車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県北編~

「道の駅」は車椅子で利用出来る施設です。しかし現地のバリアフリー状況はそれぞれ。車椅子目線での情報と施設の特徴を紹介します。

本稿は栃木県の北部、日光市、那須町、那須塩原市、大田原市、塩谷町、矢板市にある「道の駅」情報です。開業年が新しい順に紹介します。

 

 

「道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣」(日光市)

2015年に開業した道の駅。日光とはいっても、場所は旧今市市の中心部。基本構造はそもそも段差がない今どきのバリアフリー設計です。そして複数の企画が詰め込まれた商業施設です。敷地内の駐車収容能力は普通車52台、身障者用3台、大型バス用7台。満車になると道路での入場待ちになります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県北編

産直ショップに、煎餅、スイーツ、パンなどのグルメショップ。それらをいただけるイートインスペース。食事処は2軒。日光伝統の「彫刻屋台・花屋台」の展示コーナー。「市民ギャラリー」に「観光情報館」。コンビニと24時間利用できる別棟トイレ。そして「日本のこころのうたミュージアム・船村徹記念館」。更には350席もある立派な「多目的ホール」があります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県北編

新しい施設なので、いずれも車椅子で利用できます。産直ショップなどが入る棟内は、通路幅に余裕がありバリアフリー。2軒の食事処も車椅子で利用し易い店舗。イートインスペースも車椅子での利用は可。そしてこの棟内にも障害者用トイレがあります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県北編

「日本のこころのうたミュージアム・船村徹記念館」は有料の施設ですが、障害者手帳の提示で本人と介助者1名が入館無料に減免されます。3階建て構造で、障害者用トイレは1Fにあります。

 

 

「道の駅湧水の郷しおや」(塩谷町)

2012年6月に開業した道の駅。段差が全くない設計が標準になる一歩手前の設計で、まだ少し車道と施設の間には段差があり、障害者用トイレは1カ所です。それでも実用には十分なバリアフリー水準。自然豊かな塩谷町のバリアフリー観光拠点です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県北編~

施設の構成は産直ショップと食事処、そして地域交流施設。道の駅として一般的な構成です。トイレは別棟方式。そのトイレ棟の前に障害者用駐車スペースが3台分あります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県北編~

「農村レストラン そば処かみざくら」という食事処が2012年の開業時からあります。2013年4月には5店舗が入る「飲食館」が誕生。屋台形式や簡易テーブル方式のお店で、アユの塩焼き屋、焼きそば店、アイス、氷り、カフェという構成です。

産直ショップは中規模な「道の駅」の標準レベル。それほど広くは無く、通路幅も並みレベル。車椅子での利用は可能ですが、ところどころに狭い箇所があり、混みあっていると車椅子では苦戦します。産物は豊富。塩谷町は美味しい自然の恵みに溢れた町です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県北編~

塩谷町の観光資源は「尚仁沢湧水」。全国名水100選。高原山の中腹にある原生林に覆われた湧水群から、日量65,000トンの湧水が流れ出ていますこの湧水群には、最寄りの駐車場から約1.5kmの遊歩道を進みます。この遊歩道は悪路で、車椅子での通行は困難を伴います。

 

 

「道の駅矢板」(矢板市)

2010年に開業した道の駅。広々としたフラット構造な車椅子で利用しやすい道の駅です。施設構成は産直ショップと食事処。障害者用駐車区画は4台分、障害者用トイレは2か所にあります。

 

 

「道の駅湯西川」(日光市)

2006年に開業した道の駅。天然日帰り温泉がメインの施設で、駅前立地です。他には食事処と土産ショップ。採れたて野菜などの農産物はほとんど扱っていません。

施設はバリアフリーです。日帰り温泉は車椅子のための特別な設備はありませんが、要所に手摺がある、一般的なバリアフリー仕様のお風呂です。

また道の駅湯西川は、ダムにバスが突っ込む「湯西川ダックツアー」水陸両用バスの発着点です。このツアーは特別なバリアフリー対応はありません。

 

 

「道の駅那須与一の郷」(大田原市)

