足利市立美術館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

足利市立美術館

1994年に開館した栃木県足利市の施設です。市営の集合住宅に併設された美術館で、1Fから3Fの3フロアが美術館、4F以上は住宅という構造です。

足利駅から徒歩7分の案内。来館者用の駐車場は複数か所用意されています。もっとも便利な駐車場は「美術館前広場駐車場」で、その名の通り美術館エントランス前の広場が駐車場です。駐車区画の線引きはありませんが、車椅子マークと「専用」とペイントされたパイロンが1つ置かれています。他の車とバランスをとった位置に駐車してください。

足利市立美術館

駐車場からの階段の上に、美術館のエントランスがあります。

足利市立美術館

車椅子では段差回避迂回スロープ路を上がり、エントランスに向かいます。周囲には屋外アートが展示されています。

足利市立美術館

エントランスの反対側にも屋外アートがあります。

足利市立美術館

美術館の入口はフラットで幅広い自動ドアで、車椅子で問題なく入館できます。このフロアは2Fです。エントランスホールもフラットな構造。ここに受付があります。

足利市立美術館

足利市立美術館の展覧会の観覧料は障がい者減免制度があり、規定により通常は本人と介助者1名が無料に減免されます。受付に障害者手帳等を提示して減免措置を受けます。料金は展覧会毎に設定されるので、障がい者減免制度の適用については、念のために観覧する展覧会ごとに確認してください。

2Fのエントランスホールには、フリーテーブルと椅子が配置され、書架にある図録などを自由に閲覧できるコーナーがあります。

足利市立美術館

その奥がミュージアムショップ。ここは階段があり段差回避スロープや昇降機はありません。

足利市立美術館

バリアフリートイレは2Fと3Fにあります。下の写真は2Fのトイレです。スペースは一般的なサイズでウォシュレット付き便器が備えられています。

足利市立美術館

次の写真は3Fのトイレ。同じような設備です。どちらにもオストメイト装置、ユニバーサルベッドはありません。

足利市立美術館

1Fは「多目的ホール」があるフロアで、展示室は2Fに「展示室1」と「特別展示室」、3Fに「展示室2」と「展示室3」があります。すべての展示室はフラットなバリアフリー構造です。常設展はなく、企画展やテーマ展が開催されます。今回取材時は展覧会「高山良策展」が開催中。展示室内は写真撮影が禁止でした。下の写真は、2F「展示室1」の入口です。

足利市立美術館

館内にエレベーターが1基あります。かごは小さいサイズで、普通の車椅子と他2名程度はのることができます。

足利市立美術館

足利市立美術館は、ミュージアムショップだけは車椅子で利用できませんが、それ以外は車椅子で利用できる美術館です。

足利市の障がい者施設「こころみ学園」が運営する「ココ・ファーム・ワイナリー」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2021年10月に執筆しました)