秩父のシンボル、武甲山に関する資料を展示紹介する施設です。埼玉県秩父市の羊山公園内の高台に建ちます。開館は昭和54年。武甲山でビジネスを行っているセメント関連企業3社による寄付金で設立され、秩父市が管理しています。
アクセスは車が便利です。羊山公園の見晴らしの丘にある駐車場からは、ほぼフラットな舗装路で移動できます。さらに見晴らしの丘トイレ横の道を進むと、武甲山資料館と「やまとみゅーじあむ」の中間点に3台分の駐車区画があります。
エントランスまでの歩道は、少しデコボコがある仕様の路面ですが、慎重に進めば車椅子で移動可能です。
資料館入口に段差はありませんがドアは手動。介助者がいないと車椅子では苦戦するタイプのドアです。武甲山資料館は有料施設で、入館料の障がい者減免制度があります。受付で障害者手帳等を提示すると、入館料が約半額に減免されます。
館内はフラットな構造です。受付窓口は入口からすぐの場所にあります。
展示室の手前にバリアフリートイレがあります。
スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。
常設展示室はワンフロア構造。フラットな床面でスペースに余裕がある、車椅子で問題なく観覧できるバリアフリー展示室です。武甲山の今昔の姿、自然、石灰岩の採掘方法や自然再生への取り組みなどが展示解説されています。
武甲山の地形と地質を紹介するジオラマです。
動植物の生態系を紹介する展示。
石灰岩に関する展示です。
武甲山は現在も石灰岩の採掘がおこなわれ、山容は変貌しています。その記録を後世に伝えることが、武甲山資料館の使命です。
(本稿は2021年9月に執筆しました)