群馬県立ぐんま昆虫の森 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

群馬県立ぐんま昆虫の森

群馬県桐生市にある「昆虫」をテーマにした体験型教育施設です。開園は2005年。敷地面積は45ha。ひとつの里山を丸ごと活用しているような「昆虫の森」です。

群馬県立ぐんま昆虫の森

核施設の「昆虫観察館」は、建築家安藤忠雄氏の設計。ガラスのドーム屋根、曲線の打放しコンクリート内外壁、大きな池などのデザインが魅力です。

群馬県立ぐんま昆虫の森

坂道や多少のデコボコ路でも長距離移動ができる人は、悪路を避ければ、ほぼ里山全体を車椅子で散策できます。ただしかなりの体力が必要です。本稿では無理なく車椅子で利用できる、昆虫観察館周辺のバリアフリー状況を紹介します。

群馬県立ぐんま昆虫の森

〇駐車場から入園口までのバリアフリー状況

アクセスは車が便利です。約300台を収容する来園者用の無料駐車場があります。

群馬県立ぐんま昆虫の森

身障者用駐車スペースは、施設入口の近くに合計で10台分ほど用意されています。

群馬県立ぐんま昆虫の森

駐車場から舗装された緩い傾斜の坂道を進みます。

群馬県立ぐんま昆虫の森

その先にチケット売り場があります。チケットは段差回避スロープの奥にある自動販売機で購入します。

群馬県立ぐんま昆虫の森

群馬県立ぐんま昆虫の森の入園料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。チケット売り場の右側が入園口です。ここに窓口があるので、障害者手帳を提示して入園します。

群馬県立ぐんま昆虫の森

〇昆虫観察館までのアクセスルート

入園口から昆虫観察館の入口までは、折り返しスロープの上り坂を約200ⅿ進みます。それほど急な坂ではないので、ある程度の体力のある人、または介助者は車椅子で通行可能な坂道です。

群馬県立ぐんま昆虫の森

昆虫観察館の入口は館の3Fです。坂道を通りながら、1Fから3Fの高さに上がっています。館の入口まで段差はまったくありません。

群馬県立ぐんま昆虫の森

この坂道を回避するルートがあります。本格的な坂道が始まる手前にある、通常は昆虫観察館からの出口として利用される路に曲がります。正規ルートを逆走することになりますが、問題なく移動できます。このルートを通ると、昆虫観察館の1Fに着きます。つまりほとんど坂道を上がらずに昆虫観察館に行くことができます。そして館内のエレベーターを利用して3Fに上がることが出来ます。

群馬県立ぐんま昆虫の森

〇昆虫観察館内のバリアフリー状況

正規ルートである3Fエントランスから入館する順で、昆虫観察館を紹介します。昆虫観察館はバリアフリー施設で、バリアフリートイレは3Fと1Fに用意されています。3Fは総合案内などがあるフロアで、本格的な展示物はありません。今回取材時は、群馬の小学生が描いた昆虫の絵が展示されていました。

群馬県立ぐんま昆虫の森

3Fから展示室がある2Fへ移動する専用エレベーターを利用します。

群馬県立ぐんま昆虫の森

展示室の手前はクラフトコーナー。良くできた面白い作品が展示されていました。

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展示室の入口に車椅子ルートの案内があります。1Fへ下りる通常ルートは階段なので、またここに戻るルートが案内されています。

群馬県立ぐんま昆虫の森

展示室に入ります。デザインされた展示室で、フロアはカーブ構造で区切られ、床面は下り坂。展示を観覧しながら、徐々に1Fに近づく設計です。

群馬県立ぐんま昆虫の森

曲がりながら、下りながら、展示を観覧します。

群馬県立ぐんま昆虫の森

展示室の区切りが穴構造です。そして2F展示室の終点、1Fへ下りる階段路手間まで行き、元来た道を引き返し、2Fから1Fへ下りるエレベーターを利用します。

群馬県立ぐんま昆虫の森

1Fは映像ホールと展示室があり、その横に昆虫観察館の目玉施設「昆虫ふれあい温室」があります。温室へはフラットな通路で移動します。

群馬県立ぐんま昆虫の森

昆虫ふれあい温室内の通路は、緩やかな下り坂です。

群馬県立ぐんま昆虫の森

車椅子で植物と昆虫を観察しながら、進むことが出来ます。

群馬県立ぐんま昆虫の森

昆虫ふれあい温室は、高いガラス天井に守られた森です。

群馬県立ぐんま昆虫の森

横から観た外観は一面がガラスです。

群馬県立ぐんま昆虫の森

熱帯性の植物が生い茂ります。

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そして無数の蝶々が舞っています。

群馬県立ぐんま昆虫の森

羽を休める蝶々。

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花の蜜を吸う蝶々。

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羽を広げる蝶々。

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そして出口に着きます。ここに「蝶々が体についていませんか」と掲示があります。良く確認してから、昆虫ふれあい温室を後にします。

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〇昆虫観察館周辺のバリアフリー状況

昆虫ふれあい温室を出ると正面に大きな池が配置されています。この池も安藤氏の設計です。

群馬県立ぐんま昆虫の森

振り返ると、安藤建築が楽しめます。

群馬県立ぐんま昆虫の森

施行した竹中工務店のHPでは「複雑な造形のドーム屋根には、1辺2.5mの三角形の強化ガラスが1,287枚使用された。一片一片の形状が微妙に異なる200種類のガラスを使用しているため、曲面の屋根をいかに高精度に取り付けるかが施工上のポイントとなった」と説明されています。

群馬県立ぐんま昆虫の森

隣接して「別館昆虫観察館」があります。1Fはミュージアムショップと軽食コーナー、バリアフリートイレがあります。そしてB1が「フォローアップ学習コーナー」。昆虫の学習ができる図書室です。

群馬県立ぐんま昆虫の森

今回取材時は、コロナ対策でフォローアップ学習コーナーは閉鎖されていました。エレベーターがあるので、学習コーナーは構造的には車椅子で利用できます。

群馬県立ぐんま昆虫の森

もう一つ、隣接して「食草・育成温室」があります。

群馬県立ぐんま昆虫の森

見学路の入口から中へ入ります。

群馬県立ぐんま昆虫の森

見学ツアーに申し込むと、土足禁止の温室内を見学できます。今回取材時は、コロナ対策で見学ツアーは中止されていました。

群馬県立ぐんま昆虫の森

自由に見学できるガラス越しの観察ポイントです。温室内で蝶々が飼育されています。

群馬県立ぐんま昆虫の森

以上で昆虫観察館及びその周辺をすべて見学しました。池に沿って設置された木道を通り、出口方面へ進みます。

群馬県立ぐんま昆虫の森

体力のある人は、このあとアップダウンコースに挑んでください。「富士山沼ゾーン」「桑畑ゾーン」「雑木林ゾーン」があります。

群馬県立ぐんま昆虫の森

群馬県立ぐんま昆虫の森は、そのすべてを車椅子で走破するのは大変ですが、昆虫観察館及びその周辺は車椅子で見学できます。

(本稿は2021年11月に執筆しました)