国立新美術館 「開館10周年記念ウィーク」 バリアフリー情報

「国立新美術館」は2017年1月21日で開館10周年です。1月20日から1月30日までが「開館10周年記念ウィーク」。このイベントに車椅子で参加しました。

○インスタレーション「数字の森」

エマニュエル・ムホー氏のデザインによるインスタレーション「数字の森」が展示されました。

インスタレーション設営作業を手伝う、ボランティアスタッフが公募されていました。1月8日から1月14日の間で、各日30人募集。高校生以上。一日参加も可という条件。募集してすぐに定員数のスタッフが集まりました。

無数の数字が織りなす、豊かな色彩のグラデーションの世界。車椅子での鑑賞は可能です。

インスタレーション「数字の森」

○プレゼントは「チケットフォルダー」

21日と22日の二日間だけ、来館者全員に配られたプレゼントは「チケットフォルダー」。10年を象徴する「10のグラデーション」でデザインされた素敵な記念品です。この「10のグラデーション」は、2017年通年使われるデザインです。

プレゼントは「チケットフォルダー」

○各種イベントが開催

この他に「開館10周年記念ウィーク」には、複数のシンポジュウムや公演、コンサート、美術館案内ツアーなどのイベントが開催されました。事前申し込みが必要なイベントはありますが、すべて無料の企画です。

各種イベントが開催

「国立新美術館」は車椅子で利用しやすいバリアフリー美術館です。

フジフィルムスクエア「美しき日本の屋根」展バリアフリー情報

東京都港区六本木。東京ミッドタウン内「フジフィルムスクエア」の新春企画「日本山岳写真界の至宝・白旗史朗 フジクロームで描く美しき日本の屋根」に車椅子で行きました。

現地のバリアフリー状況を紹介します。

○リバーサルフィルムで撮影された作品の展示会

「美しき日本の屋根」は2018年1月4日から11日までの開催。入場無料。会場はフラット構造で車椅子での鑑賞に大きな問題はありません。

「フジクローム」とは、リバーサルフィルムのブランド。アナログフィルムは現在でも販売されています。

フジフィルムスクエア「美しき日本の屋根」展

○新春にふさわしい自然の美の世界

展示作品はいずれも美しい日本の山々の写真。新春にふさわしい企画です。同じ光景とは二度と出会えない山の自然写真。展示作品は、プリントマンが暗室で引き伸ばした職人技の写真と、フジカラーのデジタル技術でプリントした作品があり、その技術の共演が主題の一つです。

フジフィルムスクエア「美しき日本の屋根」展

○最新のアナログフィルムの世界

今でもマニア向けリバーサルフィルムの世界が現存しています。ネガフィルムもあります。ネットショップでもフィルムは買えます。

そして現像やデータ化を引き受けるショップもあります。

ただしデジタル写真と比較すると高くつく、あくまでプロやマニア向けの世界です。

ジフィルムスクエア「美しき日本の屋根」展は、新春にふさわしいバリアフリーな展示会です。

車椅子で行く 伊勢丹新宿店 バリアフリー情報

東京都新宿区。新宿三丁目の「伊勢丹新宿店」は、改装を重ねて車椅子で利用できる百貨店です。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年9月の取材に基づいています。

○昭和8年の建築

新宿のランドマーク「伊勢丹新宿店」は、ゴシック様式を取り入れたアールデコ調建築。戦災を堪えぬいた建物で竣工は昭和8年。長い歴史の中で改修に改修を重ねています。

伊勢丹新宿店

○フラット&ワイドな売り場通路

いつも多くのお客さんで賑わっている「伊勢丹新宿店」。それでも車椅子での利用に大きな問題がない、広くてフラットな売り場通路が魅力です。

本館1Fの化粧品売り場の混み方は特別なものとして、それ以外でもっとも混みあうのは本館B1のデパ地下食品フロア。混むことを前提にして、一般的なデパ地下よりも広い売り場通路が設定されています。

他のフロアの通路も十分な余裕があります。改装のたびに、車椅子で利用しやすい広い通路に進化してきました。

伊勢丹新宿店

○本館エレベーターは3系統

上下階移動は、本館はエスカレーター2系統にエレベーターが3系統。メンズ館はそれぞれ1系統です。車椅子ベビーカー優先エレベーターを配置。これほどの集客がある施設にしては、車椅子でのエレベーター待ちがひどくはありません。

伊勢丹新宿店

○増えてきた障害者用トイレ

元々はゼロだった障害者用トイレ。現在では本館に6か所、メンズ館に1か所配置されています。一般トイレも、階段の途中にあった昔の構造からは改修されています。

 

○全エントランス段差なし

本館、メンズ館とも、1F各出入口の段差は解消されています。

伊勢丹新宿店

○駐車場のバリアフリー状況

車で来店した場合「本館パーキング」と「パークシティイセタン1」が直営駐車場で、「サブナード駐車場」と「都庁駐車場」が提携駐車場です。

「パークシティイセタン1」と本館間はシャトルバスが運行されていますが、このバスには車椅子で乗車出来ません。

「サブナード駐車場」は、地上への車椅子でのアクセスがとても不便です。

「都庁駐車場」はあまりにも遠すぎます。

したがって「本館パーキング」を利用してください。

「本館パーキング」の注意点は、本館へつながる地下通路が、本館B1へ直結する箇所が車椅子では危険な急坂です。駐車場スタッフに車椅子利用の旨を相談して、誘導案内に従ってください。

伊勢丹新宿店

○メトロプロムナードからのアクセス

地下鉄新宿駅と新宿三丁目駅をつなぐ地下通路「メトロプロムナード」からのアクセスです。

もっとも利用者が多い「地下パーキング側玄関」は、エスカレーターと階段の利用になります。車椅子では50mほど先の「地階正面玄関」を利用してください。段差回避用のエレベーターがあります。

伊勢丹新宿店

○メトロプロムナードへのバリアフリールート

地下街「メトロプロムナード」への車椅子でのアクセス方法です。

新宿駅東口方面からは、ルートを選べば段差なく車椅子で「メトロプロムナード」へ行くことができます。新宿西口からの場合は、丸の内線駅近くにある段差解消エレベーターを利用してください。

丸井、高野、中村屋など、メトロプロムナードに地下出入口がある大型商業施設の多くはバリアフリーに出入りができ、館内のエレベーターで地上へアクセスできます。

車椅子で絶対無理なのは紀伊國屋書店、そしてビックロは係員にエスカレーターを操作していただく必要があります。

伊勢丹新宿店

アクセス方法はご自身の状況に応じて、最善のルートを考える必要がありますが、改装を重ねている伊勢丹新宿店の館内はバリアフリーです。