車椅子で行く日光 お薦め観光スポットバリアフリー情報

車椅子での日光観光は簡単ではありません。例えば「東照宮」周辺は深い砂利路面を通り、段差を上ります。「華厳ノ滝」はエレベーターを下りた先に段差があり、車椅子では手前からの観曝になります。

車椅子で楽しめる日光および奥日光の観光スポットはどこか。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

 

○車椅子で自然に触れる

 

~車椅子から雄大な自然を観ることが出来る、景勝地の観光情報です~

 

「竜頭ノ滝」

急坂路を車椅子で上れば眼前に滝があり、絶景を楽しめる名瀑です。

ただし短いながらも急坂を上ります。並みの車椅子利用者は自走では無理。パワーがある電動車椅子でも万が一の転倒が心配なので介助者が必要です。

車椅子で「竜頭之茶屋」の「観曝台」を目指します。竜頭ノ滝は全長210mもある長い滝。「竜頭之茶屋」の「観曝台」からは、滝の最下流の箇所、流れが二つに分かれて落差60mの滝壺へ流れ込む場面が、眼前に広がります。

竜に見える、と聞くと竜の全体像をイメージしますが、「竜頭ノ滝」の場合は、竜の顔を正面から見るイメージです。正面の岩が竜の顔で、両脇を流れ落ちる滝の水流が竜の髭に見える「竜頭ノ滝」です。

竜頭ノ滝

「竜頭之茶屋」には無料駐車場があります。障害者用駐車区画の設定はありません。

駐車場からみて「竜頭之茶屋」は崖の上にあるイメージ。急な傾斜路ですが道は舗装路です。

竜頭ノ滝

「竜頭之茶屋」に到着し、そのまま真っすぐ店内奥に進むと、すぐに「観曝台」に着きます。無料で利用できる「観曝台」です。

 

 

 

「湯滝」

奥日光の「湯ノ湖」から流れ落ちる高さ約70mの滝です。「竜頭ノ滝」よりも傾斜は緩いアップダウン路を車椅子で進むことができれば、観曝台にいくことができます。

県営の有料駐車場を利用します。冬季は無料になりますが、雪や氷の世界になる厳冬の地なので、車椅子での冬季の観曝は積極的にはお薦め出来ません。

収用台数が普通車58台しかないので、観光シーズンは満車の可能性が高い駐車場です。駐車場から「湯滝」観曝台までは、一般的な車椅子利用者なら通行可能なレベルの舗装された傾斜路です。

「湯滝」を落ちる水は、この先戦場ヶ原に流れていきます。

湯滝

 

 

「湯ノ湖歩道」

奥日光「湯ノ湖」は、秘境感もある山中の堰止湖ですが、湖畔にバリアフリー歩道があります。

「日光湯元ビジターセンター」周辺に無料駐車場があり、障害者用駐車区画が用意されます。駐車場からレストハウス方面に向かいます。歩道は少しデコボコがありますが、一般的な車椅子での通行に問題はありません。

湖寄り箇所に横断歩道があるので、そこで湖側に渡ります。この先は舗装面がほぼフラットな歩行者専用歩道。レストハウスの横を通過し湖の奥の方向へ進みます。車椅子で快適に通行できる一般歩道です。

そして「休暇村日光湯元」に近づいたところに、バリアフリー木製歩道の入口があります。湖畔の林間を抜ける木製歩道です。

湯ノ湖歩道

このバリアフリー歩道は、路面に細やかな配慮があります。フラットな区間は一般的な木材が敷かれていますが、ところどころにある緩やかな傾斜の箇所になると、細かく横に刻みが入った木製の路面に変化。水が溜まらない、滑らないための配慮です。

