東京都練馬区大泉学園の「東映アニメーションミュージアム」は、ワンピースや悟空と遊ぶ、小さな子どもから楽しめる施設で、車椅子で利用できます。
「東映アニメーションミュージアム」は2018年7月にオープンしました。大泉学園にある、東映アニメーション大泉スタジオの一部を使った一般公開施設です。入場は無料。入場時に簡単な記帳をすると、入館許可シールが配られ、目立つところに貼って入館します。施設はバリアフリーで、車椅子での利用は可能です。
ゲートから入場します。ゲートの横はミュージアムショップ。通路幅が広く車椅子で利用しやすいショップです。
前庭の正面にはキャラクター噴水。その右手に展示室へつながるスロープルートがあります。途中にお絵かき自由な黒板があり人気です。緑のお庭の中をスロープで進みます。
ここで車椅子利用上の注意点があります。このスロープの終点に少し段差があり、角度が急な段差解消機具がつけられています。普通のスピードで進むと、衝撃があるので注意してください。
展示室はそれほど広くはありません。パッとみてすべてが目に入る大きさです。フラット構造で車椅子での利用は問題ありません。館内にバリアフリートイレが用意されています。ただし幼児のいる家族連れに人気の施設なので、バリアフリートイレが混みあうことは予想されます。
展示の中心は、いま人気のあるキャラクターです。気が付いた範囲で、もっとも古いキャラクターは「おおかみ少年ケン」でした。
大泉学園駅からは少し遠い場所です。HPでは駐車場はなく公共の交通機関の利用が推奨されています。
「東映アニメーションミュージアム」は、駐車場のある大型商業施設「LIVIN大泉OZ」に隣接した立地で、2つの施設の正面エントランスは50mほどの距離です。また反対側の隣接地は「LIVIN大泉OZ」の提携駐車場です。現時点で「LIVIN大泉OZ」駐車場は1時間まで無料、千円の利用で3時間無料です。「LIVIN大泉OZ」は改装して、1Fに綺麗なバリアフリートイレが2つ設置されています。
「東映アニメーションミュージアム」は、アニメ好きの障がいのある子どもと、その家族のお出かけ先にお薦めできます。
東京にあるユニークな博物館を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2018年8月の取材に基づいています)