江戸時代からの製法を守る紅屋。企業ミュージアム「伊勢半本店紅ミュージアム」は車椅子で観覧できます。現地のバリアフリー状況を紹介します。
紅ミュージアムへの車椅子でのアクセス方法です。駅からは少し距離があり、表参道駅から約1km、六本木駅からは約1.5kmあります。
来館者用の専用駐車場はありません。近隣にコインパーキングは複数あります。また紅ミュージアムが面する通りは、パーキングメーターが設置されています。
道路からミュージアム内へは、段差なく車椅子で移動できます。
「伊勢半本店紅ミュージアム」は入館無料。紅に関する歴史を学ぶ常設展と、現在の製品を紹介、販売するサロンがある小さなミュージアムです。
館内は絶対的なスペースは広くありませんが、床面はフラットで車椅子で移動できる通路幅があります。
今回取材時は2名のスタッフがいらっしゃいました。サロンでは紅の本物の製品を用いて、製造方法や使用方法を解説していただけます。
原材料、製品、そしてお肌への使用。変化する色合いに驚きます。伊勢半本店では現在2名の職人が、江戸時代から変わらない製法を守っているそうです。
ミュージアムの奥が資料室で常設展示があります。紅の起源や伝来の解説。江戸時代の化粧箱や化粧道具の展示。ここでしか学べない紅の資料が展示されます。
常設展示は2019年にリニューアルします。そのため2019年8月5日から11月1日まで「伊勢半本店紅ミュージアム」休館し、11月2日にリニューアルオープンする予定です。
※予定通りにリニューアルオープンしました(追記:2020年7月)
今回取材時は、サロン内で車椅子のまま、スタッフのご厚意で紅のお茶をいただきました。
「伊勢半本店紅ミュージアム」は、車椅子で観覧できる小さな企業ミュージアムです。
東京にあるユニークな博物館を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2019年5月の取材に基づいています)