古河市の「道の駅まくらがの里こが」は、2013年に開業した、段差がまったくないバリアフリー設計の施設です。とても人気があるため、駐車場の混雑が問題でしたが、隣接地に新駐車場が増設されて、収容台数が大幅に増加しました。今回取材した2020年3月現在では、駐車場の再整備工事が行われています。完成後は、より車椅子で利用しやすい施設になりそうです。
身障者用駐車区画は屋根付きで3台分用意されています。スペースに余裕がある、とても使いやすい駐車区画です。ここに停められれば車椅子での乗降に問題はありません。
身障者用駐車区画が満車の場合は、増設された新駐車場の一般区画は横幅がやや幅広い設定になっています。ただし現時点では施設への通路は工事中です。
身障者用駐車区画の近くに24時間利用のトイレ棟があります。また施設内の農産物販売コーナーの近くにもトイレがあります。どちらにもバリアフリートイレが用意されています。
農産物直売所、物産品販売コーナー、イベント販売コーナー、フードコート、総菜店、パン屋、コンビニなどがあります。基本的には段差のない構造で、車椅子での利用は可能です。
物販コーナーは販売台の置き方によって、部分的に通路が狭い箇所があります。そのため混雑時は車椅子での移動に苦戦することがあります。
フードコートはセルフサービスです。車椅子利用者のための特別な設備はありません。
コンビニの店内通路は幅広くはなく、混雑に備えて一方通行が指定されています。
混雑対策として新駐車場が増設され、さらに駐車場は改良工事中です。
「道の駅まくらがの里こが」は、ますます使いやすくバリアフリーに進化しています。