段差がない完全バリアフリー設計 車椅子に優しい関東の道の駅

段差がない完全バリアフリー設計 車椅子に優しい関東の道の駅

2010年以後に誕生した「道の駅」の中には、そもそも施設全域に段差がまったくない設計の施設があります。車椅子で利用しやすい、フラットな構造の関東の道の駅を紹介します。

○道の駅常陸大宮(茨城県常陸大宮市)

2016年の開業です。駐車場からメイン棟まで段差が全くない構造です。

施設建物の裏、久慈川を臨む高台には「バーベキュー場」があり、手ぶらでバーベキューが楽しめます。この「バーベキュー場」はバリアフリー仕様で、車椅子での利用は可能です。

施設建物の横には、屋根付きで舗装された広い「イベント広場」、大型遊具もあるある芝生の「公園」、更に「体験農園」まであります。どこに行くにも段差の無いバリアフリー施設です。

道の駅ひたちおおた

○道の駅ひたちおおた(茨城県常陸太田市)

段差が全くないバリアフリー設計の施設で、2016年の開業です。産直ショップ、フードコート、レストラン、CVSなどがあり、出入口は自動ドアで、車椅子で利用しやすいフラットで広い通路があります。

屋外施設もバリアフリーで、イベント広場、こども広場があり、車椅子で利用可能です。

道の駅ひたちおおた

○道の駅グランテラス筑西(茨城県筑西市)

多様なニーズに高い品質で応える、複合的なサービスの提供を目指した4棟構成の施設で、2019年の開業です。

施設全域、段差はありません。唯一BBQ施設へのアプローチに段差がありますが、横にスロープが用意されています。

2F部にあり筑波山を見晴らす「渡り廊下デッキ」へは、CVSの横からエレベーターで上ることができます。

道の駅グランテラス筑西

○道の駅まくらがの里こが(茨城県古河市)

2013年に開業した段差無し設計の大型施設です。駐車場から大屋根プラザ、芝生広場、そして施設棟の中まで、段差は全くありません。障害者用トイレは屋外と屋内の2か所にそれぞれ設置されています。

道の駅まくらがの里こが

○道の駅ましこ(栃木県益子町)

食と器の展示、移住の相談窓口などがある、益子の魅力を発信する施設です。2016年に誕生したバリアフリー施設で、施設全体段差の無い構造です。木と土と煉瓦で表現したデザインは、建築物として見る価値があります。

総合案内は「ましこのコンシェルジェ」。観光案内、シーズン中は「イチゴ狩り」の受付、レンタサイクルの手配などを行います。また「移住・定住サポート」も担当。住居の不動産情報の掲示があります。

道の駅ましこ

○道の駅サシバの里いちかい(栃木県市貝町)

2014年に開業した施設で、駐車場から屋内施設に至るまでに、段差やスロープが全くありません。

農産物直売所棟、アイス屋や惣菜屋入る農産物加工所棟、軽食販売やアクセサリー販売などがある「ふれあいスペース」棟が並び、少し離れた場所に「地域情報館」という名称の催事ができる別棟があります。

道の駅サシバの里いちかい

○道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣(栃木県日光市)

複数の企画が詰め込まれた商業施設です。日光とはいっても、場所は旧今市市の中心部。2015年に開業した道の駅です。

産直ショップに、食事処は2軒。日光伝統の「彫刻屋台・花屋台」の展示コーナー。「市民ギャラリー」に「観光情報館」。コンビニと24時間利用できる別棟トイレ。そして「日本のこころのうたミュージアム・船村徹記念館」。350席ある立派な「多目的ホール」があります。

施設内はフラット構造で、駐車場から各施設の入口まで、段差はありません。

道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣

○道の駅尾瀬かたしな(群馬県片品村)

2018年に開業したバリアフリー施設です。展望テラスを中心に、産直ショップ棟、レストラン棟、休憩棟で構成されます。施設全体に段差はありません。

群馬県内32番目の道の駅になります。

道の駅尾瀬かたしな

○道の駅玉村宿(群馬県玉村町)

施設の構成は、産直ショップ、フードコート方式の食事処とギャラリー。コロッケなどの販売をしている食肉市場直営店は「肉の駅」です。

2015年開業。施設全体、段差が全くないバリアフリー設計です。

道の駅玉村宿

○道の駅おおた(群馬県太田市)

国道17号のバイパス上武道路に面した道の駅です。2011年に開業した施設で、駐車場と施設は段差がないフラット設計です。

本棟は産直ショップと無料の休憩コーナーのみで、食事処はありません。その代わりにあるのが「ケータリング カー ビレッジ」。車の屋台軍団です。

道の駅おおた

○道の駅和田浦WA・O(千葉県南房総市)

2012年開業。施設棟内は、無料休憩コーナーと産直物産ショップ、そして食事処があります。施設全域、段差の無いバリアフリー設計で構造上の問題はありません。通路幅も広く車椅子で使用しやすい施設です。

和田浦の特産品であり食文化である、クジラがテーマの道の駅です。

道の駅和田浦WA・O

○道の駅季楽里あさひ(千葉県旭市)

施設棟には産直ショップとバイキングレストラン、情報発信スペース。屋外向きの窓口販売で、スムージーとアイスの売店があります。

2015年の開業で、施設全般段差のないバリアフリー設計です。

千葉県 道の駅季楽里あさひ

○道の駅木更津うまくたの里(千葉県木更津市)

施設構成は産直ショップ、物産コーナー、軽食、観光情報という構成です。2017年に開業した道の駅で、施設内は段差が全くない設計です。

木更津市内の特産農産物はブルーベリー。ブルーベリーの「6次産業化を進める」と、木更津市は宣言しています。

道の駅木更津うまくたの里

○道の駅いちかわ(千葉県市川市)

新しいスタイルを模索している道の駅です。産直野菜売り場はありますが、小さい。むしろ行徳の海産物コーナーなど、千葉産物販コーナーが目立ちます。

2018年の開業で、駐車場、トイレ棟、メイン棟間に段差はありません。

道の駅いちかわ

○道の駅つる(山梨県都留市)

施設は1棟平屋構造で、産直ショップ、食事処、テイクアウトコーナー、情報コーナー、ATM、トイレなどで構成されます。2016年の開業で、施設全域段差がないフラット構造です。

道の駅つる

○道の駅富士川(山梨県富士川町)

広い敷地に商業棟とトイレ棟が並び、2F部はウッドデッキテラスで連結。まるで1棟構成のような外観です。2014年の開業で、施設内に全く段差のないフラット構造の道の駅です。

道の駅富士川

以上の施設は、段差構造をスロープで回避するのではなく、そもそも段差のない構造で、車椅子で利用しやすい道の駅です。

(本稿は2020年2月に執筆しました)