傾斜といっても、本当にごくわずかの緩やかな傾斜なので、車椅子での通行に問題はありません。

とても丁寧に造られている木製歩道です。歩道の幅は通常サイズの車椅子なら、2台並ぶほどの広さがあります。

歩道の終点には、湯ノ湖を臨むバリアフリーな展望デッキがあります。湖に向かって突き出した20坪ほどの木製デッキから、「湯ノ湖」と「男体山」の絶景を楽しめます。

湯ノ湖歩道

この先も湖の周囲を廻る遊歩道がありますが、未舗装の歩道です。

途中にある「休暇村日光湯元」は、スロープ設置などバリアフリー改修が施された施設です。障害者用トイレの用意もあります。

厳冬の地なので、車椅子では春から秋のお出かけをお薦めします。

 

 

 

○車椅子で歴史と自然を知る

~知的好奇心が刺激されるバリアフリーな文化施設の紹介です~

 

「日光田母沢御用邸記念公園」

大正天皇、昭和天皇の避暑地、そして今上(平成)天皇も戦争末期には疎開先としてお住まいになられた「田母沢御用邸」が公開されています。2000年に改修工事が完了し、バリアフリーになりました。

公衆トイレには障害者用トイレがあります。また御用邸の建物内のトイレにも障害者用が用意されています。

アクセスは車が便利。駐車場は御用邸の道を隔てた反対側。障害者用駐車区画が2台分あります。駐車料金は御用邸に入場しても減免されません。障害者減免もありません。

少し傾斜のある駐車場ですが、障害者用スペースの付近に駐車できれば、ほぼフラットに道に出られます。すぐに横断歩道があるので、そのまま御用邸まで車椅子で移動できます。

現地では、障害者手帳の提示で本人と介助者1名の入場料が無料に減免されました。障害者減免制度は正式には表明されていません。運用が変わる可能性はあります。

最初は御用邸の建物内を歩いて見学します。自分の車椅子で邸内に入れます。建物内に入るときは車椅子を拭いて綺麗にします。前回は雑巾を貸していただけました。出来れば雑巾を持参することをお薦めします。貸し出し用の車椅子もあります。

日光田母沢御用邸記念公園

建物内1階はほぼ段差がありません。2階・3階があり、階段でしか上がれません。

建物に入ってすぐのところに、ビデオガイドが流れている部屋があります。予習してから見学すると、より理解が深まります。また所々にスタッフの方が解説をするスポットがあります。

建物を出ると、お庭の見学です。お庭もほぼ全域車椅子で回れます。多少の坂はありますが、大きな問題はありません。

日光田母沢御用邸記念公園

お庭を出ると、休み処、土産屋があります。

「田母沢御用邸」内には冷暖房がありません。避暑用の御殿です。冬季の利用は防寒対策が必要です。

 

 

 

「日光自然博物館」

「中禅寺湖」の湖畔、「華厳ノ滝」エレベーター乗り場の近くにある博物館です。日光の地形と成り立ち、動植物の生態などを学ぶことが出来ます。

アクセスは車が便利。専用駐車場はなく、公共駐車場「華厳第一駐車場」を利用します。駐車料金の障害者減免はありません。

駐車場から博物館まではフラットな舗装路です。ただし冬季は降雪、積雪の可能性があります。

「日光自然博物館」は有料の博物館ですが、障害者手帳の提示で本人の入館料が無料に減免されます。障害の等級によっては介助者も減免されます。

博物館は2フロア構成でエレベーター、障害者用トイレ有り。1Fには映像ホール、2Fには展示室などがあります。明治以後の国際避暑地としての日光の文化史を学ぶことも出来ます。

 

 

 

