三浦半島 葉山公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

昭和32年に開園した「神奈川県立葉山公園」。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

葉山公園は、葉山御用邸に隣接した立地。車椅子利用者は車でのアクセスが便利です。公園専用の駐車場があり、身障者用駐車区画があります。土日祝日と夏場は有料になりますが、各種障害者手帳の提示で駐車料金が無料に減免されます。

葉山公園駐車場へは国道134から横道に入ります。この横道が狭い。曲がって対向車が来るとどうにもなりません。慎重に、かつ大胆に、駐車場を目指します。

葉山公園バリアフリー情報

それほど広い公園ではありません。駐車場から歩道を進むと、子供用の遊具がある広場があります。更に進むと、歩道は上り坂になり、海が見える芝生広場にでます。歩道は舗装路で上り坂も緩やかなので、車椅子での移動は可能です。

葉山公園バリアフリー情報

公衆トイレは駐車場の近くにあり、バリアフリートイレがあります。公園の公衆トイレですが、通常の利用に問題はありません。トイレットペーパーが切れている可能性があるので、ご準備ください。

葉山公園バリアフリー情報

公園の芝生広場では、バトミントンなどの軽いスポーツ系の遊びは違和感なく出来ます。

相模湾を眺めながら、歩道を芝生広場の先に進みます。

パーゴラのある広場、休憩所などがあり、その周囲はクロマツ林。眼下の海岸は「大浜海岸」。夏場は海水浴場になります。公園から海岸に降りる道は段差があります。

葉山公園バリアフリー情報

ところどころにベンチなどの休憩設備があり、ゆっくりと海を眺められます。海岸沿いはハマナス園で、開花の季節は綺麗に咲き乱れます。

海に富士山が浮かぶ、これぞ葉山といった風景を車椅子で楽しめます。西向きの海岸なので、特に夕陽が美しい。天気に恵まれれば、海に落ちる夕陽が見られます。

葉山公園バリアフリー情報

この地は御用邸の馬場でした。葉山御用邸側には「馬場橋」の跡、長者ヶ崎側には「御物見台」の跡があります。「大浜海岸」へ下りる階段も、御用邸時代に造られたものということです。

葉山公園バリアフリー情報

公園にはレストランや売店などはありません。お弁当、お菓子などを葉山公園でいただく場合、トンビが食べ物を狙うので注意してください。羽を広げると1m近くになるトンビが襲ってきます。こちらが上空を見上げて警戒していると、攻撃をしてきませんので油断なく。

神奈川県立葉山公園は、車椅子で葉山の景観を楽しむことが出来る公園です。

葉山コロッケで有名な「旭屋牛肉店」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2017年12月の取材に基づいています)

葉山しおさい公園 葉山しおさい博物館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

神奈川県葉山町の葉山御用邸付属邸跡地に開設された「葉山しおさい公園」と「葉山しおさい博物館」のバリアフリー状況を紹介します。

葉山しおさい公園は、葉山御用邸から北側に100mほどの場所にあります。車椅子利用者は、車でのアクセスが便利です。前庭に20台収容の駐車場があります。公園入口は車両の通行が出来ない雰囲気ですが、一般車両が進入できます。

葉山しおさい公園は有料の公園ですが、入園料の障がい者減免制度があり、障害者手帳等の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。公園内にある「葉山しおさい博物館」は、公園入園料で観覧できます。

葉山しおさい博物館

車で公園に入場すると、すぐ左手に公園の入園料金を支払う窓口があります。可能であれば、車を駐車する前に入園手続きをおこなってください。その後、奥の駐車スペースへ車を進め停めてください。

葉山しおさい博物館

公園は日本庭園仕様です。全体的に未舗装で、砂利路面の歩道があります。デコボコが激しいところ、段差のところ、急坂のところがあるため、普通の車椅子ユーザーは、公園内の広範な移動は困難です。車椅子では無理のない範囲の散策になります。

車椅子での散策は困難ですが、皇室の伝統を誇る見事な日本庭園です。葉山一色海岸に面した風光明媚なお庭。無理をしてデコボコ路を通行できる人は、一色海岸沿いまで車椅子でなんとか行けます。

葉山しおさい博物館

次に博物館のバリアフリー状況を紹介します。駐車場から葉山しおさい博物館入口までは砂利道で、車椅子での移動には少々気合が必要です。旧付属邸の御車寄せを移築した玄関から博物館内へ入ります。