2004年に開業した道の駅。弓名人の与一の名をつけた大型道の駅で、建物自体が扇をイメージして造られています。施設は、休憩スペース付きの情報館、農産物と地元名品のショップ、レストラン、竹のギャラリー、多目的ホール、そして有料施設の「与一伝承館」で構成されます。

駐車場は施設にそって半周すべてにあり、障害者用駐車区画は施設に近い両端に、合計11台分用意されています。

農産物ショップでは品数豊富に栃木の産物が販売されています。車椅子でも問題なく利用できる広めの通路設定。レジは2か所で通路幅は十分。車椅子で買い物が楽しめます。

レストランはお蕎麦が自慢。フラットで余裕のある通路の椅子席なので、車椅子での利用が可能です。ただし営業時間は11:00~14:30と短時間です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県北編~

竹のギャラリーは竹の工芸品の展示コーナーです。鑑賞は無料。ビデオで製作の様子が放映されています。屋外のトイレの他に、竹ギャラリーの中にも障害者用トイレがあります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県北編~

「与一伝承館」はバリアフリーな有料施設。障害者手帳の提示で、本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。屋島の合戦の様子や那須家の家宝が展示されています。

 

 

「道の駅那須野が原博物館」(那須塩原市)

道の駅としては2004年に登録されました。ショップやレストランが無い、博物館と24時間トイレがある道の駅です。

博物館の入館料は、障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。

 

 

「道の駅東山道 伊王野」(那須町)

2000年に開業した道の駅。巨大な水車がシンボルで、お蕎麦と新鮮野菜が自慢です。施設構成は、物産センター、蕎麦屋、和食屋、喫茶、引き回し屋台の展示がある「まつり伝承館」、そして公園部になります。

やや施設の老朽化が進んできましたが、2019年1月から物産館の改修工事が始まっています。よりバリアフリーな施設に生まれ変わることが期待されます。

 

 

「道の駅明治の森・黒磯」(那須塩原市)

1998年に開業した道の駅。7.5haの広大な敷地の中に、農産物産直ショップ、食事処、パン屋、「旧青木家那須別邸」、芝の巨大な広場、四季折々のお花が栽培される「ハンナガーデン」とよばれるお花畑などがあります。明治の森は傾斜地ではなくフラットな敷地で、車椅子での利用が快適な自然公園です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県北編~

産直ショップ内の通路幅は余裕が無く、段差をスロープで回避します。トイレは別棟タイプで障害者用トイレは一つ。設備は更新されています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県北編~

「旧青木家那須別邸」は有料の施設ですが、障害者手帳で本人は無料、1級の人は介助者1名まで無料に減免。駐車場からバリアフリー通路で別邸まで行けます。スロープで玄関に上ると、そこから先は土足厳禁。別邸は屋根裏部屋付き2階建て構造ですが、エレベーターはないので、車椅子では1階フロアを無理のない範囲でみることになります。玄関横のウッドデッキには車椅子で行けます。また、別邸周辺は車椅子で回遊できます。

 

 

「道の駅那須高原友愛の森」(那須町)

1997年に開業した道の駅。交通の要所にある施設で、夏休み期間やゴールデンウィークのお昼前後に利用される場合は、混雑を覚悟して利用してください。2015年より「那須高原友愛の森」内に臨時駐車場が開放されました。これにより駐車台数がほぼ2倍になりました。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県北編~

施設は「産直ショップ」「物産センター」「食事処」、工芸品の製造販売を担う「工芸館」、工芸品の展示もある「観光案内所」という構成です。

ショップはそれほど広くはありません。また通路幅も余裕はありません。トイレは設備更新されています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県北編~

食事処は「なすとらん」。地場の食材をつかった“おふくろの味”がコンセプトのレストランです。営業はランチタイムのみ。混雑が問題ですが、施設としては車椅子での利用は可能です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県北編~

「工芸館」で1986年の開館。地元の工芸師の手作り作品が製造販売されています。木工品、ガラス製品、鋳物金物・・・。古典的な作品としては、鮭をくわえた熊の木彫りなどもあります。昭和の建物ですが、スロープが設置され、車椅子でも店内回遊ができます。また製作体験もできます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県北編~

