茨城県の道の駅 全15か所の魅力をまとめて紹介

茨城県の道の駅

農業王国茨城県には、15か所の個性豊かな道の駅があります。その魅力と特徴をまとめて紹介します。施設の詳細やアクセスはHPなどで確認してください。なお駅名をクリックすると、各施設のバリアフリー情報を紹介するページにリンクします。

道の駅常総

キャッチコピーは「食農楽のむすびまち 輝くえがおをつむぐ駅」。2023年に開業した道の駅です。大きな2フロア構造の施設で、1Fが農産物直売所などのショップ、2Fが食堂の構成。新しい施設なのでバリアフリー面での大きな問題はありません。食を通じて常総市の魅力を世界中に届けます。

道の駅常総

道の駅かさま

コンセプトは「笠間のゲートウェイ」。陶芸の街笠間の入口に、2021年に誕生した道の駅です。直売所は超大型店舗で品揃えは豊富。テラス席があるレストランと、笠間の栗専門店などが営業するフードコート。CVSが併設されています。屋根付きの多目的広場で、買ったものをその場でいただけます。

道の駅かさま

道の駅ひたちおおた

常陸秋そばで有名な金砂郷や、竜神大吊橋への観光拠点になるバリアフリーな施設です。レストランやパン工房は都会的なセンスのお店。併設されるCVSは早朝から深夜までの営業。直売所の販売什器も今風で、最先端の道の駅の姿を提案しています。もちろん常陸太田市産常陸秋そばを100%使用した二八そばを提供する蕎麦屋があります。

道の駅ひたちおおた

道の駅常陸大宮

観光の目的地になる次世代の道の駅、がキャッチコピー。地域特産品「えごま油」を絞る加工場が施設内にあり、生絞り「えごま油」から、えごまのジェラートやパンなどが販売されています。他にも瑞穂牛のステーキ、鮎の塩焼き、お米のブランドは「うまかっぺ」。広くて綺麗な直売所も魅力。美味しい特産品に出会えるバリアフリーな道の駅です。

道の駅常陸大宮かわプラザ

道の駅グランテラス筑西

複合型ハイブリッド道の駅、がコンセプト。有料のキッズスペースやドッグラン、収穫体験コースがあるBBQ施設、コインランドリーやコインシャワーがあるリラクゼーションルーム、スポーツ施設スラックラインパーク、地元の伝統工芸販売コーナー、2軒のレストランとフードコートにスタバとCVS。現時点で県内最新の道の駅です。

道の駅グランテラス筑西

道の駅まくらがの里こが

キャッチコピーは「茨城県最大級の道の駅」。2013年開業。新感覚大型バリアフリー道の駅の草分け的存在です。直売所は「古河マルシェ」、そして「地産地消フードコート」、焼きたてパンのカフェベーカリー。この施設の大ヒットが、その後に誕生する茨城県の道の駅に大きな影響を与えました。新しいロードサイドビジネスを創出した偉大な道の駅です。

道の駅まくらがの里こが

道の駅しもつま

2015年に大規模リニューアルを実施し、後発の大型道の駅に対抗しました。施設内に納豆工場があり、下妻産大豆を使用した、しもつま納豆「福よ来い」を生産。「そば打ちめいじん亭」は、下妻産の「常陸秋そば」を使用する店。地酒や納豆、常陸牛の加工食品などが並ぶコンビニコーナーがある、下妻の味が楽しめる道の駅です。

道の駅しもつま

道の駅いたこ

直売所の名称は「新鮮市場伊太郎」。橋幸夫さんは昭和35年17歳のときに「潮来笠」でデビュー。ヘアスタイルは「潮来刈り」と呼ばれ流行。現在では「水郷いたこ大使」に就任されています。「伊太郎」は新鮮野菜、地元のブランド精肉、川魚の佃煮など、潮来の特産品が並ぶ、「潮来の台所」を自称する道の駅です。

道の駅いたこ

道の駅たまつくり

霞ヶ浦に面した夕日の景勝地にある施設で、新鮮野菜に加え、川魚のグルメが人気です。鯉の旨煮、そして鯉のお刺身。テイクアウトコーナーの人気商品はナマズのハンバーガー「なめパックン」。同シリーズは「鯉パックン」「鴨パックン」「豚パックン」と続きます。霞ヶ浦の特産品、名産品を味わえる観光物産館がある道の駅です。

道の駅たまつくり

道の駅奥久慈だいご

県北の道の駅。駐車場には福島ナンバーが珍しくありません。奥久慈は特産品の宝庫。直売所「だいごマーケット」には、栽培が盛んなリンゴとアップパイ、お肉は「奥久慈シャモ」、特産の「凍みこんにゃく」、お茶の栽培北限の地の銘柄茶「奥久慈茶」など、奥久慈ブランドの美味しいものが並びます。天然日帰り温泉もある道の駅です。

道の駅奥久慈だいご

道の駅みわ

旧美輪村はシイタケと蕎麦が特産、そして美しい星空が楽しめるエリアです。道の駅のシンボルは巨大なシイタケのモニュメント。レストランは「北斗星」では、自家製粉した常陸秋そば粉打ちたてのお蕎麦と、肉厚の美和シイタケの天ぷらが人気。トイレは、天井に星の図柄、そして往年の映画ポスターなどで装飾された「満てんトイレ」です。

道の駅みわ

道の駅かつら

1993年に関東で最初に登録された道の駅です。メイン棟はほぼその当時のまま。長い歴史を感じます。城里町の特産品は独特の風味と甘みが美味しいレッドポアロー(赤ねぎ)。収穫期は店内に山積みされます。食堂は「常陸秋そば」公式認定店。テイクアウトコーナーは鮎の塩焼きが提供されます。美味しい山と川の恵みに出会える道の駅です。

道の駅かつら

道の駅さかい

隈研吾氏設計の建物が続々と建つ境町の道の駅です。情報館、物産館と、地ビールを製造する「さかい河岸ブルワリー」。地元産の美味しいものをなんでもサンドする「さかいサンド」。物産館の中には「沖縄県国頭町公設市場」があり、沖縄の名産品と出会えます。道の駅に隣接する食のスポット「茶蔵」は、隈研吾氏の設計です。

道の駅さかい

道の駅日立おさかなセンター

久慈町漁協が運営する魚が中心の道の駅です。鮮魚店の他に、買ったものを自分で焼いて食べる「浜焼きコーナー」、好きなネタを選んで買って丼にする「味勝手丼」などがあり人気。本格的なお寿司屋さんも営業。小型ですがJA系農産物直売所もあります。住所表記は「みなと町」。漁港の横にある道の駅です。

道の駅日立おさかなセンター

道の駅さとみ

里見地区には関東地方有数の規模を誇る里見牧場があり、牧場ブランドの牛乳、ヨーグルトなどの乳製品が人気です。他には、地元農家の季節の野菜、自家製麺のそば・うどん、手作りのお漬物が、直売所に並び、食事処のメニューになります。建物屋根と東屋のデザインモチーフは「傘」。建築デザインを楽しみたい道の駅です。

道の駅さとみ

道の駅ごか

農産物直売所は「わだい万菜」。新鮮野菜や切り花が充実、そして銘柄豚「ローズポーク」の指定販売店です。レストラン「華こぶし」では「ローズポークとんかつ定食」や「天然ナマズ天丼」が人気。フードコートでは「ローズポーク肉まん」「ローズポークシュウマイ」が売れています。五霞町の美味しいものに出会える道の駅です。

道の駅ごか

茨城県の道の駅に行けば間違いなく、地元の美味しいものに出会えます。

(本稿は2021年8月に執筆しました)