東京23区内にある車椅子で利用できる、博物館、資料館、記念館の中から、ユニークなバリアフリー施設を紹介します。
各施設の詳細は、リンクページでご覧ください。
《日本の伝統文化を知る》
紅ミュージアム(港区)
「紅と化粧の歴史・文化を知るミュージアム」です。運営は江戸時代から紅を製造する伊勢半本店。紅花からの製法の解説、江戸時代の化粧道具の展示などがあります。大人向きマニアックなミュージアムです。
「車椅子で行く 伊勢半本店紅ミュージアム バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/isehan/
刀剣博物館(墨田区)
日本刀の専門博物館です。企画展により展示内容は変わりますが、静寂が支配する展示室に、日本刀がずらりと展示されます。
普通の子どもでは長時間の観覧は無理です。とてもマニアックな博物館です。
「両国 刀剣博物館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/japanesesword/
浅草江戸たいとう伝統工芸館(台東区)
浅草久吾通りにある、江戸簾、江戸指物、江戸切子など、東京の伝統工芸品を紹介する施設です。2019年のリニューアルで、解説は多言語スマホ対応になり、エレベーターが設置されました。
誰もが楽しめる、浅草観光のお薦め立ち寄り先です。
「浅草江戸たいとう伝統工芸館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/taitocraftscenter/
《産業・経済の歴史を知る》
愛宕山NHK放送博物館(港区)
世界最初の放送専門博物館です。最新技術の展示もありますが、中心は放送の始まりから玉音放送、昔の番組など、放送の歴史の展示です。
特に昭和を知るシニア世代に、お薦めできる博物館です。
「愛宕山NHK放送博物館 車椅子見学ガイド バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/nhkatagoyama/
日銀貨幣博物館(中央区)
貨幣、そして貨幣の歴史と文化を解説する博物館です。一部は子供向け企画がありますが、ほとんどは固く真面目な展示企画です。
貨幣に興味のあるマニア向け博物館です。
「日銀 貨幣博物館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/currencymuseum/
切手の博物館(豊島区)
膨大なコレクションを誇る民間博物館です。3か月ごとに企画展示が行われます。
展示は大人から子供まで楽しめます。 1Fのショップはマニア向けです。
「35万種をコレクション 切手の博物館 バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/philatelicmuseum/
物流博物館(港区)
日本の物流史と現在を紹介する専門施設です。運営は「公益財団法人 利用運送振興会」。1Fは「物流の歴史展示室」。B1は「現代の物流展示室」。2Fは資料室です。子供も遊べますが、物流企業の研修にも利用されているそうです。
「高輪 物流博物館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/logisticsmuseum/
えこっくる江東(江東区)
ごみ処理施設に併設された「環境学習情報館」です。主に小学生を対象にした展示解説ですが、内容は科学的にゴミが環境に与える影響を取り上げています。子どもがいる家族での利用が最適です。
「 環境学習情報館 えこっくる江東 車椅子利用ガイド バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/ekokuru/
アドミュージアム東京(港区)
カレッタ汐留にある施設で日曜、月曜は休館です。三井の商法から始まる、日本の広告の歴史を展示解説しています。
大人から子供まで楽しめますが、古い時代を知っているシニア世代が、より懐かしく楽しめるミュージアムです。
「広告の博物館 汐留アドミュージアム東京 バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/admt/
印刷博物館(文京区)
凸版印刷小石川ビルB1にある印刷の専門博物館です。博物館へはスタッフの誘導でエレベーターを利用します。
古今東西の印刷の歴史、そして技術が展示解説され、体験企画もあります。リニューアルのため2020年7月現在は休館中で、2020年10月頃に再開する予定です。展示内容の高度化、充実が期待されます。
「印刷博物館 車椅子利用ガイドバリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/printing/
木材・合板博物館(江東区)
建材の専門博物館です。木製地球儀やベニヤ板を製作する機械、日本と世界の森林の状況、木材と地球環境、木場の今昔などが展示されます。4Fは工作コーナーで体験イベントなどが開催されます。