「観光交流センター」は巨大な“樽”のような建物。内装も面白い施設です。那須の観光地のカタログや割引券が置いてあります。

 

 

「道の駅湯の香しおばら」(那須塩原市)

1996年に開業した道の駅。古い施設ですが、基本設計はバリアフリーで、車椅子で利用しやすい施設です。障害者用駐車区画は7台分用意されています。

商業施設は「アグリパル塩原」。フラットな広場を中心にして、コの字型に農産物直売所、インフォメーション、休憩所、喫茶、食事処が並びます。

施設には入館無料の「関谷郷土資料館」もあります。

 

今後別項で「栃木県央編」「栃木県東編」「栃木県南編」を掲載予定です。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

宇都宮には車椅子で利用できる観光スポットが数多くあります。各施設のバリアフリー状況を紹介します。

 

 

最初は県立の美術館と博物館のバリアフリー状況です。

「栃木県立美術館」

県立美術館は1972年の開館で「日本における公立の近現代美術館の先駆け」です。常設展示室が増設されたのが1981年。いずれも同一建築家の設計で、建築物として素晴らしい調和がある昭和の名建築です。

無料駐車場があり障害者用駐車区画が2台分用意されています。駐車場からスロープ上りの企画展入口か、フラット路面で常設展入口か、どちらかに進みます。企画展入口は建物の2Fですが、スロープは緩い傾斜です。企画展ルートを通ると、美術館の全景や中庭がよく見えます。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

常設展は障害者手帳の提示で本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。ほとんどの企画展にも同様の障害者減免措置があります。館内の段差構造の箇所はすべてスロープ改修が施され、エレベーター、障害者用トイレがあります。中庭への出入口だけは手動ドアです。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

常設展室の一角の「伊東直子マイセン磁器コレクション」コーナーも、車椅子で鑑賞できます。

 

 

「栃木県立博物館」

県立博物館は1982年の開館ですが、改修されてバリアフリーです。入館料は障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免。障害者用トイレは1Fに2か所。展示室内もバリアフリーで、車椅子からは見難い展示はありません。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

アクセスは車が便利。栃木県中央公園の一角にあり、同公園内の無料駐車場「博物館北駐車場」の利用が便利です。一般駐車場の奥に、5台分の障害者専用駐車スペースがあり、そこからスロープで博物館正面入口へ向かいます。車椅子のためのフラット路面が用意されています。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

ユニークなのは日光の自然を垂直分布で紹介するスロープ展示。1Fから2Fへとらせん状に72m続くスロープの壁面に、標高600mの神橋付近から2,578mの白根山頂までの動植物を生態的に展示しています。このスロープは車椅子で十分に上ることができる傾斜ですが、難しい人はエレベーターで2Fに上がります。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

2Fには二つの展示室。展示室1は栃木の歴史、展示室2は栃木の自然がテーマ。いずれも正統派で真面目な展示です。

 

 

次は市の公益法人が運営する美術館の紹介です。

「宇都宮美術館」

宇都宮市制100周年を記念して、1997年にオープンした美術館。バリアフリーで車椅子で利用しやすい施設です。宇都宮市は大谷石の産地。「宇都宮美術館」には、多くの大谷石が使用されています。

宇都宮市の中心部から北へ約5km、広さ26haの公園「文化の森」に建つ美術館です。「文化の森」の駐車場は無料。一般用、高齢者用、身体障害者用の3種の駐車場があり、美術館に一番近いのは6台収容する身体障害者専用駐車場です。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

障害者手帳の提示で、本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。展示室は3つ。展示室1が常設展。展示室2と3が企画展に使われます。3つの展示室をつなぐ空間が中央ホール。このホールも展示室の機能を有しています。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

受付から展示室に向かうプロムナードはデザインされた空間。開放的な窓から、美術館のお庭がよく見えます。お庭には大きなアートオブジェがあります。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