「日光湯元ビジターセンター」

1994年に開設された環境省の施設です。駐車場無料、入館無料で、奥日光の地形、動植物の生態、ハイキングコースなどを紹介します。

駐車場は道を挟んだビジターセンターの正面にあり、障害者用駐車区画が用意されています。

入口へのスロープがあり車椅子での入館は可。ただし地面からスロープに乗り上げるところに5㎝ほど段差があります。

日光湯元ビジターセンター

トイレは、ビジターセンターの本棟の横に独立トイレ棟があり、障害者用トイレが併設されています。ただし冬季は積雪で利用が難しくなるトイレです。

センターは館内に入った瞬間に全貌を見わたせる広さですが、詳しい解説がある展示物が数多くあります。

館内の床はフラットで通路幅は余裕があり、車椅子では見難い展示もありません。車椅子で利用できるビジターセンターです。

展示物として通路脇のベンチのような台の上に動物の毛皮があります。中には顔つきの熊の毛皮も。自由に触れる毛皮なので、熊の毛の肌触りを確かめられます。

館内には「自然情報検索パソコン」と称された端末が数台設置されています。奥日光の動植物の情報、奥日光の地形や自然が形成された歴史、観光案内など、展示物よりも更に詳しく多彩な情報を見ることができます。

ビジターセンター内のスタッフの皆さんに質問をすると、実に博学な知識をもって答えていただけます。疑問があればどんどんスタッフに聞いてください、という案内です。

 

 

 

○車椅子でお土産を買う

 

~日光観光を楽しみながら買い物が出来る、バリアフリーショップの情報です~

 

「太子食品日光工場直売所」

日光の美味しい水でお豆腐が作られます。

年末年始以外は土日も営業している、バリアフリーで試食も楽しめる豆腐工場の直売所です。周囲は緑豊かな自然あふれる環境。青森が本社の「太子食品」の日光工場。工場見学ができることでも有名ですが、見学は階段を通るので車椅子では難しいコース設定です。直売所は1F。バリアフリー構造で障害者用トイレがあります。

太子食品日光工場直売所工場入口には守衛所などはありません。そのまま敷地内へ入っていくと来場者用の駐車区画が現れます。障害者用駐車区画はその先、直売所入口の横に用意されます。

太子食品日光工場直売所店内はフラットでスペースの余裕があります。試食品専用の冷蔵ケースがあり、試食用のお豆腐がカットされて並べられています。他にゆばや豆乳なども。

セルフでケースから取り出して、試食をする方式です。セルフマシン利用でのお茶やコーヒーの用意もあります。そして試食できるテーブルや椅子があり、お醤油など調味料がセットされています。紙のおしぼりの用意もあります。至れり尽くせりの試食コーナーで、出来たてのお豆腐を車椅子で試食できます。

気に入った商品は、冷蔵陳列台にある商品を手に取りレジへ。工場直売品のお土産がバリアフリーに購入できます。

 

 

 

 

「大笹牧場」

車椅子でお買い物ができる観光牧場です。

古い歴史をもつ牧場ですが、観光牧場のなかではバリアフリー度が高い施設です。日光から霧降高原に向かうロケーションなので、観光のピークは夏場。涼しい高原で牧場遊びが楽しめます。

駐車無料、入場無料の牧場です。

広い駐車場があります。観光シーズンは誘導係のスタッフがいるので、車椅子利用者はその旨を申告相談してください。障害者用駐車区画の用意があり誘導していただけます。

障害者用トイレは2か所。いずれも独立棟トイレ内です。

レストハウス入口には車椅子用のスロープがあります。売場内の通路幅は、それほど余裕はありませんが、極端な混雑がなければ車椅子で利用可能です。

ショップには、牛乳やソフトクリームなどの乳製品、ハムやソーセージなど、観光牧場の定番は揃っています。お菓子類も豊富です。

ショップ以外には、ジンギスカンハウス、ふれあい動物園、乳搾り体験、生キャラメルづくり体験。夏場はオートキャンプ場、冬場はスノーモービル広場。観光牧場でイメージできることは、すべて用意されています。

 

 

 