本質的には大人向けですが、子どもにも楽しい展示で、夏休みの工作企画は人気です。
「新木場 木材・合板博物館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/mokuzaimuseum/
《戦争・災害の苦難を知る》
東京都戦没者霊園(文京区)
「鎮魂の碑」などがある屋外部の他に、屋内施設「遺品展示室」「休憩所」があります。展示室では遺族から預かった、手紙、千人針、鉄兜などの遺品等が展示されています。今や戦争を知らない世代の見学が期待されています。
「慰霊と平和への願い 東京都戦没者霊苑 バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/senbotusyatokyo/
東京都復興記念館(墨田区)
両国の横綱町公園にある施設で、関東大震災と太平洋戦争がテーマです。記念館は昭和6年の竣工。建物自体に趣があります。
ある程度の歴史的な知識がある人向きです。
「両国 横綱町公園 車椅子からみたバリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/yokozunapark/
平和祈念展示資料館(新宿区)
新宿住友ビルにある資料館です。兵士のコーナー、戦後強制抑留コーナー、海外からの引き揚げコーナー、企画コーナーがあります。
小学生の自由研究にも、利用されているそうです。
「車椅子で行く新宿住友ビル 平和祈念展示資料館バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/heiwakinen/
昭和館(千代田区)
「国民が経験した戦中・戦後の生活に係る歴史的資料・情報を収集・保存・展示し、労苦を次世代に伝える」施設です。靖国神社の近くにありますが、宗教施設ではありません。
6Fと7Fが有料の常設展示室です。昔の道具で子供が遊べるコーナーがあります。
「車椅子で行く九段~昭和館バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/syowakan/
《世界の文化と歴史を知る》
たばこと塩の博物館(墨田区)
塩と人類の歴史、科学的にみた塩の特性、キセルなどタバコに関わる世界の道具の膨大なコレクション展示などがあります。
展示に工夫があるので、大人から子供まで楽しめます。
「車椅子で行く たばこと塩の博物館 バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/tabashio/
国際子ども図書館(台東区)
上野公園にある国立国会図書館の付属施設です。企画展などが開催できるホール、児童書が並ぶギャラリー、研究室や資料室、そして休憩室とカフェテリアなどがあります。
世界の児童書は、大人が見ても魅力的です。
「上野公園 国際子ども図書館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/internationallibrarychild/
《日本の文化と産業の歴史を知る》
明治生命館(千代田区)
「丸の内MY PLAZA」にある、明治生命旧本社の内部が保存公開されています。現役の事務所でもあるので、公開は土日に限られます。
戦前の大企業の雰囲気が分かる、大人向けの施設です。
※静嘉堂文庫美術館移転工事のため、臨時休館中です。2022年秋ごろ、公開が再開される予定です。
「丸の内 明治生命館 車椅子見学ガイド バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/meijiseimeikan/
水道歴史館(文京区)
3F構造の施設で、玉川上水の建設など江戸時代の水道の歴史と、村山貯水池など明治以後の歴史が紹介されています。
東京では生活に必須の水をどのような苦労で確保してきたかが学べます。内容的には大人向けです。
「車椅子で行く本郷給水所公苑バラ園と水道歴史館バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/hongourose/
中川船番所資料館(江東区)
江戸時代にあった番所を再現した屋内施設です。また展望室があり、旧中川の風景を眺めることができます。また昭和の生活文化を展示するコーナーもあります。番所の再現模型は迫力があり、幅広い層が楽しめます。
「江東区中川船番所資料館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/nakagawabansyo/
大森海苔のふるさと館(大田区)
海苔が誕生した地は大森。したがって日本の海苔のふるさとは大森です。江戸時代に大森で発達した海苔の養殖技術などが学べます。
展示手法は子ども向きですが、内容は大人向けです。