障害者用トイレは、エントランス横の無料ゾーンと、展示室のある有料ゾーンのそれぞれにあります。

併設されているレストランは無料ゾーンに。高級感があるレストランで、結婚式やパーティーが出来ます。美術館に入らずに外から直接レストランに入店するスロープがあります。

エントランス近くにはミュージアムショップ。通路幅にそれほど余裕はありませんが、混雑してなければ、車椅子での利用は可能です。

 

 

宇都宮には人気の超大型道の駅があります。

「道の駅ろまんちっく村」

6haの滞在型ファームパーク、というのがキャッチコピーの道の駅です。日帰り温泉、宿泊施設、温浴スパ施設、レストラン、フードコート的な出店、イベントステージ、超大型産直ショップ、そして広いお散歩エリアや体験農場があります。

車椅子ユーザーは「森のエリア」「里のエリア」は未舗装でアップダウンがあるので「集落のエリア」の利用をお薦めします。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

「集落のエリア」の正面にある駐車場は、休日はすぐに満車になってしまいます。その場合少し離れたポケットパーク裏の臨時駐車場的なスペースに誘導されますが、この駐車場は未舗装且つ傾斜があるので、車椅子利用者には辛い駐車場です。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

日帰り温泉や温浴スパの駐車場に、障害者用の駐車スペースが2か所に計3台分設置されています。この駐車場から産直ショップ方面には、温浴スパ「アグリスパ」経由で、スロープを利用して車道を渡らずに行くことができます。「アグリスパ」からスロープで噴水広場に抜けられます。やや傾斜がきついスロープですが、介助者がいれば問題のないレベル。噴水広場奥には多目的ドームがあり、このなかにも障害者用トイレがあります。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

噴水広場前から「カスケード」とよばれる橋があり、中央部は階段ですが両脇はスロープ。渡ると産直ショップのあるエリアに抜けられます。産直ショップ「あおぞら館」の中にも、障害者用トイレがあります。

 

 

宇都宮には、紀元前3000年頃の縄文前期遺跡復元施設があります。

「うつのみや遺跡の広場」

遺跡名は「根古谷台遺跡」。竪穴式住居が4棟、墓標群と墓標レプリカ、資料館があります。「日本有数の規模を誇る復元」施設で、入場無料です。

場所は公営霊園である「聖山公園」の頂上付近。車で霊園に向かい、そのまま上り坂を進みます。「うつのみや遺跡の広場」の入口近くのロータリー横に無料駐車場があり、障害者用駐車区画は入口の先までロータリーを回った場所にあります。公衆トイレには障害者用が併設されています。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

広場入口周辺の路面は大谷石舗装で、車椅子で通行するとゴツゴツします。復元エリアは砂利路面で、場所によっては車椅子がスタッグするレベルの深い砂利になります。慎重にルートを選んで車椅子で進んで下さい。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

もっとも大きな復元住居「1号長方形大型建物」内に自由に入ることができます。出入口付近はデコボコしていますが、慎重に進めば車椅子で乗り越えられます。出入口の広さ高さは一般的な車椅子なら通行可。頑張りは必要ですが、車椅子で復元住居の内部に入ることができます。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

墓墳は縄文時代。公園入口横にある「将軍塚古墳」は7世紀の古墳時代の遺跡。霊園は平成の開園。「聖山公園」は5千年間続く墓の山です。

 

 

大谷石の「大谷」は宇都宮市です。採掘場跡が公園になっています。

「大谷公園」

大谷町にある無料の公園です。別にある大谷石の採掘場跡の巨大な地下空間をみる施設が人気ですが、すべて階段や梯子で移動する施設なので、車椅子での利用は出来ません。大谷公園は、車椅子でもなんとか利用できます。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

広い無料駐車場があり、出入口に最も近い場所に障害者用駐車区画の用意があります。駐車場から道を渡ると大谷公園に入ります。通路脇にある公衆トイレは新しくて綺麗で、障害用トイレが併設されています。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

大谷石でできた巨大な観音様や大谷石の居壁、親子ガエルに見える大谷石の巨石などが見どころです。園内の歩道は大谷石が敷き詰められています。これがデコボコできつい振動を発生させます。車椅子は衝撃を和らげるために、ゆっくりと進んでください。車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