「戦場ヶ原三本松園地」

戦場ヶ原で買い物ができます。

「三本松園地」の語源は、かつて三本の松があったこと。残念ながら枯れてしまい、今はありません。標高1,400m、男体山をバックにした広い駐車場がある園地です。

施設構成は、駐車場、数軒のお土産屋&食事処、公衆トイレ、そして「園地」と称される緑の公開空地です。

駐車場には障害者用駐車区画が2カ所配置。駐車場の出入口近くの戦場ヶ原展望台に行くには近い場所と、駐車場奥の公衆トイレの近くです。

1998年に建てられた独立棟の公衆トイレに障害者用トイレが併設されていますが、水が氷るので冬季は閉鎖されます。

数軒の土産屋と食事処は、完全バリアフリーとまではいきませんが、ほぼほぼ車椅子でも何とかなるお店です。お店を選び、行動する場所を選べば、車椅子でも利用可能です。

戦場ヶ原三本松園地

一番の老舗である「千本松茶屋」は明治4年の開業で145年の歴史があります。現在の社長は3代目。初代、2代目と、いずれも社長を50年以上務めています。すでに4代目も2003年に入社済みです。

「園地」には「開拓農地・・・」という掲示や碑が何か所かにあります。ここは第二次大戦後、満州開拓団の引き上げ地になり、開拓された「戦場ヶ原開拓農地」です。

未舗装なので車椅子での散策はやや厳しいのですが、頑張って開拓農地方面に進むと、北海道の開拓地を思い起こすような農地が広がってきます。「園地」の見ものは、バックにそびえる男体山の雄姿です。

戦場ヶ原をのぞむ展望台は、駐車場から道を渡って20mほど進んだ場所。手前まで車椅子で行くことができますが、段差があり車椅子のままでは上れません。

戦場ヶ原三本松園地

展望台への階段は2ルートあり、一つは手すりも何もない階段。もう一つは、手すりはありませんが横柵があり、その上部に手を添えることは出来る階段です。

5段ほどの階段を上ることが出来る人は、展望台からの戦場ヶ原を臨めます。ちなみに戦場ヶ原は、この地で神様が戦ったという伝説が語源です。

 

 

 

障がいの状況に応じて無理のない範囲で、車椅子で日光観光をお楽しみ下さい。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県南編~

「道の駅」は車椅子で利用出来る施設です。しかし現地のバリアフリー状況はそれぞれ。車椅子目線での情報と施設の特徴を紹介します。

本稿は栃木県の南部(小山市、野木町、栃木市、佐野市、足利市)にある「道の駅」情報です。開業年が新しい順に紹介します。

 

 

「道の駅にしかた」(栃木市)

2009年開業して、2014年にリニューアルをしている道の駅です。物産館、産直ショップ、食事処、独立トイレ棟の構成で、障害者トイレはトイレ棟と食事処の2か所に用意されています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県南編~

障害者用駐車区画は2台分用意。敷地内入場口の近く、一般駐車場とは離れた場所に設定されています。屋根付き駐車場で、雨の日でもトイレ棟までは濡れずに行ける設計です。ただしこの障害者用駐車区画はスペースに余裕がありません。広い乗降スペースが必要な車椅子利用者は、むしろ一般駐車区画の利用が便利です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県南編~

「交流物産館さくら」と「農産物直売所 ふれあいの郷」は、店舗面積そのものに余裕がなく、店内通路幅も標準以下です。車椅子での店内回遊は楽ではありません。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県南編~

「農村レストランふるさと一番」棟は、バリアフリー上の問題はありません。食事処の店内は広く、車椅子での利用に問題はありません。営業時間は午後9時まで。お酒もあります。また食事処の入口はテイクアウトのアイス屋があり、車椅子で購入ができます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県南編~

施設のマスコットは、コシヒカリを手に持ったイチゴの妖精「キララちゃん」です。

 

 

「道の駅思川」(小山市)

2006年開業の大型道の駅。高速道路の大型サービスエリアのイメージに近い施設です。施設棟は「小山物語館」。屋外の「ワイワイ広場」は、グランドゴルフ2面、ゲートボール4面、大きな自由広場があります。

