ビジネスタワーとレジデンシャルタワーに続き、ステーションタワーが開業した虎ノ門ヒルズ。一般商業エリアのバリアフリー状況を紹介します。
ビジネスタワーには、エレベーターが複数あり、車椅子での上下階移動は便利です。またバリアフリートイレはほぼ各階に用意されています。
虎ノ門ヒルズ森タワーとビジネスタワーは、2F部が屋根付きデッキでつながります。車椅子での移動に問題はありません。
ビジネスタワーに2Fは「アーバン・ファミマ」が営業。車椅子で利用できるフラットな店舗です。
飲食店が入る3FとB1へは、2Fのデッキからでもエレベーターで移動できます。
またデッキからエレベーターで移動できる1Fの空地は、港区立西桜公園として一般公開されています。
ビジネスタワーの1Fはバスターミナルになります。虎ノ門ヒルズ駅とは、中目黒方面行ホームからは地下で直結します。
地下通路からヒルズへは、段差回避エレベーターが用意されています。
虎ノ門駅との地下ルートは、2020年7月1日から供用されています。
ビジネスタワーの地下にも、時間貸し駐車場が開業しました。機械式で2つの入庫レーンがあり、その内の1つがスペースに余裕がある、車椅子対応仕様です。入庫前にスタッフに車椅子利用を申告して誘導を受けてください。
ビジネスタワー3Fの虎ノ門横丁は、多くはスタンド席のお店です。数は少ないですが、一般的なテーブル席が横丁内に用意されています。車椅子では先にテーブル席をキープしてから、虎ノ門横丁のお店を利用してください。
なお、横丁以外のビジネスタワーの飲食店、ショップは、ほとんどのお店が車椅子で利用できます。B1のスーパーマーケットも、バリアフリー仕様です。
2022年7月に「レジデンシャルタワー」と2F部がデッキでつながりました。
3棟は2Fレベルでバリアフリーに水平移動できます。
レジデンシャルタワーの2Fデッキに面して、商業店舗が営業しています。
レジデンシャルタワー2Fデッキと1Fをつなぐ、一般利用できるエレベーターが設置されました。
レジデンシャルタワー2Fデッキは、一般商業施設としてバリアフリーに利用できます。
レジデンシャルタワー2Fデッキを愛宕神社方面に進むと、赤い鳥居が建っています。
鳥居の先は愛宕神社への急坂の参道です。
「ステーションタワー」とも虎ノ門ヒルズ西側の芝生広場から「桜田通り」の上空を横断してステーションタワーとデッキでつながりました。
ステーションタワーはデザイン建築で、屋外アートが展示されています。
もちろん虎ノ門ヒルズ駅と直結しています。車椅子利用で地下鉄からアクセスできます。
ステーションタワーの低層階は商業フロアです。どのフロアも車椅子で利用できます。
最後に最初に誕生した森タワーの状況を紹介します。虎ノ門ヒルズ森タワーのB3時間貸し地下駐車場には、2台分の身障者用駐車区画があります。
2Fから4Fに入るショップ、飲食店の多くは、車椅子で利用可能な構造です。商業フロアの各階にバリアフリートイレが用意されています。
虎ノ門ヒルズは4棟構成になり、全ての棟はフラットな連絡デッキでつながりました。
近隣にある「愛宕グリーンヒルズ」を別稿で掲載しています。ご参照ください。
(本稿は2023年12月に加筆しました)