勝沼 ぶどうの丘 車椅子からみたバリアフリー情報

勝沼 ぶどうの丘 車椅子からみたバリアフリー情報

山梨県甲州市の「ぶどうの丘」は、レストラン、日帰り温泉、ワインカーブなどがある観光施設です。古い設備の施設が多いため、車椅子での利用には制約があります。現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2017年1月の取材で初稿を執筆し、2019年9月に加筆修正しました。

 

○施設の全体概要

「ぶどうの丘」は「勝沼ぶどう郷駅」に近い小高い丘の上にある施設です。急坂を上るので車椅子では車の利用が便利です。

官営の観光施設で、現在では甲州市が管理しています。

1975年に展望レストランがある主棟で営業を開始。その後複数の施設が丘の上に増築されました。

現在では、ワインカーブ、ホテル、日帰り温泉、バーベキューガーデン、イベントホール、美術館、RVパーク、売店などが営業しています。

施設の全体概要

○見晴らし台が「恋人の聖地」に認定

2014年に見晴らし台が「恋人の聖地」に認定されました。売店では、永遠の愛を誓う「鍵」が販売されています。

記念碑があり、その横には「鍵」をつけるバーを設置。山の上からの眺望を楽しめる「恋人の聖地」です。

ここは記念撮影スポット。多くの方が写真を撮って楽しんでいます。

場所は未舗装の宿泊者専用駐車場の近く。この砂利駐車場からはアップダウンがほとんどなく、車椅子で「恋人の聖地」に行くことができます。

見晴らし台が「恋人の聖地」に認定

○駐車場のバリアフリー状況

丘の上に施設が点在します。無料駐車場は丘の中腹の傾斜地などに4か所。他に美術館の前とバーベキューガーデンの近くに用意されています。

障害者は「宿泊者専用駐車場」の利用が案内されています。

2017年の取材時の状況では、「宿泊者専用駐車場」に障害者用駐車区画の設定は無く、すべての駐車区画が未舗装の砂利路面で、一部は傾斜地の区画になっています。

「宿泊者専用駐車場」から、売店などがある「インフォメーションホール」までは、未舗装の坂道ですが、無理をすれば車椅子で移動可能です。

 

○主棟の障害者用トイレ利用方法

2017年の取材時の状況では、障害者用トイレは「インフォメーションホール」から「和室宴会場」方面に向かった段差の下にあります。

段差を回避するには、いったん「インフォメーションホール」から外に出て坂道を下り、「和室宴会場」横の入口から入り直します。

 

○車椅子で利用出来る施設

「インフォメーションホール」横の売店は車椅子で利用できます。

「展望ワインレストラン」へはエレベーターがあります。店内のテーブルと椅子は可動式なので、車椅子での利用は可能です。

 

○段差などがある主な施設

「ワインカーブ」は階段を下ります。

「和食処」は和室に低いテーブルと椅子が配置されます。

日帰り温泉「天空の湯」のエントランスは段差迂回スロープがあります。施設内は車椅子用の特別な施設はありませんが、段差が少ない一般的なバリアフリー仕様です。

「美術館」は2F構造で階段のみです。

また「大日影トンネル遊歩道」は、老朽化による危険があるということで、2016年に緊急閉鎖となりました。

勝沼ぶどうの丘

○事業経営戦略について

2017年に甲州市は「勝沼ぶどうの丘事業戦略」を策定し内容を公表しています。

それによると、今後は民間資本を活用し、施設の老朽化対策を進めるということです。

 

駐車場は未舗装ですが、「ぶどうの丘」の「見晴らし台」や「展望ワインレストラン」は、車椅子で利用することができます。