車椅子で行く 岩宿博物館・岩宿ドーム バリアフリー情報

群馬県みどり市の日本史を塗り替えた遺跡の博物館「岩宿博物館」と「岩宿ドーム」は、車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2019年2月の取材に基づいています。

 

○車椅子で行くべき2つの施設

日本列島に旧石器時代があったことを証明した「岩宿遺跡」には、車椅子で見学ができる2つのバリアフリー施設があります。

「岩宿博物館」は有料施設ですが、障害者手帳の提示で本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。

岩宿博物館

遺構保護観察施設「岩宿ドーム」は無料の施設です。

岩宿博物館

ちなみに「岩宿博物館」の隣にある「岩宿人の広場」は、旧石器時代の住宅が3棟復元された無料の屋外施設で、未舗装の公園のような施設。車椅子での利用は苦戦する路面状況です。

 

○岩宿博物館へのアクセス

岩宿博物館の周辺には、複数の無料駐車場が用意されています。「岩宿博物館」の障害者用駐車区画は、博物館へのスロープの手前、日帰り温泉「カタクリの湯」の入口近くに2台分用意されています。

障害者用駐車区画から、スロープで緩い斜面を上り博物館の上部へ行きます。そこから博物館入口へ下るスロープがあります。

岩宿博物館

○博物館のバリアフリー状況

岩宿博物館のエントランス周辺の通路は、小さなデコボコがあるので車椅子では慎重に移動して下さい。博物館の入口は自動ドアです。

入口を入ると受付があるので障害者手帳を提示して入館手続きを行ないます。

入口がるフロアは1Fです。障害者用トイレは1Fに1つ用意されます。また1Fには企画展示室があります。

常設展示室は2Fで、車椅子ではエレベーターを利用します。

常設展示室内に段差はなく車椅子での移動に大きな問題はありません。また車椅子から見にくい展示はありません。

子供向きの展示は復元「マンモス」。その他は、出土した石器や地層など、学術的な内容が中心です。

岩宿博物館

岩宿博物館

岩宿博物館

○「岩宿ドーム」の利用方法

車椅子で利用できるもう一つのバリアフリー施設「岩宿ドーム」の紹介です。ドームの中には本物の地層が見学できる展示コーナーがあります。また岩宿遺跡を紹介するビデオが放映されます。

岩宿博物館

岩宿博物館

「岩宿ドーム」に隣接した駐車場の利用が便利です。障害者用駐車区画はありません。駐車場からは段差解消ルートが整備され「岩宿ドーム」に車椅子で行くことが出来ます。

岩宿博物館

「岩宿ドーム」内は段差回避スロープがあり、車椅子で利用できます。ドーム内にはトイレはありません。

岩宿博物館

「岩宿ドーム」周辺には「史跡岩宿遺跡」の碑や、発見者である「相沢忠洋氏の銅像」などがあります。

岩宿博物館

岩宿博物館

「岩宿遺跡」自体は、車椅子での探索が難しい、アップダウンがある未舗装の敷地に広がります。車椅子では「岩宿博物館」と「岩宿ドーム」が、バリアフリーに利用出来る見学施設です。

車椅子で行く 道の駅くろほね・やまびこ バリアフリー情報

黒保根の美味しいものに出会えるシンプルで小規模な道の駅。「道の駅くろほね・やまびこ」は、車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2019年2月の取材に基づいています。

 

○山中の人気施設

1998年開業の道の駅です。最寄りの駅はわたらせ渓谷鉄道の水沼駅。住所は桐生市ですが山中の立地です。

施設としては産直ショップ棟、食事処と観光案内所が入る棟、トイレ棟のシンプルな構成。とても人気がある施設で、駐車場はいつも賑わっています。

道の駅くろほね・やまびこ

○バリアフリー概況

障害者用駐車区画は屋根無しで1台分。障害者用トイレはトイレ棟内に1つ用意されます。インドアトイレには障害者用はありません。

道の駅くろほね・やまびこ

敷地内はほぼフラットで段差はありません。産直ショップ棟と食事処と観光案内所が入る棟へは、スロープを利用することもなくフラットに移動できます。

道の駅くろほね・やまびこ

○産直ショップのバリアフリー状況

直売所棟の出入口はタッチ式の自動ドア。小規模なショップで店内通路は縦3本。入口から見て左の通路は幅広、中央の通路幅は並みサイズで車椅子での移動は可能。右の通路は車椅子での通行が困難なレベルの狭さです。

道の駅くろほね・やまびこ

産物は豊富で安くて美味しい。味噌や梅干し、漬物なども。黒保根町の地場産品と出会えます。

道の駅くろほね・やまびこ

○食事処のバリアフリー状況

うどん、蕎麦が自慢の食事処の入口は手動ドア。建物入口付近が観光情報コーナーで、奥が食事処。棟内はフラットで車椅子での移動は可能です。

道の駅くろほね・やまびこ

食券制ですが、お料理はスタッフが席まで運びます。お茶はセルフサービス。食後は食器をカウンターに下げる、セミセルフ方式です。

道の駅くろほね・やまびこ

店内のスペースは余裕があり、車椅子での店内移動は可能です。お座敷席とテーブル席がありますが、車椅子で食べやすい構造のテーブルは数が少ないので、良い席が確保できるかが問題です。

道の駅くろほね・やまびこ

うどんは迫力のある太麺。山菜の天ぷらが評判です。

建物は立派な梁がある純和風構造。素敵な造りの食事処です。

道の駅くろほね・やまびこ開業当時から大きな改装はなく現在に至っています。したがって全体的なバリアフリーレベルは高くはありませんが、「道の駅くろほね・やまびこ」は無駄な段差構造が無い施設です。

足が悪い人のための「列車のレストラン清流」利用案内

わたらせ渓谷鐵道の駅にある列車のレストラン「清流」は、介助歩行が可能な方なら利用できます。現地の状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2019年2月の取材に基づいています。

○小さな駅のレストラン

わたらせ渓谷鐵道の神戸(ごうど)駅内にある、特急車両を利用したレストランです。鉄道ファンには有名なお店で、観光スポットです。

列車に乗り込む箇所は段差があり、列車内は車椅子で移動できる通路幅はなく、席は固定式です。したがって車椅子に乗ったままでの食事は出来ません。介助歩行が可能な方なら、何とか利用出来る施設です。

 

○車でのアクセス可

駅構内のホームにあるレストランです。アクセスはもちろん鉄道は可。神戸駅前には無料駐車場があるので、車でのアクセスが可能です。

駐車場には障害者用駐車区画の用意はありません。駐車場の路面は多少デコボコしていますが、舗装路なので車椅子での利用は可能です。

列車のレストラン清流

○障害者用トイレ有り

駅舎横に独立トイレ棟があり、障害者用が用意されています。

列車のレストラン清流

○駅舎からレストランへ

小さな駅舎に入ります。出入口や床面には小さな段差がありますが、慎重に移動すれば車椅子で利用できます。駅舎からホームへ。「列車のレストラン清流」は反対側のホームに停車しています。

ホームをまたぐ陸橋は階段です。車椅子ではホームの端からスロープを利用して下り、線路上を横断してレストランへ向かいます。

列車のレストラン清流

○席は固定式

介助歩行で段差を上り列車内へ。席はリクライニングシートを向い合せに固定し、テーブルを据え付けています。

車両は東武特急「デラックスロマンスカー」で「けごん」として運行されていました。2両編成のレストランです。

 

「列車のレストラン清流」は車椅子では利用できません。介助歩行が無理な方は、観るだけの観光になります。