千葉県柏市の手賀沼の畔にある道の駅です。「しょうなん」は漢字表記では「沼南」。手賀沼の南側にあります。
開業は2001年。2021年12月に臨時駐車場であった隣接地に、巨大な新施設「てんと」がオープンしました。直売所と「ちゃのごカフェ」、インフォメーション、屋内トイレ、ロビーなどがあります。従来からあった施設棟は2022年4月にレストラン棟「つばさ」としてリニューアルオープンしました。
「てんと」の開業にあわせて、駐車場が大幅に拡張されました。P3、P4が新設され身障者用駐車スペースは「てんと」の前のP3に2台分新規に設定されています。
従来からあるP1とP2駐車場も利用できます。P1駐車場の2台分の身障者用駐車スペースは屋根付きです。ただし屋根は駐車区画の上だけです。
P1の隣にある24時間トイレ棟は変わらず利用できます。
レストラン棟「つばさ」から紹介します。綺麗に改装されてテラス席があるレストラン、ベーカリーなどが営業しています。
シンボルのカヌーは変わらずに展示されています。
レストラン棟「つばさ」の入口、元は直売所だった場所は改修されて「木村ピーナッツ店」が営業しています。イートインコーナーがあるお店で、車椅子で利用できます。
「てんと」の前は「大屋根ひろば」。週末はキッチンカーなどが出店します。
大屋根ひろばでは、花卉類の屋外販売が行われていいました。
「てんと」の横には、ベンチが配置される屋外休憩スペースがあります。このエリア一帯、全く段差の無い構造です。
今回の取材は週末。「直売所 地産地消マルシェ」は、コロナ対策で入場制限がかかっていました。
直売所はフラットな構造でスペースに余裕があります。店内の通路幅はとても余裕がある設定で、車椅子で問題なく買い物ができます。これほど通路に余裕がある直売所は他にないと思います。
「てんと」には、インフォメーションなどがあるエリアに入る、別の出入口があります。
「ちゃのごカフェ」とロビーも、スペースに余裕があります。可動式のテーブル席は車椅子で利用できます。
大屋根の内側、ロビーの天井はデザイン建築です。
ロビーから隣接する「芝生ひろば」と手賀沼が観えます。現在「芝生ひろば」は養生中で立ち入りできません。
「てんと」内にバリアフリートイレがあります。一般トイレの出入口にあるので、出入りするときに一般トイレ利用者と導線が交差してしまう構造です。譲りあって利用してください。また今回取材時は女性用トイレが混雑していたので、観察していると、かなりの頻度で女性の健常者がバリアフリートイレを利用していました。
スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。
「てんと」に先立ち、独立棟の新しい食堂「野菜レストランSHONAN」が開業しています。
段差回避スロープ路は正面からみて右側にあります。
店内はフラットな構造で可動式のテーブル席があります。下の写真は入口に掲示されている取材時のランチメニューです。
「道の駅しょうなん」は「野菜レストラン」「てんと」と新施設が開業し、レストラン棟「つばさ」がリニューアルオープンしました。
千葉県の道の駅全29か所を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2022年11月に加筆しました)