※憲政記念館は、2018年に国立公文書館と合築されて移転することが決定し、2022年6月に「国会参観バス駐車場奥」の代替施設に移転しました。本稿で紹介している建物は取り壊されて建て直される予定です。
東京都千代田区永田町「憲政記念館」の特別展「幕末明治からのメッセージ」に車椅子で行きました。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。
憲政記念館で2017年6月から、4期に分けて2018年12月まで開催の「幕末明治からのメッセージ」は、入場無料の特別企画展。会場は憲政記念館の2F展示室です。
憲政記念館の駐車場は関係者専用で、身体障がい者の利用は認められていません。国会議事堂の隣で、周囲はアップダウンのある地形。車椅子利用者は傾斜路があることに注意して来館してください。
憲政記念館は1972年に開館した施設ですが、バリアフリーに改装されています。正面入口からスロープルートが用意され、車椅子では尾崎行雄銅像を一周回りながら館内へ。館内はフラットで、バリアフリートイレとエレベーターがあります。1Fのエレベーターはメインの動線からは見えない場所にあります。階段の横を事務所側に一歩進んで下さい。
「幕末明治からのメッセージ」展の資料展示方法は、半分が壁掛け展示、半分が平台ケース内の展示。壁掛け展示の資料は問題なく車椅子から見えます。ケース内展示は、ケースの高さが低いので、ほとんどの資料は車椅子から見ることが出来ます。車椅子から見やすいタイプの展示ケースです。
本展は憲政記念館初の試み、4期1年半にわたるロングラン特別企画展です。第1期が2017年6月から10月「ペリー来航から大政奉還まで」。第2期が2017年11月から2018年3月「戊辰戦争から議会開設まで」。第3期が2018年4月から8月「帝国議会開設から明治後期まで」。そして第4期が2018年9月から12月「総集編」です。
2018年の夏休み期間に、来館者が政治を託したい幕末明治の偉人に投票する「よみがえれ、幕末明治の時空選挙」が行われました。
第1位「坂本龍馬」、第2位「福沢諭吉」、第3位「田中正造」、という結果でした。
第4期の「総集編」では幕末明治の有名人に関わる資料が展示されます。本人直筆の書が多く、西郷隆盛、勝海舟、福沢諭吉、吉田松陰などビッグネームが揃います。そして徳川慶喜の「大政奉還上表文」の複製展示。もちろん坂本龍馬関係資料も目立っています。
憲政記念館の休館は、毎月末日だけ。他に年末年始は休館になります。
1Fと2Fの一部を使った常設展も見どころあり。1F最初の展示は議場の再現です。常設展示も車椅子で見学できます。
レストラン「霞ガーデン」の営業は原則平日のみ。本特別展開催期間中の週末営業はありません。
憲政記念館は国会前庭北園内にあります。園内には時計塔の他に記念碑的な展示物が複数あり、また桜やハナミズキなど植栽が豊かです。いずれも車椅子で散策鑑賞が可能です。
「幕末明治からのメッセージ」は、力の入った特別展です。ほぼ全ての展示は車椅子で見学できます。