 

最後に餃子観光地のバリアフリー状況を紹介します。

宇都宮餃子「来らっせ本店」

有名店の餃子食べ比べが出来る「来らっせ本店」は、ドンキホーテの地下にあります。元長崎屋の古い建物ですが、エレベーターは2基あります。障害者用トイレは3Fの一か所だけです。

近隣には提携駐車場が複数あり、2,000円以上の利用で2時間無料の駐車料金減免サービスがあります。また市内3カ所の市営駐車場は、障害者手帳の提示で2時間料金が無料になります。「来らっせ本店」に最寄りの「市営相生駐車場」は機械式駐車場で、車椅子利用者が運転手の場合は、利用が難しい構造です。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

店舗は5店舗からなる「常設店舗ゾーン」と、曜日でメニューが変わる「日替わり店舗ゾーン」があります。車椅子で利用しやすいのは、広くてスペース的に余裕がある「常設店舗ゾーン」です。「常設店舗ゾーン」の店内通路は広く、床面はフラット。止まり木方式のカウンター席もありますが、車椅子利用者は普通の可動式テーブル席に案内されるはずです。

「常設店舗ゾーン」内に5店舗それぞれの店舗があります。お好みの店舗に行き、オーダーして精算。その際に席の番号を申告。出来上がった餃子は、店舗スタッフが席に持ってきてくれます。したがって車椅子利用者が自分でオーダーをしても大丈夫ですが、各店舗の受付カウンターがやや高いため、現金精算などはスタッフに出てきてもらう必要があります。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

餃子のたれ、醤油、お酢は、各テーブルに備えがありますが、ラー油はなし。各店舗自慢のラー油を、小皿に入れてもらいオーダー時に受け取り、自分で席に持ち帰る方式です。 ラー油が入った小皿を車椅子で持ち帰る自信のない人は、お店の人に頼んでください。帰る際のお皿の片づけはスタッフの仕事で、セルフではありません。

車椅子で行く宇都宮~観光スポットのバリアフリー情報

このような状況ですが「来らっせ本店」は、最低限のバリアフリー要件は満たしています。

 

 

バリアフリー情報を参考に、車椅子での宇都宮観光をお楽しみ下さい。

車椅子で行く焼き物の町「益子」バリアフリー情報

益子町は、多くの窯元があり、陶芸品のショップが並び、大規模な益子焼共販センターがあり、そして陶芸美術館がある、焼き物の町です。車椅子で行く益子町。益子焼関連施設を中心に、現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

 

 

○町中心部のバリアフリー概況

益子町はバリアフリー化に力を入れています。いくつもの窯元ショップが並ぶ「城内坂」沿道には、複数の公衆トイレがあり障害者用トイレが併設されています。

また「城内坂」の歩道は、まずまずの整備状況で、段差のないバリアフリー仕様ではありませんが、広さがあり路面のデコボコなどはあまりありません。「坂」ですから緩やかな傾斜路ですが、車椅子での散策が出来るレベルの傾斜です。

 

○陶器市は大混雑

春と秋の「陶器市」は人気です。この期間に車椅子でお出かけする場合は、周辺道路の渋滞や駐車場の満車、イベント会場の混雑などを覚悟して下さい。

 

○駐車場の状況

「陶器市」期間以外の、通常時の駐車場の状況です。町の中心部に近い無料駐車場は、町営が4か所、共販センターの駐車場が第一から第四まであります。

4か所の町営無料駐車場は、中心部までやや距離があり、且つ収用台数が30台、40台、50台、150台です。

車椅子利用者にお薦めなのは「益子共販センター」裏手の「共販センター第三駐車場」です。「新館」と呼ばれている建物の裏にある450台収容の駐車場で、新館前に障害者用駐車区画があります。もっともフラットな上、アクセスがバイパス方面からになるので、空いている確率が高い駐車場です。

 