「大森海苔のふるさと館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/norimuseum/
《偉人の業績を知る》
憲政記念館(千代田区)
憲政の功労者、尾崎行雄を記念して、記念財団によって尾崎記念会館が建設され、衆議院に寄贈されました。国会前にある衆議院の施設です。
議場を縮小して再現した常設展、そして企画展、特別展が開催されます。
周囲の観光も含めて、小学生から大人まで楽しめる施設です。
※国立公文書館と合築されて移転します。2022年春に代替施設に移転し、その後に現在の建物は取り壊されます。
「憲政記念館 幕末明治からのメッセージ バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/bakumatumeiji/
森鴎外記念館(文京区)
鷗外が30歳から亡くなる60歳までを過ごした住居「観潮楼」の跡地に建つ記念館です。地階から2Fまでの3層構造で、展示室は地階に2つあり、その時々の企画展示が行われています。
往時の団子坂の様子の展示などもあります。文学好きの大人向けの施設です。
「文京区立森鷗外記念館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/ougaimuseum/
漱石山房記念館(新宿区)
夏目漱石が晩年の9年間を暮らした「漱石山房」があった地に建つ記念館です。B1から2Fまでの3フロア構造で、1Fの約半分と2Fが有料展示室です。1Fの展示は、夏目漱石が創作に励んだ書斎の再現セットです。
館内各所の黒猫が隠れています。小さい子どもでも楽しく探せます。展示は大人向けです。
「車椅子で行く 新宿区立漱石山房記念館 バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/sousekisanbou/
《宗教に関わる文化を知る》
明治神宮ミュージアム(渋谷区)
鎮座百周年事業で2019年に開館した施設です。常設展示、企画展示、そして明治神宮の四季の映像展示があります。
建物自体が素敵なデザインです。展示内容は大人向きです。
「明治神宮ミュージアム 車椅子利用ガイド バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/meijijingu/
國學院大學博物館(渋谷区)
渋谷キャンパスにある博物館です。「考古」「神道」「校史」の3つのテーマの常設展示があります。國學院大學のアイデンティティーがよく分かります。
真面目で学究的な展示です。高校生以上向きです。
「國學院大學博物館 渋谷キャンパス バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/kokugakuin/
《アニメの世界で楽しむ》
杉並アニメーションミュージアム(杉並区)
アニメーションミュージアムが入る建物は「杉並会館」で、1Fと2Fがマツヤサロン、3Fと中3F、4Fが「杉並アニメーションミュージアム」です。車椅子での中3Fへの移動昇降機の利用になります。
子どもからアトム世代の60歳代まで楽しめる展示です。
「杉並アニメーションミュージアム 車椅子バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/suginamimuseum/
東映アニメーションミュージアム(練馬区)
※コロナ対策で休館中
東映アニメーション大泉スタジオの一部を使った一般公開施設です。ワンピースや悟空と遊ぶ、小さな子どもから楽しめる施設です。
2020年7月現在、新型コロナウィルス対策で臨時休館が続いています。
「車椅子で行く大泉学園 東映アニメーションミュージアム バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/toeianimation/
《高品質な空間でアートと触れる》
大倉集古館(港区)
ホテル「ザ・オークラ東京」本館正面玄関前にあります。B1から2Fの3フロア構造です。免震構造の地下階を増築して2019年9月にリニューアルオープンした、高品質なバリアフリー美術館です。
「大倉集古館 車椅子利用ガイド バリアフリー状況」
https://ikiru-chikara.org/okuraart/
佐藤美術館(新宿区)
定期的に有料無料の企画展が開催される美術館です。常設展はないので、企画展開催時だけ開館します。
学生の作品展は無料、プロの作品展は有料になるパターンです。美術館の雰囲気は、高品質です。
「車椅子で行く 佐藤美術館 バリアフリー情報」
https://ikiru-chikara.org/satouart/
安心して利用できるインドア施設の候補です。車椅子でのお出かけ計画の参考になれば幸いです。
(本稿は2020年7月に執筆しました)
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