そば処 梅田ふるさとセンター 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

群馬県桐生市梅田にある「梅田の地域活性化を目指」す観光施設です。山小屋風の建物の中でそば店とお土産コーナが営業しています。桐生川のダム「梅田湖」の先、山中に入った場所で、アクセスは車が便利です。来館者用の駐車場があり、身障者用駐車スペースが設けられています。

梅田ふるさとセンター

駐車場から段差回避スロープを通り、館内に進みます。出入口は手動ドアですが、館内はフラットな構造です。地場産のそば粉を使ったそば店はテーブル席、山の幸が並ぶお土産コーナは車椅子が移動できる通路幅があります。

梅田ふるさとセンター

トイレは屋外のトイレ棟とメイン棟内にあります。メイン棟内のバリアフリートイレは、やや狭い個室でウォームレット付き便器が備えられています。

梅田ふるさとセンター

梅田ふるさとセンターは山中にある車椅子で利用できるバリアフリー施設です。

(本稿は2024年1月に執筆しました)

桐生市の山中にある「道の駅くろほね・やまびこ」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

群馬県立ぐんま昆虫の森 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

群馬県桐生市にある「昆虫」をテーマにした体験型教育施設です。開園は2005年。敷地面積は45ha。ひとつの里山を丸ごと活用しているような「昆虫の森」です。

群馬県立ぐんま昆虫の森

核施設の「昆虫観察館」は、建築家安藤忠雄氏の設計。ガラスのドーム屋根、曲線の打放しコンクリート内外壁、大きな池などのデザインが魅力です。

群馬県立ぐんま昆虫の森

坂道や多少のデコボコ路でも長距離移動ができる人は、悪路を避ければ、ほぼ里山全体を車椅子で散策できます。ただしかなりの体力が必要です。本稿では無理なく車椅子で利用できる、昆虫観察館周辺のバリアフリー状況を紹介します。

群馬県立ぐんま昆虫の森

アクセスは車が便利です。約300台を収容する来園者用の無料駐車場があります。

群馬県立ぐんま昆虫の森

身障者用駐車スペースは、施設入口の近くに合計で10台分ほど用意されています。

群馬県立ぐんま昆虫の森

駐車場から舗装された緩い傾斜の坂道を進みます。

群馬県立ぐんま昆虫の森

その先にチケット売り場があります。チケットは段差回避スロープの奥にある自動販売機で購入します。

群馬県立ぐんま昆虫の森

群馬県立ぐんま昆虫の森の入園料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。チケット売り場の右側が入園口です。ここに窓口があるので、障害者手帳等を提示して入園します。

群馬県立ぐんま昆虫の森

入園口から昆虫観察館の入口までは、折り返しスロープの上り坂を約200ⅿ進みます。それほど急な坂ではないので、ある程度の体力のある人、または介助者は車椅子で通行可能な坂道です。

群馬県立ぐんま昆虫の森

昆虫観察館の入口は館の3Fです。坂道を通りながら、1Fから3Fの高さに上がっています。館の入口まで段差はまったくありません。

群馬県立ぐんま昆虫の森

この坂道を回避するルートがあります。本格的な坂道が始まる手前にある、通常は昆虫観察館からの出口として利用される路に曲がります。正規ルートを逆走することになりますが、問題なく移動できます。このルートを通ると、昆虫観察館の1Fに着きます。つまりほとんど坂道を上がらずに昆虫観察館に行くことができます。そして館内のエレベーターを利用して3Fに上がることが出来ます。

群馬県立ぐんま昆虫の森

昆虫観察館内のバリアフリー状況です。正規ルートである3Fエントランスから入館する順で、昆虫観察館を紹介します。昆虫観察館はバリアフリー施設で、バリアフリートイレは3Fと1Fに用意されています。3Fは総合案内などがあるフロアで、本格的な展示物はありません。今回取材時は、群馬の小学生が描いた昆虫の絵が展示されていました。

