有明 虹の下水道館 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

車椅子で行く有明 虹の下水道館 バリアフリー情報

東京都江東区有明にある「虹の下水道館」は、下水処理場にある子ども向けの施設で車椅子で利用できます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

有明スポーツセンターA棟の5Fにある東京都の施設「虹の下水道館」は、入場無料の子ども向け施設です。小学生の社会科見学にぴったり。バリアフリーなので、車椅子の子どものお出かけ先にお薦めできます。

「虹の下水道館」が有明スポーツセンターにあるのは、ここが「有明水再生センター」であるからです。下水処理施設はそのほとんどが地下にあり、地上部が有明スポーツセンターになっています。「虹の下水道館」が入るA棟の最上階7Fには「大体育室」があります。

駅からは距離があるので、アクセスは車の利用が便利です。有明スポーツセンターの有料駐車場があり、駐車場からA棟の1Fに直結します。エレベーターで5Fへ上がると、そこが「虹の下水道館」です。

駐車場のA棟入口近くに、身障者用駐車スペースが2台分用意されていますが、普通区画と同じ広さです。そこに拘らずに停めやすい場所を選んで利用されることをお薦めします。プールなど有明スポーツセンターの施設を利用すると、障がい者は駐車料金が無料に減免されます。

「虹の下水道館」に入ると最初にあるのが、自分の姿が映るハイテク系の下水道。そして下水の流れが分かる展示が続きます。「レインボーシネマ」という映写スペースがあり、下水の知識が高まる4種類のソフトを見ることができます。いずれも10分未満の映像ソフトで、車椅子での鑑賞は可能です。

熱心にイベントを開催している施設です。いずれも子供向き企画なので、車椅子の子どもは、きっと楽しめます。

「虹の下水道館」にはバリアフリートイレが有ります。場所は施設の一番奥で、現時点ではシンプルな設備のトイレです。

有明スポーツセンターA棟5Fが「虹の下水道館」。その7Fには展望回廊があり、車椅子で有明の眺望を楽しめます。7Fには無料休憩コーナーがあり、ここも車椅子で利用できます。そして広々したスペースのレストランがあり、可動式のテーブル席があるので、一般的な車椅子利用者なら食事ができます。

熱心なスタッフが、車椅子に優しく対応します。バリアフリーな「虹の下水道館」は、特に障がいのある子どもと、その家族のお出かけ先にお薦めできる施設です。

東京都小平市にある「ふれあい下水道館」を別稿で掲載しています。ユニークな施設なのでぜひご参照ください。

(本稿は2018年8月の取材に基づいています)