2010年以後に誕生した「道の駅」の中には、施設全域に段差がまったくない設計の施設があります。車椅子で利用しやすいフラットな構造の関東の道の駅を紹介します。なお道の駅の名称をクリックすると、より詳しいバリアフリー情報ページにリンクします。ご参照ください。
2021年の開業。駐車場から施設まで、まったく段差のないバリアフリー設計です。
身障者用駐車スペースは屋根付きで4台分。バリアフリートイレはトイレ棟内に2つ用意されています。
直売所は「品数豊富な大型店舗で、広い店内の通路は幅広く、多少の混雑程度なら、車椅子で問題なく買い物ができるバリアフリーショップです。
レストランは屋内席とテラス席があり、どちらでも車椅子で利用できるバリアフリー店舗です。
2016年の開業です。駐車場からメイン棟まで段差が全くない構造です。
施設建物の裏、久慈川を臨む高台には「バーベキュー場」があり、手ぶらでバーベキューが楽しめます。この「バーベキュー場」は大きな段差は無く、テーブルと椅子は固定式ですが、横からなら車椅子でも利用可能です。
施設建物の横には、屋根付きで舗装された広い「イベント広場」、大型遊具もあるある芝生の「公園」更に「体験農園」まであります。どこに行くにも段差の無いバリアフリー施設です。
段差が全くないバリアフリー設計の施設で、2016年の開業です。直売所、フードコート、レストラン、CVSなどがあり、出入口は自動ドアで、車椅子で利用しやすいフラットで広い通路があります。
屋外施設もバリアフリーで、イベント広場、こども広場があり、車椅子で利用可能です。
多様なニーズに高い品質で応える、複合的なサービスの提供を目指した4棟構成の施設で、2019年の開業です。
施設全域、段差はありません。唯一BBQ施設へのアプローチに段差がありますが、横にスロープが用意されています。
2F部にあり筑波山を見晴らす「渡り廊下デッキ」へは、CVSの横からエレベーターで上ることができます。
2013年に開業した段差無し設計の大型施設です。駐車場から大屋根プラザ、芝生広場、そして施設棟の中まで、段差は全くありません。バリアフリートイレは屋外と屋内の2か所にそれぞれ設置されています。
食と器の展示、移住の相談窓口などがある、益子の魅力を発信する施設です。2016年に誕生したバリアフリー施設で、施設全体段差の無い構造です。木と土と煉瓦で表現したデザインは、建築物として見る価値があります。
総合案内は「ましこのコンシェルジェ」。観光案内、シーズン中は「イチゴ狩り」の受付、レンタサイクルの手配などを行います。また「移住・定住サポート」も担当。住居の不動産情報の掲示があります。
2014年に開業した施設で、駐車場から屋内施設に至るまでに、段差やスロープが全くありません。
農産物直売所棟、アイス店や惣菜店入る農産物加工所棟、軽食販売やアクセサリー販売などがある「ふれあいスペース」棟が並び、「地域情報館」という名称の催事ができる別棟があります。
複数の企画が詰め込まれた商業施設です。日光とはいっても、場所は旧今市市の中心部。2015年に開業した道の駅です。
直売所に、食事処は2軒。日光伝統の「彫刻屋台・花屋台」の展示コーナー。「市民ギャラリー」に「観光情報館」。コンビニと24時間利用できる別棟トイレ。そして「日本のこころのうたミュージアム・船村徹記念館」。350席ある立派な「多目的ホール」があります。
施設内はフラット構造で、駐車場から各施設の入口まで、段差はありません。
2018年に開業したバリアフリー施設です。展望テラスを中心に、産直ショップ棟、レストラン棟、休憩棟で構成されます。施設全体に段差はありません。
群馬県内32番目の道の駅になります。
施設の構成は、直売所、フードコート形の食事処とギャラリー。コロッケなどの販売をしている食肉市場直営店は「肉の駅」です。
2015年開業。施設全体、段差が全くないバリアフリー設計です。
国道17号のバイパス上武道路に面した道の駅です。2011年に開業した施設で、駐車場と施設は段差がないフラット設計です。
本棟は直売所と無料の休憩コーナーのみで、食事処はありません。その代わりにあるのが「ケータリング カー ビレッジ」。車の屋台軍団です。
2012年開業。施設棟内は、無料休憩コーナーと直売所、そして食事処があります。施設全域、段差の無いバリアフリー設計で構造上の問題はありません。通路幅も広く車椅子で使用しやすい施設です。
和田浦の特産品であり食文化である、クジラがテーマの道の駅です。
施設棟には直売所とバイキングレストラン、情報発信スペース。屋外向きの窓口販売で、スムージーとアイスの売店があります。
2015年の開業で、施設全般段差のないバリアフリー設計です。
施設構成は直売所、物産コーナー、軽食、観光情報という構成です。2017年に開業した道の駅で、施設内は段差が全くない設計です。
木更津市内の特産農産物はブルーベリー。ブルーベリーの「6次産業化を進める」と、木更津市は宣言しています。
新しいスタイルを模索している道の駅です。産直野菜売り場はありますが、小さい。むしろ行徳の海産物コーナーなど、千葉産物販コーナーが目立ちます。
2018年の開業で、駐車場、トイレ棟、メイン棟間に段差はありません。
施設は1棟平屋構造で、直売所、食事処、テイクアウトコーナー、情報コーナー、ATM、トイレなどで構成されます。2016年の開業で、施設全域段差がないフラット構造です。
広い敷地に商業棟とトイレ棟が並び、2F部はウッドデッキテラスで連結。まるで1棟構成のような外観です。2014年の開業で、施設内に全く段差のないフラット構造の道の駅です。
以上の施設は、段差構造をスロープで回避するのではなく、そもそも段差のない構造で、車椅子で利用しやすい道の駅です。
(本稿は2020年2月に執筆しました)