那須ガーデンアウトレット 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

開業は2008年。栃木県那須塩原市にある商業施設です。那須高原に近い場所で、大型犬を伴って来場する人が珍しくなく、ドッグランが併設されています。もちろん車椅子で利用できるバリアフリー施設です。車椅子からみた現地の状況を紹介します。

那須ガーデンアウトレット 車椅子利用ガイド

シャトルバスまたはマイカーでの来場が便利です。駐車場はP1からP4まで4か所に区分けされています。

一般的な感覚では、P1がもっとも便利で、身障者用駐車スペースが用意されていると想像しますが、那須ガーデンアウトレットはP4が施設に最寄りで、計8台分の身障者用駐車スペースが用意されています。ルート途中の複数個所に、駐車場の誘導スタッフがいます。P4が満車の場合は、他の駐車場に誘導されますが、車椅子利用をスタッフに申告してP4を目指してください。身障者用駐車スペースへと向かうP4内のルート上には、パイロンが置かれています。P4に到着した時点で、そこにいる誘導スタッフに再度車椅子利用を申告してください。パイロンを外して、身障者用駐車スペースへと誘導していただけます。

那須ガーデンアウトレット 車椅子利用ガイド

バリアフリートイレの状況です。施設内5か所にバリアフリートイレが用意されています。写真はサウスエリアのトイレです。男女別トイレの入口を入り、トイレスペースのぎりぎり手前に個室があります。異性介護で利用できるかは微妙。神経質な人は利用が難しいかもしれません。

那須ガーデンアウトレット 車椅子利用ガイド

サウスエリアのバリアフリートイレは、スペースに余裕があるフル装備のトイレです。このトイレにはユニバーサルベッドはありませんでした。

那須ガーデンアウトレット 車椅子利用ガイド

施設全体のバリアフリー状況です。施設の全エリアを通じて、ほとんど段差がなく、また段差がある箇所は回避できるスロープルートがあります。

那須ガーデンアウトレット 車椅子利用ガイド

各店舗の出入口も、確認できた限り段差はありません。店内のスペースは店舗によりますが、車椅子で利用できそうにない極小店舗は見当たりません。

那須ガーデンアウトレット 車椅子利用ガイド

店舗構成は一般的なアウトレットと同様です。そうではない変わったお店は「Loco Style Mart」。店内の約3割のスペースは農産物直売所で、地元の採れたて野菜が並びます。

駐車場はP4を利用してください。それさえ間違えなければ、那須ガーデンアウトレットは車椅子で問題なく利用できるバリアフリー施設です。

商業施設がない道の駅「道の駅那須野が原博物館」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2021年6月に執筆しました)

栃木県の穴場観光スポット 安全安心なバリアフリー施設

障がいのある家族と、足の悪いお年寄りと、そしてベビーカーの幼児と一緒に利用できる、栃木県の穴場的な観光スポットを厳選して紹介します。

施設名称をクリックすると、より詳しい紹介ページにリンクします。ご参照ください。

とちぎ花センター(栃木市)

有料の温室「とちはなちゃんドーム」、ショップ「とちはなちゃんのお花屋さん」、カフェ「とちはなちゃんのはなカフェ」、屋外施設「大花壇」「バラ園」「展示温室」「体験温室」などで構成される施設。「みかも山公園」に隣接した立地です。「とちはなちゃんドーム」は一棟立ての温室としては国内最大級ということで、珍しい植物が栽培されています。幅広い層にお薦めできるバリアフリーな穴場施設です。

とちぎ花センター

〇佐野市葛生化石館(佐野市)

石灰岩層の葛生地域にある観覧無料の博物館です。エリアの鉱山で発見された、多種多様な化石と鉱物が展示されています。全身がそろって産出した日本で唯一の「ニッポンサイ」の標本、ヤベオオツノシカ、ナウマンゾウ、アケボノゾウの骨格復元模型など迫力ある展示が魅力です。知名度は高くはありませんが、子供から大人まで幅広い層にお薦めできる本格派の穴場博物館です。

佐野市葛生化石館

佐野市郷土博物館(佐野市)

佐野厄除け大師の近くにある入館無料の施設です。佐野市の生まれの田中正造を記念して入口正面は「田中正造展示室」。常設展では古代から近代までの佐野の歴史民俗が学べます。また適宜に企画展が開催されます。間違いなく穴場の博物館です。

佐野市郷土博物館

吉澤記念美術館(佐野市)

現在では佐野市立の施設になりましたが、元は葛生町立で、江戸時代から続く葛生の旧家「吉澤家」が建設し、コレクションを寄贈したミニ美術館です。「親しみやすい視点」を大切にしている演出で、展示作品の解説が充実しています。知る人ぞ知る美術館です。

吉澤記念美術館

小山市立博物館(小山市)

