群馬県高崎市にある施設です。古墳時代の5世紀に、群馬県地域は「上毛野(かみつけの)」と呼ばれていました。榛名山の噴火で埋没した、古代の王の世界を解説する博物館です。開館は1998年ですが、改修されて車椅子で利用できます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

アクセスは車が便利です。広大な「上毛野はにわの里公園」にある施設で、博物館の前に広い駐車場があります。
身障者用駐車区画が屋根なしで2台分用意されています。直感的には博物館エントランスの近くにありそうに思えますが、エントランスに続く長いアプローチの先にあります。横幅は十分に余裕がある駐車スペースです。

アプローチから全く段差なくエントランスに入ります。出入口は自動ドアです。
館内に入ると左側にロッカー、そして右側に展示があります。今回取材時は、古墳時代の馬の等身大パネルと馬のはにわがあり、古代の馬は小さかった、という解説がありました。エントランスから受付まで、車椅子で問題なく移動できます。

「かみつけの里博物館」の入館料は障がい者減免制度があり、障害者手帳等の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で手帳を提示して減免措置を受けてください。

バリアフリートイレの状況です。トイレはエントランスホールの横にあります。バリアフリートイレは1つ。ユニバーサルベッドはありませんが、スペースは余裕がある個室です。ウォシュレット付き便器が備えられています。

広くてフラットなエントランスホールには、ミュージアムショップがあります。また「王の石棺」の復元模型が展示されています。

窓越しに見える中庭には多数の「はにわ」が展示され、目を楽しませてくれます。

展示室のバリアフリー状況です。展示室は1室で9つのコーナーがあります。室内はフラットな構造で、すべての展示を車椅子でみることが出来ます。

新幹線の建設工事を契機に、遺跡の大規模な発掘調査が行われたそうです。これまでの調査で、王の館、古墳、水田や畑、人々が暮らした村など、当時の社会要素のほとんどが発見されています。展示では、東アジアの中での群馬の王のポジションなどが解説されます。

上毛野はにわの里公園は、5世紀から6世紀にかけて築かれた3つの前方後円墳がある公園です。写真は「八幡塚古墳」で、車椅子では無理ですが古墳の上まで上がることができます。

テーマは「よみがえる5世紀の世界」。「かみつけの里博物館」は、群馬に実在した古代の王の世界を知ることができる、バリアフリー施設です。
「上毛野はにわの里公園」の一角にある農産物直売所「はにわの里」を別稿で紹介しています。ご参照ください。
(本稿は2020年11月に執筆しました)