千葉県道の駅バリアフリー情報~山武・長生・夷隅エリア編~

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~千葉県山武・長生・夷隅エリア編~

「道の駅」は車椅子で利用出来る施設です。しかし現地のバリアフリー状況はそれぞれ。車椅子目線での情報と施設の特徴を紹介します。

なお道の駅の名称をクリックすると、より詳しいバリアフリー情報ページにリンクします。ご参照ください。

本稿は千葉県の山武・長生・夷隅エリア(大網白里市、九十九里町、山武市、芝山町、東金市、横芝光町、一宮町、白子町、長生村、長南町、長柄町、睦沢町、茂原市、いすみ市、大多喜町、御宿町、勝浦市)にある「道の駅」情報です。開業年が新しい順に紹介します。

道の駅みのりの郷東金」(東金市)

2014年から一部は営業していますが、道の駅として全面開業したのは2015年です。農産物直売所と花木売場、レストランで構成されます。コンセプトは「人・もの・情報が行き交う。東金市民のリフレッシュ空間」です。

千葉県「道の駅みのりの郷東金」車椅子利用ガイド バリアフリー情報

身障者用駐車区画は4台分。バリアフリートイレは独立棟トイレに一つ用意されます。施設全般バリアフリーで、車椅子での利用に大きな問題はありません。

千葉県「道の駅みのりの郷東金」車椅子利用ガイド バリアフリー情報

産物直売所は「東金マルシェ」。幅広通路でバリアフリーなショップです。扱い商品は地場産品比率が高く、価格設定も適正です。

例えば千葉名産品の「みそピーナッツ」は、容器の形状、内容量、生産者がいろいろあり、選ぶ楽しみがあります。ピーナッツや野菜類だけでなく、乳製品や鶏卵なども充実しています。

千葉県「道の駅みのりの郷東金」車椅子利用ガイド バリアフリー情報

屋外の花木売場は「緑花木市場」。全域がほぼバリアフリーです。その名通り植木を中心にした植栽、ハウス内のお花、野菜の苗、そして造園用の石や置物などが配置されています。この地は元々、植栽や庭園造営関係の施設だったところです。

千葉県「道の駅みのりの郷東金」車椅子利用ガイド バリアフリー情報

独立棟レストランは「リストランテ とっチーノ」。店内はフラットでスペースの余裕があり、可動式のテーブルと椅子席を配置。車椅子での利用は可能です。地場の野菜を活かしたパスタ料理などがメインメニューです。

千葉県「道の駅みのりの郷東金」車椅子利用ガイド バリアフリー情報

「東金マルシェ」が入るメイン棟の中には、アイスなどのテイクアウトショップと、車椅子で利用できるフリーテーブル席があります。

千葉県「道の駅みのりの郷東金」車椅子利用ガイド バリアフリー情報

道の駅風和里(ふわり)しばやま」(芝山町)

道の駅登録は2011年ですが、供用開始は2008年です。場所は成田空港のすぐ近くで、2014年に同じ経営母体が運営する同名の「空の駅風和里」が、直線距離で3kmの近所にオープンしました。成田周辺の道を走っていると、「空の駅」「道の駅」それぞれの案内板があります。

道の駅風和里しばやま

身障者用駐車区画は2台分。バリアフリートイレは一つ用意されます。施設全域、ほぼ段差の無い構造で、車椅子で利用しやすい施設です。

道の駅風和里しばやま

道の駅風和里しばやま

産直ショップ、喫茶、観光情報センターで構成される施設で、自由に利用できる芝生広場が整備されています。

道の駅風和里しばやま

産直ショップの通路幅は並みで、混雑していなければ車椅子での買い物は可能です。直売所の商品は、芝山町の約300人の会員が生産する地場ものが中心です。

道の駅風和里しばやま

喫茶・軽食コーナーはフラットで可動式のテーブルと椅子を配置。車椅子での利用は可能です。ソフトクリームが人気です。

道の駅風和里しばやま

芝山は「はにわ博物館」まである「はにわ」の町です。「道の駅風和里しばやま」が面している県道62号線は、通称「はにわ道」。九十九里から成田空港までを結び、そのところどころに人間の等身大程度の大きさの「はにわ」が設置されています。

道の駅むつざわ つどいの郷」(睦沢町)

道の駅登録は2004年ですが、供用は2002年。2019年に新築移転し、全く新しい施設に生まれ変わりました。現在の正式な施設名称は「むつざわスマートウェルネスタウン・道の駅・つどいの郷」です。

千葉県の道の駅 むつざわ つどいの郷 バリアフリー情報

メイン棟には、産直ショップ「つどいの市場」、日帰り温泉「むつざわ温泉つどいの湯」、レストラン「トラットリア・ドゥーエ」が入ります。

千葉県の道の駅 むつざわ つどいの郷 

道を隔てた区画は「オリーブの森」で、BBQやドッグランなどアウトドア系の施設があります。

そして住宅街「むつざわスマートウェルネスタウン住宅」があり、隣接してレンタルルーム「つどいのハコ」があります。

千葉県の道の駅 むつざわ つどいの郷 

生まれ変わった「道の駅むつざわ」は、車椅子で利用しやすいバリアフリー施設です。

千葉県の道の駅 むつざわ つどいの郷 

道の駅ながら」(長柄町)

2005年の開業ですが、2018年に産直ショップを増改築しました。

千葉県 道の駅ながら 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

身障者用駐車区画は2台分。独立トイレ棟にバリアフリートイレが1つ用意されます。トイレと産直ショップ、観光情報コーナー、休憩コーナーで構成されます。

千葉県 道の駅ながら 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

シンプルな道の駅ですが、車椅子での産直ショップ利用は可能です。

千葉県 道の駅ながら 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

道の駅オライはすぬま」(山武市)

2005年開業。九十九里海岸から近く、とても人気のある道の駅です。オールシーズン週末は混みあいます。

道の駅オライはすぬま

身障者用駐車区画は4台分を用意。第一駐車場が満車の場合は、隣接する山武市蓮沼支所の駐車場が第二駐車場のように開放されますが、途中のルートに小さな段差があり、車道を横断することになります。

道の駅オライはすぬま

バリアフリートイレは一つ。レストラン棟の奥、物産館の横のトイレ棟内にあります。

道の駅オライはすぬま

レストラン「蓮味」のランチは「いわし丼」などが人気。座敷と可動式のテーブル席があります。

道の駅オライはすぬま

物産館「喜太陽」は地場産の野菜、九十九里特産の海産物などが並ぶ直売所です。空いてれば車椅子での利用は可能ですが、店舗内の通路幅にあまり余裕がないので、混雑時は車椅子での店内回遊に少し苦労します。

道の駅オライはすぬま

道の駅たけゆらの里おおたき」(大多喜町)

道の駅登録は2000年ですが、供用は1999年から。その後改装がおこなわれている施設です。

身障者用駐車区画は2台分。トイレ棟内にバリアフリートイレが2つ用意されています。

道の駅たけゆらの里おおたき

農林産物直売コーナー「とれたて市場」、郷土料理の「たけゆら食堂」、観光センター、休憩所で構成されます。

いずれの施設も車椅子で利用できます。

道の駅たけゆらの里おおたき

千葉県「道の駅」の紹介記事は、別に「千葉県東葛・印旛・京葉・君津エリア編」「千葉県香取・海匝エリア編」「千葉県安房エリア編」を掲載しています。クリックすると別稿が開きますので、ぜひご覧下さい。