障害者用駐車区画は3台分を用意。障害者用トイレは2戸用意されています。施設棟「小山物語館」の周囲と内部はフラットで、車椅子での利用に大きな問題はありません。

「小山ブランドの創生と発信」がキャッチコピーの施設。「小山物語館」では、農産物、各種加工品、お菓子、お酒、お肉など地元の生鮮品から、アイス屋、ケーキ屋、パン屋、たこ焼きタイ焼き屋も入っています。花屋コーナーも充実。結城紬など工芸品も売られています。いずれもキーワードは「小山ブランド」。全部小山のものしか使っていない豆腐などがあります。ただし通路の広さは並みレベルで、混みあうと車椅子での店内回遊はやや苦戦します。

レストラン「小山食堂さくら」はバリアフリーです。メニューは「小山」がキーワードで、地元産の蕎麦や、小山牛の料理などが味わえます。

 

 

「道の駅みかも」(栃木市)

開業は2004年。2015年4月にリニューアルして、産直ショップの什器が一新され、通路幅がワイドになりました。ショップと食事処が入るメイン棟と、独立したトイレ棟、そして別棟の無料休憩所で構成される施設です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県南編~

障害者用駐車区画はトイレ棟の前に3台分を用意。障害者用トイレはトイレ棟に1戸用意されています。佐野藤岡インターの近くで、観光シーズンの週末はとても賑わいます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県南編~

「新鮮野菜直売所・物産館」は、通路幅に余裕があり、少々の混雑なら車椅子での店内回遊は可能です。ご当地アイドル「とちおとめ25」のポスターが張られ、CDが売られています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県南編~

食事処「レストランみかも」は、セルフサービスですが、フラットでテーブル席、店内スペースに余裕があり、車椅子での利用は可能です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県南編~

別棟の無料休憩所「みかも亭」は、半分はお座敷席、半分はテーブル席。テーブル席なら車椅子で利用できます。産直ショップで買ったお弁当などを自由に食べることができます。

 

 

「道の駅どまんなかたぬま」(佐野市)

開業は2001年。日本の中心点に位置するので「どまんなか」と称しています。屋内施設は大きく2棟に分かれます。レストラン、フードコート、アイス屋、お土産ものなどがあるメイン棟と、団子屋などの屋台も併設された産直ショップ棟です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県南編~

駐車場は施設の両側で、どちらにも障害者用駐車区画があり、合計で10台分障害者用が用意されています。館内放送で「障害者用駐車場は障害のある人専用です」というメッセージが頻繁に流れます。駐車場から施設へのアクセスルートには段差はありません。障害者用トイレは、屋内と独立棟トイレの中、合計2戸用意されています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県南編~

メイン棟の通路はフラットで主なドアは自動ドアです。特に中華料理のレストランはバリアフリーで、車椅子での利用に大きな問題はありません。

産直ショップ棟内は、やや配慮に欠けた通路設定の箇所があり、混雑すると車椅子での店内回遊は苦戦します。また産直ショップ店内の半分は、床面が外側に向かって少し下がっています。当然販売台もちょっと斜めになっています。わずかな傾斜なので、車椅子が動けないということはありませんが、注意して利用して下さい。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県南編~

屋外は屋台が出店し、とても活気があります。敷地内には子供向けの遊び場や、無料の足湯施設があります。足湯は車椅子利用者への特別な配慮はありません。季節毎にイベントが開催され、毎日がお祭りのような雰囲気の道の駅です。

 

 

栃木県「道の駅」の紹介記事は、別に「栃木県北編」「栃木県東編」「栃木県央編」を掲載しています。クリックすると別稿が開きますので、ぜひご覧下さい。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編~

「道の駅」は車椅子で利用出来る施設です。しかし現地のバリアフリー状況はそれぞれ。車椅子目線での情報と施設の特徴を紹介します。

本稿は栃木県の東部(真岡市、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町)にある「道の駅」情報です。開業年が新しい順に紹介します。

 

 

「道の駅ましこ」(益子町)

2016年開業。現時点では栃木県内で最も新しい道の駅です。施設全体段差の無い構造。上質で上品な益子の魅力を発信するバリアフリー施設です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

