茨城工場直営 日本ハム下館工房 バリアフリー情報

茨城県筑西市の「日本ハム下館工房」は、日本ハムのハム・ソーセージ製品の3割を生産している「茨城工場」の敷地に2002年に開業した施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

下館工房は、ソーセージ作りが出来る工房と、売店、レストランの構成です。来館者用の無料駐車場があります。工房は独立棟の平屋構造で、駐車場から店内まで段差はなく、車椅子で移動ができる施設です。

今回取材時した時点では、バリアフリートイレはありません。一般的な洋式トイレだけです。

専属のマイスターが指導するソーセージ作りは予約制。一人500円+材料費肉1kg千円という料金設定です。主要時間は製造に1.5時間、加工に1時間で合計2~3時間コース。車椅子での参加も可能ということですが、食品製造ですから衛生管理は重要。消毒、エプロンや衛生帽子の着用など、その方の障がいの状況に応じてご照会下さい。また、3時間コースでバリアフリートイレがないことも、考慮に入れて下さい。

売店コーナーの冷蔵ショーケースに「下館工房」ブランドのハム、ソーセージ、ベーコンなどが並びます。ここだけのオリジナル商品です。いずれも高級品で、お値段もそれなり。豊富に試食が用意されていました。工場直営の売店ですがアウトレット品はありませんでした。

商品別のお薦め調理方法やいただき方がかかれたレシピがあります。例えば「アイスパイン」は「食べやすい大きさに切ってゼラチンと一緒に。また梅肉に付けると美味しい。」そうです。

レストランコーナーは可動式のテーブルの椅子席なので、車椅子での利用は可能です。メニューはサンドイッチ。売店コーナーで販売している「下館工房」ブランドのハム、ソーセージ、ベーコンを使った、かなりボリュームのあるサンドイッチです。具材が足りないと、冷蔵ショーケースから商品をもってきて、開封して使います。ランチセットは、各種のサンドイッチに、ソーセージ2本、サラダ、ドリンク付き。普通の人は、満腹になるボリュームです。

工場では約1,000人の社員が働いているそうです。取材した時点では、茨城工場は日本ハムで最新かつ最大規模の工場です。フラット構造の施設ですが、バリアフリートイレがないことに注意してください。

筑西市の農産物直売所「ファーマーズマーケットきらいち筑西店」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2017年5月の取材に基づいています)

南房総バリアフリー地魚食堂 漁協直営「浜の台所おさかな倶楽部」車椅子利用ガイド

千葉県南房総市富浦町の「浜の台所おさかな倶楽部」は、車椅子で食事が楽しめるレストランです。現地のバリアフリー状況を紹介します。

漁協直営「浜の台所おさかな倶楽部」

岩井富浦漁協の直営店で店舗は富浦漁港にあります。2014年に新築移転したバリアフリー店舗です。

漁協直営「浜の台所おさかな倶楽部」

営業はランチタイム。11時から15時までの営業ですが「売切れ次第終了」になります。開店前から行列ができることが多い食堂です。

漁協直営「浜の台所おさかな倶楽部」

種類、大きさなどの問題で、美味しいけれども市場では高く売れない魚を上手に料理して、安く美味しく提供します。

漁協直営「浜の台所おさかな倶楽部」

富浦駅からは徒歩25分の案内。車でのアクセスが便利な場所です。お店の前が広い駐車場になっています。この駐車場は未舗装路面で、車椅子での移動がつらい砂利面の箇所が多々あります。店舗の裏側入口へつながるスロープ路がありますが、出入口は締切られて利用できません。

漁協直営「浜の台所おさかな倶楽部」

店舗正面は未舗装路面から舗装面に上る箇所が小さな段差になりますが、舗装路面から店内へは段差なく移動できます。

漁協直営「浜の台所おさかな倶楽部」

店内入口からは店内はバリアフリーなお店です。床面はフラットで店内通路は車椅子で通行可能な幅があります。店内に広くて綺麗なバリアフリートイレが1つ用意されています。

本来の席数は、掘りコタツ式の座席が24席、車椅子で利用できる可動式のテーブル席が48席です。2020年7月現在、コロナ対策で席数は減少されています。

週末は開店1時間前の10時ごろからお客さんが並び始めるという評判です。開店後は店舗に入った場所に記名帖があり、氏名と人数を記入する方式です。スタッフに車椅子利用のためテーブル席を希望すると、配慮していただけました。取材した時間帯の印象では、お料理のでるスピードが速く、その分お客さんの回転が早いお店です。

