山梨県富士川町にある道の駅です。開業は2014年で、施設全体がフラットなバリアフリー構造の施設です。
身障者用駐車スペースは屋根付きで3台分設けられています。前後左右スペースに余裕がある使いやすい駐車区画です。
直売所や食事処が入るメイン棟と、2Fがホールとウッドデッキテラスのトイレ棟で構成されます。身障者用駐車スペースからは、雨天でも両棟に濡れずに移動できます。
トイレ棟にはバリアフリートイレが1Fに2つ、2Fに1つあります。
下の写真は1Fのバリアフリートイレです。スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。
メイン棟はスペースに余裕がある大型施設で、売店コーナー、特産物展示コーナー、軽食レストランなどが営業しています。いずれも車椅子で利用しやすい施設です。「みみほうとう」はこの地方伝統の、耳のような形状のほうとうです。食事処でも「みみほうとう」の限定食メニューがあります。地元の名産の「大塚にんじん」は、通常の人参よりも長い人参で、栄養価が高く、味が濃いのが自慢です。
トイレ棟内にエレベーターがあり、車椅子で2Fへ上がることができます。
2F屋内から外のデッキにでるドアは手動式ですが床面はフラットです。デッキから見える山々の名称案内板があります。
「太鼓堂」という展望台がありますが、エレベーターはなく螺旋階段で登ります。
裏庭のスペースに「富士川龍門」という名称のオブジェがあり、車椅子では無理ですが、穴をくぐって中に入ることが出来ます。天窓からの不思議な光を体験できます。
道の駅富士川は車椅子で利用しやすい、バリアフリーな道の駅です。
山梨県の国中にある道の駅を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2022年10月に執筆しました)