千葉県市川市の歴史博物館は、車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。
北国分駅から徒歩10分の案内です。30台程度を収容する無料駐車場がありますが、未舗装路面で車椅子では通行が辛いデコボコがあります。施設の敷地内、門扉の先に1台分の身障者用駐車区画があります。
エントランスは階段ですが、段差回避スロープがあります。博物館入口は手動ドアです。床面には段差はありません。市川歴史博物館は入館無料です。簡単な記帳をして入館します。
新しい施設ではありませんが、館内に段差は無く、車椅子で利用できます。バリアフリートイレが1つあります。取材時の状況では、設備はやや老朽化していました。展示室内の通路はフラットで、車椅子での見学に大きな問題はありません。
良く工夫された展示です。
第一室は鎌倉時代からの市川の歴史の紹介。
第二室は行徳地区の塩や海苔作りの紹介。
第三室は江戸時代からの市川の水路、陸路の紹介。
第四室は農業の歴史や民家の展示。
第五室は郷土の有名人紹介。
スタッフに質問をすると、一段と深い理解が出来ました。勾玉づくりなど体験型の企画もあります。
市川歴史博物館は、堀之内貝塚公園の一角にあります。同公園内に「市立市川考古博物館」があり、駐車場は歴史博物館と共用です。
考古博物館は、歴史博物館から急坂を上った先にあります。車椅子では登坂がきつい坂です。考古博物館前にも1台分身障者用駐車区画があるので、車椅子利用者は、近いながらも車での移動をお薦めします。
市立市川歴史博物館は、施設は古いながら展示内容は深い、車椅子で見学可能な無料博物館です。
市川市中山にある日蓮宗大本山「中山法華経寺」を別稿で紹介しています。ご参照ください。
(本稿は2017年5月の取材に基づいています)