とちぎ花センター 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

車椅子で行く岩船町 とちぎ花センター バリアフリー情報

栃木県栃木市岩船町の「とちぎ花センター」は車椅子で利用できる施設です。キャラクターは花の妖精「とちはなちゃん」。有料の温室は「とちはなちゃんドーム」。ショップは「とちはなちゃんのお花屋さん」。カフェは「とちはなちゃんのはなカフェ」です。

アクセスは車が便利。「とちぎ花センター」の駐車場があり身障者用駐車区画の用意があります。また「みかも山公園」に隣接した施設なので、「みかも山公園」の無料駐車場も利用できます。

移動距離は「とちぎ花センター」専用駐車場が近いのですが、裏側からの入場になります。「みかも山公園」駐車場から来ると正面ゲートに出ます。どちらからでも車椅子でのアクセスに大きな問題はありません。

大温室の「とちはなちゃんドーム」は有料の施設ですが、観覧料の障がい者減免制度があり、本人と等級により介助者1名が無料に減免されます。

他には前出のショップ「とちはなちゃんのお花屋さん」と「とちはなちゃんのはなカフェ」があり、どちらも車椅子での利用は可能です。バリアフリートイレは「とちはなちゃんのはなカフェ」の棟にあります。

屋外施設は「大花壇」と「バラ園」です。大花壇の横の通路は階段ですが、中央広場から花壇を眺めるのなら車椅子からでも問題はありません。また段差を迂回するスロー往路もあります。バラ園は約600品種のバラが1200株植栽されています。他に「展示温室」「体験温室」があります。

メイン施設「とちはなちゃんドーム」を紹介します。自動ドアの入口から館内に入ると受付があるので入館手続きをします。

温室への出入口も自動ドアです。ドーム内の通路はフラットで極端な傾斜はありません。「滝の裏」にまわる迂回ルートは段差があるので車椅子では不可。車椅子では滝の表側のルートを通行してください。

一棟建ての立ての温室としては国内最大級ということ。本当に珍しい植物が栽培されています。規模に加えて植栽の質も一級の温室です。

一般的な植物園の温室に比べて、植栽の解説が詳しいのが特徴です。面白い雑学的なネタも紹介されています。花の開花時や実がなっている時の写真が展示されている植栽もあり、理解が深まります。

季節に合わせた企画展示は力が入っています。珍しい植物の花や実を「試食」する企画を毎月開催しています。注意点としては「とちはなちゃんドーム」内は冷房がありません。夏は室内は暑くなります。

「とちぎ花センター」は車椅子で利用できるバリアフリー施設で、大規模で展示の質が高い有料の温室は、観覧料の障がい者減免制度があります。

隣接する「いわふねフルーツパーク」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2024年9月に加筆しました)