展示室は2Fで常設展示室と企画展示室があります。2Fへは通常は階段を利用。車椅子ベビーカーは、スタッフの案内で業務用のエレベーターを利用します。博物館2Fの中心部から、大きな窓越しに日光連山方面を見渡すことができます。ここは穴場の博物館です。

小山市立博物館

小山市立車屋美術館(小山市)

豪商「小川家」の現存する5棟を利用した施設で、建物は江戸時代から明治時代にかけての、思川乙女河岸の繁栄を今に伝える文化財でもあります。企画展が開催される美術展示室は旧米蔵をリノベーションしたもの。土足禁止ですが車椅子ベビーカーで利用できます。文化財であるほかの家屋や蔵は、段差構造なので車椅子では外部からの見学になります。混雑度合いは企画展によりますが、通常はゆっくり観覧できる穴場美術館です。

小山市立車屋美術館

足利市立美術館(足利市)

常設展はなく企画展やテーマ展が開催されます。車利用の場合は、エントランス前の広場に駐車できるので便利。美術館は2フロアに4つの展示室がある構造です。「日常生活のなかで美術と身近」にふれあうことを目的にした施設。公立施設ですが、どこかアットホームな雰囲気が漂う穴場のアートミュージアムです。

足利市立美術館

日光田母沢御用邸記念公園(日光市)

屋内は土足禁止ですが、車椅子で見学ができる国の重要文化財です。もちろん高い知名度がありますが、施設の重要度と規模からみれば、まだまだ見学者が少ないことが多い公園です。建物のもっとも古い箇所は、紀州徳川家江戸中屋敷のもので、数度にわたる増改築が行われた結果、総部屋数は106室になっています。御用邸のお部屋とお庭の大部分が一般公開されています。

日光田母沢御用邸記念公園

小杉放菴記念日光美術館(日光市)

東照宮の隣という抜群の立地にしては、観覧者が多くはない穴場美術館です。展示室は小杉放菴の常設展示室と、企画展示室があり、エントランスホールでは、日光山内生れの小杉放菴に関わるガイドビデオがリピート放映されています。また美術館の屋外通路には、小杉放菴に関わる展示物があります。

小杉放菴記念日光美術館

霧降高原キスゲ平園地(日光市)

標高1345m付近から1600m付近まで広がる無料施設です。毎年草刈りを行う「半自然草原」で、ニッコウキスゲをはじめ約100種類の高原の花々が自生。レストハウスを起点にして、バリアフリーコースが整備されています。健脚コースは、標高1582mの「小丸山展望台」に行く、1445段の階段ルート「天空回廊」です。標高にすると235mを階段で上ります。バリアフリーコースから、車椅子やベビーカーでニッコウキズゲなどの高山植物が鑑賞できる穴場施設です。

霧降高原キスゲ平園地

那須与一伝承館(大田原市)

「道の駅那須与一の郷」内にある穴場の有料施設です。館内には展示室と「扇の的劇場」があります。「扇の的劇場」は、琵琶法師や那須与一、義経などが登場する、ロボット人形劇が楽しめる施設で、フラットな観覧席にスペースの余裕があるので、車椅子ベビーカーでの観覧は可能です。一見の価値がある人形劇です。

那須与一伝承館

なす風土記の丘湯津上資料館(大田原市)

「那須国造碑」や「侍塚古墳」が点在する古代那須国の中心地に建つ資料館です。展示室はワンフロアに1室。正面に西暦700年頃建立された碑、国宝指定「那須国造碑」のレプリカがあります。穴場の資料館です。

なす風土記の丘湯津上資料館

黒羽芭蕉の館(大田原市)

黒羽城址公園の三の丸跡に造られた、「おくのほそ道」や「芭蕉」をテーマにした資料館です。ほかに、黒羽城主の大関家に関する展示「大関記念室」、名誉町民高瀬青山氏が寄贈した本のコレクション「青山文庫」の展示、大関家伝来の甲冑や刀剣を飾る「特別展示室」があります。エントランスまでのアクセスにバリアフリー面で課題はありますが、それをクリアできる人にはお薦めの穴場施設です。

黒羽芭蕉の館

真岡鐡道SLキューロク館(真岡市)

真岡駅のすぐ横にある入館無料のSL展示館です。蒸気機関車2両に加え、客車や貨車などが展示されています。館内には売店とカフェがあり、売店ではSL由来のクッキーや煎餅、地域の障がい者施設で製作されている商品などが販売されています。知名度は高い施設ですが、それほど混雑することはありません。

真岡鐡道SLキューロク館

塩原温泉ビジターセンター(那須塩原市)

車椅子ベビーカーで立ち寄ることが出来るネイチャーセンターです。駐車場、那須塩原の自然を紹介する無料展示コーナーがある本館、レクチャーセンター、独立トイレ棟で構成される施設です。また本館の入口近くにショップがあり、オリジナル商品が販売されています。ドライブ途中の休憩にも利用できる穴場施設です。

