千葉県旭市の「飯岡刑部岬展望館」は、車椅子で素晴らしい眺望を楽しめるバリアフリーな展望施設です。現地の状況を紹介します。
高さ約60mの断崖絶壁に建つ展望施設で、アクセスは車が便利です。飯岡漁港の先から国道を離れ、急こう配の坂を上ります。約60台を収容する無料駐車場があり、身障者用駐車区画が2台分用意されています。
2001年に開館した施設で、入館は無料です。
一帯が公園として整備され、遊歩道があり、車椅子で快適に移動できます。敷地内に小さな飯岡灯台があり、問題なく車椅子で行くことが出来ます。
飯岡刑部岬展望館は、3フロア構造の施設です。
エレベーターが1基あり、1Fにはバリアフリートイレが用意されています。
刑部岬からの景観です。眼下には飯岡漁港が広がります。
ここは南から見た場合は「九十九里海岸」の終点であり、銚子方面へは東洋のドーバー「屏風ヶ浦」の始まりの地点になります。岬から外房の海の右手を見れば、九十九里海岸の全景が臨め、その先には富士山が見えます。サンセットが美しい角度の眺めです。
左手は屏風ヶ浦を臨み、日本最大規模の風力発電風車群が並びます。こちらはサンライズが美しい眺望になります。
夜はどちらを見ても明かりが美しい、夜景スポットです。
2Fは屋内から眺望を楽しむフロアです。寒い冬でも2Fは安心して利用できます。室内はフラット構造で、車椅子で利用できます。
パネル展示などができるイベントスペースとしても利用されています。
3Fが展望施設としてはメインの屋外型の展望フロアです。
屋外型といっても屋根があり、小雨程度なら、問題なく利用できる展望フロアです。
別称は「光と風の展望館」。車椅子で360度の眺望が楽しめます。
飯岡刑部岬展望館は、車椅子で眺望を楽しめるバリアフリー展望施設です。
(本稿は2020年9月に加筆修正しました)