静岡県 道の駅掛川 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

「道の駅掛川」は2005年に開業した施設です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

国道1号線の掛川バイパス沿い、周囲は深い緑に囲まれた立地です。そこに地元の新鮮野菜が運び込まれ、地元の人を中心に集客しています。

掛川はお茶処です。道の駅の周辺も、いたるところがお茶畑。ブランド名は「掛川茶」。 深蒸し製法が特徴です。道の駅の中にもお茶屋さんが入っています。

地産地消のビジネスモデル

駐車場のバリアフリー状況です。今回は日曜日の取材でしたが駐車場の車は圧倒的に地元ナンバーが多い、地元の人の休日のお出かけ先として人気があります。

到着時は駐車場の入口で3台程度の待ちが発生している状況でした。満車なのかと思いましたがそうではなく、スタッフが車の出入りを微調整して場内に誘導しています。

施設棟を取り巻くように駐車場が配置され、2か所に身障者用駐車スペースがあります。最初の身障者用駐車区画は屋根無し、施設をぐるりと廻った裏手の駐車場の身障者用駐車区画は屋根付きです。合計で6台分の身障者用駐車区画があります。さらに少し離れた場所にも駐車場があります。

施設の全体構成です。直売所、お土産コーナー、食事処などが入るメイン棟、別棟の休憩所、独立トイレ棟の構成です。施設屋外には屋台が出店しています。

メイン棟のバリアフリー状況です。メイン棟は大きな施設です。フラットな床面、自動ドア、車椅子が通行できる通路幅など、基本的なバリアフリー要件は満たしています。様々な売場、お店が入ります。

「特産物直売所」のパンフレットの前面に掲載されているのは、トマト、メロン、いちご、小芋。売り場にはそれ以外、葉もの、根もの他何でもあります。

「みやげ処」はハム、ソーセージ、ヨーグルトなどが特産で、瓶入りのヨーグルトがあり、食後に瓶を返却すると瓶代がキャッシュバックされます。

飲食店はレストラン「うまい処」、蕎麦うどんの「仙の房」、手作り料理の「茶茶はちまん」、掛川茶が楽しめる「お茶処東山」、ソフトクリームなどの「喫茶コーナー」があります。他にはCVSと宝くじ売り場が入ります。

メイン棟のバリアフリー状況

休憩所のバリアフリー状況です。別棟の休憩所の外観は塔のような形状です。入口はスロープがあります。ドアは手動開閉式です。

休憩所としては1Fのスペースだけで、それほど広くはなく、収容人員は20名程度の施設です。何か買って食べるなら、ここの利用になります。空いていれば車椅子で利用できる構造です。今回の取材は夏でしたが、休憩所は冷房が良く効いていました。

塔のような外観形状の休憩所の上部は、特に何もないようです。シンボルタワー的な意味合いで設計されたと思われます。

トイレ棟のバリアフリー状況です。トイレはトイレ棟だけで館内にはありません。バリアフリートイレは1つ。取材時点では、開業以来設備的なメンテナンスがないようで、かなり老朽化が進んだ状態でした。

「道の駅掛川」は、大きな物販売場と多彩な飲食サービスが魅力。地産地消のビジネスモデルで賑わっている活気ある施設です。

掛川市の「資生堂アートハウス」と「資生堂企業資料館」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2015年8月の取材に基づいています)

茨城県 道の駅グランテラス筑西 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

茨城県筑西市の「道の駅 グランテラス筑西」は、車椅子で利用しやすい施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

道の駅 グランテラス筑西

2019年7月のオープン。直売所と食事処が中心の従来型の道の駅ではなく、多様なニーズに高い品質で応える複合的なサービスの提供を目指した、4棟構成の施設です。

有料のキッズスペースやドッグラン、収穫体験コースがあるBBQ施設、コインランドリーやコインシャワーがあるリラクゼーションルーム、スポーツ施設スラックラインパーク、地元の伝統工芸販売コーナー、2軒のレストランとフードコートにスタバ、CVSなどがあります。

道の駅グランテラス筑西

 

施設全域、段差はありません。唯一BBQ施設へのアプローチに段差がありますが、横にスロープが用意されています。

段差のないフラット設計

2F部にあり筑波山を見晴らす「渡り廊下デッキ」へは、CVSの横からエレベーターで上ることができます。

CVSの横からエレベーター

渡り廊下デッキ」へは、CVSに横からエレベーターで上ることができます。

渡り廊下デッキ」へは、CVSに横からエレベーターで

渡り廊下デッキ」へは、CVSに横からエレベーターで

駐車場は360台以上を収容。満車の場合は施設の外側にある未舗装の臨時駐車場も利用できます。

身障者用駐車区画は「トイレ・情報提供施設棟」の前に屋根付きで6台分あります。屋根は施設内にある4棟すべてにつながります。身障者用駐車区画を利用できれば、雨天でも普通の雨なら心配はありません。