葉山しおさい博物館

博物館は1FとB1の2フロア構造で、エレベーターがあります。

葉山しおさい博物館

1Fにバリアフリートイレがあります。やや狭い個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

葉山しおさい博物館

館内はバリアフリーです。1Fに屋内から日本庭園を眺める休憩コーナーがあり、車椅子で利用できます。

葉山しおさい博物館

博物館は、昭和天皇による海洋生物ご研究成果の展示が中心です。昭和天皇の真実の御姿が伝わる資料が公開されていますが、この博物館の展示をみても、昭和天皇のお人柄や研究の専門性の高さが解ります。

葉山しおさい博物館

B1展示室の平台ケース内の展示物は、車椅子から見難い展示です。ここ以外は車椅子から観覧できる展示です。

葉山しおさい博物館

相模湾の自然、生態系を紹介する展示もあります。

葉山しおさい博物館

この地で大正天皇が崩御され、昭和天皇は皇位を継承されました。日本庭園内の建物は、すべて御用邸時代に造られたものです。

時間を気にしながら見る施設ではありません。例えば、午後のひとときをゆっくりと過ごす、葉山しおさい公園と博物館は、そんな時間がふさわしい場所です。

葉山しおさい博物館

葉山しおさい公園は、大正天皇時代からの庭園なので、車椅子での散策は限界がありますが、葉山しおさい博物館内は車椅子で観覧できます。

車椅子で葉山の景観を楽しむことが出来る公園「葉山公園」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2022年12月に加筆しました)

三浦半島 荒崎公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

三浦半島の西岸、相模湾沿いの荒崎海岸一帯は、「荒崎公園」として整備され、限界はありますが車椅子で荒々しい磯の景観を見ることができます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

アクセスは車が便利です。国道134号線の荒崎入口から海沿いの道に入るのが一般的なルートで、その突き当りに荒崎公園の駐車場があります。

駐車場は、オフシーズンの平日は無料ですが、週末や夏休みシーズンは有料になります。障がい者減免制度があるので、駐車場入口のスタッフに障害者手帳等を提示してください。駐車料金が無料に減免されます。

荒崎公園バリアフリー情報

駐車場には身障者用駐車区画があります。磯の方面に行く遊歩道は、駐車場右手奥から始まるので、その近くに駐車すると便利です。

荒崎公園バリアフリー情報

駐車場の近くに公衆トイレがありますが、バリアフリートイレはありません。

荒崎公園バリアフリー情報

公園内メインの遊歩道は、アップダウンはありますが、一般的な車椅子利用者なら通行可能な舗装路です。

荒崎公園バリアフリー情報

荒崎公園内には「夕日の丘」「ピクニックの丘」「潮風の丘」が整備されています。

荒崎公園バリアフリー情報

それぞれ美しい眺望や自然が楽しめますが、丘へのルートは傾斜が強く、未舗装路もあり、車椅子には不向きです。

荒崎公園バリアフリー情報

メインの遊歩道を進むと、「どんどんびき」という細長い入江が右手に見えてきます。波が打ち寄せて、どんどん引いていく様子が語源ということ。

荒崎公園バリアフリー情報

その手前の入り江は、健脚の方なら磯遊びが楽しめます。車椅子利用者は、無理のない範囲で、入江の鑑賞を楽しみます。

荒崎公園バリアフリー情報

その先には「憩いの広場」があり、ベンチやテーブルが設置されています。広場はデコボコが激しい未舗装路面なので、車椅子での移動は快適ではありません。そのまま横を通過して、磯を目指すことをお薦めします。

荒崎公園バリアフリー情報

更に進むと、相模湾に突き出た荒崎、つまり海岸線にでます。静かな相模湾ですが、凪の時でもそれなりの波が打ち付けます。時化の時は更に迫力があります。あまりに激しい時化の時は、危険なので近づかないようにしてください。

荒崎公園バリアフリー情報

海の方を眺めると、迫力のある打ち寄せる波の姿ですが、陸の方に目を向けると、長い年月、波に打たれた奇岩や洞窟などをみることができます。迫力のある光景を車椅子から観ることができる、希少なスポットです。

荒崎公園バリアフリー情報

この遊歩道の先は、海岸線を貫くトレッキングルートとして人気ですが、車椅子ではここまでです。遊歩道の終点、柵の内側から荒崎の景観を楽しみます。

荒崎公園は、遊歩道のアップダウンをクリアできれば、車椅子から荒磯の光景を観ることが出来る公園です。

横須賀市営公園「長井海の手公園ソレイユの丘」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2018年10月に執筆しました)