店内に掲示されたメニューがどんどん売り切れになります。オーダーが入ると、厨房からは「あと一食」「終わり」と大きな声が続々とあがり、店内スタッフが「○○は終わりました」と大きな声を出して、「売り切れ」の札を掲示されているメニューの上に貼りつけます。人気の「まんぷく定食」は、おまかせで、焼き、揚げ、刺身がのり、ご飯の大盛りは無料です。

駐車場が車椅子で移動しにくいタイプの未舗装路面ですが、「浜の台所おさかな倶楽部」の店内はバリアフリー仕様です。

(本稿は2020年7月に加筆修正しました)

鋸南町の保田漁港にある人気の食事処「保田漁協直営食堂ばんや」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

勝沼 ぶどうの丘 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

山梨県甲州市の「ぶどうの丘」は、レストラン、日帰り温泉、ワインカーブなどがある観光施設です。古い設備の施設が多いため、車椅子での利用には制約があります。現地のバリアフリー状況を紹介します。

「ぶどうの丘」は「勝沼ぶどう郷駅」に近い小高い丘の上にある施設です。急坂を上るので車椅子では車の利用が便利です。官営の観光施設で、現在では甲州市が管理しています。

1975年に展望レストランがある主棟で営業を開始。その後複数の施設が丘の上に増築されました。現在では、ワインカーブ、ホテル、日帰り温泉、バーベキューガーデン、イベントホール、美術館、RVパーク、売店などが営業しています。

施設の全体概要

2014年に見晴らし台が「恋人の聖地」に認定されました。売店では、永遠の愛を誓う「鍵」が販売されています。記念碑があり、その横には「鍵」をつけるバーを設置。山の上からの眺望を楽しめる「恋人の聖地」です。

勝沼ぶどうの丘

ここは記念撮影スポット。多くの方が写真を撮って楽しんでいます。場所は未舗装の宿泊者専用駐車場の近く。この砂利駐車場からはアップダウンがほとんどない路面を通り、車椅子で「恋人の聖地」に行くことができます。

駐車場のバリアフリー状況です。丘の上に施設が点在します。無料駐車場は丘の中腹の傾斜地などに4か所。他に美術館の前とバーベキューガーデンの近くに用意されています。障がい者は「宿泊者専用駐車場」の利用が案内されています。

2017年の取材時の状況では、「宿泊者専用駐車場」に身障者用駐車区画の設定は無く、すべての駐車区画が未舗装の砂利路面で、一部は傾斜地の区画になっています。

「宿泊者専用駐車場」から、売店などがある「インフォメーションホール」までは、未舗装の坂道ですが、無理をすれば車椅子で移動可能です。

主棟のバリアフリートイレ利用方法です。2017年の取材時の状況では、バリアフリートイレは「インフォメーションホール」から「和室宴会場」方面に向かった段差の下にあります。段差を回避するには、いったん「インフォメーションホール」から外に出て坂道を下り、「和室宴会場」横の入口から入り直します。

車椅子で利用できる施設を紹介します。「インフォメーションホール」横の売店は車椅子で利用できます。「展望ワインレストラン」へはエレベーターがあります。店内のテーブルと椅子は可動式なので、車椅子で利用できます。

段差などがある主な施設です。「ワインカーブ」は階段を下ります。「和食処」は和室に低いテーブルと椅子が配置されます。日帰り温泉「天空の湯」のエントランスは段差迂回スロープがあります。施設内は車椅子用の特別な施設はありませんが、段差が少ない一般的なバリアフリー仕様です。「美術館」は2F構造で階段のみです。

また「大日影トンネル遊歩道」は、老朽化による危険があるということで、2016年に緊急閉鎖となりました。

勝沼 ぶどうの丘 車椅子からみたバリアフリー情報

2017年に甲州市は「勝沼ぶどうの丘事業戦略」を策定し内容を公表しています。それによると、今後は民間資本を活用し、施設の老朽化対策を進めるということです。

駐車場は未舗装ですが、「ぶどうの丘」の「見晴らし台」や「展望ワインレストラン」は、車椅子で利用することができます。

別稿で勝沼のぶどうの歴史が学べる「ぶどうの国文化館」を紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2019年9月に加筆修正しました)