国立新美術館「ボルタンスキー」展 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

クリスチャン・ボルタンスキーの大回顧展に車椅子で行きました。会場のバリアフリー状況を詳しく紹介します。会期は2019年6月12日から9月2日。会場は東京都港区、国立新美術館の企画展示室2E。観覧料は障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。

国立新美術館「ボルタンスキー」展 車椅子からみたバリアフリー情報

国立新美術館は地下鉄乃木坂駅と直結しています。また大江戸線六本木駅からは、東京ミッドタウンを経由して、バリアフリーに整備された歩道を通り来館できます。身体障がいのある人に限り、駐車場の利用も可能です。スタッフの誘導にしたがってください。

国立新美術館の入口は2か所あり、どちらも1Fに入ります。館内各フロアは段差のないフラット構造で車椅子での移動に問題はありません。「ボルタンスキー」展の会場は2Fです。館内中央部にシースルーエレベーターが2基あります。また館内の両サイドの奥にもエレベーターがそれぞれあります。

国立新美術館へのアクセス

バリアフリートイレは館内の各フロアにそれぞれ複数用意されます。また展示会場内にも1つ用意されます。観覧料の減免手続きは、会場入口で障害者手帳を提示する運用です。

国立新美術館の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

館内のバリアフリー状況

約50年にわたるボルタンスキー氏の回顧展です。49作品が展示されます。広い展示室を、やや複雑な動線になるようにパーテーションで仕切られた展示方法です。展示会場内の動線で狭い箇所はありません。観覧の順番もルールはなく、いったりきたりしますが、それでもスペースに余裕があるので、大混雑しない限りは車椅子で困ることはありません。

会場内のバリアフリー概況

サイズ的に大型の作品が多いので、車椅子から鑑賞しやすい展示です。2作品だけ、鑑賞上以下の問題があります。Cat.5の「罠」は、高さがある平面ケースの中の展示で車椅子からの目線では鑑賞できません。Cat.8の「影」は、覗きスペースからみる作品で、車椅子からの目線では、おおよそ上半分しか鑑賞できません。これ以外の作品は車椅子から問題なく鑑賞できます。

作品鑑賞上のバリアフリー状況

会場入口で会場内マップを渡されます。それを見ながら会場を巡り、作品のタイトルや簡単な解説を確認します。会場の一部のエリアは写真撮影ができます。会場内にはその表示はありませんので、マップをみて撮影エリアかを判断します。

写真撮影可のエリアあり

出口の手前が企画展の関連商品コーナーです。比較的通路幅に余裕がある設定で、混雑していなければ車椅子での利用は可能です。

ショップは通路幅に余裕あり

作者本人が会場で手を加えている展示です。「ボルタンスキー」展は、全体として車椅子で鑑賞しやすい企画展です。

日本橋高島屋「沢田教一展」 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

凶弾に撃たれ1970年に殉職したカメラマン「沢田教一展」。日本橋高島屋8Fホールで2017年8月16日から8月28日の開催です。

会場はバリアフリーで、観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。

ベトナム戦争の報道でピュリツァー賞を受賞した沢田氏。会場内は彼の業績を知る世代が多い印象です。

会場はそれほど大きなスペースではありませんが、展示される写真作品は150点超。見ごたえのある展示です。

最初は故郷青森を写した作品からの展示。そしてベトナムでの作品へと展開。ピュリツァー賞を受賞した「安全への逃避」の展示もあります。同僚を必死に介助する米兵。一人悩む米兵。兵の心を写した作品も並びます。

戦火のベトナム市井の人々を撮った写真が、数多く展示されています。爆撃におびえる子ども。小さな兄弟を懸命に守る子ども。そんな中でも笑顔がまぶしい日常の子ども。現地の子どもを写した作品です。

彼は、戦場カメラマンと呼ばれることを嫌ったということ。戦禍や悲劇ではなく、平和や希望を写したかった気持ちがよくわかる展示作品です。

奥様はご存命です。本展では、奥様へのインタビュー内容も会場内に展示。青森への深い郷土愛。現場への熱い想いなどが紹介されます。奥様は、どうしてもベトナムに行くなら一緒に行く、と強く主張したということ。沢田氏の人間性の紹介もある個展です。

ベトナム戦争の時代、カメラの小型化高性能化という技術的な背景もあり、世界中からライカを手にした若きカメラマンが、インドシナへ向かいました。無名であった沢田氏もその一人。彼は有名になりましたが、無名なまま現地で亡くなったカメラマンも相当数いるといわれています。

奥様の回顧録をみると、彼もリスクを背負い家族を悲しませた人でもあることを感じます。34歳最後の取材は、危険な行程を危険な時間帯に強行した、とも言われています。忘れてはならない沢田氏の仕事です。

日本橋高島屋S.C.のバリアフリー状況を別稿で掲載しています。ご参照ください。

東京ミッドタウン「和紙キャンドルガーデン-TOHOKU2018-」バリアフリー情報

東日本大震災から7年。2018年3月10日から3月12日の間ミッドタウンで開催された「和紙キャンドルガーデン-TOHOKU2018-」。芝生広場に東北被災者からのメッセージ入りキャンドルが2500本並びます。またミッドタウンガーデンには数千本の無地の和紙キャンドルを配置します。

被災者のメッセージが書かれたキャンドルが並ぶ芝生広場は出入り自由。芝生なので多少のデコボコはありますが、少し頑張れば車椅子でも芝生内を動くことができます。被災者2500人からのメッセージです。

大学のゼミが企画運営しています。2500人は学生が現地で交流した被災者。キャンドルの和紙は学生が漉いたもの。プロジェクト名は「日本大好きプロジェクト」です。主催は東京ミッドタウン。震災を「伝えつなぐ」イベントです。

好天に恵まれることを祈るイベントです。和紙キャンドルを作る、並べるだけでも大変な作業。そして灯の管理。大勢の学生が着火マンを片手に会場内をパトロール。灯が消えてしまったキャンドルに火をともしています。

イベントの開催時間は17時から21時。4時間、学生の努力でキャンドルの灯は守られます。

東京ミッドタウンはバリアフリー施設です。車椅子でのイベント参加に大きな問題はありません。

東京ミッドタウンの詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。