車椅子で行く吉祥寺~井の頭自然文化園バリアフリー情報

井の頭自然文化園

井の頭恩賜公園のほぼ3分の1を占める「井の頭自然文化園」は、動物園の「本園」と水生物園の「分園」がある都立の施設です。実際に車椅子から見た、井の頭自然文化園のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

井の頭自然文化園

○自然文化園の概要

自然文化園の入園料は、障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。

本園の入口は吉祥寺通りに面しています。主な施設は動物園と、メリーゴーランドなどがある小さな遊園地、そして「彫刻園」。分園は水鳥や魚が展示され、入口は井の頭公園内にあります。

本園はほぼ全域がバリアフリー。分園はアクセス路及び園内の一部に、車椅子では通行が困難な箇所があります。さらに詳しく紹介します。

井の頭自然文化園

○吉祥寺駅方面からのアクセスルート

吉祥寺通りの歩道は、やや荒れた路面の箇所もありますが、車椅子での通行は可能です。吉祥寺駅から700mほど、吉祥寺通りを進んで下さい。本園は進行方向右側にあり、正面入口から車椅子で入園できます。

井の頭自然文化園

分園の入口は井の頭公園内に2か所あります。井の頭公園はあまりバリアフリーではなく、公園に入るルートには急坂や段差路があります。車椅子でのお薦めルートは、本園と同様に吉祥寺通りを直進し、本園の前付近からスロープ路で進行方向左手の井の頭公園に入ります。園内は未舗装の歩道や荒れた路面が多いので、車椅子では慎重に進んで下さい。案内板にしたがって進むと、分園の「弁天門」入口に着きます。

井の頭自然文化園

○駐車場の利用方法

車利用の場合、都立の「井の頭恩賜公園第一駐車場」と同「第二駐車場」があります。どちらの駐車場も障害者用駐車区画があり、また障害者手帳の提示で駐車料金が無料に減免されます。第一第二ともに右折入庫はできません。吉祥寺駅方面から吉祥寺通りを進んで下さい。

満車の確率が高い駐車場で、道路での待機はできません。最初にある第一駐車場は60台収容。ここに駐車できれば井の頭自然文化園はすぐ近くです。次の第二駐車場は100台収容で場所は「ジブリ美術館」の先。自然文化園までは700mほど距離があります。

井の頭自然文化園

○本園のバリアフリー状況

本園は全域バリアフリーです。園内の通路はすべて舗装路でアップダウンはほとんどなく、車椅子で通行不能な箇所はありません。

本園内には屋外一戸建て方式の公衆トイレが4か所あり、すべて障害者用を併設しています。インドアトイレは、彫刻館B館内のトイレに障害者用が併設されています。

「動物園」は一般的な車椅子利用者なら、すべての動物展示を鑑賞できます。「リスの小径」内にも車椅子で入ることが出来ます。

小さな遊園地は幼児向けの有料遊具の広場です。車椅子のまま利用出来る特殊な遊具はありません。

井の頭自然文化園

○象舎は「はな子」メモリアル

2016年に69歳で亡くなった象の「はな子」。「はな子」の象舎は今もそのままあります。大きな「はな子」の写真パネルが飾られ、屋内スペースが一般来場者に開放され、「はな子」の遊び道具などが展示されています。車椅子での利用は可能です。象舎は「はな子」のメモリアル施設になっています。

井の頭自然文化園

○本格アート施設「彫刻園」

本園の彫刻園は目の肥えた大人の美術ファンが楽しめる施設です。彫刻家北村西望氏により、長崎の平和記念像はここにあるアトリエ館で製作されました。氏の作品が並ぶA館とB館。さらに屋外展示されている作品は38点。ライトアップ設備もあります。すべて車椅子で鑑賞可能。彫刻を見るために訪れる価値がある井の頭自然文化園です。

井の頭自然文化園

また本園内には野口雨情の書斎を移築した「童心居」があり、お座敷ですが時間貸しで利用することが出来ます。

井の頭自然文化園

○分園「水生物園」のバリアフリー状況

分園は水生物園です。オフロードなのは「水辺の小道」。ここ以外の通路は車椅子で楽に通行できます。池に突き出た「ハクチョウデッキ」へも、車椅子で行くことができます。

井の頭自然文化園

屋外一戸建て方式の公衆トイレ内に障害者用があります。十分に実用に耐えるトイレで、設備はまだ新しくウォシュレット付きです。インドアトイレ派の方は水生物館へ。館内に一般トイレはありませんが、障害者用トイレだけがあります。こちらもとても広くて綺麗なトイレで、誰でもトイレ、という扱いになっています。

井の頭自然文化園

井の頭自然文化園は、車椅子で大人も子供も楽しめる、バリアフリー施設です。