練馬区立美術館 車椅子からみたバリアフリー情報

東京都練馬区中村橋の「練馬区立美術館」は、車椅子で利用出来る施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2015年10月の取材で初稿を執筆し、2019年9月に修正しています。

 

○アクセスの状況

中村橋駅から徒歩3分の案内です。中村橋駅はバリアフリーに改修されています。

来館者用の一般駐車場はありません。身体障害者は事前予約をすれば業務用駐車場の利用が出来ます。

 

○施設の構成

開館は1985年です。

美術館の庭が「美術の森緑地」で、2015年4月に「幻想美術動物園」にリニューアルされました。

美術館の建物は3F構造で、1Fが区立図書館、2Fと3Fが「練馬区立美術館」です。

 

○車椅子での館内ルート

美術館の入口は2Fです。「美術の森緑地」から階段を上がります。

車椅子利用者は、1F図書館フロアに入り、エレベーターを利用します。

2Fと3Fの移動も同じエレベーターになります。

美術館の受付は2F。障害者用トイレも2Fにあります。

2Fはコレクションが展示される常設展示室が1つ。

3Fは企画展示室が2部屋あります。

いずれも車椅子で利用できるフラット構造の展示室です。

 

○観覧料の障害者減免制度

無料の展示会が開催されることもあります。

有料の展示会の観覧料は、障害者手帳の提示で本人と介助者1名が半額に減免されます。

観覧料は展示会毎に確認してください。

 

○幻想美術動物園の展示物

天然芝の広場に、20種類32体の動物系彫像群が展示されます。芝路面ですが、車椅子での鑑賞は可能です。

「4mのくま」は植栽に覆われた巨大な熊の像です。上部から水が流れて熊像を覆う植物に水分が供給されています。植栽に覆われた植物系の大型彫像物はこの一体だけです。

幻想美術動物園

「植栽彫刻」という呼び方をされているが、「4mのくま」像ともう一体「ネリマーマ」。体と足が「大根」で、頭とたてがみが「植栽」の親子の馬一対の彫像です。

ほかの彫像は、カラフルな「キリン」、ブロンズの「ライオン」「ゴリラ」、ステンレスの「トンボ」、プラスティック製の「ゾウ」「トラ」など。

統一された表現テーマではなく、個々それぞれが独自のアートの世界を表現しています。ご近所の家族連れが、楽しく遊べる雰囲気の公園です。

練馬の歴史と文化を学ぶ 石神井公園ふるさと文化館 バリアフリー情報

石神井公園に隣接する東京都練馬区立「石神井公園ふるさと文化館」は、2010年に開館した車椅子で利用出来る公共施設です。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年の取材に基づき、2019年7月に加筆修正しています。

練馬大根を学ぶ

○施設の全体概要

ふるさと文化館は、練馬区の歴史や文化を展示する常設展、区民のアート作品を展示するコーナー、石神井公園周辺の動植物などを紹介するコーナー、武蔵野うどんのレストラン、屋外には古民家の展示がある施設です。

