトイレ棟が並び、2F部はウッドデッキテラスで連結。まるで1棟構成のような外観です。

道の駅富士川

障害者用駐車区画は屋根付きで3台分。障害者用トイレは1階に2つ、2階に1つ用意されます。

商業棟は「観光交流センター」。出入口は3カ所あり、すべてワイドスパンの自動ドアです。農産物や物産品が並ぶ売店と軽食レストランが入ります。売店、レストランとも、フラットで通路幅は広く、車椅子での利用に問題はありません。

道の駅富士川

販売している目玉商品のひとつは、地元の名産「大塚にんじん」。通常の人参よりも長い人参で、栄養価が高く、味が濃いのが自慢です。

そして「みみほうとう」。この地方伝統の、耳のような形状のほうとうです。食事処でも「みみほうとう」の限定食メニューがあります。

トイレ棟は2F建てでエレベーターがあり、2Fでウッドデッキにつながります。

道の駅富士川

2Fの屋内から外のデッキにでるドアは手動式で、床面はフラットです。デッキから見える山々の名称解説板があります。

「太鼓堂」という展望台が更に上にありますが、エレベーターはなく、螺旋階段で登ります。

裏庭のスペースに「富士川龍門」という名称のオブジェがあり、車椅子では無理ですが、穴をくぐって中に入ることが出来ます。天窓からの不思議な光を体験できます。

道の駅富士川

 

 

「道の駅みのぶ富士川観光センター」(身延町)

道の駅登録は2005年ですが、2014年にリニューアルオープンしました。東京ドーム11個分の大規模公園「富士川クラフトパーク」の中にある施設です。

障害者用駐車区画は、公園駐車場に2台分、道の駅駐車場に1台分。障害者用トイレは、道の駅のトイレ内に1つ、公園全体では10カ所のトイレ棟全てに障害者用トイレが用意されます。

道の駅の主な施設は、お土産品が並ぶ「おみやげ館」、カジュアルフレンチレストラン「スヴニール」、「観光情報館」、展示施設「道の駅ギャラリー富士川・切り絵の森美術館」と「ふれあい交流館」、体験施設「西島和紙工房てすき屋」と「ものづくり館」があります。いわゆる農産物直売所はありません。

 

 

 

「道の駅しらね」(南アルプス市)

2003年に供用が開始された、案内所、休憩所、トイレだけの施設です。道の駅としての商業施設はありません。障害者用駐車区画は2台分。障害者用トイレは1つ用意されます。

道を渡った先に「JA南アルプス市」の直売所があり「道の駅しらね農産物直売所」という看板を出しています。事実上、道を隔てて直売所がある道の駅です。

直売所の敷地内に広い駐車場があり、障害者用駐車区画の用意があります。直売所には段差回避スロープで上ります。

店内はフラット構造で障害者用トイレがあります。売り場の通路幅は並みレベルで、車椅子で買い物ができます。果物の栽培が盛んな地域で、夏場は、さくらんぼ、桃、ぶどうが有名、冬場はキウイフルーツが出回ります。

 

 

 

「道の駅とよとみ」(中央市)

旧「豊富村」に1998年に開業しました。2009年に「直売所甲子園」で優勝して初代グランドチャンピオンになった道の駅です。施設内に優勝旗が飾られています。

障害者用駐車区画は2台分。駐車場から施設へは段差がある構造で、障害者用駐車区画からのルートにだけ段差解消箇所があります。

最初の段差を越えてからも、施設周辺には段差箇所が複数あります。車椅子では施設内に入るまで、段差解消ルートを選んで進みます。施設への出入口のドアは、ほとんど手動ドアです。

障害者用トイレは1つ用意。スペースが狭く車椅子1台入るのがギリギリのトイレです。

農産物直売所の店内通路幅はやや狭く、混雑時は車椅子での買い物は苦戦します。

山梨の地場産野菜を中心に、新鮮なものを適正な値段で販売しています。豚肉ブランド「富士桜ポーク」にも力が入っています。精肉も充実、ソーセージなども豊富に販売されています。

レストランはフラットで可動式のテーブル席。車椅子で利用できます。自慢のメニューは富士桜ポークのお料理です。

 