塩原温泉ビジターセンター

とちぎわんぱく公園(壬生町)

名称通り、広場や遊具、アトラクションなどがある、元気な子供が楽しく遊べる大きな無料公園ですが、季節のお花が栽培され、大人の散策にも適した公園です。公園の中心部には「夢花壇」があります。それなりの利用者はいますが、とても広い公園なので、混雑する心配はほとんどありません。綺麗に整備された、幅広い層が楽しめる公園です。

とちぎわんぱく公園

いわむらかずお絵本の丘美術館(那珂川町)

絵本作家のいわむらかずお氏が自ら建てた個人美術館で、館内はバリアフリー仕様。小さなお子様も楽しめる穴場施設です。里山には「えほんの丘フィールド」「えほんの丘農場」があると紹介されていますが、この2つは車椅子やベビーカーでの利用は困難なワイルドな施設です。

いわむらかずお絵本の丘美術館

もうひとつの美術館(那珂川町)

里山にある明治大正時代に建築された小学校の校舎を活用した美術館です。古い建物なので今どきのバリアフリー施設ではありませんが、車椅子やベビーカーで利用できないことはありません。美術館としては「みんながアーティスト、すべてはアート」をコンセプトにして、春夏秋の年間3本の企画展が開催されています。棟内は昔の教室そのまま。それを活用して3つの展示室があり、大正時代の校舎の廊下を通り、展示室を移動します。小さな段差やデコボコを通過する必要がありますが、それがクリアできる人にはお薦めできる穴場美術館です。

もうひとつの美術館

那珂川町馬頭広重美術館(那珂川町)

隈研吾氏の設計による和の建築美が魅力な美術館です。美術館のデザインは広重の代表作「東海道五十三次 庄野 白雨」がモチーフ。地元産の八溝杉のルーバーで全体が覆われた特徴的な外観です。展示室は2室あり、いずれもフラットでスペースに余裕があります。常設展はなく、企画展と特別展が開催されます。それなりに人気のある美術館ですが、もっと多くの人に知っていただきたい素晴らしい施設です。

那珂川町馬頭広重美術館

以上、障がいのある家族、足の悪いお年寄り、小さなお子様と一緒に、車椅子やベビーカーで安全安心に利用できる、栃木県お薦め穴場観光スポットです。

(本稿は2021年5月に執筆しました)

小山市立博物館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

栃木県小山市の市立博物館です。常設展は無料、企画展は有料の場合があります。有料企画展の観覧料の障害者減免制度については、企画毎に確認してください。

アクセスは間々田駅から徒歩8分の案内です。ただしこのルートは途中にアップダウンがあります。

来館者用無料駐車場が用意されています。一般来館者用の駐車場は、建物の正面にありますが、ここからだと途中に段差があるルートを通ります。車椅子利用者は、職員用駐車場を利用します。

小山市立博物館 車椅子観覧ガイド

身障者用駐車スペースの設定はありませんが、そこからは段差回避スロープが設置されています。現地に車椅子マークの案内標識が立っているので、見逃さないようにして職員用駐車場へ車を進めてください。

小山市立博物館 車椅子観覧ガイド

小山市立博物館 車椅子観覧ガイド

駐車場からの段差回避スロープを下りると、博物館のエントランス前に出ます。

この付近に段差はありません。博物館出入口は自動ドア、車椅子で問題なく入館できます。

小山市立博物館 車椅子観覧ガイド

博物館は1Fと2Fの構造です。1Fは事務室や収蔵庫、体験学習室と視聴覚室などがあります。

小山市立博物館 車椅子観覧ガイドバリアフリートイレは1Fに1つ用意されています。今回取材時の状況は、設備が更新されて綺麗なトイレでした。ウォシュレット付き便器、オストメイトが備えられています。ユニバーサルベッドはありません。

小山市立博物館 車椅子観覧ガイド

展示室は2Fです。常設展示室と企画展示室があります。2Fへは通常は階段を利用。車椅子利用者は、スタッフの案内で業務用のエレベーターを利用します。スタッフの誘導の従ってください。2Fから1Fへ下りる際には、2Fのインターフォンで連絡します。

小山市立博物館 車椅子観覧ガイド

展示室内は撮影禁止です。常設展示のテーマは「小山の文化のあゆみ」。原始古代から近代までの歴史と文化を紹介します。分かりやすい、車椅子から見やすい展示です。

博物館2Fの中心部から、大きな窓越しに日光連山方面を見渡すことができます。東照宮建立の際には、小山まで水運を利用して建材が運ばれ、ここから陸路で日光に運ばれました。当時の小山藩主は家康の側近、本多正純。小山は徳川幕府にとって、重要な国でした。

小山市立博物館 車椅子観覧ガイド

開館は1983年。施設全体としては老朽化している印象ですが、小山市立博物館は、駐車場、トイレ、展示室など、必要な設備は車椅子で利用できます。

(本稿は2021年5月に執筆しました)