常設展、古民家などの見学は無料です。

施設の全体概要

○アクセス手段

石神井公園に隣接。駅からはいずれも1km以上の距離があります。

一般駐車場はありません。障害者用駐車区画が1台分あります。通常はチェーンで利用をブロックしているので、利用したい場合は事前に文化館に連絡してください。

石神井公園には駐車場があり、駐車料金の障害者減免があります。

アクセス手段

○ロングスロープを上る

エントランスへは車椅子で長いスロープを上ります。傾斜角度は緩やかなので移動に大きな問題はありません。

エントランス周辺はフラット構造でスペースに余裕があり、車椅子での利用は可能です。

ロングスロープを上る

○館内はバリアフリー

2010年の施設なので、館内はバリアフリー設計です。各コーナーとも車椅子で問題なく利用できます。

2フロア構造でエレベーターがあります。障害者用トイレの用意もあります。

館内はバリアフリー

○屋外古民家周辺の状況

屋外に展示される明治時代の古民家「旧内田家住宅」は、正確には別の施設「練馬区立池端史跡公園」内の展示施設です。

ふるさと文化館からスロープを利用して車椅子で近付くことができます。建物内部の見学は車椅子では難しい段差がある構造です。

屋外古民家周辺の状況

○練馬大根を学ぶ

メインのテーマは、練馬の歴史と文化を学ぶ施設です。常設展では練馬大根の全てが分かる展示解説があります。

「石神井公園ふるさと文化館」は、車椅子で練馬の歴史と文化を学べるバリアフリー施設です。

武蔵野の自然が残る都市のオアシス 石神井公園 バリアフリー情報

東京都練馬区の「都立石神井公園」は、住宅街にある緑豊かな公園です。自然のままを残す公園なので、車椅子で散策できるエリアは限られます。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年の取材に基づき、2019年7月に加筆修正しました。

都立石神井公園

○2つの池と2つの野球場

石神井公園の全体概要です。道路を挟み公園は2つのエリアに分かれます。

西側が「三宝寺池」エリア。江戸時代から知られた湧水の池ですが、現在は井戸水をくみ上げています。「三宝寺池」の周回路は未舗装で段差があり、車椅子では散策できません。

東側が「石神井池」エリア。昭和初期に「三宝寺池」からの流れをせき止めて造られた池です。「石神井池」の周回路は、車椅子で通行できます。特に池の北側の歩道はバリアフリーです。

両エリアにそれぞれ野球場があります。

2つの池と2つの野球場

○車椅子でのアクセス

石神井公園駅から徒歩でアクセスする場合、富士街道は歩道がない路側帯の道で、道路幅が狭くバスが通ります。車椅子で快適に移動出来る道路ではありません。住宅街の裏道を抜けて行くことをお薦めします。

駐車場は2カ所あり、それぞれ障害者用駐車区画は2台分が用意されます。都立公園なので駐車料金は障害者手帳の提示で無料に減免されます。

「石神井池」エリアを散策するなら、第一駐車場を利用出来れば車椅子での移動に問題はありません。ただし第一駐車場は満車の場合が多い。第二駐車場が第一よりは空車確率が高くなります。

第二駐車場を利用した場合、「石神井池」周回路までは下り坂になります。そしてバリアフリーレベルが低い「石神井池」南側エリアに通じます。

車椅子でのアクセス

○「石神井池」エリアのバリアフリー状況

野外ステージなどがある「石神井池」南側エリアの歩道は、問題なく車椅子で移動出来る区間もありますが、段差路や未舗装路、小さなデコボコがある区間があります。それでもルートを選べば、車椅子でも何とかなります。

池の北側の歩道はバリアフリーで、車椅子移動に全く問題はありません。

石神井池」エリアのバリアフリー状況

○「三宝寺池」エリアのバリアフリー状況

「三宝寺池」の周回路は未舗装段差路で、車椅子では通行できません。無理をして進んで「ひょうたん池」の入口付近までです。

車椅子では野球場の周辺から公園内にアクセスが可能です。ほとんどが未舗装路面ですが、車椅子の移動を阻む決定的な障害はありません。「おべんとう広場」「くぬぎ広場」「さくら広場」などがあり、デコボコ路面や薄い砂利路面ではありますが、車椅子での通行はなんとか可能です。

三宝寺池」エリアのバリアフリー状況

○障害者用トイレの状況

園内には複数の独立棟公衆トイレがあり、障害者用が併設されています。また石神井公園に隣接して「ふるさと文化館」があり、施設内に障害者用トイレが用意されています。

障害者用トイレの状況

○桜の名所

石神井公園は桜の名所です。車椅子で通行可能なエリアからも、お花見ができます。

「都立石神井公園」は、東側「石神井池」の周囲が車椅子で散策できます。