千葉の産直 ふれあいパーク八日市場 車椅子買物ガイド バリアフリー情報

ふれあいパーク八日市場

千葉県匝瑳(そうさ)市の「ふれあいパーク八日市場」は、車椅子で買い物や食事、公園の散策が出来る施設です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

地域の農業活性化を目的に造られ、第三セクターによって運営されている施設です。匝瑳市で農業を中心にした地域経済の将来が検討され、農業の地域ターミナル施設をつくり、「①特産物展示」「②郷土料理紹介」「③植木見本園」「④情報発信」の4つの機能を持たせる施設を建設することを決定。2000年に用地を買収し、2002年に開業しました。

ふれあいパーク八日市場

施設の中央部は「イベント広場」と呼ばれている屋外フリースペース。建物が広場を囲みます。メイン棟の中には、農産物直売所と食事処、観光パンフレトが置いてある観光情報コーナーがあります。

ふれあいパーク八日市場

外売り場として広い「花・植木見本園」があり、その横にテイクアウトの「ピザハウス」、別棟では売店が出店、繁忙期には屋台が出店することもあります。

ふれあいパーク八日市場

そして隣接して散策ができる「飯塚沼農村公園」があります。

ふれあいパーク八日市場

施設を囲むように広い駐車場が用意されています。身障者用駐車スペースは、「花・植木見本園」の近くにあります。駐車場の混雑状況によりますが、空いているときであれば、身障者用駐車スペースにこだわらずに、メイン棟に近い乗降しやすい駐車区画を利用したほうが便利かもしれません。

バリアフリートイレはメイン棟にあり、外側から利用します。

ふれあいパーク八日市場

スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。オストメイトやユニバーサルベッドはありません。

ふれあいパーク八日市場

農産物直売所のバリアフリー状況です。メイン棟に入り正面右側が「①特産物展示」を目的にした「農特産物コーナー」です。

ふれあいパーク八日市場

中規模な売場で、店内通路幅は一般的なサイズ。車椅子での店内移動は可能です。新鮮野菜、総菜、お餅と巻物、赤飯におこわなどが豊富に並びます。匝瑳市の美味しいものに出会える直売所です。

食事処のバリアフリー状況です。建物の左奥に「②郷土料理紹介」を目的にした食事処があります。店名はレストラン「里の香」。広さは50坪程度の店舗で、小間上がりのお座敷席と、車椅子で利用できる可動式のテーブルと椅子の席があります。車椅子利用者は優先的にテーブル席に案内していただけました。安さとボリュームが人気です。入店時にオーダーと会計をする前金制です。

花・植木見本園のバリアフリー状況です。「③植木見本園」を目的にした「花・植木見本園」は屋外売り場です。地元には約700戸の生産農家があり、そこで生産されている花・植木が販売されています。入口付近ではフルーツやお芋を箱売りしています。

ふれあいパーク八日市場

この外売場は大規模です。フラットな通路があるので車椅子での利用は可能です。

ふれあいパーク八日市場

そして商品でもあるベンチやテーブルが配置されています。売り物ですが、休憩に使ってもよいようです。公園のような見本園です。

ふれあいパーク八日市場

飯塚沼農村公園のバリアフリー状況です。「ふれあいパーク八日市場」に隣接する「飯塚沼農村公園」は、夏にはハスが咲く水の公園で、広さは1.9haのビオトープです。遊歩道が整備され、道を選べば車椅子でほぼ一周できます。メイン棟の裏側から公園に出ることができます。段差のないバリアフリールートです。

ふれあいパーク八日市場

木製の橋を渡ると散策路にでます。

ふれあいパーク八日市場

ゆっくり回っても10分コース程度。季節の良い好天の日は、車椅子で快適に散策できます。

ふれあいパーク八日市場

ふれあいパーク八日市場は、車椅子で買い物ができる直売所です。隣接する飯塚沼農村公園は、車椅子で散策できます。

(本稿は2021年7月に加筆修正しました)

山武市にある農産物直売所「山武緑の風山武店」を別稿で紹介しています。ご参照ください。