群馬県立ぐんま昆虫の森

3Fから展示室がある2Fへ移動する専用エレベーターを利用します。

群馬県立ぐんま昆虫の森

展示室の手前はクラフトコーナー。良くできた面白い作品が展示されていました。

群馬県立ぐんま昆虫の森

展示室の入口に車椅子ルートの案内があります。1Fへ下りる通常ルートは階段なので、またここに戻るルートが案内されています。

群馬県立ぐんま昆虫の森

展示室に入ります。デザインされた展示室で、フロアはカーブ構造で区切られ、床面は下り坂。展示を観覧しながら、徐々に1Fに近づく設計です。

群馬県立ぐんま昆虫の森

曲がりながら、下りながら、展示を観覧します。

群馬県立ぐんま昆虫の森

展示室の区切りが穴構造です。そして2F展示室の終点、1Fへ下りる階段路手間まで行き、元来た道を引き返し、2Fから1Fへ下りるエレベーターを利用します。

群馬県立ぐんま昆虫の森

1Fは映像ホールと展示室があり、その横に昆虫観察館の目玉施設「昆虫ふれあい温室」があります。温室へはフラットな通路で移動します。

群馬県立ぐんま昆虫の森

昆虫ふれあい温室内の通路は、緩やかな下り坂です。

群馬県立ぐんま昆虫の森

車椅子で植物と昆虫を観察しながら、進むことが出来ます。

群馬県立ぐんま昆虫の森

昆虫ふれあい温室は、高いガラス天井に守られた森です。

群馬県立ぐんま昆虫の森

横から観た外観は一面がガラスです。

群馬県立ぐんま昆虫の森

熱帯性の植物が生い茂ります。

群馬県立ぐんま昆虫の森

そして無数の蝶々が舞っています。

群馬県立ぐんま昆虫の森

羽を休める蝶々。

群馬県立ぐんま昆虫の森

花の蜜を吸う蝶々。

群馬県立ぐんま昆虫の森

羽を広げる蝶々。

群馬県立ぐんま昆虫の森

そして出口に着きます。ここに「蝶々が体についていませんか」と掲示があります。良く確認してから、昆虫ふれあい温室を後にします。

群馬県立ぐんま昆虫の森

昆虫観察館周辺のバリアフリー状況です。昆虫ふれあい温室を出ると正面に大きな池が配置されています。この池も安藤氏の設計です。

群馬県立ぐんま昆虫の森

振り返ると、安藤建築が楽しめます。

群馬県立ぐんま昆虫の森

施行した竹中工務店のHPでは「複雑な造形のドーム屋根には、1辺2.5mの三角形の強化ガラスが1,287枚使用された。一片一片の形状が微妙に異なる200種類のガラスを使用しているため、曲面の屋根をいかに高精度に取り付けるかが施工上のポイントとなった」と説明されています。

群馬県立ぐんま昆虫の森

隣接して「別館昆虫観察館」があります。1Fはミュージアムショップと軽食コーナー、バリアフリートイレがあります。そしてB1が「フォローアップ学習コーナー」。昆虫の学習ができる図書室です。

群馬県立ぐんま昆虫の森

今回取材時は、コロナ対策でフォローアップ学習コーナーは閉鎖されていました。エレベーターがあるので、学習コーナーは構造的には車椅子で利用できます。

群馬県立ぐんま昆虫の森

もう一つ、隣接して「食草・育成温室」があります。

群馬県立ぐんま昆虫の森

見学路の入口から中へ入ります。

群馬県立ぐんま昆虫の森

見学ツアーに申し込むと、土足禁止の温室内を見学できます。今回取材時は、コロナ対策で見学ツアーは中止されていました。

群馬県立ぐんま昆虫の森

自由に見学できるガラス越しの観察ポイントです。温室内で蝶々が飼育されています。

群馬県立ぐんま昆虫の森

以上で昆虫観察館及びその周辺をすべて見学しました。池に沿って設置された木道を通り、出口方面へ進みます。

群馬県立ぐんま昆虫の森

体力のある人は、このあとアップダウンコースに挑んでください。「富士山沼ゾーン」「桑畑ゾーン」「雑木林ゾーン」があります。

群馬県立ぐんま昆虫の森

群馬県立ぐんま昆虫の森は、そのすべてを車椅子で走破するのは大変ですが、昆虫観察館及びその周辺は車椅子で見学できます。

古い建物が残る織物の街、桐生市内のバリアフリー観光情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2021年11月に執筆しました)

車椅子で訪ねる桐生 観光スポットのバリアフリー情報

群馬県桐生は、古い建物が残る織物の街です。車椅子からみた市街地の主な観光スポットのバリアフリー状況を紹介します。

有鄰館はバリアフリー

織物産業で栄えた桐生の歴史を伝える、古い建物が残る本町1・2丁目と天神町の一部は、2012年に国の「桐生市桐生新町重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。