 

 

「道の駅しもべ」(身延町)

1997年開業。近隣に商業集積や一般集落がない山中にあります。「下部農村文化公園」と併設され、園内にはバーベキュー広場、移築民家、芝生広場、そば処、特産物販売所、ホタルの学習ができるホタルドームなどがあります。

障害者用駐車区画は1台分。駐車場は広く、乗降しやすいスペースは一般駐車区画でも確保できます。

障害者用トイレは、駐車場横の別棟トイレ内と、メイン施設棟である「下部ふるさと振興館」内にそれぞれ1つ用意されます。

道の駅しもべ

各施設に向かうルートには傾斜や段差がありますが、段差箇所にはスロープがあります。傾斜の強いスロープではないので、車椅子で移動可能です。

メイン施設棟「下部ふるさと振興館」内には、ショップ、体験調理室、休憩コーナーがあります。

農産物、加工品、地元名産品などが並ぶショップの通路幅は並みレベルで、車椅子でもそれほど不自由することなく店内を移動できます。この年代の道の駅としては、ゆとりがある設定の通路です。

道の駅しもべ

体験ができる広い調理室は、ガラスで丸見えの構造。冬場には味噌作り体験が行われます。

棟の奥には自由休憩スペースがあり、二頭の熊の剥製があります。車椅子で熊二頭との記念撮影ができます。

別棟で茅葺の民家を再現したそば屋「木喰庵」があります。床面はフラットでテーブル席があるので、席を選べば車椅子で利用可能です。

 

 

 

「道の駅とみざわ」(南部町)

供用は1988年からで、1993年に山梨県で最初に道の駅登録になった施設です。基本設計は古い施設ですが、スロープがあり車椅子で利用できます。

障害者用駐車区画は施設棟側の駐車場に2台分。障害者用トイレは計2つ用意されます。

おおきなタケノコのモニュメントが目印。産直ショップと食事処があります。食事処はスペースに余裕があります。春の自慢のメニューはタケノコご飯です。

 

 

 

山梨県「道の駅」の紹介記事は、別に「山梨県郡内編」と「山梨県国中(峡北・峡東)編」を掲載しています。クリックすると別稿が開きますので、ぜひご覧下さい。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~山梨県国中(峡北・峡東)編~

「道の駅」は車椅子で利用出来る施設です。しかし現地のバリアフリー状況はそれぞれ。車椅子目線での情報と施設の特徴を紹介します。

本稿は山梨県の国中峡北・峡東(北杜市、韮崎市、笛吹市、山梨市、甲州市)にある「道の駅」情報です。開業年が新しい順に紹介します。

 

 

 

「道の駅こぶちさわ」(北杜市)

2004年開業。日帰り温泉に隣接、アウトレット至近、八ヶ岳の麓にある道の駅です。

施設構成は、ショップ&レストランが入る商業棟、そば打ち体験ができる別棟、独立トイレ棟があります。トイレ棟は2014年に改装しています。

障害者用駐車区画は4台分。障害者用トイレは、独立トイレ棟内と商業棟にそれぞれ用意されています。

商業棟のエントランスは階段で、段差回避スロープで迂回して入館します。

道の駅こぶちさわ

ショップは農産物と物産品が一体になったタイプ。店舗規模は大きく品数は豊富で、お漬物なども揃っています。通路幅はそれほど余裕をもった設定ではなく、混雑すると車椅子では店内移動に苦労します。

レストラン「BEANS」は食券制ですが雰囲気はお洒落。オープンテラスがあり、夏場はテラス席でのお食事が楽しめます。フラットな構造で余裕のあるスペースに可動式のテーブル席。車椅子で利用出来るレストランです。施設の営業時間が18時、ラストオーダーは17時。夕食には利用できません。喫茶としても利用できます。

道の駅こぶちさわ

施設エントランスから入って正面にパン屋「桑の実」があります。小さな店舗ですがとても目立ちます。国産小麦、オーガニックと地元の産物を使ったパンです。

ショップの奥にジャム工房「夢の木」があります。手作りジャムを作る工房で、ショップで直売しています。

 

 

 

「道の駅南きよさと」(北杜市)

