茨城の産直 やすらぎの里しもつま 車椅子買物ガイド バリアフリー情報

茨城県下妻市の「やすらぎの里しもつま」は、農産物直売所、食事処、広い公園ゾーンなどがある施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

やすらぎの里しもつま

国道294号線沿いにある施設です。市のHPでは「下妻市の南の玄関口」と紹介されています。道の駅ではなく24時間利用はできません。利用時間は7時から22時までです。

3つの駐車場があり合計156台を収容します。一番大きい西駐車場には、屋根無しの身障者用駐車区画が2台分用意されます。

やすらぎの里しもつま

西駐車場に面してJA常総ひかりの「農産物千代川直売所」と、レストラン「パークハウス陽陽」があります。

西駐車場から南駐車場までの一帯が公園部。東駐車場に面してふるさと交流館「リフレこかい」と「農産物加工施設」があります。

駐車場から施設敷地内にかけては、ほとんど段差のないフラットな構造です。

やすらぎの里しもつま

西駐車場の横に公衆トイレがあり、バリアフリートイレがあります。

やすらぎの里しもつま

ウォームレット付き便器とオストメイトが備えられています。

やすらぎの里しもつま

また「農産物千代川直売所」内にもバリアフリートイレがあり、ウォシュレット付き便器が備えられています。

やすらぎの里しもつま

レストラン「パークハウス陽陽」内のトイレは一般用のみ、「リフレこかい」と「農産物加工施設」のトイレは、未確認です。

次に、一般利用できる農産物直売所、レストラン、公園のバリアフリー状況を紹介します。

やすらぎの里しもつま

農産物千代川直売所のバリアフリー状況です。出入口は幅の広いスロープが架けられています。ドアは自動ドアです。

やすらぎの里しもつま

それほど広い店舗ではありません。店内はフラット構造ですが、通路は車椅子での通行がギリギリの幅です。

トイレはレジの奥側にあり、トイレまでの店内通路は一般的な車椅子が通るギリギリの幅です。

やすらぎの里しもつま

パークハウス陽陽のバリアフリー状況です。茨城県特産のローズポーク料理が看板メニューの一軒屋レストランです。出入口は少し傾斜がつよいラフなスロープ。ドアは自動ドアです。

やすらぎの里しもつま

店内はフラットで、通路幅は余裕があります。約半数の席は可動式のテーブル席、約半数は固定椅子のテーブル席です。席を選べれば車椅子での利用は可能です。現地の看板では10:30から21:00までの営業となっています。

茨城県特産のローズポーク料理が看板メニューの一軒屋レストランです。

公園ゾーンのバリアフリー状況です。わんぱく広場、芝生広場、花のエリアがあり、合計で200mにもなる「フジの回廊」があります。

散策路はほぼフラットな舗装路で車椅子での利用は可能です。開花の季節には、藤の花と芝桜が美しく咲く公園です。

やすらぎの里しもつま

「やすらぎの里しもつま」は、車椅子で利用できるショップとレストラン、そして広い公園スペースがある施設です。

戦国時代の館をイメージした建物の「下妻市ふるさと博物館」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2021年12月に加筆しました)

手賀沼親水広場・水の館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

千葉県我孫子市にある「手賀沼親水広場・水の館」は、ジャブジャブ池がある屋外広場と、手賀沼の自然を紹介する展示コーナー、農産物直売所、食事処、プラネタリウム、展望室などがある4F構造の水の館で構成される施設です。2017年6月にリニューアルオープン。車椅子で利用できる複合施設になりました。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

