川端龍子記念館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

川端龍子記念館

「大田区立龍子記念館」は、画家の川端龍子の自宅とアトリエがある、東京都大田区の施設です。記念館は自宅の隣接地に、龍子本人によって1963年に設立されました。設計も川端龍子です。現在は大田区立の施設。自宅とアトリエは「龍子公園」として一般公開されています。

川端龍子記念館

大田区立龍子記念館は、スロープを上がることができれば車椅子で観覧できます。龍子公園はバリアフリー仕様ではありません。車椅子では無理のない範囲の見学になります。両施設の現地の状況を紹介します。

川端龍子記念館

〇大田区立龍子記念館

龍子記念館は西馬込駅から徒歩15分の案内。住宅街にある施設です。車利用の場合、来館者用の無料駐車場があります。記念館横の細い一方通行路を進むと駐車場のサインがあります。建物の屋根に飾られているのは「龍舌蘭」の彫刻です。

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記念館の横の細長い敷地が駐車場です。駐車区画のラインはペイントされていません。適切な場所を選び、縦列駐車で停めます。

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「前向き駐車」をして「帰りはバック」で道まで出ます。ある程度の運転技術が必要な駐車場です。駐車場の先が記念館のエントランスです。

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大田区立龍子記念館のエントランスは、階段の上にあります。

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正面からみて左側に段差回避する折り返しスロープがあります。

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このスロープは角度があります。車椅子で上がるには、元気な介助または2名による介助が望まれます。帰りは車椅子を後ろ向きにして下りることをお薦めします。

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このスロープが通行できれば、エントランスからはバリアフリー施設です。出入口は幅広い自動ドアで段差がありません。

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2枚目のドアも自動ドア。段差なく入館できます。

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下の写真は館内からみたエントランスの状況です。フラットな構造で、車椅子での入退館が可能です。

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エントランスホールの棚で、ミュージアムグッズが販売されています。その横が受付です。

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エントランスホールにバリアフリートイレがあります。出入口は自動ドアです。

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スペースはやや狭い個室で、ウォシュレット付き便器とオストメイトが備えられています。ユニバーサルベッドはありません。

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大田区立龍子記念館は現在のところ事前予約は不要です。コロナ対策としてのアンケートを記入して受付に提出し、観覧料を支払います。そして展示室に入館します。展示室の出入口のドアは、手動の開閉式です。

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記念館は外見も大きな造りですが、展示室もフラットで大きな空間です。

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大作が多いことでも知られる龍子の作品。下の写真は「香炉峰」。縦245×横727㎝の作品です。

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このサイズの作品が、空間的に余裕をもって展示できます。

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展示室入口からゆとりある展示スペースが広がります。

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展示室内の壁の一部は障子風。室内の装飾もすべて龍子のデザインです。

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今回取材時は「川端龍子VS.高橋龍太郎コレクション」展が開催されていました。下の写真の作品は、会田誠氏の「紐育空爆之図」で、縦174×横382㎝の作品です。展示室内は車椅子で問題なく観覧できるバリアフリー仕様です。

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〇龍子公園

記念館から自宅とアトリエがある龍子公園へ移動します。その途中にある記念館の中庭は「龍子草苑」。龍子が選んだ石と植栽が自然の姿で楽しめます。龍子公園は現在一日に3回、各30分間公開されています。その時間にあわせて、龍子草苑付近に集合します。

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下の写真は、龍子公園の内側からみた出入口の門扉とそこからのアプローチです。ここまでは車椅子で通行可能です。

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アプローチの横に「爆弾散華の池」があります。ここは空襲で爆撃されました。その時にできた穴に、自然に水が溜まった池です。アプローチからは囲いや植栽が車椅子からの視界を邪魔するので、池はよくみえません。

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自宅の玄関周辺はデコボコがある舗装路面です。慎重に移動すれば、車椅子で近づくことができます。

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玄関の横にある客間の内部です。変わった造形の窓飾りは龍子のデザイン。これに限らず、自宅もアトリエも、内外装や調度品、照明器具まで、すべてが龍子こだわりの品です。

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自宅見学のハイライト「持仏堂」の内部。襖絵は俵屋宗達が描いたと伝わる逸品。現在は複製がとりつけられています。ここまで、車椅子で無理をしてデコボコを乗り越えれば、なんとか行けないこともありません。

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持仏堂の前庭の風景。苔むした石がアクセントです。

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アトリエへは、玄関横の庇をくぐり、ところどころにデコボコがある舗装路面を進みます。

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空爆の衝撃に耐えた、1938年築の60畳の広さがあるアトリエをガラス越しに見学します。アトリエの周囲は、デコボコはありますが、無理をすれば車椅子で移動できます。

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ロッキングチェアは龍子デザインのもの。

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アトリエ内部には画材の展示あります。

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ここから先の裏庭方面は、車椅子では無理な段差路です。

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このような景観のお庭です。龍子公園は、アプローチから持仏堂へ、そしてアトリエまでは、バリアフリーではありませんが、無理をすれば車椅子で見学できます。裏庭の車椅子見学は困難です。

川端龍子記念館

大田区立龍子記念館および龍子公園は、そのすべてに川端龍子の思想や趣向が込められた、見どころの多い施設。龍子に関する知識があるとより深く楽しめます。事前に龍子情報を収集して、観覧されることをお薦めします。

(本稿は2021年10月に執筆しました)