群馬県高崎市の観音塚古墳は、6世紀末頃に造営された前方後円墳です。近隣には平塚古墳、八幡二子塚古墳があり、3つの古墳は八幡古墳群と総称されます。高崎市観音塚考古資料館は八幡古墳群の中心地にあります。

群馬八幡駅から徒歩25分の案内。アクセスは車が便利です。資料館の前に来館者用の無料駐車場があり、身障者用駐車スペースが設けられています。前後左右スペースに余裕がある駐車区画です。

資料館のエントランスは階段構造で段差迂回スロープが設置されています。

緩やかな傾斜のスロープで、それほど力を入れなくても車椅子で通行できます。

出入口は2枚の手動ドアです。今回訪問時は車椅子をみたスタッフがドアを開けて下さいました。

高崎市観音塚考古資料館は入館料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で障害者手帳等を提示して減免措置を受けてください。
資料館はワンフロアで、館内はバリアフリー仕様です。バリアフリートイレは建物の奥にあります。

スペースはやや狭い個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

館内の窓から見える中庭に、小さな土器や土偶が飾られています。

展示室はフラットでスペースに余裕があります。車椅子で観覧しやすい展示です。

観音塚古墳は古くから存在は知られていましたが、調査は行われずにいたそうです。1945年3月に近隣住民が防空壕を掘っていたところ、地中から巨大な石室が現れ、豪奢な副葬品が発見されました。終戦後から調査が始まり、1948年に観音塚古墳は国指定の史跡となり、1961年に出土品が国の重要文化財に指定されました。そして1988年に高崎市観音塚考古資料館は開館しました。車椅子では困難ですが、資料館から徒歩2分の観音塚古墳は、石室内を見学することができます。資料館の受付で懐中電灯の貸し出しサービスがあります。

観音塚古墳の出土品は30種300余点に及びます。高崎市観音塚考古資料館で、銅わん、太刀、馬具、銅鏡、須恵器などの出土品を観覧することができます。いずれも車椅子から見やすい展示です。

中央のスペースを活用して古墳時代の炊事と食事を再現した展示があります。これも車椅子から見やすい展示です。

高崎市観音塚考古資料館は、貴重な出土品の数々を車椅子で観覧できるバリアフリー施設です。
史跡上野国分寺跡のガイダンス施設「上野国分寺館」を別稿で紹介しています。ご参照ください。
(本稿は2022年7月に執筆しました)