道の駅登録は2002年ですが、供用は2000年から始まっています。山梨県八ヶ岳の麓、清里高原の入口に位置する道の駅です。

道の駅南きよさと

農産物直売所、案内所兼物産コーナー、広大な芝生広場、ドッグラン、収穫体験が出来る農園、車中泊が出来るRVパーク、レストラン、山の展望台に上るリフトカーなどがある複合型の施設です。冬場はリフトカーなどの屋外型の施設はお休みになります。

車椅子が利用できるバリアフリー施設は、農産物直売所と案内所兼物産コーナー、レストラン「ほたる」です。障害者用トイレは、農産物直売所の外側と内側2か所にあります。

駐車場が複数箇所あります。駐車場から商業施設棟へのルートが、傾斜の強いスロープなので注意してください。

農産物直売所と案内所兼物産コーナーを中心に見た場合、ちょっと上か、やや下の高さの駐車場があります。どちらからもスロープや斜面を通る設定で、障害者用駐車スペースは、ちょっと上の駐車場に2台分設置されています。スロープは傾斜がきつく、車椅子では介助者がいると助かります。

農産物直売所は中規模な施設で、店内の通路幅はそれほど余裕がありません。混雑時は車椅子での買い物は苦戦します。商品は豊富で、季節の地元の実りと出会えます。

物産コーナーはそれほど広くはありませんが、通路幅は並みレベルです。ほぼすべてが山梨県産品。お菓子や加工品、ワインなどが並びます。

レストラン「ほたる」へは、農産物直売所や物産コーナーからブリッジを通りバリアフリーに行くことが出来ます。店内はフラットで可動式のテーブル席。車椅子での利用は可能です。メニューはポールラッシュ氏考案の清里カレー他。デザートは信玄ソフト他。南アルプスの天然水を使用したコーヒーがあります。

 

 

 

「道の駅はくしゅう」(北杜市)

2001年開業。産直ショップと食事処、休憩施設が入るメイン棟と独立トイレ棟がある道の駅です。

道の駅はくしゅう

障害者用駐車区画は屋根付きで2台分あります。場所は一般駐車場奥の場所で、頭から駐車すると出庫時が大変なので、手前で切り返してバックで駐車します。運転に不慣れな人は苦戦する駐車区画です。

道の駅に隣接してスーパーマーケットがあります。こちらの障害者用駐車スペースは、屋根無しですが駐車しやすい一般的な区画です。スーパーでもお買い物をすることを前提に、こちらに停めさせてもらうことも選択肢です。

道の駅駐車場からメイン棟へのルートには、微妙な段差と傾斜があります。スーパーの駐車場からのアクセスも、途中に柵があり迂回する箇所があります。

道の駅はくしゅう

美味しいお水が名物な山梨の白州。道の駅の入り口には、名水が汲めるコーナーがあります。4本のノズルから名水が流れ、皆さん大型の容器に大量の水を汲み入れています。この水汲み場所はバリアフリーではありません。車椅子で水を汲むのは苦戦します。

道の駅はくしゅう

障害者用トイレは、駐車場の横のトイレ棟内と建物内にそれぞれ用意されています。

道の駅はくしゅう

メイン棟内はゆったり広々して快適なバリアフリー環境です。

産直ショップの通路幅は余裕があり、高い天井と相まって快適な空間。車椅子でゆったり店内を回遊できます。

道の駅はくしゅう

休憩スペース、お食事処もフラットでスペースに余裕があります。問題なく車椅子で利用できる施設です。

 

 

 

「道の駅花かげの郷まきおか」(山梨市)

2000年開業。牧丘町なので「まきおか」。地元の童謡詩人の代表作になぞらえて「花かげの郷」。素敵なネーミングの道の駅です。周囲はブドウ畑が目立ちます。

小規模な施設で、農産物産直売コーナーと軽飲食コーナーがある商業棟と、トイレ棟があります。

障害者用駐車区画は2台分。障害者用トイレは、トイレ棟内の男女別トイレ内それぞれに併設されています。

商業棟内の農産物産直売コーナーは小規模で、店内通路幅は余裕が無く、車椅子での移動はギリギリの幅です。

軽飲食コーナーは、カウンター窓口で販売、セルフサービスでカウンター席やテーブル席でいただく、一店だけのフードコートのような形態です。車椅子で利用できる席を確保できれば、飲食が可能です。