屋根付きの障害者用駐車区画

屋根付きの障害者用駐車区画

屋根付きの障害者用駐車区画

バリアフリートイレの状況です。「トイレ・情報提供施設棟」の中に独立室で1つ。男女別トイレの中に、車椅子が入るサイズのトイレがそれぞれ1つあります。

道の駅グランテラス筑西

独立室のバリアフリートイレはスペースに余裕がある個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置、ユニバーサルベッドが備えられています。

道の駅グランテラス筑西

直売所などが入るメイン棟のなかにあるインドアトイレにも1つ。

トイレ・情報提供施設棟

スタバの裏側の外側から利用するトイレにも1つ。

スタバの裏側の外側から利用するトイレ

合計で5つのバリアフリートイレがあります。ベビーコーナーは「トイレ・情報提供施設棟」内にあります。

トイレ・情報提供施設棟

「芝生広場」を中心にした屋外スペースは、フラットで開放感あふれる空間です。中央部にはステージがあり、イベント会場としての利用が可能です。施設よりのフラット通路場にはフリーテーブルやベンチが置かれ、休憩や飲食に利用できます。

広々とした屋外スペース

広々とした屋外スペース

広々とした屋外スペース

広々とした屋外スペース

農産物やお菓子など物産品売場、フードコート、レストランが入るメイン棟の状況です。

農産物の販売コーナーは面積としては大きくありません。むしろ惣菜やパン、加工品、物産品のコーナーに比重が置かれています。

店内の通路幅は一般的なサイズで、車椅子での移動は可能ですが、混雑すると一部の通路は移動に苦戦します。

フードコートとレストランのスペースも一般的なもので、特別に余裕のある状況ではありません。フードコート側の出入口は自動ドアですが、通路幅が少し狭く、人が1人立っていると車椅子での通行に苦労します。

メイン棟は大きな建物ですが、内部は混雑すると車椅子での移動はやや苦戦するスペース設定です。

グランテラス筑西

グランテラス筑西は、これまでの道の駅を超えた施設を目指しています。混雑以外は車椅子での利用に問題がないバリアフリー施設です。

茨城県にあるすべての道の駅を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2019年9月の取材に基づいています)

静岡県 道の駅潮見坂 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

静岡県湖西市白須賀の「道の駅潮見坂」は、東海道随一の絶景ポイントに建つ道の駅です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

愛知県との県境に近い海沿い、国道1号線のバイパスに面しています。江戸時代、京都から江戸を目指す東海道の行程で最初に海が見えるのがこの地。往時の旅人はこの地で海を臨むと、江戸まで半分来た、と思ったそうです。

2006年開業の道の駅。設備的にはややくたびれてきている道の駅です。身障者用駐車スペースは、屋根付きで3台分あります。トイレは独立棟でバリアフリートイレは1つ用意されます。

メイン棟には直売所と食事処、小さな別棟にお土産ショップ、それに屋台ショップが一軒という構成です。

今回取材時に直売所で販売されていた商品は、ほぼすべてが地元産でした。農産物だけではなく「しらす」などの海産加工品もほぼすべて地元産です。

このエリアは「うずら卵」の産地です。生たまごはもちろん、味付けのうずら卵の加工品などが数種類販売されています。

食事処の看板メニューは「しらす丼」。遠州灘産のしらす干しの丼で、これに浜名湖産の海苔と「うずら卵」を2つかけていただきます。地産地消のメニューです。

この道の駅の自慢が遠州灘一望の「足湯」。施設の外側、国道に向かって配置された太陽熱利用の足湯です。

足湯コーナーまでは車椅子で移動可。そこで腰掛に座って半回転できれば利用できます。まったく立てない障がいのある方は苦しいですが、つかまり立ちが出来るレベルの方なら利用できます。

足湯の目の先は国道を挟んで海、遠州灘の豪快な海原を堪能できます。足湯に入らなくても、ここは展望デッキゾーン。車椅子のままで、遠州灘を望めます。

白須賀宿は東海道五十三次の32番目の宿。その場所はこの道の駅よりも、やや内陸よりの高台にあります。宿場開設当初は、この道の駅に近い、海岸よりにあったそうですが、1707年に津波の被害にあい、高台に移転された歴史があるそうです。

いざ津波発生となった場合、この道の駅は津波に襲われる可能性が高いということです。ここにいて強い揺れを感じたら、すぐに高台に避難しましょう。

この道の駅から東に向かう国道のバイパスは快適の一言。快適な海沿い、湖沿いのドライブが楽しめます。

ハイライトは浜名大橋

ハイライトは浜名大橋。浜名湖と遠州灘の絶景を楽しめる、日本有数のドライブスポットです。このドライブコースの拠点になるのがこの「道の駅 潮見坂」。出発地に到着地に、ルートに合せて利用してください。

うなぎパイの春華堂が開設した浜松市浜北区の「nicoe(ニコエ)」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2015年8月の取材に基づいています)