○「益子共販センター」のバリアフリー状況

益子焼の陶芸品ショップが並ぶ「城内坂」。その中心施設が、日本一の大たぬき「ぽんたくん」がシンボルの「益子共販センター」です。

第一駐車場を中心にコの字型に建物が配置されています。9つのほどの建物があり、5つの建物には2F・3Fがありますが、エレベーターはありません。日本一の大たぬき「ぽんたくん」は第一駐車場の出入口近にあり、記念撮影用の簡単なセットが用意されています。障害者用トイレは、第一駐車場の横に設置されています。

第三駐車場から「新館」へは、ほぼバリアフリーに入ることができます。日用品系の益子焼商品、新鮮野菜などの産直品や加工食品、地元の銘菓などが販売されている「益子共販センター」内では最大規模の建物です。店内1Fは、車椅子で利用できます。

店内を抜けて第一駐車場側にでると、簡易タイプのテーブルや椅子が幾つか置いてある、「屋外休憩コーナー」があります。飲食は自由。ここはフラットで椅子やテーブルは可動式なので、車椅子で利用できます。

車椅子で行く焼き物の町「益子」バリアフリー情報

○「益子陶芸美術館」のバリアフリー状況

益子の代表的な文化施設が「陶芸メッセ・益子」で、その中核施設が「益子陶芸美術館」です。美術館は1993年に開館した施設ですが、バリアフリーで車椅子での利用は可能です。有料の「益子陶芸美術館」と「笹島喜平館」の入館料は、障害者手帳の提示で本人と介助人1名が無料に減免されます。

車椅子利用者は車の利用が便利。アクセスルートは、「益子共販センター」の第三駐車場が起点です。途中に4か所ほど一般駐車場があり、最後の4番目の駐車場を過ぎて、いましばらく進むと美術館に到着します。美術館の正面入り口前に、縦列駐車で2台分の障害者専用駐車スペースがあります。

車椅子で行く焼き物の町「益子」バリアフリー情報

「益子陶芸美術館」は、コの字型”に配置された2F構造で常設展と企画展のコーナーがあり、定期的に展示物が入れ替わります。館内にはエレベーターが1基ありフラット構造。車椅子での鑑賞に問題はありません。

車椅子で行く焼き物の町「益子」バリアフリー情報

“コの字型”の正面からみて左側は、ミニ展示室と喫茶、土産物のコーナー。益子焼も売っています。障害者用トイレは喫茶コーナーの隣にあります。

隣接する「笹島喜平館」へは、バリアフリーに移動できます。「笹島喜平館」内は小さな展示室があり、棟方志功氏の弟子、木版画家の笹島喜平氏の作品が展示されています。館内はバリアフリーで、車椅子での利用に問題はありません

車椅子で行く焼き物の町「益子」バリアフリー情報

「益子陶芸美術館」は山頂。山の中腹に「陶芸メッセ・益子」の施設として、益子焼の名工濱田庄司氏が住んでいた邸宅を移築した「旧濱田庄司邸」。濱田庄司氏が生前愛用していた焼き窯を移築復元した「登り窯」。そして「陶芸工房」があり、バリアフリーではありませんが、車椅子でも眺めることはできます。近くに駐車スペースがあるので、無理のない範囲なら車椅子から鑑賞できます。

 

○道の駅などの施設状況

陶器以外の観光なら「道の駅ましこ」の利用がお薦めです。2016年に開業した道の駅で、バリアフリーです。

この他に真岡ICから益子を目指す通り道に「JAはが野益子フレッシュ直売所」があり、昔ながらのタイプの産直ショップですが決定的な段差などはないので、車椅子での利用は可能です。公衆トイレには障害者用があります。

車椅子で行く焼き物の町「益子」バリアフリー情報

JAはが野が運営する「観光いちご団地」は、時間無制限でいちご狩りが楽しめるいちごハウス。東京ドーム一個分の広さに、111棟のいちごハウスがありますが、バリアフリー仕様ではありません。

車椅子で行く焼き物の町「益子」バリアフリー情報

 

「益子陶芸美術館」はバリアフリーレベルが高く、車椅子利用者にお薦めできます。「益子共販センター」は、段差や傾斜があるので注意して利用して下さい。「道の駅ましこ」は新しくてバリアフリーな施設です。