デザインハブ「日本のグラフィックデザイン2021」バリアフリー情報

毎年恒例の「日本のグラフィックデザイン2021」が、東京ミッドタウン内デザインハブで開催されています。

デザインハブ「日本のグラフィックデザイン2021」

公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会が毎年刊行する「グラフィックデザイン・イン・ジャパン」に掲載された約600点の内、約300点が展示される企画展です。会期は2021年7月16日から9月5日まで。入場は無料です。

デザインハブ「日本のグラフィックデザイン2021」

デザインハブはバリアフリーな展示会場です。中央部にはポスターなど平面的な作品が吊るし展示されています。

デザインハブ「日本のグラフィックデザイン2021」

壁面には展示棚が設けられ、立体的な作品が陳列されます。上部の棚にある作品は、車椅子からは、見上げて鑑賞する位置になります。

デザインハブ「日本のグラフィックデザイン2021」

賞を受賞した作品は、特別な場所に展示されます。

デザインハブ「日本のグラフィックデザイン2021」

グラフィックデザインの現在を知る。商業デザインに興味のある方は、深く楽しめる企画展です。

東京ミッドタウン内デザインハブの詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

 

東京ミッドタウン「ざわつく日本美術」「北斎づくし」「富士山づくし」

2021年夏。東京ミッドタウンで3つの企画展が開催されています。

サントリー美術館で「ざわつく日本美術」。ミッドタウン・ホールが「北斎づくし」。フジフィルムスクエアは「富士山づくし」。車椅子からみた、それぞれの状況を紹介します。

サントリー美術館「ざわつく日本美術」

サントリー美術館らしい工夫された企画です。キャッチコピーは「これは見るを愉しむ展覧会だ」。国宝や重文は数点しか展示されていませんが、提案された見方で古美術を楽しむ企画展です。

サントリー美術館「ざわつく日本美術」

会期は2021年7月22日から9月17日まで。日時予約は不要です。観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。

サントリー美術館「ざわつく日本美術」

多くの展示品は車椅子から鑑賞できます。とくに壁掛け展示される大型作品などは問題なく車椅子から鑑賞できます。

サントリー美術館「ざわつく日本美術」

車椅子で鑑賞しにくいのは、平台ケースの中に平面的に置かれる展示品です。

サントリー美術館「ざわつく日本美術」

多くの平台ケースが車椅子目線と同じ高さがあるので、真横から、あるいは見上げて鑑賞することになります。

サントリー美術館「ざわつく日本美術」

ケースの中に沈められるように置かれた展示品は、車椅子からほとんど見えません。

サントリー美術館「ざわつく日本美術」

鏡を利用して作品の裏側を鑑賞する展示品も、車椅子目線では見難い状況です。

サントリー美術館「ざわつく日本美術」

サントリー美術館「ざわつく日本美術」

ケース内に傾斜をつけて展示していただくと、車椅子から作品が見えます。

サントリー美術館「ざわつく日本美術」

このような縦型のケースは、車椅子からとても観覧しやすい展示です。

サントリー美術館「ざわつく日本美術」

美術館そのものはバリアフリー仕様です。ミュージアムショップも車椅子で利用できます。

サントリー美術館「ざわつく日本美術」

サントリー美術館の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

ミッドタウン・ホール「北斎づくし」

先進の印刷技術と映像技術で「北斎漫画」「冨嶽三十六景」「富嶽百景」の全頁、全点、全図を展示する大型の企画展です。会期は2021年7月22日から9月17日まで。有料イベントで日時予約制ですが、観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名は予約不要で無料入場できます。ただし会場の混雑状況により、入場できない場合もあります。

ミッドタウン・ホール「北斎づくし」

高い天井を利用して、大きく印刷された北斎作品が吊り下げられています。もちろん車椅子から見上げて鑑賞できます。

ミッドタウン・ホール「北斎づくし」

「北斎漫画」と「富嶽百景」の展示の中心はケース内展示です。今回取材時、会場はかなりの混雑状況。車椅子で展示ケースに近づくのに苦労しました。また下部に空間がないケースは、車椅子を横向きにして鑑賞することになります。ケースの高さは車椅子目線でなんとか見える位置。見やすいとまでは言えませんが、近づいて横向きから鑑賞することはできます。

ミッドタウン・ホール「北斎づくし」

大判錦絵の「冨嶽三十六景」は車椅子で鑑賞しやすい壁掛け展示です。

デジタル北斎は見やすい場所さえ確保できれば、車椅子から鑑賞できます。

ミッドタウン・ホール「北斎づくし」

展示の最後にグッズコーナーがあります。レアな企画品があると大人気。今回取材時は大混雑で、車椅子で通り抜けるだけで苦戦しました。
ミッドタウン・ホールそのものはバリアフリーですが、今までにない大型の企画展、会期末にむけて人気が高まることが予想されます。車椅子ではなるべく混雑を避けて観覧することをお薦めします。

ミッドタウン・ホール「北斎づくし」

フジフィルムスクエア「富士山づくし」

北斎の冨嶽三十六景の展示もありますが、展示の中心は岡田紅陽、白籏史郎、竹内敏信、大山行男、4人のカメラマンによる富士山の写真です。会期は2021年7月21日から8月19日まで。入館無料の企画展です。

ミッドタウン・ホール「北斎づくし」

「富士山づくし」は、大型のパネルが壁掛け展示されています。展示場はフラットでスペースに余裕がある配置。車椅子で問題なく富士山を楽しめる企画展です。

ミッドタウン・ホール「北斎づくし」

東京ミッドタウン全体はバリアフリー仕様で、車椅子で利用しやすい施設です。2021年夏、いままでにない連動企画が開催されています。

フジフィルムスクエアの詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

(本稿は2021年7月に執筆しました)

デザインハブ「東日本大震災とグッドデザイン賞」バリアフリー観覧情報

東京都港区六本木の東京ミッドタウン・デザインハブ第91回企画展「東日本大震災とグッドデザイン賞 復興と新しい生活のためのデザイン展」は、2011年度から2020年度の10年間に、東北6県と茨城県からグッドデザイン賞を受賞した521件を紹介する展示会です。会期は緊急事態宣言のため変更され、前期が2021年5月18日から6月8日、後期が6月12日から7月5日までです。

デザインハブ「東日本大震災とグッドデザイン賞」

東京ミッドタウン及びデザインハブはバリアフリー施設。車椅子での企画展観覧に大きな問題はありません。全521件は壁面を利用して展示紹介されます。数が多いので丁寧に見ると時間がかかります。

デザインハブ「東日本大震災とグッドデザイン賞」

受賞作品のなかでベスト100以上になったデザインは、前後期に分けて中央部のワゴンなどに詳しく展示されます。これだけでも50点以上あるボリュームです。

デザインハブ「東日本大震災とグッドデザイン賞」

下は復興支援施設の模型です。新しい生活のための提案がデザインされています。

デザインハブ「東日本大震災とグッドデザイン賞」

左側はベランダなどに設置して緊急時に階下に避難するための昇降機。右側はペットボトルで水を流せる災害用トイレです。

デザインハブ「東日本大震災とグッドデザイン賞」

これは歩行困難でも多少は足を動かせる人のための、ペダル付き車椅子です。片手は動く人のために、手動のハンドルとブレーキが装着されています。左下のタブレットで、実際に障がいのある人が利用している映像が紹介されています。

デザインハブ「東日本大震災とグッドデザイン賞」

あの災害から10年。復興と新しい生活のために創造されたデザインを総括する企画展です。

東京ミッドタウン内デザインハブの詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。