茨城県下妻市にある小貝川沿いに広がる公園です。上流ゾーンは未舗装の自然散策路がある「オオムラサキの森」。中流ゾーンはガイダンス施設「ネイチャーセンター」と運動場やバーベキュー場。下流ゾーンはポピーなどが咲く花畑があります。
車椅子でバリアフリーに利用できるのは、オオムラサキの形をしたネイチャーセンターです。ネイチャーセンターを中心にバリアフリー状況を紹介します。
アクセスは車が便利です。各ゾーンに無料駐車場があります。ネイチャーセンターに近い中流ゾーンの駐車場には、身障者用駐車スペースが用意されています。
駐車場からスロープを上がりネイチャーセンターへ向かいます。
スロープの傾斜はきつくはありません。元気な車椅子利用者や介助者であれば、問題なく通行できます。
スロープを上がった先に、小貝川方面へ下りるスロープがあります。このスロープを下りた先は、下流ゾーンの花畑です。
そのまま進むとネイチャーセンターが見えてきます。屋根はオオムラサキの羽を模したデザイン、壁面は幼虫が描かれています。
反対側の壁面にも幼虫がいます。
ネイチャーセンターの出入口は段差のない自動ドア。入館無料の施設です。
館内の男女別トイレの中に、バリアフリートイレがあります。
男女別トイレの中の個室の1つがバリアフリートイレ。異性介護では利用が難しいトイレです。
個室のサイズはバリアフリートイレとしては小さめで、ウォシュレット付き便器が備えられています。
エントランスホールの天井は、虫や鳥で装飾されています。
天井の上は小貝川方面を眺望する展望デッキになっていますが、エレベーターはなく外階段で上がります。車椅子では展望デッキは利用できません。
館内には「ネイチャーギャラリー」が2室あります。
ギャラリー1は「ちょーミニミニ水族館」です。
数多くの小さな水槽が展示されています。
ギャラリー2の入口まで水槽が並びます。
水槽の後ろの壁には、大きなオオムラサキがとまっています。
ギャラリー2は「ちょー」の付かない「ミニミニ水族館」です。
国蝶オオムラサキを中心にした蝶々の展示コーナー。
日本各地にオオムラサキは棲息しています。
少し大きな水槽に淡水魚が泳ぎます。
大型淡水魚が展示される水槽です。
水槽横の岩に穴があります。
穴の中にはタヌキがいました。
オオムラサキが羽化するバーチャル展示「デルビジョン」があります。さなぎの状態のオオムラサキ。
オオムラサキの幼虫が脱皮しています。
成蝶になりました。この他に魚のバーチャル展示「マジックビジョン」があります。
展示は子ども向きですが、大人が観ても楽しめます。小貝川ふれあい公園のネイチャーセンターはバリアフリー施設、車椅子で利用できます。
下妻市にある総面積80haの「砂沼広域公園」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2021年12月に執筆しました)