障害者駐車区画は屋根無しで2か所に合計7台分を用意。

障害者用トイレは屋外から利用するトイレに一つ。そして屋内トイレにも一つ。屋内トイレの障害者用個室はスペースが狭く、車椅子が一台入るといっぱいのサイズです。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

総合案内は「ましこのコンシェルジェ」。観光案内、シーズン中は「イチゴ狩り」の受付、レンタサイクルの手配などを行います。また「移住・定住サポート」も担当。住居の不動産情報の掲示があります。

2019年2月は、益子焼の器を使った地元レストランのメニューを展示。益子焼の技とシェフの腕、そして食材の良さが伝わる企画です。

館内にはゆったりしたスペースに「益子の手仕事」を紹介する企画展示コーナーがあります。また館内には「作家棚」があり、益子焼の作家150人のカップが展示されています。

2019年2月は、益子焼の器を使った地元レストランのメニューを展示。益子焼の技とシェフの腕、そして食材の良さが伝わる企画です。

益子の食材を活かし、益子焼の器を使用する食事処は「おもてなしカフェレストランましこのごはん」。店内はフラット、可動式のテーブルと椅子席なので、車椅子での利用は可能です。フラットなテラス席もあります。

2019年2月は、益子焼の器を使った地元レストランのメニューを展示。益子焼の技とシェフの腕、そして食材の良さが伝わる企画です。

ショップの品揃えは多種多彩。工芸品から加工品、お菓子、農産物と、地元の産品が並びます。ジャムやドレッシング、プリンなど、オリジナル企画商品も積極的に開発。通路幅に余裕があるので、多少の混雑程度なら車椅子で買い物ができます。

2019年2月は、益子焼の器を使った地元レストランのメニューを展示。益子焼の技とシェフの腕、そして食材の良さが伝わる企画です。

建築物としても見る価値があります。木と土と煉瓦。栃木、益子の魅力を表現した建築デザインです。什器やゴミ箱なども注目です。

2019年2月は、益子焼の器を使った地元レストランのメニューを展示。益子焼の技とシェフの腕、そして食材の良さが伝わる企画です。

 

「道の駅サシバの里いちかい」(市貝町)

2014年開業。駐車場から屋内施設に至るまでに、段差やスロープが全くありません。農産物直売所棟、アイス屋や惣菜屋入る農産物加工所棟、軽食販売やアクセサリー販売などがある「ふれあいスペース」棟が並び、少し離れた場所に「地域情報館」という名称の催事ができる別棟があります。以上の4棟構成です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

各棟ともバリアフリーなので車椅子の利用に問題はありません。ただ一棟単位でみると、屋内はそれほど広くはなく、車椅子でゆとりをもって回遊できるほどのスペースはありません。

障害者用駐車スペースは3台分用意されています。場所はトイレの側で、他の一般車の駐車場とは完全に分かれた専用駐車区域方式です。

トイレは別棟が駐車場脇に一棟。障害者用トイレが2つ併設され、オストメイト対応はそのうちの1つにあります。農産物加工所棟屋内に通常のトイレがありますが、障害者用トイレはありません。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

「サシバ」とは、絶滅が危惧されている猛禽類の鳥。道の駅のキャラクターは「サシバのサッちゃん」。その子供風のキャラクターが「イッちゃん」と「カイちゃん」です。

 

 

「道の駅はが」(芳賀町)

2002年開業。日帰り温泉施設がある広い敷地に建つ複合型道の駅です。駐車場の収容台数は約420台。障害者用駐車区画は4台分の用意があります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

トイレは別棟トイレと屋内トイレがあり、どちらにも障害者用が併設されています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

温泉棟と東西物販棟があります。

東棟は産直ショップとお土産品などの物産館。外向き屋台方式で、たこ焼き屋もあります。ショップの中の通路幅は余裕があり、車椅子での買い物は可能。出入口のドアは自動ドアです。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

