埼玉県ときがわ町は「木のまち」、そして関東有数の生産量を誇る建具の町です。建具会館は、職人さんが丹精込めて作り上げる、建具、家具、工芸品などが展示販売される施設です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。
山中にある施設です。アクセスは車が便利です。駐車場は会館の裏側にあります。現地の誘導サインに従って横道からアクセスして下さい。
広い駐車場に1台分ブルーラインの身障者用駐車区画が用意されています。
駐車場から建具会館のエントランスまで、小さな段差箇所はありますが、注意して進めば車椅子で移動可能です。
エントランスには木材の端材など、数々の展示販売品がありますが、車椅子で通行できるスペースは確保されています。出入口は自動ドアで、段差はありません。
建具会館の売り場はワンフロアで、建具、その他木製加工品の他に、農産物や加工食品品の販売コーナーと、小さな喫茶コーナーがあります。床面はフラットで段差はありません。
正面からみて売り場右側の建具や木製品のコーナーは、車椅子が通行できない幅の通路があり、車椅子での買い物に苦戦します。ただし構造上の問題ではなく、展示商品の配置場所の問題なので、簡単に改善可能です。
正面からみて売り場の左側は、ほとんど狭い通路はありません。農産物や加工食品、木製小物作品などは、車椅子で買い物ができます。
売り場の奥にバリアフリートイレが1つあります。スペースは余裕がある個室です。
新しいウォシュレット付き便器が備えられています。
一番の見ものである建具コーナーの通路が狭く、今回は車椅子で十分に商品を見ることが出来ませんでした。ただし商品配置の問題なので、簡単に売り場改善することは可能です。
(本稿は2021年2月に執筆しました)