施設の横に有料の「牧丘郷土文化館」があります。明治時代の学校を移築した施設でバリアフリーではありません。

施設の裏に「彩甲斐公園」がありますが、未舗装で段差があり、バリアフリーではありません。

 

 

 

「道の駅にらさき」(韮崎市)

1998年開業。道を挟んだ反対側には、温浴施設兼日帰り温泉施設「ゆーぷるにらさき」があり陸橋で結ばれています。道の駅のエレベータで2Fに行き、陸橋を利用すると温泉にもバリアフリーに移動可能です。

「道の駅にらさき」としては商業棟が1棟あり、土産物と物産品、農産物などが販売されているショップスペースと、軽飲食サービスのコーナーがあります。

障害者用駐車区画は2台分。駐車場の一番奥にあります。商業棟への車椅子の入口は、奥にある裏口的な入口から入場する構造になっています。手前の正面部分に駐車して、表口から施設に入ろうとすると段差があります。

裏口近くにトイレがあり、男女別入口付近に障害者用トイレがそれぞれ一つ併設されています。

ショップの通路幅は並みレベルで、空いていれば問題なく車椅子で店内移動が出来ます。ショップには各種の山梨産品が並び、酒類や漬物が充実。梅干も豊富にあります。試食が多いのも特徴です。

軽飲食サービスも、甲府モツ煮込みなど、山梨名物が用意されています。簡単なテーブルがセットされているだけなので、しっかりとした昼食というよりも、小腹がすいたら利用する感じです。フラットなスペースにテーブル席が配置されているので、車椅子で利用可能です。

「道の駅にらさき」のすぐ裏側は、清流「塩川」が流れます。障害者用駐車区画の近くに、塩川の河原にバリアフリーに下りられるスロープがあります。河原にも若干ですがフラットな舗装スペースが整備されています。道の駅から車椅子で河原に行くことが出来ます。

 

 

 

「道の駅みとみ」(山梨市)

1998年開業。埼玉県との県境にある道の駅で、西沢渓谷の入口にあり、ハイキングの拠点にもなります。西沢渓谷の散策は、車椅子では無理な未舗装の段差ルートです。

ショップ、軽食コーナー、休憩コーナーなどがあるメイン棟と、トイレ棟で構成される施設です。施設は段差のある構造で、スロープを利用します。

トイレは、正面から見て左側の大きなトイレ棟と、メイン棟右側の2か所にあり、それぞれに障害者用トイレが用意されています。右側にある障害者用トイレは車椅子が入らない狭さです。それでは困る車椅子ユーザーは、左側のトイレ棟を利用してください。男女別トイレそれぞれに障害者用が併設されています。

農産物と物産品のショップ店内は、フラットで通路幅は並みレベル、混んでいなければ車椅子で買い物ができます。

ここの名物は「いのぶた」。いのぶた饅頭があります。またイチゴが名産で、生のイチゴはもちろん、ジャムなどの加工品が豊富にあります。

軽食コーナーはフラットで広さには余裕がありますが、セルフサービス方式で固定的なテーブル席が多く配置されています。車椅子で利用出来る席の確保が課題です。名物は「いのぶたラーメン」です。

新緑や紅葉が美しい山の中。春と秋の観光シーズンが人気です。冬季にお出かけの際は、スタッドレスタイヤ、すべり止め装置が必須のエリアです。厳冬の氷点下の世界も独特の雰囲気があります。

 

 

 

「道の駅甲斐大和」(甲州市)

1995年開業。笹子トンネルの上、甲州街道山越えルートの途中にある道の駅です。

障害者用駐車区画は2台分。障害者用トイレは2つ用意されます。

農産物などの直売所、レストラン、軽食コーナーがなどあります。小規模ながら道の駅施設としての機能は揃っています。

 

 

山梨県「道の駅」の紹介記事は、別に「山梨県郡内編」と「山梨県国中(峡中・峡西・峡南)編」を掲載しています。クリックすると別稿が開きますので、ぜひご覧下さい。