西棟はアイス屋、惣菜屋、お食事処、休憩スペースなどがあります。いずれも車椅子での利用は可能。お食事処は各種定食類などが、お手頃な価格で楽しめます。アイスの一押しは「とちおとめアイス」。休憩スペースは、大きなテーブルに椅子が並んでいるだけなので、車椅子での回遊通路は確保でき、アイスや惣菜を買ってテーブルで食べることが出来ます。

 

 

「道の駅にのみや」(真岡市)

開業は1997年。栃木県で2番目に誕生した道の駅です。イチゴ生産量日本一の真岡市、イチゴに特化した道の駅です。街路照明にはイチゴがデザイン、「いちご展示温室」「いちごふれあい館」などがあります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

駐車場の障害者用駐車区画は2台分。もし満車でも駐車場は広々しているので、乗降しやすい場所に停めることはできます。トイレ棟に障害者用トイレが1つ併設さ。広くて設備もよく、清潔感があるトイレです。

物販コーナーはアウトドアに近いスタンド販売コーナーが広い面積をとっています。季節の農産物やイチゴが山積みで売られます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

アウトドアコーナーの先に、インドアショップコーナーがあります。インドアショップの通路はそれほど余裕はなく、車椅子での回遊はギリギリです。

併設してセルフ方式の食堂があります。この食堂はゆったりした通路で、車椅子での利用が可能です。

また外向け屋台形式で「いちご系ジェラード」「いちごシュー」「いちごロール」などが販売されています。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

最新のバリアフリー施設ではないので、路面が一部デコボコし、昔ながらのサイズの狭いドアがあり、無駄な斜面があります。それでも全体的には、車椅子での利用は可能な施設です。

ここは真岡市の二宮町。かつて二宮尊徳が活躍した地で、この道の駅の物販ショップの店名は「尊徳物産館」、食事処は「金次郎食堂」。町には「二宮尊徳資料館」があります。

二宮尊徳は、役人としてこの地に36歳から52歳までの26年間を過ごしたということ。「勤労」「分度」「推譲」の「報徳の教え」は、この地で実践された行政手法ということです。二宮尊徳といえば小田原の人。この地はかつて小田原藩の飛び地「下野国桜町領」。この飛び地のエリア経済再生のために、二宮尊徳は小田原から役人として赴任し活躍しました。

 

 

「道の駅もてぎ」(茂木町)

1996年に、栃木県で最初に道の駅登録になった施設です。元々の設計は段差構造ですが、改装されて車椅子で利用しやすい施設に進化してきました。

施設の横に真岡鉄道の線路があり、週末はSLが走ります。駐車場や食事処からSLを見える道の駅です。SLの通過予定時刻は、12時頃と14時30分頃です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

障害者用駐車区画は4台分。場所は施設側ではなく、施設メイン棟正面から車道を渡った先になります。週末は混雑することが多い道の駅です。駐車スペースに困ったら、誘導スタッフに相談してください。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

商業施設棟は3つ。メイン棟には産直ショップと物産ショップ、ラーメン店、そしてアイスやたい焼きのテイクアウトショップがあります。いずれもスペースに余裕はありませんが、フラット構造なので車椅子での利用は可能です。ラーメン店は近年大人気で、ランチタイムは行列が出来ます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

 

メイン棟の横に食事処「桔梗」があります。ここは一般的な可動式のテーブルと椅子の席なので、車椅子での利用は可能です。

もう一つの商業棟は「バウム工房ゆずの木」。店内のスペースに余裕があり、車椅子で利用しやすい店舗です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

公園エリアの名称は「十石河川公園」。大型遊具やオブジェなどがあるスペースで、舗装箇所は車椅子での通行は可能です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

週末は内部公開される「旧古田土雅堂邸」は、入口が階段で内部は土足禁止。車椅子では外観だけの見学になります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

トイレは一か所で障害者用トイレは一つ。2017年に大改装をおこない、綺麗なトイレに生まれ変わりました。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~栃木県東編

 

 

栃木県「道の駅」の紹介記事は、別に「栃木県北編」「栃木県南編」「栃木県央編」を掲載しています。クリックすると別稿が開きますので、ぜひご覧下さい。