有鄰館はバリアフリー

「桐生市有鄰館」

その観光ポイントが「桐生市有鄰館」です。無料駐車場とバリアフリートイレがあり、建物内は車椅子で見学が出来ます。

有鄰館はバリアフリー

身障者用駐車区画は一般駐車場とは離れた場所、本町通りから有鄰館敷地内に入って右側に1台分あります。その区画の隣がバリアフリートイレがあるトイレ棟です。バリアフリートイレにユニバーサルベッドはありません。赤ちゃん用のシートはあります。

隣接する「桐生市歴史文化資料館」の無料駐車場にも身障者用駐車区画があり、有鄰館観光にも利用できます。

桐生市歴史文化資料館」の無料駐車場にも障害者用駐車区画があり

「桐生市有鄰館」は古い倉庫群を一般開放している施設です。米蔵、酒蔵などの内部を車椅子で見学することが出来ます。

桐生市有鄰館」は古い倉庫群を一般開放している施設

桐生市有鄰館」は古い倉庫群を一般開放している施設

「桐生市歴史文化資料館」は小さな資料館ですが、車椅子での見学は可能です。資料館にはトイレはありません。

桐生市歴史文化資料館」は小さな資料館ですが

桐生市歴史文化資料館」は小さな資料館

隣接する「矢野本店」の看板がかかる古い商店は「喫茶有鄰」が入る土産店です。店内はフラットな部分が多く、売り場は車椅子で利用できます。

矢野本店」の看板がかかる古い商店

「矢野本店」から道を挟む「三越」は、越後屋時代からこの地にある店舗です。「桐生市有鄰館」を拠点に、段差の無い舗装路だけを通り、伝統的建造物群保存地区を車椅子で散策できます。

伝統的建造物群保存地区を車椅子で散策

「絹撚記念館」

桐生市近代化遺産の「絹撚記念館」は、2フロア構造で1Fは車椅子で見学できます。

絹撚記念館

建物は「旧模範工場桐生撚糸合資会社事務所棟」で有料施設です。

絹撚記念館

無料駐車場があります。建物の正面入口は階段ですが、駐車場からスロープがあり、裏口から入館することが出来ます。スロープにあるインターフォンで館内スタッフに連絡をして、裏口を開錠していただきます。

絹撚記念館

1Fの展示室内は段差解消スロープがあり、車椅子で見学できます。2F展示室へは階段のみです。主要な展示は1Fにあるので、1Fだけでも見学する価値はあります。

絹撚記念館

絹撚記念館

トイレは1Fにありますが、一般用だけでバリアフリートイレはありません。

絹撚記念館

「桐生織物記念館」

「桐生織物記念館」は、昭和9年に建てられた「桐生織物同業組合」の事務所棟で、国の登録有形文化財に指定されている建物です。

桐生織物記念館

前庭部が無料駐車場です。エントランスは正面が階段、両横からはスロープ。スロープ路の上部は両横とも建物の劣化による「頭上注意」という案内があり、通行しないように簡易な柵が置かれています。頭上を注意しながら車椅子で通行してください。

桐生織物記念館

その先、エントランスに2か所段差があり、段差解消簡易スロープが置かれていますが、車椅子では苦戦する段差です。

エントランスに2か所段差があり、段差解消簡易スロープ

入館は無料。1Fが「桐生織物販売場」で2Fが「織物資料展示室」です。2Fへは階段のみです。

桐生織物販売場

1Fの売場は左右2か所に分かれています。どちらも出入口はドアノブを回す手動ドアです。

桐生織物販売場

1F売場内はフラットで通路幅もあり、車椅子での利用は可能です。

桐生織物販売場

1Fにトイレがありますが、バリアフリートイレはありません。

桐生織物販売場

「大川美術館」

素晴らしいコレクションが魅力の「大川美術館」は、郊外の水道山傾斜地に建ちます。

駐車場は水道山公園の無料駐車場を利用します。駐車場には身障者用駐車区画はありません。駐車場から美術館までは舗装された傾斜路を通ります。

素晴らしいコレクションが魅力の大川美術館

エントランスは美術館の最上階になります。

エントランスは美術館の最上階

大川美術館の観覧料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で手帳を提示して減免措置を受けます。

大川美術館は車椅子不可

車椅子で移動できるのは、受付のある最上階のフロアだけです。その先はすべて階段を利用しての移動になります。足が悪く、階段の利用が辛い方も、利用が難しい美術館です。トイレは途中階に1カ所ありますが、バリアフリートイレはありません。

「桐生市有鄰館」及びその周辺の「桐生新町重要伝統的建造物群保存地区」は、車椅子で観光できます。

桐生市にある「道の駅くろほね・やまびこ」の情報を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2019年8月の取材に基づいています)