埼玉県久喜市の「久喜菖蒲公園」は、大きな池を中心にした公園で、池の周囲を車椅子で散策できます。現地のバリアフリー状況を紹介します。
31haの池と周辺施設の概要です。元々は複数の沼や小川が流れる湿田地帯でしたが、1977年に公園として整備されました。池の名称は昭和池です。
大きな池の東側に駐車場があり、レストハウスや芝生広場、デッキ広場などがあります。池の南側は釣り場で、有料エリアと無料エリアがあります。池を周回するサイクリングロードとジョギングロードが整備されています。公衆トイレにバリアフリートイレがあります。
アクセスは車が便利です。無料駐車場がP1とP2の2ヵ所あります。P1は収用176台で、幅広い身障者用駐車区画が5台分あります。
P2は98台の収用です。人気の公園で好天の週末は駐車場が混みます。この点はご注意ください。
P1からはスロープを通り公園に向かいます。
園内のバリアフリー状況です。駐車場からレストハウスなどがある池の東側一帯はバリアフリーです。散策路、デッキ、レストハウスなど、車椅子で利用できます。散策路はところどころに、舗装のつなぎ目があるので、車椅子では路面をみながら通行してください。
P1から公園に入ると、休憩舎と池を臨む木製デッキがあります。
どちらも段差回避スロープがあるので車椅子で散策できます。
木製デッキにはカフェとテラス席があるコーナーと、池の鯉に餌をあげるコーナーなどがあり、高低差がありますが、段差回避スロープを通り移動できます。
どこからでも車椅子で池の大噴水を眺めることができます。
池には大噴水があり、30分おきに10分間、音楽に合わせて姿を変えながら水面から噴水が上ります。木製デッキに限らず、東側一帯から車椅子で大噴水を眺めることが出来ます。
お花は桜と菖蒲が見事です。久喜菖蒲公園は車椅子で散策ができる公園です。
(本稿は2021年2月に書き直しました)