富岡市立妙義ふるさと美術館 バリアフリー情報

群馬県「富岡市立妙義ふるさと美術館」は、奇勝妙義山を眼前に見る高台に建つ、車椅子で利用できる美術館です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2018年1月の取材に基づいています。

富岡市立妙義ふるさと美術館

雄大な自然と一級の建築

上質で上品、そして良い意味で贅沢な空間。自然と芸術を愛する大人向きの施設です。

富岡市立妙義ふるさと美術館

高台のお庭で眺望を楽しむ

立地は小山の頂といった場所。アクセスは車。側道に入り、坂道を上りきった先が「妙義ふるさと美術館」です。駐車場は広大。障害者用駐車区画の設定があります。

美術館前のお庭で眺望を楽めます。季節によってはお花が咲き、いくつかのオブジェや装飾、展望台のようなポイントなどがあります。未舗装箇所もあるので、車椅子では無理のない範囲の散策になります。出きれば天気の良い日のお出かけがお薦めです。

富岡市立妙義ふるさと美術館

本物と絵画で妙義山をみる美術館

昭和58年から毎年開催されている「妙義山を描く絵画展」の入選作が展示されている美術館です。1Fの展示室で多くの画家を魅了する妙義山を絵画で楽しむ。そして3Fの「展望写生室」で本物の妙義山を楽しむ。いずれも静かでゆとりのある空間です。

富岡市立妙義ふるさと美術館

万全のバリアフリー

1994年開館となっていますが、バリアフリー上の大きな問題はありません。エントランスはスロープ対応。ドアは自動ドア。実用に十分耐える障害者用トイレ有り。入館料は障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。

3Fと2Fの「展示ギャラリー」は一周する回廊形式です。エレベーターは前後両面にドアがあるタイプ。2F・3Fとも前ドアから降りて回廊を一周し、後ろドアから乗る構造です。車椅子で利用しやすいエレベーターです。

富岡市立妙義ふるさと美術館

四季折々の妙義山を楽しむ

妙義山以外の絵画も数点展示されていますが、ほぼすべては春夏秋冬それぞれの季節の妙義山を描いた作品。どの季節の妙義山も魅力的です。3Fの「展望写生室」から、四季の妙義山を楽しみたくなります。冬季に車でお出かけの際には、滑り止め装置やスタッドレスタイヤの装着が必要です。

「富岡市立妙義ふるさと美術館」は、車椅子で利用できる施設です。

群馬県立自然史博物館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

群馬県富岡市の「群馬県立自然史博物館」は、車椅子で利用できる博物館です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2018年1月の取材に基づいています。

群馬県立自然史博物館

・子供も大人も楽しい本格派

もみじ平総合公園内にある「県立自然史博物館」は1996年に開館した本格的なミュージアムです。膨大な標本、剥製などの収蔵品を展示。展示の切り口は工夫され、詳しい解説があります。また動いて吠える恐竜の模型など、子どもを楽しませる企画随所に。幅広い層の知的好奇心を刺激する博物館です。

群馬県立自然史博物館

・障害者用駐車区画は大型用駐車場の中

アクセスは車です。もみじ平総合公園は人気の施設。駐車場が混み合います。公園の一般駐車場は、美術館側と自然史博物館側の2か所。そして遠くの臨時駐車場が2か所。障害者用駐車区画は、自然史博物館側の駐車場に入り、入口からすぐの場所にある大型用駐車場の中にあります。

一般駐車場そのものが満車の場合、進入路入口でスタッフが立ち、臨時駐車場へ誘導します。臨時駐車場は坂道の先で距離があり、かつ未舗装路面でし。満車の場合は、スタッフに車椅子利用の旨を相談してください。

また障害者用区画が満車だった場合、その先の一般駐車場は一段低い場所なので、車椅子で博物館へ向かうにはスロープを上ることになります。

障害者用駐車区画から博物館へ向かう歩道の脇にも、自然史博物館らしい展示物が多数あります。

また駐車場から博物館までの移動距離は100m以上あるので、雨の日の車椅子でのお出かけは注意してください。

群馬県立自然史博物館

・入館料減免手続きは総合案内で

「県立自然史博物館」は「かぶら文化ホール」と併設した建物です。建物入口付近に「総合案内」があるので、最初にここで障害者手帳を提示してください。本人と介助者1名まで無料の入館券を発行していただけます。無料入館券をもらわずに博物館の入口に行っても、手帳の提示だけでは入館できません。