手賀大橋の北側、手賀沼の中央部にあります。隣接して「我孫子市鳥の博物館」があり、バス利用の場合は「鳥の博物館」下車徒歩1分の案内です。

広い無料駐車場があります。第一駐車場が約190台、鳥の博物館側の第二駐車場が70台を収容します。下の写真は、展望室からみた第二駐車場と鳥の博物館方面の眺望です。

手賀沼親水広場・水の館

身障者用駐車スペースは、水の館前に1台分用意されています。

手賀沼親水広場・水の館

第一駐車場から水の館へは、正面入口の両脇にある段差回避スロープを利用します。

手賀沼親水広場・水の館

傾斜は緩やかで、車椅子で問題なく移動できるスロープです。

手賀沼親水広場・水の館

ここから館内に入ると、農産物直売所「あびこん」の店内に入ります。出入口はフラットでスペースに余裕がある自動ドアです。他に建物の横にも出入口があります。

手賀沼親水広場・水の館

各フロアの概要です。

1Fは農産物直売所、食事処、手賀沼の環境情報センター「手賀沼ステーション」。

2Fは手賀沼の歴史文化の学習施設「手賀沼学習コーナー」。

3Fはプラネタリウムと会議室。

4Fは展望室です。

手賀沼親水広場・水の館

農産物直売所「あびこん」の店内通路は、車椅子が移動できる幅が確保されています。地元農家の新鮮野菜などが並ぶ中規模な農産物直売所です。

1F内に段差があります。「あびこん」が高い位置、その他の施設は低い位置にあり、フロア内に段差回避スロープが用意されています。

手賀沼親水広場・水の館

食事処は「米舞亭」。段差のない構造で可動式のテーブル席です。食券制のセルフサービスに対応できれば、車椅子で利用できます。

手賀沼親水広場・水の館

「手賀沼ステーション」は観覧無料の施設。手賀沼に暮らす鳥や魚、植物といった生き物についての展示があるバリアフリー施設です。

手賀沼親水広場・水の館

1Fにバリアフリートイレがあります。

手賀沼親水広場・水の館

一般的なサイズの個室でウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。

手賀沼親水広場・水の館

水の館のエレベーターは1基。健常者は階段の利用が推奨されています。

手賀沼親水広場・水の館

2Fの「手賀沼学習コーナー」は、壁面を活用した展示。車椅子椅子で問題なく観覧できます。反対側の窓からは、手賀沼を眺めることができる構造です。

手賀沼親水広場・水の館

タッチパネルで操作する「手賀沼水中散歩」、土器の展示などがある無料の施設です。

手賀沼親水広場・水の館

3Fプラネタリウムはリニューアルで新投影機を導入。有料で100円ですが、障害者手帳の提示で減免措置があります。今回取材時は利用しませんでしたが、車椅子観覧は可能ということです。

円棟の上部が展望室です。

手賀沼親水広場・水の館

円形の展望室内は、フラットな床面で一周できます。

手賀沼親水広場・水の館

展望ガラスは、車椅子目線でギリギリ楽しめる高さです。

手賀沼親水広場・水の館

今回取材時は盛夏。真夏の手賀沼の風景を楽しみました。

手賀沼親水広場・水の館

手賀沼は環境省の調査で、昭和49年から27年間、日本一汚濁した湖沼と認定されました。現在では水質改善の努力により、生態系が復活。「手賀沼親水広場・水の館」は、「水に親しむ機会を通して手賀沼の水環境保全の大切さを皆さんに感じていただくことを目的とした施設」と案内されています。

(本稿は2021年8月に書き直しました)

手賀沼の畔にある「道の駅しょうなん」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

いっちょう東松山店 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

北関東から埼玉エリアを中心に店舗を展開する、居酒屋&レストランチェーン「いっちょう」。高級料亭風の外観デザインと、個室を並べた店内レイアウト、そしてタブレットによる席からのセルフオーダーシステムが特徴です。

2016年10月に、旗艦店舗の一つ「東松山店」のバリアフリー状況を調査しました。郊外型グルメ店とは、一味違う店舗設計です。

まず驚くのが敷地の広さ。駐車場は広大で、200台くらい収容できます。店舗エントランスの近くに、屋根無しの身障者用駐車区画が用意されています。駐車場からアプローチの入口まではフラットな舗装面で、車椅子の移動に問題はありません。

店舗は巨大です。高級料亭風の塀に囲まれていて、その中央部に門をくぐるようなイメージのアプローチの入口があります。正面からみて、左側の棟が小グループ向けの個室棟。右側の棟が宴会向けの個室棟です。

入口をくぐった先に、10mほどの和風アプローチがあります。このアプローチが、石畳み風のデコボコした路面です。慎重にゆっくり通過すれば車椅子で通行は可能です。杖を使う方も慎重に進んで下さい。

アプローチの先に建物への出入口があります。手動のドアを二度通る設計です。車椅子ではドアを開ける介助者が必要な構造です。このアプローチとドアが車椅子利用上の問題です。店内はフラット構造で、バリアフリートイレがあります。

すべてが個室タイプの席です。受付マシンに人数を入力し、「座敷」か「テーブル」を選択します。車椅子目線で区分けすると、「座敷で掘りごたつのタイプ」「テーブルで固定椅子のタイプ」「テーブルで稼働式の椅子タイプ」、以上の3タイプの席があり、車椅子をみるとテーブルで稼働式の椅子席に案内していただけました。

席に案内される途中に、飲み物のセルフサービスコーナーの説明を受けました。席につくと「初めてのご利用ですか」と聞かれ、オーダー方法、会計方法の説明を受けました。オーダーは全て座席に置かれているタブレット端末から行います。

席に置かれているメニューには、お料理ごとに番号がついています。その番号をタブレットに入力し、オーダー数を入力します。ランチタイムでもこの方式です。ランチメニューを番号で入力します。お料理メニュー以外も、ありそうな要望は番号がついていてタブレットで注文できます。例えば「老眼鏡」は○○○番。取り皿の追加、子供用のプレートセットなど、番号でオーダーできます。

個室での省人化を目指したITです。帰りの際は、席札をもって会計へ進みます。タブレットで会計金額や割り勘金額などが確認できます。

今どき珍しいのは、全席喫煙可。全席個室なので、お客様責任での喫煙ということです。席には灰皿がセットされています。紫煙が嫌いで匂いに敏感な方は、この点はマイナスです。

個室から見える中庭も凝った造りで高級料亭風。上手に雰囲気を演出しています。巨大店舗と独自ITが、特徴的で面白いチェーン店です。

(本稿は2016年10月の取材に基づいています)