天王洲アイル 建築倉庫ミュージアム 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京都品川区天王洲アイルにある「建築倉庫ミュージアム」は、建築模型の保管庫と企画展示室が2室ある、倉庫を改造した施設です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

建築倉庫ミュージアム 車椅子観覧ガイド 

天王洲アイル駅から徒歩5分の案内です。この間のルートは車椅子での移動に大きな問題はありません。

来館者用の駐車場は身障者用も含めてありません。ミュージアム前の駐車スペースは、契約車両の駐車場のようです。車でアクセスした場合は、天王洲公園駐車場の利用が便利です。民間有料駐車場ですが、1台分身障者用駐車区画があります。

建築倉庫ミュージアム 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

倉庫を改造した施設なので、エントランス周辺は段差がある構造ですが、スロープ化するなどバリアフリー対策が施されています。

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建築倉庫ミュージアムの出入口は、手動ドアを2枚通過します。ドアは開けた状態で固定できるので、介助者がいれば問題なく通過できます。2枚の手動ドアを抜けると、正面に受付があります。

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建築倉庫ミュージアムは観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付に障害者手帳等を提示して、減免措置を受けます。

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受付の先に、コインロッカー室とトイレがあります。トイレは一般の個室トイレで、バリアフリートイレはありません。

建築倉庫ミュージアム 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

本物の建築模型が保管される「模型保管庫」の見学は予約制です。見学できるのは企画展観覧者で、入場時に受付で予約をします。原則1時間毎に30分コースで見学会が開催され、1回の見学者数は15名までです。

今回取材時は、模型保管庫の見学には参加しませんでした。ミュージアムのスタッフに確認したところ「車椅子で見学できます」ということです。

建築倉庫ミュージアム 車椅子観覧ガイド 

企画展示室のバリアフリー状況です。1Fに2室ある企画展示室はフラットな構造で、車椅子で問題なく利用できます。今回取材時に開催されていた2企画は、どちらも車椅子で観覧できました。

建築倉庫ミュージアム 車椅子観覧ガイド 

なお今回取材した時点の状況では、貸出用車椅子の用意はありません。

建築倉庫ミュージアム 車椅子観覧ガイド 

建築倉庫ミュージアムは個性的な施設です。バリアフリートイレはありませんが、車椅子での観覧は可能です。

南青山にある建築の専門ギャラリー「TOTOギャラリー・間」の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2020年2月の取材に基づいています)