群馬県立自然史博物館

・障害者トイレはホール側

障害者用トイレは「かぶら文化ホール」側に一つだけ設置されています。博物館内にはないので注意してください。来館後の車椅子での動線としては、総合受付、トイレ、博物館という順が無駄のない動きになります。

群馬県立自然史博物館

・博物館2Fへはスタッフ誘導で

博物館の展示は2フロア構成。健常者は階段利用が前提の展示設定です。車椅子利用者は1F展示の最終コーナーまできたら、近くに立つスタッフに声をかけてください。エレベーターは有料エリアを出た先の無料エリアにあるので、スタッフの誘導で利用するルールです。2Fから1Fへ戻り博物館を退出するルートは、自由にエレベーターを利用できます。

群馬県立自然史博物館

館内の見学通路は広く車椅子で見やすい展示で、地球の、そして群馬の自然史の展示が充実しています。「群馬県立自然史博物館」は、車椅子で利用できる博物館です。

高崎市山田かまち美術館 車椅子での観覧ガイド

群馬県「高崎市山田かまち美術館」は、バリアフリー仕様ではありません。車椅子でどこまで観覧できるのか、現地の状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年1月の取材に基づいています。

「かまち」と出会える常設館

高崎市の運営で2014年にリニューアルオープンした「山田かまち美術館」。「かまち」と出会える常設館です。

担任の先生が彼の才能を見出した小学3年生の絵、残されたメモや詩、愛聴したオーディオなどが展示されています。展示作品は定期的に入れ替わるので、リピーターの来館者も多いようです。

何を感じるかは、その人次第。「山田かまち」氏は1960年高崎生まれ。17歳で夭逝しました。

高崎市山田かまち美術館

入口は階段、スロープで裏口へ

アクセスは車が便利。美術館の敷地に5~6台分の無料駐車場があります。障害者用の駐車区画の設定はありません。

美術館のエントランスは階段です。

駐車場から裏口のようなドアにつながるスロープがあり、車椅子ではこのスロープを上り、ドア横にあるインターフォンで館内に連絡します。

取材時、このスロープは不完全で乗り口の段差がきつく、そこに狭い段差解消ブロックが置いてありますが、車椅子での通行は怖い思いをしました。介助者が必要なスロープです。

 

1Fはフラット構造

入館料は障害者手帳の提示で、本人と介助者1名が無料に減免されます。正面入口にある受付で手続きをしてください。

美術館は2フロア構造。1Fはフラット構造で通路幅なども余裕があり、車椅子での見学に大きな問題はありません。2Fは狭く、1Fに展示物の8割以上が展示されています。

美術館のトイレには障害者用はありません。1F・2Fとも狭い一般トイレなので、普通のトイレが一人で利用できる人しか、トイレは使えないと思ってください。

 

2Fへは階段

2F展示室へは階段のみです。車椅子では利用できません。

そのため、2Fの「第三展示室」に展示されている20点弱の作品は、写真がファイルされ1Fで閲覧できます。受付で申請するとその場でファイルを貸し出していただけます。そして1Fの「メッセージルーム」で、ファイルを閲覧することができます。

高崎市山田かまち美術館

美術館があることが奇跡

17歳で養成した「かまち」。何を成し遂げたわけではありません。早くから彼の才能を見出した人がいて、夭逝後に彼の作品を公開する努力をした人がいて、私設美術館を開館する人がいた。いまここに「山田かまち美術館」があることが、一つの奇跡です。

 

残された「絵」や「字」はここで会えますが、「音」楽は何も残されていません。生きていれば2018年で58歳。どんな人生であったことか。バリアフリーではありませんが、興味のある方は「高崎市山田かまち美術館」へ車椅子でお出かけください。